2025年9月4日に発売された「Hollow Knight: Silksong(ホロウナイト シルクソング)」は、前作から約8年の開発期間を経て登場したメトロイドヴァニアの大型続編です。
主人公ホーネットの冒険を支えるリソース「シルク」の管理は、本作の攻略において最も重要な要素のひとつといえます。
シルクは回復や強力なスキルの発動に不可欠で、蓄積上限を引き上げる「糸巻の破片」の収集が探索や戦闘の快適さを大きく左右します。
しかし全18個の破片はファルルーム各地に散らばっており、特殊な能力やクエストの達成を求められるものも少なくありません。
さらに発売当初は糸巻に関する深刻なバグも報告され、多くのプレイヤーが100%達成を阻まれる事態となりました。
この記事では、糸巻の破片の基本的な仕組みから全18個の入手場所、関連する道具との比較、既知のバグとその対処法まで、攻略に必要な情報を網羅的に解説していきます。
糸巻の破片とは?シルクソングの基本システムを解説
糸巻の破片とは、ホーネットが蓄積できるシルクの上限を恒久的に引き上げる収集アイテムです。
前作ホロウナイトにおける「ソウルの器の破片(Vessel Fragment)」に相当し、ゲームを有利に進めるうえで欠かせない存在となっています。
シルクソングでは「ソウル」に代わって「シルク」というリソースが採用されました。
通常攻撃を敵にヒットさせるたびにシルクが蓄積され、体力回復の「バインド」やシルクスキルの発動に消費されます。
前作と大きく異なるのは、回復が空中でも可能になった点です。
より攻撃的なプレイスタイルが求められる一方、シルクは回復とスキルの両方に消費されるため、リソース管理の重要性は前作以上に高まっています。
糸巻の破片は2個集めるごとにシルクゲージが1段階拡張されます。
前作のソウルの器が3個で1段階増加だったのに対し、少ない収集数で効果が得られる仕様に変更されました。
ファルルーム全土に18個が配置されており、すべて集めると合計9段階の拡張が完了します。
ゲーム内の説明テキストには「紡ぐ者が残していった遺物の半分。
シルクを集めて蓄えるために作られた」と記されており、ファルルームの世界観とも深く結びついたアイテムです。
糸巻の破片の効果と収集のメリット
糸巻の破片を集める最大のメリットは、シルクの蓄積上限が増えることで回復とスキル使用の自由度が格段に向上する点にあります。
全18個を集めきった場合、スプールが満タンの状態からバインドを2回連続で実行できるだけのシルクを確保できます。
シルクスキルも気兼ねなく撃てるようになるため、探索中の安定感とボス戦での瞬間火力が大幅に改善されるでしょう。
特に序盤はシルクの蓄積量が少なく、回復に使うかスキルに使うかの判断が厳しくなりがちです。
多くのプレイヤーが「序盤の難易度の高さはシルク不足に起因している」と指摘しており、早い段階から糸巻の破片を意識的に収集することが攻略のカギとなります。
また、100%達成チェックリストにおいて「シルクの糸巻」カテゴリは達成率の9%を占めています。
真エンディングや全実績の解除を目指す場合、18個すべての回収が必須条件です。
中盤以降になるほどリソースに余裕が生まれる設計のため、「難しいと感じたらまず糸巻の破片を探しに行く」というアプローチが有効といえます。
糸巻の破片 全18個の入手場所一覧
ファルルーム各地に点在する糸巻の破片は、探索で発見するもの、ボス撃破後に入手するもの、ショップで購入するもの、クエスト報酬として受け取るものの4種類に大別できます。
以下の表に全18個の入手場所と必要な能力をまとめました。
| 番号 | 地域 | 入手方法 | 必要な能力 |
|---|---|---|---|
| 1 | 骨溜まりの麓 | 隠し壁の奥の祭壇で入手 | なし |
| 2 | 深層の港(1個目) | 燃える石炭の部屋を攻略 | なし |
| 3 | 深層の港(2個目) | 鍵付き扉の奥、鉱石バケツを下降 | 鉤爪線、単純な鍵 |
| 4 | 紡ぎの巣アトラ | マロウモウを2体撃破後に入手 | ニードリン |
| 5 | ベルハート | 商人フレイから270ロザリーで購入 | クエスト「行方不明の配達人」完了 |
| 6 | 灰色の丘陵 | 東の風車を登り崩れた橋の先 | 接着の爪 |
| 7 | 巨石の牢 | 外壁を接着の爪で登る(凍結注意) | 接着の爪、異端者の鍵 |
| 8 | 暴風の石段(1個目) | ノミキャラバン移動報酬 | ノミ14匹以上収集 |
