Simple Voice Chatは、Minecraft Java版で近くにいるプレイヤーと話せる音声チャットMODです。音声を使うにはクライアントとサーバー双方の導入に加え、サーバーの音声接続と、自分のマイク・出力機器の設定が必要です。
この記事ではFabric用の導入と、Windows環境での基本的な音声設定を解説します。作者資料と配布情報は2026年10月15日に確認しました。MODの実行、音声通話、サーバー接続の実機検証は行っていません。
Simple Voice Chatは近くの人と話せるJava版MOD
作者の正規配布ページは、距離に応じた音声チャット、Push To Talk、音声検出、グループ会話などを紹介しています。別途DiscordやMumbleを入れなくても動く仕組みです。
作者の導入資料によると、音声機能を利用するには双方の導入が必要です。配布情報のクライアント・サーバー欄がoptionalなのは、MODがなくてもゲームへ参加できる場合があるためです。ゲームに入れることと、音声を使えることは分けて確認します。
作者FAQではJava版を対象とし、Bedrock版とRealmsには対応していません。以下は対応するJava版のMOD環境で使う手順です。
対応版とrelease・betaの区分を確認する
Minecraft版とFabricを指定して確認したファイルの例は次のとおりです。
| Minecraft Java版 | Fabric用の確認済みファイル | 配布区分・追加必須依存欄 |
|---|---|---|
| 1.21・1.21.1 | fabric-1.21.1-2.6.22 | release。追加のrequired指定なし |
| 26.3 | fabric-2.6.24+26.3 | beta。追加のrequired指定なし |
26.3用はbetaとして確認しています。正式版と同じ扱いにせず、使用するMODパックの指定や管理者の方針を確認してください。Mod MenuやCloth Configによる設定画面の連携は任意です。
作者の互換性資料は、MOD/プラグインの版番号の先頭2要素が一致することを互換条件とし、可能なら双方で完全に同じ版を使うよう勧めています。加えて、接続先のMinecraft版、ローダー、MODパックの条件を管理者と合わせます。
本体の版はMinecraft公式の1.21.1情報と26.3情報で確認できます。作者のOS対応資料では、クライアントはWindows 10以降の現行環境を対象とし、32ビットOSは非対応とされています。
クライアントとサーバーへ対応ファイルを導入する
作業前にゲームとサーバーを終了し、ワールド・mods・configを一式保管します。Fabric公式の導入案内に沿って、使うプロフィールとゲームディレクトリを確認してください。
- 正規配布元で、対象のMinecraft版・Fabric用Simple Voice Chatを選びます。
- クライアントの起動対象のmodsへJARを置きます。旧版JARがあれば、元をmodsの外へ保管して重複を避けます。
- Fabricサーバー側も、その環境に合うSimple Voice Chatをmodsへ配置します。
- 管理者に音声接続の準備を確認し、参加してから自分の音声設定を進めます。
標準Windows環境のmodsは%appdata%\.minecraft\modsです。ゲームディレクトリを変えた構成や別ランチャーでは、実際に起動する環境のmodsを使います。
サーバーがBukkit・Spigot・Paperの場合は、管理者がサーバー用プラグインをpluginsへ入れる別の構成です。その場合でも参加者側には対応するMODが必要です。サーバー用プラグインのJARを、クライアント用MODとして配置しないようにします。
作者のサーバー準備資料は、ゲーム本体とは別に音声用の通信が必要と説明しています。初期値はサーバー側のUDP 24454です。参加者全員がそれぞれポートを開く方式ではありません。ホスティングを使う場合は、その環境のUDP割り当てと設定を管理者・事業者へ確認してください。
Vキーの初期設定でマイク・出力・話し方を選ぶ
作者のクライアント準備資料では、2.5.2以降は初期設定ガイドを使う方法を案内しています。初回参加時などに設定を促すチャットが出たら、Vでガイドを開きます。
