原神の七神の元ネタと魔神名の由来とは?隠された法則を徹底解説

原神をプレイしていると、七神たちの「魔神名」が独特な響きを持つことに気づく方は多いのではないでしょうか。

バルバトス、モラクス、バアルゼブルといった名前は、実はソロモン王が封じたとされる72柱の悪魔に由来しているケースが大半です。

しかし話はそれほど単純ではありません。

インド神話やローマ神話、マヤ神話など多彩な神話体系が絡み合い、さらにグノーシス主義という古代の宗教思想が世界観の骨格を形作っています。

この記事では、七神それぞれの魔神名の由来を72柱の悪魔と照合しながら整理し、命名に潜む法則性や最新のストーリー展開で判明した新情報までを網羅的に解説していきます。

名前の意味を知ることで、原神の物語がまったく違う深さで楽しめるようになるはずです。

目次

七神とは?魔神名が持つ意味と世界観の基本構造

原神の物語を理解するうえで、七神と魔神名の関係は避けて通れません。

ここではまず、七神とは何者なのか、なぜ複数の名前を持つのか、そして英語版の表記に込められた宗教的な背景までを順に整理していきます。

七神(俗世の七執政)の役割と魔神戦争の歴史

七神とは、テイワット大陸の七つの国をそれぞれ統治する七柱の神々の総称です。

正式名称は「俗世の七執政」と呼ばれ、風・岩・雷・草・水・炎・氷の七元素をそれぞれ司っています。

約2,000年前に終結した「魔神戦争」の勝者として、あるいは勝者の後継者として現在の地位に就きました。

魔神戦争とは、かつてテイワットに数多く存在した魔神たちが覇権をめぐって争った大規模な戦乱のことです。

この戦いの末に生き残った七柱が最初の七神となり、各国に理想を掲げて人類を導く役割を担うようになりました。

ただし初代の七神のうち五柱はすでに命を落としており、現在の七神には後継者が多く含まれています。

物語開始時点で初代から続いているのは、風神バルバトスと岩神モラクスの二柱だけです。

魔神名・俗名・本名の違いを整理する

原神の神々を理解するうえで混乱しやすいのが、一柱の神に対して複数の名前が存在する点です。

大きく分けると三種類の名前があります。

まず「魔神名」とは、魔神としての本質を示す名前であり、ソロモンの72柱の悪魔などに由来するケースが多いものです。

バルバトス、モラクス、バアルゼブルなどがこれに該当します。

次に「俗名」とは、人間社会で通用する名前のことです。

ウェンティ、鍾離、ナヒーダといった、プレイヤーが日常的に呼ぶ名前がこちらにあたります。

最後に「本名」や「神名」と呼ばれるものがあり、これは俗名とも魔神名とも異なる、生まれながらの個人名を指す場合があります。

雷電影(えい)や雷電眞(まこと)が代表例です。

すべての神がこの三種を持つわけではなく、俗名と本名が同一のケースや、魔神名が不明のケースも存在します。

英語表記「Archon」とグノーシス主義の深い関係

七神の英語版における呼称は「Archon(アルコーン)」です。

この言葉は、古代の宗教思想であるグノーシス主義に登場する概念から直接取られています。

グノーシス主義においてアルコーンとは、七曜星(太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星)をそれぞれ支配する超自然的な存在であり、真の神(モナド)の下位に位置する「偽の神」とされていました。

開発者インタビューでも「原神の世界設定にはグノーシス主義が題材として使われている」と明言されており、単なるネーミングの借用ではなく世界観の根幹に組み込まれていることがわかります。