| 9 | 暴風の石段(2個目) | 商人グリンドルから680ロザリーで購入 | フェイダウンマント |
| 10 | 偉大なる門 | 天秤型プラットフォームを攻略 | 接着の爪 |
| 11 | 聖域の礎・西 | 敵のガントレット戦クリア後に開放 | なし |
| 12 | 聖域の礎・東 | 高熱エリア最下部の木板を破壊 | なし |
| 13 | カラクリの中枢 | ボス「Cogwork Clapper」撃破後 | なし(Act 2到達が前提) |
| 14 | 白色の棟(1個目) | エレベーター下の隠し空間 | 接着の爪、白い鍵 |
| 15 | 白色の棟(2個目) | クエスト「傷ついた者への薬」報酬 | 接着の爪、白い鍵 |
| 16 | 高貴の広間 | 最上部の回転リング群を登りきる | 鉤爪線、フェイダウンマント |
| 17 | 記憶庫 | 赤い茨の部屋を攻略 | 鉤爪線、フェイダウンマント |
| 18 | 合唱の間 | 商人ジュビラナから500ロザリーで購入 | クエスト「迷子の商人」完了 |
全18個はAct 2の時点ですべて入手可能です。
Act 3に進んでから取り返しがつかなくなる心配はないため、焦らず計画的に収集を進めましょう。
効率的な収集ルートとおすすめの優先順位
糸巻の破片を効率的に集めるには、ゲームの進行度と入手した能力に合わせて優先順位を決めることが重要です。
Act 1の段階では、特殊な能力が不要な3個を最優先で回収してください。
骨溜まりの麓の破片はゲーム開始後まもなく到達できるエリアに隠されています。
隠し壁を攻撃して秘密の通路を見つける必要があるため、壁が怪しいと感じたら積極的に攻撃する癖をつけておくとよいでしょう。
深層の港の1個目も能力なしで取得でき、燃える石炭の床をジャンプで渡り切ることで入手できます。
スウィフトステップのダッシュがあると格段に楽になるため、先にスキルを習得してから挑むのも手です。
ベルハートでは商人フレイからの購入となりますが、前提クエスト「行方不明の配達人」の攻略が必要になります。
接着の爪を入手した後は、一気に回収できる破片が増えます。
灰色の丘陵、偉大なる門、巨石の牢の3個が新たにアクセス可能になるため、このタイミングでまとめて集めるのが効率的です。
巨石の牢は外壁に出ると15秒で凍結ダメージが始まるため、素早く壁を登りきる操作精度が求められます。
Act 2でシタデルに到達した後は、カラクリの中枢や白色の棟など中盤以降のエリアに配置された破片を回収していきましょう。
フェイダウンマント(二段ジャンプ)の入手後に解放される高貴の広間と記憶庫の破片が、難易度的には最も手強い部類に入ります。
特に記憶庫では赤い茨に囲まれた複雑なプラットフォーミングを要求されるため、操作に自信がないうちは後回しにしても問題ありません。
糸巻の破片と関連する道具の違いを比較
シルクソングには糸巻の破片のほかにも、シルクの運用を補助する道具(ツール)が複数存在します。
混同しやすいアイテムが多いため、それぞれの違いと使いどころを整理しておきましょう。
まず押さえておきたいのが「糸巻拡張器(Spool Extender)」です。
合唱の間の商人ジュビラナから720ロザリーで購入できるこの道具は、装備するだけでシルクゲージが3ストランド分拡張されます。
糸巻の破片2個分に相当する効果があり、即座にシルク容量を底上げできる点が魅力です。
ただし道具枠を1つ消費するため、ほかの有用な道具とのトレードオフが発生します。
糸巻の破片による強化は恒久的で装備枠を圧迫しないことから、一般的には破片の収集を優先し、糸巻拡張器は補助的に運用するスタイルが推奨されています。
次に「予備のシルク(Spare Silk)」は、シルクが完全に枯渇した際に自動で1ヒット分のシルクを生成する道具です。
絶体絶命の場面で最低限の回復手段を確保できる保険として機能しますが、生成量は少ないため過信は禁物でしょう。
「紡ぎの触媒(Spinning Catalyst)」は回復時間が延びる代わりに回復量が増加する道具で、ボス戦よりも探索中の立て直しに向いています。
「紡ぎの光(Weavelight)」はシルクの自然回復速度を引き上げる効果があり、長期戦で真価を発揮します。
そして「シルクの心(Silk Heart)」は糸巻の破片とは別カテゴリの収集アイテムで、全3個を集めるとシルクが0になった際の自動再生速度が段階的に向上します。
糸巻の破片が「蓄積量」を増やすのに対し、シルクの心は「回復手段」を強化する点で役割が異なります。