ガイドでは、マイク、スピーカー、発話方法、Push To Talkキー、音声検出のしきい値を選びます。使っているヘッドセットなど、実際の入力・出力機器を指定してください。
Push To Talkは、選んだキーを押している間に話す方式です。作者の現行キー表では初期割り当てがなく、初期設定ガイドで自分で選びます。特定のキーを押せば必ず話せるとは考えず、割り当てを確認します。
音声検出を選ぶ場合は、話し声で反応し、周囲の物音だけでは反応しにくい状態を確認します。作者の不具合資料によると、初期設定後に音声検出を選んだ場合はマイクがミュートされているため、その状態も確認してください。
設定後もV→設定から「Select Microphone」「Select Speaker」で機器を選び直せます。「Enable microphone testing」を使って、自分の入力と出力を確認する方法が案内されています。
ミュート・グループ・キーの条件を確認する
作者のキー一覧に沿った初期設定は次のとおりです。Minecraftのキー設定で変更できます。
| キー・操作 | 役割・条件 |
|---|---|
| V | 音声チャット画面を開く |
| 自分で設定したPush To Talkキー | Push To Talk方式で発話する |
| M | 音声検出方式でマイクをミュートする |
| N | 音声チャットを無効にする。自分の声も相手の声も通らなくなる |
| H | 音声チャット関連のアイコンを隠す |
| V画面のグループボタン | グループ画面を開く |
グループ画面の初期キーは、1.21.5以前ではG、1.21.6以降は未割り当てです。ゲーム版をまたいでGを共通の操作として使わず、V画面のボタンや現在の割り当てを確認します。
グループ会話では、近くにいない参加者とも話せます。グループに入った状態で遠くの声が聞こえる場合、距離の設定不良とは限りません。近接会話を確認したいときは、グループを離れた状態と比べてください。
聞こえない原因と更新・削除を切り分ける
| 症状 | 先に確認するもの |
|---|---|
| Voice chat not connected・未接続アイコン | 双方の導入、版、サーバー側の音声用UDP通信 |
| 相手の声が聞こえない | Nによる無効化、選択したスピーカー、出力側の音量 |
| 自分の声が届かない | 選択マイク、ミュート、発話方式、Push To Talkキー |
| 遠くの声が聞こえる | 同じグループに参加していないか |
| Fabric APIの不足が表示される | 導入済みの古いFabric APIと、対象ゲーム版の対応条件 |
| fabricloaderの版が要求される | 起動するMinecraft版とFabric Loaderの必要版 |
作者の不具合資料に沿って、未接続ならサーバー側、接続しているのに音が出ないなら機器・ミュート・発話設定を分けて確認します。必要なFabric APIモジュールは同梱されますが、別途入っているFabric APIが古いと問題になる場合もあり、エラーに示された条件を照合します。
ゲームへ入れることだけでは、音声の接続成功を確認できません。管理者は作者が案内する/voicechat test <PLAYERNAME>で対象プレイヤーの接続確認を行えます。一般的なTCP用ポート確認だけで、音声用UDPの正常動作を判断しないようにします。
更新前は終了した状態でワールド・MOD・設定を保管し、参加者とサーバーの版を調整します。更新後は許可された環境で音声接続と機器設定を確認してから運用します。
削除する場合も元の構成と設定を残し、利用するアドオンやほかのMODが依存していないかを確認します。サーバー側の参加条件に関係するため、共用環境では管理者と変更を合わせてください。
まとめ:音声利用は双方の導入と接続・機器設定を確認する
Simple Voice Chatでは、対応するJava版のクライアント・サーバー双方へ導入し、サーバーの音声通信を確認します。26.3用の確認ファイルはbetaである点にも注意してください。
Vキーの初期設定で入力・出力機器と発話方法を選び、Push To Talkキーは自分の割り当てを確認します。聞こえない場合は、未接続、ミュート、機器、グループを分けて調べ、更新前には元の構成を保管しましょう。

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