Double Doors MODは、並べた同じ種類のドアを一度の操作で開閉できるMODです。木の両開きドアを片側だけ開けてしまう場面や、感圧板一つで入口を通りたい場面に向いています。
使う前に確認したいのは、Collectiveなどの前提MODと、実際にワールドを動かす側への導入です。自分のPCに入れただけでは、未導入の専用サーバーで連動機能は使えません。
この記事では、Java版Minecraft 1.21.1でDouble Doors 7.3をFabricに導入する例を解説します。作者の配布情報と対象版のソースに基づく内容で、実機での動作は検証していません。
Double Doorsは同じ種類の扉をまとめて開閉するMOD
作者のDouble Doors配布情報では、同じ種類のドア、トラップドア、フェンスゲートを連動させる機能が紹介されています。木のドアを直接操作する方法のほか、感圧板やボタンによる開閉にも対応しています。
新しい専用ドアをクラフトするMODではなく、設置済みのドア系ブロックの動作を変える仕組みです。導入後に専用工具や操作用アイテムを探す必要はありません。
ただし、初期設定で有効なのはドアです。トラップドアとフェンスゲートも連動させたい場合は、それぞれの設定を有効にします。また、つながった扉を順に探す機能が初期状態で有効なため、近くに同じ種類の扉が並ぶ建築では、二枚より多く動くことがあります。
近づくだけで開く自動ドアや、鍵で通行を制限する装置とは目的が異なります。鉄のドアを素手で開ける機能でもありません。通常どおり、ボタンや感圧板などを使う構成で考えてください。
1.21.1用7.3をFabricへ入れるときの必須MOD
対象はDouble Doors 7.3の1.21.1用配布ファイルです。このファイルは複数ローダー向けに提供されていますが、ここではFabricを使う手順に絞ります。別のゲーム版向けのファイルを流用しないでください。
| 用意するもの | この記事で確認した版の例 | 確認する条件 |
|---|---|---|
| Minecraft・Java | Java版1.21.1・Java 21 | 統合版用の手順ではない |
| Fabric Loader | 0.19.5 | 対象MODの宣言は0.15以上。パック指定版も確認 |
| Double Doors | 1.21.1用7.3 | doubledoors-1.21.1-7.3.jar |
| Collective | 1.21.1用8.53 | Double Doors側は8.40以上を要求 |
| Fabric API | 0.116.17+1.21.1 | Minecraft 1.21.1用を選ぶ |
配布APIの依存一覧にはCollectiveが載っていますが、対象版のFabric用MOD定義ではFabric APIも要求されています。Fabric環境では、Double Doors・Collective・Fabric APIの三つをそろえましょう。
Collective 8.53の配布情報とFabric APIの対象ファイルも、ゲーム版を合わせて確認してください。表の版は導入例であり、他のMODを含むすべての構成で動作を保証するものではありません。
シングルプレイでは、ゲームを終了し、ワールド、mods、configをバックアップしてから、専用のFabricプロフィールで試します。三つの通常のJARを、そのプロフィールが使うゲームフォルダーのmodsへ置きます。導入先の基本はFabric公式のMOD導入案内で確認できます。
MODのJARは解凍したり、直接実行したりせず、そのまま配置します。普段使うワールドを試す際も、先にコピーを用意してください。既存パックでは、指定されたライブラリの版を調べずに置き換えないことが大切です。
両開きドアは片側を操作し、単独操作はしゃがんで行う
最初は同じ種類の木のドアを隣り合わせに置いた、単純な両開きの入口で確認すると分かりやすくなります。二枚を同じ開閉状態にそろえ、手に何も持たず、片側を通常の使用操作で開閉してみてください。
対象版の開閉処理では、周囲にある同じ種類のドア系ブロックを探し、開閉状態を合わせます。違う木材のドアを組み合わせたり、別MODの特殊な扉を使ったりする場合まで、一律に連動するとは考えないでください。
片側だけ操作したいときは、しゃがみながらドアを操作します。作者は、この操作で連動させず単独の開閉ができると案内しています。普段しゃがみながら建築している場合は、これが「連動しない」原因になることもあります。
この使い分けは、手でドアを操作する場面のものです。しゃがんだからといって、感圧板やボタンの回路まで無効になるわけではありません。回路を使う入口では、信号が入ったときと切れたときの動作も確認しましょう。
作者は村人による両開きドアの操作にも対応すると案内しています。ただし、村人の経路探索全体を改善したり、鉄のドアを手で開けられるようにしたりする機能とは分けて考えてください。
トラップドア・ゲートと連動範囲を設定する
設定ファイルは、初回起動後に生成されるconfig/doubledoors.json5です。作者の設定ガイドでは、このファイルを編集する方法と、ゲーム内の設定画面を使う方法が説明されています。
| 設定名 | 初期値 | 変える目的 |
|---|---|---|
enableDoors |
true |
