ブラッドボーンの終盤に待ち受ける「メンシスの悪夢」は、多くの狩人が心を折られるエリアとして知られています。
エリアに足を踏み入れた瞬間から発狂ゲージが溜まり始め、強敵がひしめく道中を抜けた先では2体のボスが立ちはだかります。
教室棟を経由してたどり着くこの最終ステージには、攻略上の難関だけでなく、メンシス学派やミコラーシュにまつわる深い物語も隠されています。
脳みそと呼ばれる謎の存在、悪夢の赤子メルゴー、そして赤い月の真相など、ロア考察の核心がこのエリアに集約されているのです。
この記事では、メンシスの悪夢の到達方法から、発狂対策、ボス攻略、アイテム回収、そして物語の深層まで、すべてを網羅的に解説していきます。
初めて挑む方も、再挑戦を考えている方も、ぜひ最後まで目を通してみてください。
メンシスの悪夢とは?エリアの全体像と到達条件
メンシスの悪夢は、ブラッドボーン本編における実質的な最終ステージです。
広大なフィールドに危険なギミックが仕掛けられ、道中の敵も強力なものばかりが配置されています。
ゲーム終盤にふさわしい緊張感のあるエリアですが、構造を理解すれば攻略の糸口が見えてきます。
教室棟2階を経由してメンシスの悪夢へ行く方法
メンシスの悪夢へ到達するには、隠し街ヤハグルでボス「再誕者」を撃破する必要があります。
再誕者を倒した後、ヤハグルの奥から教室棟の2階エリアへ移動できるようになります。
教室棟の2階は1階とは別のエリアになっており、敵の配置も異なるため注意が必要です。
2階の奥にある扉を抜けると、いよいよメンシスの悪夢への入口に到達します。
なお、教室棟の1階はゲーム中盤で訪れるエリアですが、2階へ行けるのは再誕者撃破後に限られるという点を覚えておいてください。
エリアを構成する3つの区画とマップの仕組み
メンシスの悪夢は、巨大な城郭のような構造物を中心に、大きく3つの区画で構成されています。
1つ目は、建物の左側に位置する礼拝堂エリアで、大量の蜘蛛型の敵「悪夢の使徒」が潜んでいます。
2つ目は、右側にそびえるメルゴーの高楼で、最終ボスへと続く重要な区画にあたります。
3つ目は、左右の建物をつなぐ複数の大橋で、上段と中段には庭園が広がり、下段は通路として機能しています。
中間地点には巨大な塔があり、ここからオレンジ色の光が放射されて発狂ゲージを蓄積させるという、エリア最大のギミックが仕掛けられています。
灯り(チェックポイント)の場所と順路
メンシスの悪夢には、合計4つの灯りが存在します。
| 灯りの名称 | 場所 |
|---|---|
| メンシスの悪夢 | エリア入口付近、教室棟を出てすぐ |
| メルゴーの高楼 ふもと | 建物内部のエレベーターを起動した先 |
| メルゴーの高楼 中腹 | ミコラーシュ撃破後のエリア |
| 乳母の月見台 | メルゴーの乳母戦の直前 |
基本的な順路は、最初の灯りから発狂地帯を抜けて建物内部に入り、エレベーターでショートカットを開通させながら奥へ進む流れになります。
灯りを見つけたら必ず起動しておくことが、攻略を安定させる鉄則です。
最大の難関「発狂地帯」の安全な進み方
メンシスの悪夢で最初に多くのプレイヤーが直面する壁が、エリア序盤に広がる発狂地帯です。
何も知らずに歩き出すと、あっという間にHPを削られて倒れてしまうことも珍しくありません。
仕組みを理解し、適切な対策を講じることで、安全に突破できるようになります。
発狂ゲージが溜まる原因はメンシスの脳みそ
発狂地帯でダメージを受ける原因は、エリア中間にある巨大な塔から放たれるオレンジ色の光です。
この光の正体は「メンシスの脳みそ」と呼ばれる巨大な存在で、視線が届く範囲にいるプレイヤーに対して、時間経過で発狂ゲージを蓄積させます。
