『Enshrouded(エンシュラウデッド)』のストーリーは、エリクサーを求めて大地を掘り進めた人々がシュラウドを解き放ち、崩壊した王国にフレイムボーンが目覚める物語です。廃墟に残された手紙や研究記録を読むと、霧が広がった経緯、王族の争い、未来へ人を残そうとした試みがつながります。
ロアとは、そうした世界の歴史や背景設定のことです。ゲーム内の「伝承」には背景説明だけでなく、装備や収集品を探す手掛かりもあります。文章を読むことと、そこに書かれた品を回収することは別の行動です。
以下は2026年10月4日時点のPC・Steam早期アクセス版をもとにした案内で、王国崩壊と王族の過去、収集品の由来に触れます。
Enshroudedのストーリーは、霧で失われた王国の過去をたどる物語
舞台のエンバーベール(Embervale)は、かつて人々が暮らし、王たちが治めていた世界です。廃墟に残る生活の跡や文章から、そこで暮らしていた人々を知ることができます。そこで何が起きたのかを知ると、井戸、古代の遺跡、壊れた像にも意味が見えてきます。
エリクサー・シュラウド・焔はそれぞれ何か
エリクサーは力をもたらす薬、シュラウドは大地や生き物を侵す霧です。Keen Gamesの公式FAQでは、旧世界の人々が魔法のエリクサーを求めて採掘し、地下から災いの霧と変質した生物を解き放ったことが、物語の前提として説明されています。
錬金術師Balthazarの記録「The Alchemist’s Theories I」には、エリクサーが地下に育つ小さな菌類から作られること、井戸の掘削で噴き出す霧が作業する人の体に悪影響を与えることが記されています。薬と霧は同じものを指す別名ではなく、地下から力を取り出そうとした行為を通じて結び付いています。
一方、焔(Flame)は人々に残された希望です。プレイヤーのフレイムボーン(Flameborn)は、この古代の焔と人間の器を結び付ける計画に関わる存在として描かれます。薬をめぐる過去を調べながら、焔を頼りに失われた世界へ踏み出すのが、冒険の立ち位置です。
フレイムボーンはなぜ眠っていたのか
霧が広がり戦乱が続く中、若い古代人たちは人間と協力し、焔を人の器へ導く計画を進めました。その計画を支えるのが、保存施設のCinder Vaultと、眠りに用いる容器Cinder Vesselです。
「Cinder Vault」の記録では、Balthazarが容器の実験を重ね、眠った被験体を保存して再び目覚めさせることに成功しています。続いて最初の人間の試験に志願したのが鍛冶師でした。冒険の始まりにある眠りは、災厄をやり過ごし、次の時代へ希望を残す試みの一部なのです。
この背景を知ると、職人を救出して拠点を整える行動も、失われた暮らしを取り戻す歩みとして受け止められます。
王族と錬金術師の記録で分かる、エンバーベール崩壊の流れ
王国の歴史を読むときは、女王パイクミードと、その子どもたちを区別すると関係をつかみやすくなります。さらに、支配者自身の言葉だけでなく、錬金術師や町の記者が何を残したかを重ねて読むと、同じ出来事の見え方が変わります。
パイクミード、Gormander、Vorgoth、ジェズミーナの関係
女王パイクミードは、首都パイクミードの地(Pikemead’s Reach)にゆかりのある先代の支配者です。Gormander、Vorgoth、ジェズミーナは、その子どもたちに当たります。
| 人物・集団 | 物語で押さえたい役割 |
|---|---|
| 女王パイクミード(Queen Pikemead) | 先代の女王。残された像や手紙から、後の統治者との扱いの違いが読み取れる |
| Gormander | Meldoreの王。母の名が残る首都で、自身の像や庭園をめぐる記録が残る |
| Lord Vorgoth | Rimgardを治める「北の守護者」。謎の旅人から薬を受け取り、井戸の建設を推し進める |
| ジェズミーナ女王(Queen Jezmina) | Orindellの女王。古代人と旅をし、人々を未来へ残すために容器を各地へ用意する |
| 錬金術師Balthazar | 薬と霧を調べ、容器の実験を記録した人物。災厄の進行を追う手掛かりになる |
| 古代人(Ancients) | 人間とは異なる知識と焔に関わる存在。人を助ける若い古代人と、その長老たちは同じ方針ではない |
