コアキーパーの専用サーバーは、Steamライブラリの「Tools」から公式ツールを導入できます。共有ワールドを動かす処理とプレイヤーのゲーム参加を分けられるため、特定の人が毎回ゲームに入る運用を避けたい場合に向いています。 ただし、24時間遊べる状態を保つにはサーバーを動かす機器とプロセスの継続稼働が必要です。
導入の中心は2026年の開発者FAQのWindows向けSteam Tools手順です。Linuxの保存先と第三者Docker実装は、それぞれ開発者FAQ・実装作者のREADMEに基づいて分けて説明します。2026年10月11日の文書確認時の最新公式パッチは1.3.0.6で、サーバーを実際に構築・稼働させた検証記事ではありません。

専用サーバーが向く遊び方と必要な運用
同じ時間に集まるだけなら、プレイヤーがワールドを開く通常ホストでも遊べます。専用サーバーは、共有ワールドを開く役割をゲーム参加とは別に持たせたい場合の選択肢です。公式の専用サーバー導入告知も、プレイヤー自身がホストとしてゲームにいる必要のない用途を説明しています。
| 運用 | ワールドを開く役割 | 確認すること |
|---|---|---|
| 通常ホスト | ゲームに参加するプレイヤー | 集合時間とホストの都合 |
| 自分で専用サーバーを動かす | サーバーを起動する機器・担当者 | 稼働時間、更新、停止、保存データ |
| Dockerで専用サーバーを管理する | コンテナを動かす環境・担当者 | 作者実装の設定、永続化、接続方式 |
「専用サーバー」という名前だけで、PCを停止しても外から遊べる環境になるわけではありません。24/7、つまり24時間の運用を目指すなら、機器をいつ止めるか、誰が更新するか、保存データを誰が保管するかまで決める必要があります。
レンタルサーバーやXServerなどの事業者を選ぶ場合も、自分で動かすSteam Toolsの手順とは別です。事業者別の商品・料金・対応版はここでは確認していないため、特定サービスの契約方法や動作保証としては使わないでください。
Windowsで公式Steam Toolsを導入する手順
公式FAQはSteamライブラリから専用ツールを探す方法を案内しています。以下は同FAQに記載された導入・参加の流れです。サーバー側のウィンドウを開いたまま、プレイヤー側は通常のCore Keeperを起動して参加します。
- Steamのライブラリで、一覧上部の「Games」に相当する表示を「Tools」へ切り替える。
- 「Core Keeper Dedicated Server」を検索し、インストールする。
- ツールを起動し、「Launch Dedicated Server」を選んで「PLAY」を押す。
- 開いたコマンドウィンドウでGame IDの表示を待つ。表示されない場合はEnterを押すという案内があります。
- サーバーを動かす間は、そのコマンドウィンドウを開いておく。
- Core Keeper本体を起動し、「Join Game」から表示された接続IDで参加する。
この手順はSteamクライアントからの参加を中心にしています。別PCストアから参加させたい場合は、後述の直接接続と同梱README.txtの設定を確認してください。ツールの表示するSteam GameIDを、どのストアでも使える共通IDとは扱いません。
終了はqを押してからウィンドウを閉じる
公式FAQの停止方法は、コマンドウィンドウで q を押してから窓を閉じる順番です。 窓を閉じるだけでは、背景でサーバープロセスが残る場合があると説明されています。見た目の窓が消えたことだけを停止完了の判断にしないでください。
参加者へ終了予定を伝え、サーバーを停止してからバックアップや設定変更を進めると、どの状態を保存したか把握しやすくなります。これは運用上の提案で、実行中のデータを強制終了しても安全だという保証ではありません。
Windows・Linuxの保存先とバックアップ
専用サーバーのワールド保存先は、プレイヤー側のSteamユーザーデータと分けて確認します。開発者FAQにはWindowsとLinuxの両方の専用サーバー保存先が掲載されています。次のWindowsパスの <WindowsUser> は自分のWindowsユーザー名に置き換える箇所です。
| 環境 | 公式FAQの専用サーバーワールド保存先 |
|---|---|
| Windows | C:\Users\<WindowsUser>\AppData\LocalLow\Pugstorm\Core Keeper\DedicatedServer\worlds |
| Linux | ~/.config/unity3d/Pugstorm/Core Keeper/DedicatedServer/worlds |
Windows欄はFAQのユーザー名プレースホルダに区切り文字を補って表記しています。Dockerの作者実装ではデータ保存先をコンテナへマウントするため、上の標準パスとホスト側の保管フォルダを同一だと思い込まないでください。
公式FAQは、移動や削除の前に保存データをバックアップするよう案内しています。運用時は、停止後に対象データを別の保管場所へコピーし、元の状態と日時が分かる形で残す方法が考えられます。プレイヤーのキャラクターや配布ワールドも扱う場合は、ワールドデータ配布とセーブ場所で対象の違いを確認してください。
別ストア対応などの設定は同梱READMEを読む
公式の専用サーバー接続案内は、設定をサーバーと一緒に配布される README.txt で確認するよう説明しています。一般的なSteam導入先の例は SteamLibrary\steamapps\common\Core Keeper Dedicated Server\README.txt です。
インストール先が違う場合は実際のライブラリ内を確認してください。古い説明の起動引数や設定ファイルをそのまま使う前に、手元のツールに同梱された説明を優先するのが確実です。今回の文書調査では現在の配布バイナリをインストールしておらず、同梱ファイルの全設定を転載したものではありません。
Linux・Dockerで動かす場合の実装と永続化