さらに七神が所有する魔力器官「神の心」の英語名は「Gnosis(グノーシス)」であり、これはグノーシス主義における「神的な知識」そのものを意味しています。

原神の英語タイトルに含まれる「原神」も英語版では「Allogenes(アロゲネス)」と訳され、やはりグノーシス主義の文献に登場する用語です。

こうした重層的な引用が、原神の世界観に独特の奥行きを与えています。

七神の魔神名とソロモン72柱の悪魔の対応一覧

ここからは、七神それぞれの魔神名がソロモンの72柱のどの悪魔に対応しているのかを具体的に見ていきます。

序列番号や悪魔の特徴、原神のキャラクターとの共通点もあわせて整理します。

風神バルバトスの名前の由来と序列第8位の悪魔との共通点

風神の魔神名「バルバトス」は、ソロモン72柱の序列第8位に位置する公爵の名前に由来しています。

俗名はウェンティ、理想は「自由」、統治する国はモンドです。

原典の悪魔バルバトスは狩人の姿で現れ、動物の言葉を理解させ、隠された財宝の在りかを教える能力を持つとされています。

原神のバルバトスもまた吟遊詩人の姿をとり、風と歌を通じて人々に自由をもたらす存在として描かれています。

約2,600年前にモンドの暴君デカラビアンへの反乱をきっかけに風神となった、七神の中でも最古参の一人です。

ただしモンドを直接統治することを拒み長期間不在にしていたため、本人いわく「七神の中で最も弱い」とのことです。

岩神モラクスの名前の由来と序列第21位の悪魔との共通点

岩神の魔神名「モラクス」は、序列第21位の伯爵兼大総裁に対応しています。

俗名は鍾離、別名は「岩王帝君」、理想は「契約」で、璃月を統治してきました。

原典のモラクスは天文学や博物学に通じ、薬草の力を教える存在とされています。

原神のモラクスも豊富な知識と圧倒的な経験を持ち、契約を重んじる賢者として描かれている点が符合します。

七神の中で最年長の3,500歳以上であり、初代七神のうち現在も生存する二柱のうちの一人です。

テイワットの通貨「モラ」の名前はモラクスに由来しており、かつてはモラを鋳造する能力を持っていました。

雷神バアルとバアルゼブルの別名が生まれた経緯

稲妻の雷神には「バアル」と「バアルゼブル」という二つの魔神名が存在し、これは他の七神にはない特殊な事情によるものです。

初代雷神の本名は雷電眞(まこと)であり、魔神名が「バアル」です。

ソロモン72柱の序列第1位に位置する王に対応しており、悪魔学においてもっとも高い序列の存在として知られています。

一方、現雷神の本名は雷電影(えい)であり、魔神名は「バアルゼブル」です。

バアル・ゼブルとはバアル神の尊称もしくは蔑称として使われてきた名前で、後にベルゼブブ(Beelzebub)の語源となったものです。

厳密にはソロモン72柱には含まれず、バアルと関連しつつも別の存在として扱われる場合があります。

眞と影は双子であり、魔神戦争時代は眞が統治者、影が影武者として戦場に立っていました。

500年前の災厄で眞が死亡した後、影が雷神の座を継承しています。

ゲーム序盤では影も「バアル」の名を使っていたため混同しやすく、物語が進むにつれて二人の関係が明かされる構成になっています。

草神ブエルの名前の由来と序列第10位の悪魔との共通点

草神の魔神名「ブエル」は、序列第10位の総裁に対応しています。

俗名はナヒーダ、神名はクラクサナリデビ、理想は「知恵」で、スメールを統治しています。

原典のブエルは哲学・倫理学・薬草学を教え、病を癒す能力を持つとされています。

原神のナヒーダも世界樹と深く結びつき、夢を介して人々の知識を管理する存在として描かれている点が重なります。

ナヒーダは500年前に死亡した先代草神マハールッカデヴァータの分身的存在として世界樹から生まれました。

なお先代のマハールッカデヴァータという名前はインド神話に由来しており、ソロモンの72柱ではありません。

このように先代と現代で命名体系が異なる点も、草神の特徴として注目されています。

水神フォカロルスの名前の由来と序列第41位の悪魔との共通点

水神の魔神名「フォカロルス」は、序列第41位の大公爵フォカロルに対応しています。

俗名はフリーナ、理想は「正義」で、フォンテーヌを統治していました。

原典のフォカロルは風と海を支配し、人を溺死させ軍艦を転覆させる力を持つとされています。

原神のフォカロルスは水の審判者として正義を司り、最終的には自ら神座を破壊するという前代未聞の行動を取りました。

水元素の権威は水の龍王ヌヴィレットに返還され、フリーナは神の座を退いて一般人として生活しています。

注目すべきは、フォカロルの序列が41位であり、後述する「昼夜の法則」において夜側(37〜72位)に属する点です。

七神でありながら夜側に位置する唯一の例外であり、神座の破壊という異例の結末との関連が多くのプレイヤーに指摘されています。

先代水神はエゲリアという名前で、ローマ神話に登場する水の精霊(ニンフ)に由来しています。

炎神ハボリムの名前の由来と序列第23位の悪魔との共通点

炎神の魔神名「ハボリム」は、序列第23位の大侯爵アイムの別名にあたります。

俗名はマーヴィカ、理想は「戦争」で、ナタを統治しています。

原典のアイム(ハボリム)は蛇・人間・猫の三つの頭を持ち、都市に火を放つ能力を持つとされています。

炎を操り戦いを司るという特徴が、ナタの戦闘的な国風と炎神の性質に重なります。

ナタの炎神は他の六神とは大きく異なり、人間が巡礼を経て神格化する独自の制度で選ばれます。

つまりハボリムは魔神ではなく、神座に就いた人間が得る称号のようなものです。

先代炎神シュバランケの名前はマヤ神話の英雄双子に由来しており、ナタの中米をモチーフとした文化圏と一致しています。

過去に多数の炎神が交代してきた歴史があり、七神の中でもっとも人間に近い存在といえるでしょう。

氷神の魔神名はなぜ未公開なのか?判明済み情報まとめ

2026年2月時点において、氷神のゴエティア名(ソロモン72柱に対応する魔神名)は唯一公式に明かされていません。

通称は「氷の女皇」または「ツァリーツァ」であり、俗名は「アナスターシャ・フョードロヴナ・スネージナヤ」と判明しています。

理想も七神中唯一未公開のままです。

先代氷神は「ツァーリ・ベールイ」という名で、ロシア語で「白き皇帝」を意味します。

500年前の漆黒の災厄で戦死しており、ソロモン72柱との対応関係は確認されていません。

氷の女皇はファデュイを創設し、七つの神の心を集めて天理への反逆を企てている存在です。

魔神名と理想の同時公開は、原神ストーリー全体における最大級の伏線として位置づけられており、スネージナヤ本土のストーリー展開で明かされる可能性が高いと考えられています。