Vorgothの手記には、旅人から薬を受け取った後、Gormanderにもその力を示し、井戸の建設へ向かわせた経緯が書かれています。ジェズミーナは、古代人が力を隠したのには理由があるはずだと考えますが、Vorgothはその異論を力ずくで退けます。
ここでは、薬が便利な発明として広まっただけでなく、権力への欲望や古代人への不信とも結び付いていたことが読めます。ただし、Vorgothの言う「古代人が隠していた真実」を、そのまま物語全体の正解と受け取るのは早計です。彼自身が何を信じ、どう変化したのかを示す手記でもあります。
作中の年号で追うと、薬の普及から救済の計画へつながる
伝承に記されたD.A.は作中の年号です。現実の西暦ではなく、記録同士の前後関係を見る目印として使います。主要な記録を年代順に並べると、次の流れになります。
| 作中の年 | 記録から読み取れる出来事 |
|---|---|
| 492 D.A. | Vorgothが謎の旅人から薬を受け取ったと記す |
| 498 D.A. | Balthazarが井戸の掘削と、そこから出る霧を記録する |
| 500 D.A. | エリクサーへの懸念と、広がるシュラウドが研究記録に現れる |
| 503 D.A. | Balthazarが、Vorgothの軍による首都の陥落とGormanderの死を記す |
| 506〜508 D.A. | 焔と人の器を結ぶ計画、容器の実験、鍛冶師の志願が記録される |
| 509 D.A. | ジェズミーナが若い古代人とブラックマイアを旅し、容器を設置する |
| 512 D.A. | Arkwright隊長が霊廟の防衛を記録し、襲撃を防ぐため橋を壊した後の補給難を残す |
崩壊の流れと並行して、人を残そうとする活動が続いていたわけです。ジェズミーナの旅も、スプリングランドへ間に合わない人々のため、各地へ逃げ道と眠る場所を用意する目的を持っていました。
ここで並べたのは過去の記録で、512 D.A.が主人公の目覚めた年だとは示されていません。そのため、これらの年号だけでは主人公が眠っていた年数も求められません。正式版1.0は2026年10月15日発売予定であり、基準日の早期アクセスで読める伝承から、正式版の結末まで補うことはできません。
Enshroudedの伝承はどう読む?日誌で人物・日付・続きのページを確認
伝承は、かつてエンバーベールにいた人々の文章です。現地で読むだけでなく、日誌に残った記録を読み返すことで、別の場所で見つけた出来事と結び付けられます。拾った順が物語の時系列とは限らないため、分からなくなったら文章の末尾の名前と日付へ戻ると読みやすくなります。
メモを見つけたら、読む操作から日誌の確認へ進む
建物や遺跡を調べるときは、宝箱と一緒に手紙・本・メモにも目を向けてください。読めるものに近づき、画面に表示される操作で文章を開きます。その場で意味がつかめなくても、まず伝承の題名と書き手を押さえておきましょう。
日誌では伝承の項目から該当する記録を開き、続きのページがないかを確かめます。たとえば「Cinder Vault」は3ページ、「The Alchemist’s Theories II」は5ページの記録です。一枚だけの印象で結論を出すと、後に成功した研究を失敗のままだと思い込むことがあります。
読むときの順番は、次のようにすると内容を追いやすくなります。
- 題名から、同じ人物・出来事に関する記録をまとめます。
- 書き手と日付を見て、いつの立場から書かれたものかを確かめます。
- 未読の続きがある場合は、そのページを探索の目標にします。
- 地名や墓、港などの手掛かりがあれば、現地の探索や収集目標と照合します。
公式FAQでは、すでに見つけた伝承は同じキャラクターで別のサーバーへ移る場合にも保持されると説明されています。別のワールドに入ったときも、そのキャラクターの日誌から以前の文章を読み返せます。
物語を理解したいなら、霊廟・薬・王族の順に読み返す
何から読めばよいか迷ったら、最初に「Cinder Vault」で眠りの装置を知り、「The Alchemist’s Theories I・II」で薬と霧の関係を追うと、主人公が必要になった理由がつながります。次に「Notes By Lord Vorgoth」とジェズミーナの旅の記録を読むと、災厄を広げる側と人を残そうとする側の行動を比較できます。
これは物語を理解するための読み順で、クエストの必須受注順ではありません。まだ見つけていない伝承のために遠方へ無理に進むより、探索で記録が増えたときに、関係する文章をまとめて読み返すと負担を抑えられます。
