Pylonsは、Minecraftに収穫、ポーション効果の付与、モブの出現抑制などを行う装置を追加するMODです。使いたいPylonとフィルターを組み合わせ、動作範囲・所有者・出力先などの条件を確認するのが基本になります。
この記事ではMinecraft Java版1.21.1・NeoForge用5.4.2を対象に、導入と五つの装置の使い方、動かない場合の確認、更新前の準備を説明します。2026年10月15日に正規配布情報と対象版の作者資料を確認しました。実機検証は行っていません。サーバー設定やほかのMODによって動作条件は変わります。
Pylonsの対応版・導入先と五つの装置を確認する
Pylonsの正規配布ページで案内されるのは、Minecraft向けの装置追加MODです。テラリアの移動用パイロンや、別プロジェクトのMore Pylonsとは区別してください。
今回扱うのは1.21.1・NeoForge用5.4.2です。作者の現行ソースには別ゲーム版向けの更新もあるため、この記事では作者の5.4.2タグと照合しています。
| 確認項目 | この記事の対象 | 注意点 |
|---|---|---|
| ゲーム | Minecraft Java版1.21.1 | 別ゲーム版のファイルと混ぜない |
| ローダー | NeoForge 21.1.215以上の対応版 | ForgeやFabricの環境とは分ける |
| Java | 1.21.1を起動できるJava 21環境 | ほかのMODの条件も確認する |
| 追加の必須MOD | 対象ファイルでは指定なし | 互換機能用のMODまで一律必須にしない |
| マルチプレイ | サーバーとクライアントの両方 | 使用版と構成を管理者と揃える |
NeoForge公式の導入案内を確認し、ゲームまたはサーバーを停止して、ワールド全体・MOD・設定・使用版を保存します。実際に起動する環境のmodsへ対象の通常JARを入れてください。JARの展開は不要です。
対象版には次の五つの装置があります。名前が似ていても、効果やフィルターの意味は異なります。
| 装置 | 主な役割 | 主に使うもの |
|---|---|---|
| Harvester Pylon | 作物の収穫 | クワと上側の出力先 |
| Infusion Pylon | 所有者への効果付与 | 有効化したPotion Filter |
| Interdiction Pylon | 指定したモブなどの出現抑制 | Mob Filter、またはLifeless Filter |
| Expulsion Pylon | 許可対象以外のプレイヤーを移動させる | 許可する人のPlayer Filter |
| Protection Pylon | 所有者自身の誤破壊・誤攻撃を防ぐ | Block FilterとMob Filter |
マルチでは、他人の拠点や共有施設へ影響する装置を設置する前に、管理者の利用方針を確認してください。Pylonを置けばサーバー全体の保護設定に置き換わる、というものではありません。
Harvester Pylonで作物を収穫する
Harvester Pylonは、周囲の成熟した作物を収穫して上側のインベントリへ出力します。範囲の選択は3×3、5×5、7×7、9×9ブロックです。9チャンクや半径9ブロックという意味ではありません。
畑の水ブロック内、または作物と同じ高さへ設置し、真上にチェストなどの受け取り先を用意します。水を含む配置では一段上の作物を扱うため、動かないときは装置と作物の高さも確認してください。
標準レシピは、上段にクォーツのハーフブロック3個、中段に鉄格子・干草の俵・鉄格子、下段に磨かれたブラックストーン3個です。MODパックでレシピが変更されている場合は、使用環境のレシピ表示を優先します。
標準設定では装置の中にクワが必要で、収穫処理ごとに耐久値を1消費します。作物を育てる装置ではないため、範囲内でも未成熟なら収穫しません。追加MODの作物は、対応する仕組みや収穫定義によって扱いが変わり、すべてに無条件対応するとは限りません。
出力先の空きは特に注意してください。対象版の処理では、収穫後に入りきらなかったアイテムを保持しない場合があります。「満杯なら収穫前に必ず安全停止する」と考えず、余裕のあるチェストや回収経路を用意し、少量の作物で確認しましょう。
設定のharvesterRequiresPowerを有効にした環境では、クワの耐久消費に代わって電力を使います。初期状態で電力が必要という意味ではありません。また、クワの自動搬入はharvesterCanBeAutomatedの設定も関わるため、パイプをつなぐだけで必ず補充されるとは限りません。
Infusion PylonとPotion Filterで効果を付ける
Infusion Pylonは、有効化したPotion Filterの効果を所有者へ付与します。まず目的のポーション効果を自分へ付け、Potion Filterを手に持って右クリックすると、残り時間をフィルターへ取り込みます。取り込んだ効果は、その時点でプレイヤーから外れます。
標準設定で取り込めるのは、残り時間が60秒以上ある効果です。有効化には合計3,600秒、つまり1時間分を貯めます。ポーションを飲んでから操作するまでにも時間が減るため、表示される進捗を確認してください。
すでに記録したフィルターへ追加する場合は、同じ効果だけでなく強さも一致する必要があります。異なる強さを一つに混ぜる前提にはしません。複数の効果を同時に付けていると、空のフィルターが想定外の対象を選ぶ場合もあるため、取り込まれた内容を確認しましょう。
同じ効果・強さを記録した二枚のフィルターは、メインハンドとオフハンドへ持って右クリックすることで時間をまとめられます。移した側の記録は消えるため、操作前後の内容を確認してください。