ソロモン72柱だけではない?七神の元ネタに潜む多様な神話体系

七神の魔神名はソロモンの悪魔に由来するものが目立ちますが、すべてがそうではありません。

先代の神々や関連キャラクターには、世界各地の神話から名前が引かれているケースが多数存在します。

インド神話が元ネタとされるマハールッカデヴァータとクラクサナリデビ

スメールの先代草神「マハールッカデヴァータ」と現草神の神名「クラクサナリデビ」は、いずれもインド神話に由来する名前です。

マハールッカデヴァータは「偉大なる森の女神」を思わせるサンスクリット風の構成であり、ソロモンの72柱には該当しません。

一方で現草神の魔神名であるブエルは72柱の序列第10位に対応しており、先代と現代で命名体系が明確に切り替わっています。

スメールの雨林側がインド・東南アジア、砂漠側がエジプト・中東をモチーフとしている点を考えると、地域の文化圏に応じた多層的な命名がなされていることがわかります。

ローマ神話の水の精霊エゲリアとフォンテーヌの先代水神

フォンテーヌの先代水神「エゲリア」の名前は、ローマ神話に登場する泉のニンフ(水の精霊)エゲリアに由来しています。

ローマ建国の伝説においてエゲリアは二代目の王ヌマ・ポンピリウスの助言者とされ、泉のほとりで知恵を授けたと伝えられています。

原神のエゲリアも純水精霊から人間を作り出した母なる存在として描かれており、水に関する神話的な役割が忠実に反映されています。

現水神フォカロルスの名前がソロモン72柱に由来する一方、先代の名前がローマ神話という組み合わせは、スメールの草神と同様に世代間で命名体系が異なるパターンです。

マヤ神話の英雄シュバランケとナタの炎神制度

ナタの先代炎神「シュバランケ」は、マヤ神話の叙事詩「ポポル・ヴフ」に登場する英雄双子の片割れの名前に由来しています。

マヤ神話のシュバランケは冥界の神々と知恵比べや球技で戦い、死と再生を繰り返す英雄として描かれました。

原神においてナタの炎神は人間が神に昇格する独自の制度を持ち、先代から次代へと聖火を通じて記憶が受け継がれるという「死と再生」のサイクルが組み込まれています。

マヤ神話の主題と原神のナタが見事に重なる設計であり、地域のモチーフ元を活かした命名の好例です。

ロシアの皇帝号に由来するツァーリ・ベールイとアナスターシャ

スネージナヤの初代氷神「ツァーリ・ベールイ」はロシア語で「白き皇帝」を意味し、ロシアの皇帝号であるツァーリがそのまま名前に使われています。

現氷神「アナスターシャ・フョードロヴナ・スネージナヤ」の名前も、ロシア帝国最後の皇女アナスタシア・ニコラエヴナ大公女が元ネタとして広く指摘されています。

ミドルネーム(父称)の「フョードロヴナ」は「フョードルの娘」を意味するため、先代ツァーリ・ベールイの本名に「フョードル」が含まれる可能性も考察されています。

スネージナヤのモチーフがロシアであることを考えれば、ソロモンの悪魔ではなくロシア文化圏の命名が採用されているのは自然な流れです。

ただし魔神名(ゴエティア名)が別途存在する可能性は残されており、今後の情報公開が待たれます。

魔神名に隠された法則とは?「昼と夜の守護天魔」の考察

七神や敗北した魔神の名前を並べると、ソロモン72柱の序列番号に興味深い偏りがあることが多くのプレイヤーによって発見されています。

「昼と夜の守護天魔」と呼ばれるこの法則について詳しく見ていきましょう。

