Enshrouded(エンシュラウデッド/霧の王国)が落ちるときは、ゲームの更新とSteamのファイル整合性を確認します。マルチだけ反応が遅い場合は回線やホスト側を調べ、セーブが見つからない場合は、Steam Cloudの設定と保存先を確認してからデータの控えを作りましょう。
セーブの保存場所は一つではありません。Cloud有効時はSteamのuserdata内、無効時はWindowsのSaved Games内、専用サーバーのワールドはサーバー側にあります。復元や移行の前に、どのデータを扱うかを確かめましょう。
以下は2026年10月4日時点のWindows・Steam早期アクセス版が対象です。正式版1.0は10月15日発売予定のため、発売前のコンソール版や正式版の操作へはそのまま当てはめないでください。
Enshroudedの不具合は症状と遊んでいる環境から絞る
最初に、ゲームが終了するのか、画面がカクつくのか、操作の結果だけ遅れるのかを見分けます。同じ「重い」「ラグい」でも、調べる場所が変わります。
| 症状 | 最初に確認すること |
|---|---|
| 起動できない・突然ゲームが落ちる | ゲーム更新、Steamの整合性、Windows・GPUドライバ |
| ソロでも画面全体がカクつく | PC動作環境、FPS、グラフィック設定 |
| 映像は動くが採集や敵・仲間の反応が遅れる | 回線、ホストや専用サーバーの負荷 |
| 世界や進行が以前の状態になっている | 接続した世界、Steamアカウント、Cloud設定、保存先 |
FPSは画面を描く速さ、pingは通信の往復にかかる時間の目安です。描画が遅い場合と通信が遅い場合は別々に起こり、両方が重なることもあります。ソロとマルチで同じ場所を比べる、同じサーバーの仲間にも症状を聞く、といった確認は原因を絞る材料になります。
「disk usage」が気になる場合も、Steamの更新中のディスク処理なのか、プレイ中のディスク使用率なのかで状況が違います。発生した時刻、負荷の高いプロセス、ドライブの空き容量を記録しましょう。使用率だけでセーブ破損とは判断できません。
描画のカクつきが中心なら、PC動作環境とFPS・グラフィック設定で、解像度や描画負荷の調整を確認できます。
Enshroudedが落ちる・クラッシュするときの確認順
まずゲームの更新を完了させ、PCを再起動した状態で、同じ操作をすると落ちるか確認します。次にインストールファイルを検証し、WindowsやGPUドライバを見直す順なら、何を変えたときに症状が変わったか追いやすくなります。
Steamでゲームファイルの整合性を確認する
Steam公式サポートは、プレイ中のクラッシュや欠けたテクスチャなどに対して、インストールファイルの整合性検証を案内しています。Enshroudedでは次の順に操作します。
- ゲームを終了し、SteamのライブラリでEnshroudedを右クリックする
- 「プロパティ」を開く
- 「インストール済みファイル」から「ゲームファイルの整合性を確認」を選ぶ
- 検証と必要なダウンロードが終わってから起動し直す
検証中は、別のゲームの検証や負荷の高い処理を重ねないようにします。これはゲーム本体のファイルを調べる手順なので、失われたワールドの進行を戻す操作ではありません。
更新・常駐アプリ・MODを一つずつ確かめる
整合性を確認しても落ちる場合は、WindowsとGPUドライバの更新状況を確かめます。ドライバは使用しているGPUに合うメーカーの配布元を利用してください。
録画や画面表示を補助する常駐アプリ、MODを追加した直後から症状が出たなら、その変更も確認対象です。導入前の状態と一つずつ比べます。MODを外す前にはセーブを保管し、導入元の戻し方を確認しましょう。MODの入れ方と導入時の注意点も、変更内容を追う手掛かりになります。
Keen Gamesは2026年4月29日のPatch #14でワールドの読み込みが終わらない問題などを、5月11日のHotfix #41ではVFXに関わるクラッシュを修正しています。同じ症状を見つけても原因は一つとは限らないため、古い回避策の前に更新状況を確かめましょう。
「crash dump error」と表示された場合は、表示された全文と発生時刻を残してください。表示だけで原因は特定できないため、改善しなければログを添えて公式へ報告します。
マルチがラグい・pingが高いときは接続とホストを確認
マルチだけ採集の結果が遅れたり、移動した位置へ引き戻されたりする場合は、参加者側の回線とホスト側の状態を調べます。画質を下げても通信の往復時間は直接短くならないため、誰に・どのサーバーで起きるかを先に比べましょう。
自分だけか、全員かを比べる