登場人物の仮説や宣伝を、確定した真相と混同しない
Balthazarは、シュラウドを胞子ではないかと考察しています。地下の菌類や霧の描写とつながる見解ですが、文章の中でも研究者の考えとして述べられています。
政治の記録にも立場の違いがあります。「Gormander’s Imperial Gardens」では、王をたたえる碑文に対し、記者Ramone Jonesの記事は王の庭園改称や像の設置を厳しく批判しています。どちらも同じ都市を知る手掛かりですが、称賛や皮肉まで中立な説明として読むと人物像を取り違えます。
2026年4月のUpdate 8では、多くの伝承や日誌の文章に日付などが加えられました。古い解説と表現が違う場合は、日誌の文章を基準にして、誰の記述なのかを照合しましょう。
伝承アイテムはどう探す?文章の手掛かりと現物の回収をつなぐ
伝承を探していると、読むための文章と、物語に関わる装備・装飾品の両方に出会います。前者は日誌で内容を追い、後者は実物を拾ったり、展示台で組み立てたりします。Update 8以降は収集目標の一部が「アイテムセット」にまとまっているため、古いクエスト名だけで探さない方が目的を見失いません。
女王パイクミード像は、手紙を読んで3つの破片を回収する
女王像に関する伝承「Under The Sea」には、Gormanderが先代女王の像を排除しようとし、書き手や港の労働者が破片を救った経緯が残っています。王への不満だけでなく、庭園と港で像の破片を探す理由にもなる文章です。
Ramoneの手掛かりを追ってパイクミードのImperial Gardensへ向かい、中央の建物の最上階まで調べてください。梁の上にある腕の破片が目標の一つで、関連する伝承もこの建物で探せます。台座と胸像はPike’s Port側に残されています。
3片を回収した後は、大工の「Pikemead Statue Showcase」を設置し、調べて対応する欄へ破片を入れます。手紙を読んだだけでは像は完成せず、破片を荷物に持っているだけでも展示は終わりません。現在の収集目標にある4項目は、3つの破片と展示台なので、4つ目の破片を探す必要はありません。
火のモザイク画は、遺言が8片に分かれた理由を教えてくれる
アルバネヴ山頂のエヴァフローレ要塞(Everfrore Keep)には、火のモザイク画の8つの破片があります。伝承「What I Leave Behind」は、最期に7人の子どもたちが訪れなかった人物の遺言です。美術品を8分割し、7片を子どもたちへ分け、最後の1片は自分と埋葬するよう望んでいます。
そのため、全ての破片が室内の棚や箱にあるとは限りません。実際に破片Iは要塞の高台にある墓のそばで、雪を掘って回収します。遺言を読めば、建物内を探すだけでなく墓にも目を向ける理由が分かります。
どれか1片を得ると、大工でモザイク用のフレームを製作できます。フレームは地面に設置し、集めた8片を配置してください。この例でも、遺言を読むこと、破片を集めること、絵を組み立てることが別々の段階です。
読んだのにクエストが増えないときは、アイテムセットも見る
アイテムセットの欄は、最初の品を発見するか、住民から対応する依頼を受けると現れます。すべての伝承が独立したクエストを発生させるわけではなく、文章が探索のヒントとして残る場合もあります。
目的の品があるなら、日誌の伝承に加えて、アイテムセットの未取得品とヒントを見比べましょう。「読んだ」「現物を拾った」「展示台で組み立てた」のどこまで進めたかを区別すると、次にすることを選びやすくなります。
探索や職人救出を進めたいときは、Enshroudedの総合攻略から次の目標を選べます。拠点で演奏を楽しみたい場合は、音楽・楽器・楽譜の集め方も役立ちます。
Enshroudedのストーリーは、伝承と廃墟の手掛かりを結ぶと分かる
Enshroudedの世界観の軸は、エリクサーを求めた採掘とシュラウドによる崩壊、そして未来へ人を残そうとした焔の計画です。王族の争い、錬金術師の研究、残された人々の言葉を重ねることで、主人公が目覚めた世界の背景が見えてきます。
伝承は書き手と日付、続きのページを確かめて読み返しましょう。像やモザイク画を探すときは、文章の意味を読み取り、現物を回収して展示するところまで進めると、過去の記録が自分の探索の成果につながります。

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