序列1〜36位の「昼の悪魔」が七神側に集中する傾向

ソロモン72柱は占星術と深く結びついており、黄道十二宮にそれぞれ昼と夜で3体ずつの悪魔を割り振ることで合計72体になります。

序列1位から36位までが「昼の守護天魔」とされています。

原神で七神に就いている魔神名を見ると、バアル(1位)、バルバトス(8位)、ブエル(10位)、モラクス(21位)、アイム/ハボリム(23位)と、すべてが昼側の序列に集中しています。

この偏りは偶然とは考えにくく、開発側が意図的に昼側を勝者・支配者側に割り当てているのではないかと広く考察されています。

序列37〜72位の「夜の悪魔」が敗北した魔神に集中する傾向

一方で、魔神戦争に敗れた魔神や討伐された魔神の名前には、序列37位から72位の「夜の守護天魔」が集中しています。

代表例を挙げると、竜巻の魔神デカラビアン(69位)、氷雪の魔神アンドリアス(63位)、海祇大御神オロバシ(55位)、塩の魔神ヘウリア/フラウロス(64位)など、いずれも夜側です。

つまり「昼=新しい秩序(七神・天理側)」「夜=古い秩序(敗北者側)」という構図が浮かび上がってきます。

この法則はゲーム内で公式に言及されたことはありませんが、既知のデータとの整合性が非常に高いため有力な仮説として定着しています。

フォカロルスが法則の例外となる理由と物語的な意味

昼夜の法則において唯一明確な例外となるのが、水神フォカロルス(序列41位=夜側)です。

七神でありながら夜側の序列を持つことは、この法則に明確に矛盾しています。

しかしフォカロルスは最終的に自ら神座を破壊し、水元素の権威を龍王に返還するという前代未聞の結末を迎えました。

七神の枠組みそのものから離脱した存在であるため、「最初から七神として完結する運命ではなかったことの伏線」として受け止める見方が有力です。

今後、氷神の魔神名が判明した際にこの法則がさらに補強されるのか、あるいは覆されるのかが注目されています。

パイモンの名前もソロモンの悪魔?七神との関係で浮かぶ謎

旅人の相棒であるパイモンの名前もまた、ソロモンの72柱に含まれる悪魔に由来しています。

七神とは異なる特殊な立ち位置にあるパイモンの正体は、原神最大の謎の一つです。

ソロモン72柱の序列第9位パイモンとの一致点

ソロモン72柱において「パイモン」は序列第9位に位置する地獄の王です。

72柱の中でも上位4体の王の一角に数えられ、人文学・科学・秘密などあらゆる知識を与える能力を持つとされています。

特筆すべきは「大地がどうなっているか、水の中に何が隠されているか、風がどこにいるのか」すら知っているという記述です。

原神のパイモンも旅人に世界の知識を教えるガイドであり、各国の情報に異様に詳しい存在として描かれています。

名前の一致だけでなく、役割の類似性も含めて偶然とは思えない対応関係です。

パイモンは魔神なのか?正体をめぐる主要な考察

パイモンの正体については複数の有力な説が議論されています。

一つは「パイモン自身が魔神である」という説です。

名前がソロモンの悪魔と完全一致していること、浮遊能力や時間停止能力など通常の存在とは思えない力を持つことが根拠とされています。

もう一つは「天空の島に関連する上位存在である」という説であり、ゲーム冒頭で旅人が海から釣り上げた謎の経緯や、天空の島を思わせるデザインの衣装が論拠になっています。