Wi-Fiで遊んでいるなら、有線接続で症状が変わるか試します。Keen Gamesも、Wi-Fiでパケットロスが多い場合の対処として有線接続を案内しています。PCや回線を使う大きなダウンロードも、比較中はいったん止めると条件をそろえやすくなります。
自分だけ遅れるなら自分の接続環境、同じホストの参加者全員が遅れるならホスト側の回線や処理負荷を調べる材料になります。この比較だけで原因が確定するわけではありません。
専用サーバーでは、管理者がCPU・メモリ使用量と参加人数、上り回線の余裕を確認します。2024年1月公開の公式推奨資料は、上りを1人あたり2Mbit/sの目安としています。遅延がなくなる保証値ではありません。
なお、2026年5月6日のHotfix #40では、大きな湖の近くに作った拠点で極端な位置の引き戻しや性能低下が起きる問題が修正されています。特定の拠点でだけ重い場合も、通信設定を変える前に更新状況を確かめましょう。
サーバーが見つからない・接続が切れる場合
通常の協力ホストが一覧に出ない場合は、Steamのフレンド一覧から相手を右クリックし、ゲームへ招待する方法もあります。専用サーバーでは、ゲーム内の検索条件が専用サーバーを表示する設定になっているかも確認します。
一覧が読み込まれない、接続が不安定という症状には、公式が次の操作を案内しています。一つ試すごとに、接続状況が変わるか確認してください。
- Steamの「設定」→「ダウンロード」からダウンロードキャッシュを削除する。実行後はSteamへの再ログインが必要です
- Windowsキー+Rで「cmd」を開き、「ipconfig /flushdns」を実行してDNSのキャッシュを消去する
これらは低FPSを直すための設定ではありません。ホスト側で確認する保存先やポートなどは、専用サーバーの設定とポートを参照してください。
セーブデータの場所はSteam Cloudの設定で変わる
PCのセーブを探す前に、SteamライブラリのEnshroudedで「プロパティ」→「一般」を開き、Steam Cloudが有効かを確認します。確認のためだけにオン・オフを切り替えず、今使っている設定に対応する保存先を開いてください。
Cloud有効・無効・専用サーバーの保存先
| 条件 | 保存先 |
|---|---|
| Steam Cloudが有効 | Steamのインストール先\userdata\自分のSteamユーザーID\1203620\remote |
| Steam Cloudが無効 | %USERPROFILE%\Saved Games\enshrouded |
| 専用サーバーのワールド | サーバー設定のsaveDirectoryで指定した場所。既定値は./savegame |
Steamを標準の場所へ入れている場合、Cloud有効時の先頭部分は「C:\Program Files (x86)\Steam」です。ゲーム本体のインストール先ではなく、Steam自体のフォルダーから探します。複数の数字のフォルダーがある場合は、Steam設定のアカウント欄にある自分のフレンドコードと照合します。
Cloud無効時は、Windowsキー+Rから表のパスを入力すると開けます。%USERPROFILE%は、使用中のWindowsユーザーのフォルダーを表します。
専用サーバーでは「enshrouded_server.json」のsaveDirectoryを確認します。レンタルサービスでは、管理画面のファイル一覧から探す場合もあります。
ワールドとキャラクターは同じ保存主体とは限らない
専用サーバーでは、ワールドの進行をサーバーが、キャラクターの進行を各プレイヤーのPCが保存します。参加者のPCのセーブだけでは、サーバー上の建築や世界の控えにはなりません。
友人がホストしている世界の復旧も、その世界を持つホストへ確認します。
ファイルを変更する前に、保存先全体の控えを作る
通常どおり終了できる場合はゲームを終了し、専用サーバーのファイルを扱うならサーバーも停止します。Cloudを使っている場合は同期状態を確認し、未同期や競合が出ていたら、それ以上プレイを進める前に現在のファイルを保管してください。
対象の保存フォルダーにある全ファイルを、日付と時刻を付けた別フォルダーへコピーします。以前の正常なバックアップがあるなら、それに上書きせず、今回の控えを別に残します。コピー先にもファイルがそろっていることを確かめてから、復元や移行へ進みましょう。
ワールドを復元するときは世代と更新日時を選ぶ
Enshroudedの公式サポートには、残っている過去の世代を選んでワールドを巻き戻す方法があります。進行がその時点へ戻るため、目的の世界と時点を決めてから行います。
世界の名前とファイル名を照合する