発狂ゲージが最大まで溜まると、HPの大部分が一気に削られる致命的なダメージを受けることになります。
光が届く範囲は非常に広く、開けた場所ではほぼ逃げ場がないため、対策なしで正面突破するのは極めて困難です。
射線を切りながら進むルートと安置の位置
発狂地帯を突破する基本戦術は、脳みそからの光の射線を遮る障害物を利用することです。
建物の壁や岩の陰に隠れている間は発狂ゲージの蓄積が止まるため、安置から安置へとダッシュで移動する方法が有効になります。
具体的には、最初の灯りから先へ進んだ後、左手にある岩陰をまず目指してください。
そこからは右手に見える建物の入口を目標に、敵をなるべく無視して一気に駆け抜けるのがおすすめです。
道中に出現する敵と戦闘する場合も、必ず射線が切れる場所に誘い込んでから対処するようにしましょう。
啓蒙・装備・カレル文字で発狂耐性を上げるコツ
発狂への耐性を高める方法はいくつか存在します。
最も効果的なのは、所持している啓蒙をゼロにすることです。
啓蒙が高いほど発狂への耐性が下がる仕組みになっているため、啓蒙を使い切るだけで発狂ゲージの溜まる速度が大幅に遅くなります。
啓蒙は狩人の夢にいる使いの者から消耗品と交換できるので、メンシスの悪夢に挑む前に使い切っておくとよいでしょう。
加えて、発狂耐性の高い防具を装備することも重要です。
カレル文字では「深海」が発狂耐性を向上させる効果を持っているため、装備枠に余裕があればセットしておくことをおすすめします。
脳みそを奈落に落として発狂を完全停止させる手順
発狂地帯のギミックは、ゲームを進めることで完全に解除できます。
ミコラーシュを撃破した後に起動できるエレベーターの途中に、飛び降りられる通路があります。
エレベーターが動いている最中にタイミングよく外へ飛び出し、通路を進んでいくとレバーが設置された場所にたどり着けます。
レバーを操作するとムービーが流れ、巨大な脳みそが奈落の底へ落下していきます。
この操作を完了させると、エリア全体の発狂蓄積が完全に停止し、自由に探索できるようになります。
なお、奈落に落とした脳みその前で「交信」のジェスチャーを使うと特別なアイテムが手に入るため、忘れずに実行しておきましょう。
エリア前半の敵と攻略のポイント
発狂地帯を抜けた先には、メンシスの悪夢の本格的な探索が待っています。
建物内部に入ると、多種多様な敵が行く手を阻んできます。
それぞれの敵には明確な弱点や対処法が存在するため、知識があるだけで攻略難度が大きく変わるエリアです。
銀獣から出現する寄生虫を防ぐ倒し方
発狂地帯に出現する二足歩行の獣「銀獣」は、通常攻撃で倒すと体内から寄生虫が出現するという厄介な特性を持っています。
寄生虫はそのまま敵として襲いかかってくるため、1体倒したつもりが実質2体と戦うことになりかねません。
この寄生虫の出現を防ぐ方法は2つあります。
1つ目は、火炎壺やオイル+火炎を利用した炎属性の攻撃で倒すことです。
2つ目は、背後からの内臓攻撃(パリィからの追撃)でとどめを刺す方法になります。
いずれかの手段を使えば寄生虫が出現しないため、戦闘の負担を大幅に減らせます。
大量の悪夢の使徒(蜘蛛)を安全に突破する方法
建物に入って最初に目にするのが、天井や壁に張りついた大量の蜘蛛「悪夢の使徒」です。
近づくと一斉に落下してきて襲いかかるため、正面から相手にするのは非常に危険といえます。
安全に突破するコツは、正面の広間に突っ込まず、右側にある通路から迂回して進むことです。
通路の幅が狭いため、蜘蛛が引っかかって追いかけてこられなくなります。
特に最大サイズの蜘蛛は攻撃範囲が広く、まともに戦うと被弾しやすいため、無理に全滅させようとせず通路を利用してやり過ごすのが賢明です。