いずれの説も現時点では確定しておらず、今後のストーリー進行で明かされる最重要の伏線と位置づけられています。

七神の上位存在としての可能性が議論される理由

ソロモン72柱における序列の観点からも、パイモンの立ち位置は特異です。

序列第9位の「王」は、七神に採用されている悪魔の多くよりも上位に位置しています。

たとえばブエル(10位)やモラクス(21位)、ハボリム(23位)などの七神よりも序列上は格上です。

さらにパイモンは72柱の中でも四大王の一角であり、200の軍団を率いるとされる大物です。

「旅人のガイド」という親しみやすい役割の裏に、七神を超える何かが隠されているのではないかという考察は、原神コミュニティで根強い人気を持っています。

神の心(グノーシス)の形とチェスの駒の対応関係

七神の証である「神の心」はチェスの駒のような形状をしており、それぞれの形が異なることが確認されています。

ここではチェスの駒と神の心の対応関係、そして残された謎を整理します。

風神のポーンと岩神のルークは確定している

作中の描写から、風神バルバトスの神の心はチェスのポーン(兵)の形をしていることが確認されています。

岩神モラクスの神の心はルーク(城)の形です。

これらはゲーム中のムービーやイベントシーンではっきりと映されており、形状が確定しています。

チェスの駒にはキング・クイーン・ビショップ・ナイト・ルーク・ポーンの6種類があり、それぞれに象徴的な役割があることから、各神の心の形にも物語上の意味が込められていると考えられています。

残る五柱の神の心の形状が未確定である現状

雷神バアルゼブルの神の心はビショップであるとする説が有力ですが、映像から断定しきれないという意見もあります。

草神ブエルの神の心は画面にはっきり映るシーンがなく、水神フォカロルスの神の心は引き渡し場面が直接描写されませんでした。

炎神ハボリムの神の心はナイト説が有力視されています。

氷神の神の心に至っては、そもそも作中にまだ登場していません。

チェス理論と呼ばれるこの考察は多くのプレイヤーに支持されていますが、確定情報が揃うのはストーリーがさらに進んだ段階になるでしょう。

チェスの駒は6種なのに七神は7柱という矛盾の考察

チェスの駒が6種類であるのに対し、七神は7柱存在するという数の不一致は、以前から指摘されている謎です。

一つの説は「いずれかの駒が2つの神に対応している」というもので、双子であるバアルとバアルゼブルが同じ駒に対応するのではないかとする考察があります。

別の説では「キングの駒は七神ではなく天理や別の上位存在に対応する」というものもあり、チェス盤全体がテイワットの権力構造のメタファーになっているとする見方もあります。