ワールドのファイル名には、作成順に割り当てられた英数字が使われます。公式資料では第1世界が「3ad85aea」、第2世界が「3bd85c7d」です。「_info」が付くファイルには、世界名などの情報が含まれます。
2026年4月23日更新の「Save Game Management」では、世界ごとに10世代の保存があり、10分ごと、またはゲーム終了時に古い世代を置き換えると説明されています。番号が大きいものほど新しいとは限らないので、ファイルの更新日時で候補を選びます。
2025年2月更新の専用サーバーFAQには5分という別の記載もあります。「何分待ったから保存済み」と決めつけず、サーバーを止めたうえで実際のファイルと日時を確認してください。
全ファイルを保管してからlatestを変更する
公式の巻き戻しは、その世界の「-index」ファイルにある「latest」を変更する方法です。たとえば第1世界なら「3ad85aea-index」が対象になります。
- 世界名と対応するファイル群を確認し、ゲーム・対象サーバーを終了する
- 前の節の方法で、現在あるセーブファイルをすべて別の場所へコピーする
- 対象世界の各世代の更新日時を調べ、問題が起きる前のファイルが残っているか確認する
- 対象の「-index」をメモ帳などで開き、「latest」だけを復元したい世代の番号に変更して保存する
- ゲームまたはサーバーを起動し、世界名、建築、戻したかった進行を確認する
「latest」に入る番号は0〜9です。たとえば「3ad85aea-3」が存在し、その日時の世界へ戻したいと判断できた場合は、対象のlatestを3にします。数値を適当に選んだり、別世界の-indexを編集したりしないでください。対応するファイルを特定できない場合は、控えを保持したまま公式へ相談します。
Steam Cloudの競合が表示されたら、ここでいったん止まります。今回戻したい版と、Cloud側・PC側の日時を照合できてから選択してください。意図的に古い世界へ戻す場面では、単純に「新しいほうを残す」と目的に合わないことがあります。
問題発生前の世代が上書き済み、どの候補も読み込めない場合は、復元できない可能性があります。控えを残し、ログと保存ファイルを用意して公式へ相談しましょう。
セーブ・ワールドデータを安全に移行するには
PCの買い替えと専用サーバーへの移行では、移すものと手順が違います。両方の現在のセーブを保管し、移行先で目的の世界を開けるまで移行元のデータを残しておきましょう。
同じSteamアカウントで別PCへ移る場合
Steam Cloudを使うなら、元のPCでゲームを終了し、同期が完了してから、新しいPCの同じSteamアカウントでEnshroudedを起動します。新しいPCで進行が古い場合は、そのまま続きを始めず、元のPCに未同期のデータが残っていないか確認します。
同期エラーを無視して起動すると、PC側とCloud側で内容が食い違い、進行を失うおそれがあるとSteamは案内しています。再インストールやリログの前に、最後に正常に遊べた日時と照合し、どのPCに正しい進行があるかを確かめます。
Cloudを使っていなかったローカルセーブを移す場合
Keen Gamesは、Saved GamesにあるローカルセーブをSteam Cloudへ移す手順も公開しています。これは移行先のremote内を入れ替える操作です。移したいローカルセーブが正しいと分かり、移行元・移行先の全ファイルを別に保管してから進めます。
- ゲームを終了し、EnshroudedのSteam Cloudを無効にした状態にする
- 自分のSteamユーザーID配下にある「1203620\remote」の既存ファイルを別の保管先へ退避し、remoteを空にする
- 「%USERPROFILE%\Saved Games\enshrouded」にあるファイルをremoteへコピーする
- EnshroudedのSteam Cloudを有効にする
- 起動時に同期の不一致が表示されたら、コピーした正しいローカル版を使う。公式案内では「retry / use local」とされています
- 目的の世界とキャラクターを確認し、終了後のCloud同期まで確かめる
ここでローカル版を選ぶのは、正しいデータを自分でコピーした直後だからです。一般の同期競合で、毎回ローカルを選べばよいという意味ではありません。想定と違う表示になった場合や、どちらの内容が正しいか分からない場合は、選択せずに止めてください。
Cloud上の自分のファイルを控えたい場合は、Keen Gamesの「Save Game Management」にあるCloud savesの案内から、SteamのEnshrouded用リモートストレージ画面を開いてダウンロードできます。