Activatedになったフィルターを装置へ入れます。貯めた1時間は有効化のための条件で、装置に入れた後、必ず1時間だけ効果が続いて使い切るという意味ではありません。対象版は、動作中に短い効果時間を繰り返し更新します。
効果の許可・禁止リスト、禁止タグ、強さの上限もあります。フィルターが有効化していても、あらゆる効果を元の強さで付けられるとは限りません。表示される禁止や上限の説明を確認してください。
初期設定には、所有者がオンラインの間、プレイヤー一人につき一台のInfusion Pylonをチャンク読み込みの対象にする機能があります。すべてのPylonを、ログアウト中も動かし続ける設定ではありません。離れた場所で効かない場合は、所有者、稼働状態、実際のチャンク読み込みも確認します。
Interdiction Pylonでモブの出現を抑える
Mob Filterを対象のモブへ右クリックして記録し、Interdiction Pylonへ入れます。記録するのは、その一体だけを示す個体情報ではなくモブの種類です。周囲の同種モブへも影響するものとして設定してください。
通常の範囲は1×1、3×3、5×5チャンクから選びます。Harvesterのブロック単位とは違います。対象版のフィルター処理は自然発生だけに限定されていないため、飼育施設や保存済みのモブがある場所では、コピーした環境で先に確認してください。再読み込み時も含め、既存の対象モブが必ず安全という保証にはしません。
Lifeless Filterを使う場合は動作が変わります。範囲は25×25チャンクへ広がりますが、ほかのMob Filterを使う選別から、自然発生などをまとめて抑える方式へ切り替わります。スポナーやコマンドなど、あらゆる出現方法を同じように止める機能とは区別しましょう。
範囲内で必要な動物やモブまで影響を受けないか、フィルターと範囲を小さくして確認します。拠点の負荷対策としても、一定のFPS向上や全原因の解消を保証するものではありません。
ExpulsionとProtectionの役割を分ける
Expulsion Pylonは、許可されていないプレイヤーを対象範囲からリスポーン先へ移動させる装置です。許可する相手をPlayer Filterで右クリックして記録し、装置へ入れます。所有者や管理権限を持つ人、条件に合うチームメンバーなどは別に扱われます。
初期設定ではオーバーワールドが対象で、ワールドスポーン付近では動作が制限されます。範囲の選択とサーバー側の上限も関わるため、選択表示だけで作用範囲を決めつけず、許可されたテスト環境で確認してください。サーバーからのBANとは異なり、管理権限を変更する必要もありません。
Protection Pylonは、所有者自身が指定種類のブロックを壊したり、モブを攻撃したりする誤操作を防ぐ装置です。Block Filterでブロック、Mob Filterでモブの種類を記録し、対象を指定します。
他人から土地を守るための包括的な保護装置とは違います。また、Block Filterは一つの設置座標だけでなくブロックの種類を記録するため、同種のブロックを扱う範囲にも注意してください。用途が違う二つのPylonを取り違えないことが大切です。
動かない場合の確認と更新・削除前の準備
| 状況 | 先に確認すること | 注意点 |
|---|---|---|
| 装置が動かない | 稼働ボタン、レッドストーン、所有者 | フィルターだけでなく停止状態も見る |
| 収穫しない | 上側の出力先、クワ、作物の成熟と高さ | 設定で電力方式になっていないか確認する |
| 収穫物が少ない | 出力先の空きと回収経路 | 満杯時の収穫物消失に注意する |
| 効果を取り込めない | 残り時間、効果と強さ | 標準では残り60秒以上が必要 |
| 効果が付かない | Activated、所有者、禁止条件、読込状態 | 有効化だけですべての効果を保証しない |
| 追い出しが働かない | 許可対象、ディメンション、スポーン付近か | GUIの範囲表示だけで判断しない |
対象版の主要設定はサーバー設定として登録されています。使用するワールド側のserverconfigなど、実際に生成されたPylonsの設定を確認し、停止・バックアップ後に変更してください。自分のクライアントだけで、サーバーの動作条件を自由に変更できるものではありません。
更新前はワールド全体、装置内のフィルター・道具・保管アイテム、MOD、設定と使用版を保存します。新しいファイルの対応版と変更内容を読み、コピーで各装置を一つずつ確認してください。別ゲーム版向けの新機能や設定を混ぜないようにします。
削除前には、コピーした環境で装置を停止し、中のアイテムやフィルターを退避してから確認します。MODのブロックやアイテムがワールドへ保存されるため、JARを外しても必ず内容が保たれるとは保証できません。不足した登録情報などのエラーが出たら強行せず、導入前のワールド全体と当時のMOD・設定を揃えたバックアップへ戻せるようにしてください。
まとめ:装置ごとのフィルターと動作条件を確認する
Pylons 5.4.2では、収穫、効果付与、出現抑制、プレイヤーの移動、所有者の誤操作防止を、それぞれ別の装置と条件で扱います。1.21.1用NeoForgeの対応ファイルを選び、マルチではサーバーと参加者の構成を揃えてください。
収穫機の出力先、効果フィルターの時間と強さ、ブロック単位とチャンク単位の範囲を区別します。停止や更新の前にはセーブ全体を保存し、小さな構成から動作を確かめましょう。

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