公式からの回答はなく、想像の余地が残された部分です。

七神の魔神名でよくある誤解と知っておきたい注意点

魔神名に関しては広く共有されている情報の中にも、誤解や不正確な通説が含まれています。

正しく理解するために、よくある間違いを整理しておきましょう。

バアルとバアルゼブルを混同してはいけない理由

もっとも多い誤解の一つが、初代雷神「バアル(眞)」と現雷神「バアルゼブル(影)」の混同です。

ゲーム序盤では影も「バアル」として振る舞っており、魔神任務第二章の途中まで二人の存在は明かされません。

そのためストーリーを最後まで進めていないプレイヤーが、バアルとバアルゼブルを同一人物として認識してしまうケースが頻繁に見られます。

バアルは序列第1位の王、バアルゼブルはバアルの尊称から派生した別の名前であり、悪魔学上の位置づけも異なります。

原神においても二人は明確に別の人格・別の存在として描かれているため、区別して理解することが重要です。

すべての魔神名がソロモン72柱由来とは限らない

「原神の魔神名はすべてソロモンの72柱から取られている」という通説は、厳密には不正確です。

マハールッカデヴァータはインド神話、エゲリアはローマ神話、シュバランケはマヤ神話、ツァーリ・ベールイはロシア語の皇帝号にそれぞれ由来しています。

また公式はソロモン72柱を命名の由来とすることを一度も明言していません。

多くの魔神名が72柱に対応するのは事実ですが、それ以外の神話体系からの命名も多数存在するため、「すべてが72柱由来」と断言するのは避けるべきでしょう。

英語スペルのもじりで元ネタの特定が難しいケース

原神の魔神名は日本語のカタカナ表記だけでは元ネタの特定が困難な場合があります。

英語版のスペルに意図的なもじりが施されているケースがあるためです。

たとえば竈の魔神マルコシアスは原典の「Marcocias」に対して原神では「Marchosius」と表記され、末尾が「我々」を意味する「us」に変更されています。

赤砂の魔神アモンも原典の「Amon」に対して「Amun」とスペルが変えられており、エジプト神話のアムン神とのダブルミーニングが示唆されています。

元ネタを正確に特定するには、日本語名だけでなく英語版のスペルまで確認する必要がある点に注意してください。

中国語版と日本語版で名前のニュアンスが異なる事例

原神は中国の開発会社miHoYo(HoYoverse)が手がけており、中国語版が原語にあたります。

翻訳の過程で名前のニュアンスが変わってしまうケースがいくつか確認されています。

もっとも有名な例がキングデシェレト(赤砂の魔神)です。

中国語版では「赤王」と表記されており、中国語の「赤」には色の赤だけでなく「不毛・荒野」のニュアンスが含まれます。

日本語版では当初「スカーレットキング」と訳されましたが、色の赤のみが強調されて「砂漠の王」という意味が欠落する結果となりました。

その後「キングデシェレト」に変更されましたが、古代エジプト語で「赤」「砂漠」を意味するデシェレトを採用したものの、英語の「キング」をそのまま残すという独特の翻訳になっています。

こうした翻訳差異は今後も起こりうるため、深い考察を行う際は中国語版や英語版を参照することが推奨されています。

ナドクライ編と氷神の魔神名公開に向けた最新動向

2025年9月からスタートしたVer.6.x系「空月の歌」では、スネージナヤの南端に位置するナドクライが舞台となっています。

氷神の魔神名公開に向けた最新情報を整理します。

Ver.6.x「空月の歌」で明らかになった氷神の新情報

Ver.6.0で実装された新地域ナドクライを舞台とする魔神任務「空月の歌」では、スネージナヤに関する多くの新情報が公開されました。

ゲーム内書籍「蒼星フェイ史略」によって初代氷神ツァーリ・ベールイの詳細が明かされ、「フェイの国のモノマフ皇帝」という称号を持っていたことが判明しています。

2代目氷神のフルネームが「アナスターシャ・フョードロヴナ・スネージナヤ」であることも確認されました。

Ver.6.3ではナドクライに新エリアが追加され、月神の瞳や新たな聖遺物秘境が実装されています。

Ver.6.4(Luna5)が2026年2月時点の最新バージョンであり、ファルカやサンドローネなどの新キャラクターが物語に登場しています。

スネージナヤ本土実装はVer.7.0が有力とされる根拠

ナドクライはスネージナヤの南端の一部であり、氷の国の全貌はまだ明かされていません。

これまでの原神のアップデートサイクルを見ると、各国の本土はメジャーバージョン(X.0)で実装されるパターンが踏襲されてきました。

モンドが1.0、璃月が1.0、稲妻が2.0、スメールが3.0、フォンテーヌが4.0、ナタが5.0というように、新国の追加は整数バージョンの大型アップデートで行われています。

ナドクライが6.0で先行実装されたことを考えると、スネージナヤ本土はVer.7.0で実装される可能性がもっとも高いとされています。

氷神の理想と魔神名が同時公開される可能性

氷神は七神の中で唯一、「理想」と「ゴエティア名(ソロモン72柱に対応する魔神名)」の両方が未公開の神です。

これまでの七神のストーリー展開では、各国の魔神任務を通じて神の理想や本質が段階的に明かされてきました。

氷神については意図的に情報が伏せられてきた経緯があり、スネージナヤ本土のストーリーで理想と魔神名が同時に公開されるのではないかと多くのプレイヤーが予想しています。