専用サーバーへ世界を移す場合
専用サーバーへ移す対象はワールドです。自分のPCの保存フォルダー全部をサーバーへ入れるのではなく、目的の世界のファイル群を選びます。キャラクター進行は各プレイヤー側で保持します。
GPORTALは、サーバーを停止し、保存先の既存データを保管してから、ワールドを転送する手順を案内しています。第1世界の「3ad85aea」を同じ名前で移せる場合は、次の順で確認できます。
- 移行元のゲームを終了する。別サーバーから移す場合は、移行元サーバーも停止する
- 移行元の全セーブを保管し、移行先も停止して、既存のsavegame内容を別に保管する
- 移行先の既存ワールドを退避し、移行元の「3ad85aea」で始まる本体・世代・_info・-indexの一式を、ファイル名を保って転送する
- FTPソフトを使う場合は転送方式を「Binary」にし、転送完了を確認する
- 移行先を起動して参加し、目的の世界や建築が読み込まれたか確認する
第2世界以降を移す場合や、移行先が別のファイル名を要求する場合は、この同名コピーの手順だけでは足りません。世代ファイルやメタデータも含めた対応を管理者・提供元へ確認してから進めます。本体だけを「3ad85aea」に改名して、残りを置き去りにしないようにしてください。
他の人のワールドをダウンロードしたい場合
Update 8では「Adventure Sharing」が追加され、メインメニューから公開された世界を探し、ダウンロードして訪問できます。ほかの人の建築を見たい場合はこちらが入口です。
バックアップの復元や、協力プレイのホスト移行とは区別して使いましょう。
解決しない不具合はログと発生条件を公式へ送る
再現するクラッシュや保存の問題は、エラー文だけでなく、発生条件とログをそろえると状況を伝えやすくなります。ゲームを開ける場合はESCメニューの「Report a Bug」、起動できない場合は公式サポートの「Reporting Bugs」から案内されている報告フォームを使います。
PCのログ・DxDiag・セーブを用意する
報告には、PC環境、発生時刻、ソロ・ホスト・ゲストの別、直前の操作、試した対処を添えます。特定の世界だけなら世界名も書きましょう。
公式が案内する主な添付資料は次のとおりです。
- Windowsキー+Rで「dxdiag」を開き、「すべての情報を保存」から作るdxdiag.txt
- SteamでEnshroudedを右クリックし、「管理」→「ローカルファイルを閲覧」で開く場所のenshrouded.logとbackupフォルダー
- 問題の発生前後のセーブファイル
ここにあるbackupフォルダーは過去のログです。先ほど自分で作ったセーブの控えとは役割が違います。ログとbackupはZIPにまとめ、セーブはCloud有無に対応した保存先から用意します。
専用サーバーの問題は、管理者がlogs、logs/backup、saveDirectoryの内容を確認します。サーバーのクラッシュダンプは、公式FAQではサーバー実行ファイルと同じ場所に作られるとされています。
古い不具合報告と現行の変更を区別する
「500 health regeneration」などで見つかる過去の投稿には、Hemotoxinのクエストや解毒薬の後に回復量が増えたという報告があります。Update 8の公式履歴では、Hemotoxin Antidoteによる意図しない体力回復の増加を削除したとされています。
公式は「500」という値を現行の効果として案内していません。今も同じ表示が出るなら、装備や効果、バージョン、発生条件を記録して報告しましょう。必ずリログで直るという保証や、現在も使える回復方法の根拠にはできません。
操作が変わっただけに見える場合もあります。Update 8ではキー設定などの変更があるため、入力が効かない・以前と違うという症状なら、難易度設定とコントローラー操作で現在の割り当ても確認できます。
Enshroudedの不具合対処は切り分けとセーブの控えから
Enshroudedが落ちる場合は更新とSteamの整合性、ラグい場合はFPSと通信の違いから確認します。症状が変わる条件を一つずつ比べると、公式へ報告するときにも経緯を伝えやすくなります。
セーブの復元・移行では、Cloud有無とワールドの保存主体を確かめ、現在の全ファイルを別保管してから作業します。残っている世代を選ぶ巻き戻しと、別PC・サーバーへ移す操作を区別し、目的の世界を読み込めるまで元の控えを残してください。
ソロや協力プレイなど、遊び方全体を確認したい場合は、Enshroudedのゲーム概要から関連情報へ進めます。

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