両方をバランスよく収集することが安定した攻略に直結するでしょう。
前作ホロウナイトとのシステム比較
シルクソングのシルクシステムは、前作のソウルシステムを大幅に進化させたものです。
両作の違いを理解しておくと、シルクソングの攻略方針がより明確になります。
前作では「ソウル」を敵への攻撃で蓄積し、体力回復の「フォーカス」と攻撃魔法に消費していました。
フォーカスは地上で静止した状態でのみ発動でき、詠唱中は完全に無防備になるというリスクがありました。
シルクソングではこの制約が撤廃され、空中でもバインドによる回復が可能になっています。
一見すると回復のハードルが下がったように思えますが、シルクの蓄積速度や消費量のバランスが異なるため、体感的にはリソース管理がより厳しいと感じるプレイヤーも少なくありません。
アクセサリーシステムも大きく変わりました。
前作のチャームはノッチ(コスト)制で自由に組み合わせられましたが、シルクソングの道具は赤・青・黄の3色に分類され、各色の枠内でしか装備できません。
青枠にはシルク関連の道具が集中しているため、糸巻拡張器や予備のシルクを装備する場合、ほかの青枠道具を外す必要が生じます。
マップの規模も前作の約2倍に拡大されており、糸巻の破片は広大なファルルーム全土に分散配置されています。
前作の経験者であっても探索の手応えは十分に感じられるでしょう。
糸巻に関する既知のバグと対処法
シルクソングの糸巻の破片に関しては、発売直後から複数の深刻なバグが報告されていました。
100%達成を目指すプレイヤーにとって致命的な問題も含まれていたため、現在の修正状況と対処法を把握しておくことが大切です。
糸巻の破片が永久に取得不可になるバグ
最も影響が大きかったのは、「糸巻の破片を取得した直後にゲームを終了すると、セーブデータにアイテムが記録されず、該当箇所に戻っても破片が消失している」というバグです。
17個止まりで18個目がどこにも存在しなくなり、達成率が99%から進まなくなるプレイヤーが続出しました。
コミュニティでは「シルクソング最悪のバグ」として大きな話題となり、SteamフォーラムやRedditに修正を求める声が殺到しました。
2025年11月6日配信のパッチ3で正式に修正され、破片取得後の即時終了によるデータ消失が発生しなくなっています。
ただしパッチ適用前のセーブデータに対しては修正が遡及しないケースも報告されており、該当するプレイヤーは新規データでのやり直しが必要になる場合があります。
呪いイベントによるシルクゲージリセット
穀木の森のNPCヤーナビィに呪い解除を依頼した後、糸巻の破片で増加させたシルク上限がリセットされる現象も報告されています。
パッチ3で「呪い関連のスタック問題」が修正対象に含まれましたが、これが完全な解決に至ったかどうかについてはコミュニティ内でも意見が分かれています。
呪いイベントに挑む前にはセーブデータのバックアップを取っておくと安心でしょう。
糸巻拡張器の着脱に伴うUI不具合
道具「糸巻拡張器」を装備してから解除した際、シルクゲージの表示が正常に戻らず増加分が見かけ上消えるUIバグが発生することがあります。
実際のシルク容量には影響しないケースが多いものの、視覚的に混乱を招くため注意が必要です。
ベンチで一度セーブしてからゲームを再起動すると表示が正常化することが多いと報告されています。
収集漏れの確認方法
バグだと思っていたが実は単純に1個見落としていたというケースも非常に多く報告されています。
コミュニティ有志が開発した「Silksong Save Analyzer」というWebツールを使うと、セーブデータから未取得の糸巻の破片を特定できます。
99%で止まっている場合は、バグを疑う前にまずこのツールで確認してみることをおすすめします。
パッチ履歴と糸巻関連の修正まとめ
発売以降、Team Cherryは複数回のアップデートを通じて糸巻関連の不具合修正に取り組んできました。
各パッチの配信日と糸巻に関わる主な修正内容を時系列で整理します。
パッチ1は2025年9月の発売直後に配信され、既知の問題リストが公開されました。
この時点では糸巻の破片消失バグは未修正のままでしたが、Team Cherryが問題を認識していることは示されていました。
2025年10月14日配信のパッチ2(バージョン1.0.28891)では、コントローラー対応の改善やソフトロックの修正が中心でした。
糸巻関連では部分的な対応にとどまり、根本的な消失バグの修正は次のパッチに持ち越されています。