七つの神の心を集め終えた後に天理への反逆がどのような形で結実するのか、原神のメインストーリーはいよいよ終盤に向けた大きな転換点を迎えつつあります。

原神の七神の魔神名と元ネタに関するよくある質問

ここまでの内容を踏まえ、プレイヤーから特に多く寄せられる疑問をQ&A形式で整理します。

七神の魔神名と俗名を一覧で確認できる早見表

七神の情報を一覧表にまとめると以下のようになります。

元素 国 魔神名 俗名/本名 別名・神名 理想 72柱の序列
風 モンド バルバトス ウェンティ ― 自由 第8位
岩 璃月 モラクス 鍾離 岩王帝君 契約 第21位
雷 稲妻 バアルゼブル 雷電影 雷電将軍 永遠 ―(バアル関連)
草 スメール ブエル ナヒーダ クラクサナリデビ 知恵 第10位
水 フォンテーヌ フォカロルス フリーナ ― 正義 第41位
炎 ナタ ハボリム マーヴィカ ― 戦争 第23位(アイム)
氷 スネージナヤ 未公開 アナスターシャ 氷の女皇 未公開 未公開

初代雷神の魔神名は「バアル」(序列第1位)であり、本名は雷電眞です。

表中の情報は2026年2月時点のものであり、今後のアップデートで更新される可能性があります。

ファデュイ執行官の名前の元ネタは魔神名と違うのか?

ファデュイ執行官(ファトゥス)のコードネームは、魔神名とはまったく別の体系から命名されています。

執行官の名前は「コンメディア・デッラルテ」と呼ばれる16世紀イタリアの即興仮面喜劇のストックキャラクターに由来しています。

道化(ピエロ)、隊長(カピターノ)、博士(ドットーレ)、少女(コロンビーナ)、召使(アルレッキーノ)、雄鶏(プルチネッラ)、散兵(スカラマシュ)、淑女(シニョーラ)、富者(パンタローネ)、公子(タルタリヤ)、傀儡(サンドローネ)と、すべてイタリア演劇の役名です。

魔神名がソロモンの悪魔や各地の神話に由来するのに対し、執行官名がイタリア演劇に由来するという命名体系の明確な分離は、原神の世界設計における特徴的な手法といえます。

今後新たな魔神名が追加される可能性はあるのか?

原神のストーリーが進むにつれて、新たな魔神の名前が判明する可能性は十分にあります。

現時点でもゲーム内の書籍やクエストを通じて、名前だけが言及されている魔神や正体不明の存在が複数確認されています。

ソロモン72柱には現時点で原神に登場していない悪魔がまだ多数残っており、最終的に72の枠がすべて埋まるのではないかという予想も一般的に語られています。

氷神のゴエティア名の公開を皮切りに、スネージナヤ編やその先のストーリーで新たな魔神名が次々と明かされていく展開が期待されます。

まとめ:原神の七神の元ネタと魔神名を理解するために

  • 七神の魔神名の多くはソロモン72柱の悪魔の名前に由来しているが、公式に明言されたものではない
  • 英語表記「Archon」や「Gnosis」はグノーシス主義から取られており、世界観の根幹に組み込まれている
  • バアル(初代雷神・眞)とバアルゼブル(現雷神・影)は別の存在であり、混同に注意が必要である
  • 先代の神々にはインド神話、ローマ神話、マヤ神話、ロシア語など72柱以外の命名体系が多く使われている
  • 序列1〜36位の「昼の悪魔」が七神側、37〜72位の「夜の悪魔」が敗北者側に偏る傾向が確認されている
  • 水神フォカロルス(41位=夜側)は昼夜の法則の唯一の例外であり、神座破壊という結末と関連づけて考察されている
  • パイモンの名前はソロモン72柱の序列第9位の王に一致し、七神を超える存在である可能性が議論されている
  • 神の心はチェスの駒の形をしており、風神のポーンと岩神のルークが確定している
  • 氷神のゴエティア名と理想は2026年2月時点で唯一未公開であり、スネージナヤ本土編での公開が有力視されている
  • 原神の命名体系は魔神名がソロモンの悪魔、執行官名がイタリア演劇と明確に分離されており、世界設計の精緻さを示している
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