EMF(Entity Model Features)は、OptiFine形式のCustom Entity Models(CEM)に対応するMinecraft Java版向けMODです。EMF本体、必須のETF、対応するリソースパックを揃え、パックを有効にしてから表示を確認するのが基本になります。
この記事ではMinecraft 1.21.1・Fabric用3.3.12を対象に、導入、モデルが変わらない場合の設定確認、アニメーションの負荷と更新前の準備を説明します。2026年10月15日に正規配布情報と対象版の作者資料を確認しました。実機検証は行っていません。使用するパックや描画MOD、設定によって結果は変わります。
EMFの対象版と必須ETF・対応パックを確認する
TrabenのEMF正規配布ページでは、OptiFine形式のカスタムモデルとアニメーションを、ほかの描画環境でも利用するための機能が紹介されています。EMF自体に、すべての生き物を特定の見た目へ変えるパックが付属する前提にはしないでください。
今回扱うのは1.21~1.21.1・Fabric用3.3.12の配布ファイルです。26.3向けにも同じMODの配布がありますが、ファイルは分けて選びます。この記事では1.21.1のFabric環境を対象にします。
| 構成要素 | 主な役割 | 導入時の確認 |
|---|---|---|
| EMF | CEMモデル・アニメーションなどの対応 | ゲーム版とローダーが一致する本体を選ぶ |
| ETF | テクスチャ機能や共通の設定など | EMFが必要とする対応版を入れる |
| 対応リソースパック | 実際のモデル・見た目のデータ | CEM・ゲーム版・EMFへの対応を確認する |
EMF 3.3.12の実行条件には、Entity Texture Features(ETF)7.2以上が必要です。確認時点では、1.21~1.21.1・Fabric用ETF 7.2.6が掲載されています。ETF側にも古いEMFとの非互換指定があるため、片方だけ更新するより、組み合わせを照合してください。
SodiumやMod Menuを、EMFの必須MODと一律に考える必要はありません。今回のEMFとETFの配布条件では、Fabric APIも追加の必須MODとして指定されていません。ただし、同時に使うほかのMODが要求する場合は、その条件に従います。
FabricのmodsへEMFとETFを導入する
Fabric公式のMOD導入案内を参照し、ゲーム版とFabric向けであることを確認して進めます。Minecraft 1.21.1を起動するJava 21環境と、対応するFabric Loaderを用意してください。
| 確認項目 | この記事の対象 | 間違えやすい点 |
|---|---|---|
| ゲーム | Minecraft Java版1.21.1 | 別ゲーム版のJARと混ぜない |
| ローダー | 対応するFabric Loader | NeoForge版やForge版と区別する |
| EMF | 3.3.12・1.21用Fabricファイル | 対応欄に1.21.1が含まれることを確認する |
| ETF | 7.2以上で、ゲーム版・ローダーも対応 | 数字だけを見て別ゲーム版を選ばない |
| 導入側 | クライアント側 | 専用サーバーへの導入は不要 |
| 配置先 | 実際に起動する環境のmods | 対応パックの配置先とは分ける |
ゲームを終了し、ワールド・MOD・設定・リソースパックと使用版をバックアップします。実際に起動するプロファイルのゲームディレクトリを確認し、modsへ対象のEMFとETFの通常JARを入れてください。JARの展開は不要です。
同じMODの旧JARが残っていないか、別ローダー向けのファイルが混在していないかも確認します。Fabric Loaderの対応も、ほかのMODの要求を含めて揃えましょう。
EMFは自分のクライアントでの表示を扱います。マルチプレイでほかの参加者も同じ見た目にしたい場合は、それぞれのクライアントのMODとパックの構成が関わります。サーバーの利用方針やリソースパックの案内も確認してください。
対応リソースパックを選んでモデルを確認する
MODの読み込みが済んだら、使いたいCEMリソースパックを確認します。作者の正規配布ページで対象ゲーム版、EMFへの対応、併用するパックや必要な機能、利用条件を読んでから選んでください。
リソースパックは通常のリソースパック画面から適用します。MOD本体のJARをresourcepacksへ入れたり、パックのZIPをMOD本体としてmodsへ入れたりしないようにしましょう。
最初は対応パックを一つ有効にし、コピーしたワールドで、そのパックが変更する対象を確認します。パックが対応していない生き物まで一律に変わるとは限りません。複数のパックを重ねる場合は、優先順や同じモデルを上書きするパックの有無も確認します。
EMFはモデルを読む仕組み、パックは変更内容のデータという役割です。EMFとETFが起動していても、対応パックが無効なら、期待したモデルやアニメーションは表示されません。
また、作者は多くのCEMパックへの対応を案内していますが、すべてのパックが完全に同じ結果になると保証しているわけではありません。追加MODの生き物も、独自の描画方法によって対応が異なります。表示が変わらない場合は、まずパックが指定する対象と対応条件を確認してください。
共通設定画面でAllowed modelsと個別設定を見る