2025年11月6日配信のパッチ3が、糸巻関連で最も重要なアップデートです。
「糸巻の破片を取得直後にゲームを終了すると永久に入手不可になるバグ」が正式に修正されました。
加えて、呪い関連のスタック問題や一部ボスの境界外落下なども併せて修正されています。
現時点ではパッチ3が最新の修正版となっており、糸巻の破片に関する致命的な問題はおおむね解消されたといえるでしょう。
シルクリソース管理のコツと攻略のポイント
糸巻の破片を集めてシルク容量を拡張しても、リソース管理を意識しなければ効果を十分に活かせません。
多くの上級プレイヤーが実践している管理のコツを紹介します。
まず基本方針として、シルクはできる限り回復用に温存し、攻撃は道具(赤枠ツール)で代替するスタイルが効果的です。
シルクソングでは前作のチャームに代わる道具システムが導入されており、赤枠の攻撃道具はシルクを消費せずに使えるものが多く存在します。
シルクスキルは威力が高い反面、消費するシルク量も大きいため、乱発するとすぐにゲージが枯渇してしまいます。
ボス戦の大ダメージチャンスや、複数の敵をまとめて処理したい場面に限定して使うと効率がよいでしょう。
序盤で特に意識したいのが、シルクの心の早期入手です。
最初のシルクの心はイベント戦闘で自動的に手に入りますが、これを入手するだけでシルクが0になった際の自動再生が有効になります。
糸巻の破片が「蓄積の上限」を上げるのに対し、シルクの心は「枯渇時の保険」として機能するため、両方を並行して集めていくのが理想的です。
空中でのバインドも積極的に活用しましょう。
ボスの攻撃パターンの合間にジャンプして空中で回復を挟む立ち回りは、前作にはなかったシルクソング独自の戦術です。
接着の爪で壁に張り付いている間にもバインドは発動できるため、壁際での回復も選択肢に含まれます。
拡張DLC「Sea of Sorrow」と今後の展望
2025年12月15日、Team Cherry公式ブログにてシルクソング初の拡張コンテンツ「Sea of Sorrow(悲しみの海)」が発表されました。
2026年内に無料配信される予定で、航海をテーマとした新エリア、新ボス、新道具が追加されることが明らかになっています。
公式ティザー映像では塩に侵された海洋エリアが映し出されており、ファルルーム湾を含む広大な新マップが期待されています。
糸巻の破片や新たなシルク関連の収集アイテムが追加されるかどうかは、現時点では公式からの言及がありません。
しかし、新エリアと新道具が追加される以上、シルク管理の仕組みにも何らかの変化が加わる可能性は十分にあるでしょう。
一部のコミュニティ製チェックリストサイトでは、すでに「Sea of Sorrow DLC」セクションが準備されており、プレイヤーの期待の高さがうかがえます。
また、同じ発表の中で初代ホロウナイトのリフレッシュ版とNintendo Switch 2対応版の開発も告知されました。
Team Cherryがシルクソングの長期的なサポートに注力している姿勢は明確で、今後もパッチやコンテンツ追加を通じてゲーム体験が改善されていく見込みです。
まとめ:ホロウナイトシルクソング糸巻きの破片を完全攻略
- 糸巻の破片はシルクの蓄積上限を恒久的に引き上げる収集アイテムで、2個ごとに1段階ゲージが拡張される
- ファルルーム全土に全18個が配置されており、すべてAct 2終了までに入手可能である
- 全18個を収集すると合計9段階分のシルクゲージが追加され、スプール満タン時にバインドを2回連続で実行できる
- 入手方法は探索発見、ボス撃破、ショップ購入、クエスト報酬の4種類に分かれる
- 予備のシルクや糸巻拡張器などシルク関連の道具は複数存在するが、破片による強化は装備枠を消費しない点で優位である
- 前作のソウルの器が3個で1段階だったのに対し、糸巻の破片は2個で1段階と収集効率が改善されている
- パッチ3で「取得直後の終了による永久消失バグ」が修正済みだが、パッチ前のセーブデータには遡及しない場合がある
- 呪いイベント後のシルクゲージリセットや糸巻拡張器の着脱UIバグには依然として注意が必要である
- シルクは回復優先で温存し、攻撃は道具で代替するリソース管理が多くのプレイヤーに推奨されている
- 2026年配信予定の無料拡張DLC「Sea of Sorrow」で新たなシルク関連コンテンツの追加が期待される

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