通常のドアの連動を有効にする |
enableFenceGates |
false |
フェンスゲートも連動対象にする |
enableTrapdoors |
false |
トラップドアも連動対象にする |
enableRecursiveOpening |
true |
接続する扉をさらにたどって連動させる |
recursiveOpeningMaxBlocksDistance |
10 |
接続先を探す距離を調整する |
トラップドアを使った大きな開閉壁なら、enableTrapdoorsを有効にしたうえで、同じ種類のブロックがつながるように設置します。フェンスゲートを使う入口は、enableFenceGatesを確認してください。両方とも初期値は無効なので、通常のドアが動いていても、そのままでは同じ動作になりません。
距離の初期値10は「最大10枚」という枚数制限ではありません。接続先を探す範囲に関する設定です。意図しない扉まで一緒に動く場合は、配置を分けるか、再帰的に探す設定と距離を見直します。再帰を無効にしても、すべての配置で必ず二枚だけになるとは限りません。
手動で編集するときは、ゲームやサーバーを終了し、設定をコピーしてから必要な値だけ変えます。保存後は再起動してください。Fabricで自分の環境の設定画面を使いたい場合は、Mod Menuが任意の追加手段になります。Double Doorsを動かすだけなら必須ではありません。
マルチプレイではサーバー側の導入と設定が必要
Double Doorsの機能はサーバー側で動きます。専用サーバーでは管理者が、そのサーバーのMinecraft版とローダーに合うファイルを導入する必要があります。Fabricの場合は、サーバーのmodsにもDouble Doors、Collective、Fabric APIをそろえます。
ゲームフォルダーとサーバーフォルダーを取り違えないようにしてください。参加者のPCにだけ追加しても、サーバー上の扉の連動機能は増えません。Double Doorsのために参加者全員へクライアント導入を要求する必要はありませんが、ほかのMODに必要な条件は別に確認します。
サーバーの基本構成はFabric公式のサーバー案内も参照してください。すでに運用中なら、既存の管理手順とMODパックの指定に従い、ワールドと設定を保存してから作業します。
トラップドアの有効化や連動距離も、実際にワールドを動かしているサーバー側の設定が基準です。参加者が自分のPCの設定画面だけ変更しても、接続先サーバーの設定は変わりません。管理者に希望する動作を伝え、許可された環境で確認しましょう。
動かない原因と更新・削除前に確認すること
| 症状 | 先に確認する点 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 起動時に前提MODのエラーが出る | Collective・Fabric APIとゲーム版 | エラーで指定された依存関係をそろえる |
| 一人用では動くがサーバーでは動かない | サーバー側に導入されているか | サーバー管理者が導入先と設定を確認 |
| ドアの片側しか動かない | しゃがみ操作、扉の種類、enableDoors |
同じ種類の木のドア二枚で確認 |
| トラップドアやゲートが連動しない | 対応する設定が初期値のままか | 使う種類の設定だけ有効にする |
| 遠くの扉まで一緒に動く | 連続した配置、再帰設定、距離 | 配置と探索範囲を見直す |
| ボタンで思うように動かない | 信号が扉へ届く配置か | 単純な入口と回路で切り分ける |
同じ開閉機能を持つMODとの重複にも注意が必要です。対象版には、Quarkを検出した場合に、quark-common.toml内の両開き関連設定を無効にする処理があります。すべての競合を自動解決する仕組みではありませんが、併用する構成では別MODの設定も変わり得るため、導入前にconfig一式を保存しておきましょう。
更新時は、ゲームやサーバーを終了し、ワールド・MOD・設定をバックアップします。Double DoorsとCollectiveの対応条件を確認して入れ替え、同じMODの新旧JARを重複させないでください。まずコピーしたワールドで、入口や装置が意図どおり動くか確かめます。
削除する場合も、終了中にDouble DoorsのJARを外し、通常のドア操作と回路の動作を確認します。CollectiveやFabric APIは他のMODも使うため、依存先を調べずに一緒に削除しないでください。また、Double Doorsを外すだけで、変更されたQuark側の設定まで自動で元に戻るとは考えず、必要に応じて保存した設定と照合します。
まとめ:Double Doorsは扉の種類と連動範囲をそろえる
Double Doorsは、同じ種類のドアをまとめて開閉したいときに使えるMODです。1.21.1のFabric環境では、対象版のDouble DoorsにCollectiveとFabric APIを組み合わせます。
通常のドアは初期状態で有効ですが、トラップドアとフェンスゲートには設定変更が必要です。サーバー側の導入と設定を確認し、単純な両開きドアから動作を確かめて、建築に合う連動範囲へ調整しましょう。

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