開発者FAQはCore KeeperをWindows・Linux向けに開発していると説明しています。一方、ここで紹介するDockerイメージは、escapingnetworkの実装作者READMEで公開されている第三者のラッパーです。公式がこのDockerイメージを配布している、あるいは本記事で1.3の動作を試したという意味ではありません。
作者が示すDocker起動例
作者のDocker CLI例は次の形です。Linux上のDocker利用環境を既に用意している人向けの説明で、先にホストの保管フォルダを作り、/host/path/to/... を実際のパスへ置き換えます。掲載コマンドは記事用の例で、この制作環境では実行していません。
docker run -d \
--name core-keeper-dedicated \
-e WORLD_NAME="Core Keeper Server" \
-e MAX_PLAYERS=5 \
-v /host/path/to/server-data:/home/steam/core-keeper-data \
-v /host/path/to/server-files:/home/steam/core-keeper-dedicated \
escaping/core-keeper-dedicated:latest
| 作者の設定・フォルダ | 役割 |
|---|---|
server-data |
再起動をまたいで設定を維持するために必須とされるデータ側の保管 |
server-files |
アプリケーションファイルの保管。作者は任意と説明 |
WORLD_NAME |
ワールド名の設定 |
MAX_PLAYERS=5 |
作者の起動例にある人数設定。公式上限を変更する保証ではない |
latest |
作者のDockerタグ。固定のゲームバージョン番号ではない |
作者のDockerfileにはSteam専用ツールのID 1963720 や、Linux用の依存処理が定義されています。これはその実装の構成であり、すべてのLinux環境で同じ裸環境のインストール手順が通る証拠ではありません。ARM向けの作者設定も、ゲーム公式のMac対応を意味しません。
Steamのゲーム商品は1〜8人の協力プレイを案内しています。Docker側の人数設定や作者のデフォルト値を、公式がそれ以上の人数で安定稼働を保証する根拠にはしないでください。機種別の人数はマルチプレイ人数の条件で確認できます。
ポートと参加方法はGameID・直接接続で分ける
専用サーバーは、接続方式によって必要な情報が変わります。1.1.2.4の公式更新は、Steam GameIDがSteamクライアント向けのIDであることを明記しています。別PCストア向けには、1.1.2.3更新のIP・Port・Passwordによる直接接続を確認します。
| 接続方式 | 参加者へ渡す情報・設定の確認先 |
|---|---|
| Steam GameID | サーバーが表示したID。Steamクライアントで参加 |
| 公式の直接接続 | IP・Port・Password。具体的な設定は同梱README.txt |
| 作者DockerのSDR・Steam relay | SERVER_PORT が空の経路。作者READMEはポート転送不要と説明 |
| 作者DockerのDirect Connect | SERVER_PORT を指定する経路。そのUDPポートへの到達が必要 |
すべての方式に共通する固定ポート番号を、この資料だけで決めることはできません。 Dockerの環境変数を公式Steam Toolsの設定キーとしてそのまま書き込むことも避けてください。使っている実装とモードを確認し、指定したポートと参加者へ渡す情報を一致させます。
公式はSteam・Epic・GOG・Microsoft StoreのPC版による専用サーバー参加を案内していますが、PCとコンソールの接続対応とは異なります。また、GOGの商品注記とFAQの説明が一致しない留保は対応機種・購入ストアの案内も確認してください。通常ホストも含む組み合わせの違いはクロスプレイ対応で参照できます。
IDが出ない・参加できないときの確認順
まずサーバーが起動を完了しているかと、参加者が正しい接続情報を使っているかを確認します。保存データの場所と、IDやログの生成場所も別です。いきなりワールドを削除する前に、起動結果・版・接続方式の記録を残すと原因を追いやすくなります。
| 症状 | 確認する場所 |
|---|---|
| 公式ツールのIDが出ない | 起動後のコマンドウィンドウ。FAQはEnterを押す案内あり |
| IDファイルが見つからない | サーバーのゲームフォルダ。保存ワールドのフォルダと区別 |
| Steam以外の参加者が入れない | Steam GameIDではなく直接接続の設定か |
| Dockerの起動結果が分からない | 作者READMEのコンテナログとデータのマウント先 |
| 更新やMOD変更後から入れない | サーバー・参加者の版とMOD構成 |
1.1.2.4の更新では GameID.txt・GameInfo.txt・CoreKeeperServerLog.txt をサーバーのゲームフォルダへ生成する修正が記載されています。Docker作者も GameID.txt を実行ファイル側に置き、見つからないときは docker logs core-keeper-dedicated で確認する方法を示しています。
MODを使う場合、公式の専用サーバー案内は参加者全員が同じMODを入れる条件を説明しています。ネットワーク設定だけを変更し続ける前に、通常の版と導入物の一致も確認してください。
まとめ:導入・接続・保存を一組で準備しよう
Windowsの公式Steam Toolsでは、専用ツールを導入して起動し、Steam GameIDで参加する手順が基本です。停止時は q を使い、Windows・Linuxそれぞれの専用ワールド保存先を確認してバックアップを用意します。
LinuxのDocker実装を使う場合は、作者のREADMEに沿ってデータを永続化し、SDRと直接接続を区別してください。24時間運用には機器の継続稼働も必要なので、更新担当・終了手順・保管場所を決めてから共有すると管理しやすくなります。
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