設定は、リソースパック画面の設定ボタンや、対応するMod Menuを使って開けます。EMFから設定を開いても、ETFと共通の設定画面へ進む仕組みになっています。別の画面が出たように見えても、Modelsの項目を確認してください。
対象版では、Allowed modelsの初期値はAllです。Offにしていると、EMFによるモデルの変更が無効になります。Known onlyやUnknown onlyは扱うモデルを制限する選択なので、以前の設定を引き継いでいる場合は、制限が残っていないか確認します。
作者の説明ではKnownは主にバニラ・OptiFineで知られているモデル、Unknownは主に追加MODのモデルを指します。ただし、モデルの名前空間などによって分類が完全ではないことも案内されています。「追加MODのモデルは必ずこの分類」と決めつけず、対象ごとの設定も見てください。
個別のモデルを無効にする仕組みもあります。パック全体ではなく一種類だけ見た目が変わらない場合は、対象モデルが個別に無効になっていないかを確認しましょう。
設定ファイルを扱う場合、Fabric環境ではconfig内のentity_model_features.jsonがEMF、entity_texture_features.jsonがETFです。編集前にゲームを終了して原本を保存します。読めない設定が初期値で保存し直される処理もあるため、自動でバックアップが残ると考えず、変更前のコピーを取ってください。
アニメーションの負荷と競合MODを確認する
動きの多いパックや、同時に表示する対象が多い環境では、アニメーションの処理が負荷へ関わります。EMFのバージョン更新には最適化も含まれますが、一定のFPS向上を保証するものではありません。
対象版にはAnimation LOD distanceがあり、初期値は20です。距離に応じてアニメーションのフレームを間引く設定で、値を小さくすると間引きが増え、処理を抑える代わりに近い場所でも動きの滑らかさが変わります。サーバーのシミュレーション距離や、生き物の動作そのものを止める設定とは分けて考えてください。
重い場合は、同じ場所・同じ対象数でパックや設定を一つずつ変えて比較します。遠い対象だけ動きが粗い場合も、モデルの読込失敗と決めつける前にLODの設定を確認しましょう。
EMFはOptiFine、OptiFabric、dorianpb製のCEM MODと非互換とされています。パックがOptiFine形式だからといって、EMFへOptiFineも追加する手順にはなりません。
また、実行条件には古いEntity Sound Featuresとの非互換指定もあります。これはEntity Sound Featuresを必ず追加するという意味ではありません。すでに併用している場合に、対応版かを確認してください。
シェーダーや、別のモデル・ブロックエンティティの描画を変えるMODも、使用版と設定を照合します。作者が回避策を案内している組み合わせでも、すべての描画機能が同じ結果になるとは限りません。
モデルが変わらない場合の確認と更新・削除の準備
| 症状 | 確認する箇所 | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 起動できない | EMF・ETFの版、ゲーム版、ローダー | 必須ETFと非互換MODを確認する |
| 起動するがモデルが変わらない | 対応パックの有効状態 | パックが変更する対象も確認する |
| 一部のモデルだけ変わらない | Allowed modelsと個別の無効設定 | ほかのパックによる上書きも確認する |
| 動きが遠くで粗くなる | Animation LOD distance | 距離によるフレームの間引きと区別する |
| テクスチャだけ期待と違う | ETFとパックのテクスチャ条件 | モデルとテクスチャの役割を分ける |
| 読込エラーが表示される | Models内のDebuggingとログ | 対象パック・モデル・読込時の前後も確認する |
対象版では、Models内のDebuggingから、直前のリソース再読込で発生したエラーをログへ再出力する機能があります。モデル名だけでなく、周囲のエラーやパックの対応版も確認してください。再出力した一覧だけですべての原因が分かるとは限りません。
更新前にはゲームを終了し、EMF・ETF・パック・設定と元の使用版を保存します。新しいファイルのゲーム版とローダー、双方の依存条件、変更履歴を確認し、コピー環境で一つのパックから表示を確かめてください。
削除する場合は、使っていたCEMパックを先に無効にし、ゲームを終了してからEMF本体を外します。ETFは別のパックや機能でも利用する場合があるため、必要性を確認せず一緒に削除しないでください。元へ戻す場合は、保存したMOD・パック・設定の組み合わせを揃えて確認します。
まとめ:EMF・ETF・対応パックを順に確認する
EMFの1.21.1・Fabric用3.3.12では、対応するETFとCEMパックを揃えます。JARはmods、パックはリソースパックとして適用し、対象のモデルを確認してください。
表示が変わらない場合は、パックの有効状態、Allowed models、個別設定、競合を順に確認します。動きの滑らかさにはLODも関わるため、読込エラーと負荷対策を分けて調整しましょう。

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