NPC狩人エドガーとルドウイークの聖剣を持つ狩人の対処法
蜘蛛の部屋を抜けた先の通路には、ルドウイークの聖剣を装備したNPC狩人が待ち構えています。
このNPC狩人は攻撃力が高く、狭い通路での戦闘は被弾のリスクが増すため注意が必要です。
通路の奥に引き返すか、広い場所におびき寄せてから戦うことで、回避の余裕を確保できます。
また、メルゴーの高楼方面では「エドガー」という聖歌隊の密偵が敵対NPCとして出現します。
エドガーは遠距離攻撃を使用してくるため、接近戦に持ち込んで攻撃の隙を突く立ち回りが有効です。
ショートカット用エレベーターの開通手順
メンシスの悪夢では、鳥かごのような形状をしたエレベーターが複数設置されています。
最初のエレベーターは、NPC狩人がいた通路を抜けた先の建物内部の階段を下りた場所にあります。
このエレベーターを起動すると、灯り「メルゴーの高楼 ふもと」の近くへつながるショートカットが開通します。
エレベーターを見つけたら、必ず往復させて開通させておいてください。
ミコラーシュ戦で倒された場合のリトライ時間を大幅に短縮できるため、攻略効率が格段に向上します。
ボス「悪夢の主ミコラーシュ」の倒し方と注意点
メンシスの悪夢で最初に戦うボスが「悪夢の主ミコラーシュ」です。
メンシス学派の首魁であるミコラーシュは、他のボスとはまったく異なる形式の戦闘を仕掛けてきます。
通常の戦闘テクニックに加えて、エリアの構造を理解することが攻略の鍵を握っています。
ミコラーシュ戦の追いかけっこの正しいルート誘導
ミコラーシュ戦は、ボスを追いかけて特定の部屋に誘導するという独特の形式で進行します。
戦闘が始まるとミコラーシュは逃走を開始し、プレイヤーは複雑な構造の建物内を追跡しなければなりません。
道中には復活する骸骨型の敵「骸骨人形」が配置されており、追いかけながらの戦闘を強いられます。
骸骨人形は倒しても一定時間後に復活するため、深追いせず無視して走り抜けるのが正解です。
ミコラーシュを閉じた空間に追い込むことで、ようやく本格的な戦闘フェーズに移行します。
建物内には分岐が多いため、ミコラーシュの逃走ルートを見失わないよう常に視界に捉え続けることが重要になります。
即死級の「加速する宇宙」を回避する立ち回り
ミコラーシュ戦で最も警戒すべき攻撃が「加速する宇宙」と呼ばれる魔法です。
この攻撃は追尾性能を持つ多数の光弾を放つもので、直撃すると即死級のダメージを受けます。
第2フェーズ以降に使用頻度が上がるため、距離を取りすぎないことが回避のポイントです。
ミコラーシュに密着して攻撃を続けることで、加速する宇宙の発動自体を妨害できます。
万が一距離が開いてしまった場合は、左右への素早いステップで回避を試みてください。
もう一つの攻撃パターンである触手攻撃「星の隕石を呼ぶ者」は前方への範囲攻撃のため、側面や背後に回り込めば安全に回避できます。
推奨レベルと有効な装備・ステータス振り
ミコラーシュ戦の推奨レベルは、一般的に60前後とされています。
体力(VIT)は30以上まで上げておくと、加速する宇宙の被弾にもある程度耐えられるようになります。
武器は強化段階が高いものであれば種類を問いませんが、攻撃速度の速い武器の方がミコラーシュへの張り付き戦法と相性がよいでしょう。
防具に関しては、神秘耐性の高い装備がミコラーシュの魔法ダメージを軽減してくれます。
消耗品としては、数珠玉の弾丸や火炎壺を多めに持ち込んでおくと、追いかけっこの最中にダメージを与える手段として役立ちます。
ミコラーシュ撃破後からメルゴーの乳母戦までの進め方
ミコラーシュを撃破した後も、メンシスの悪夢の探索は続きます。
メルゴーの高楼をさらに上層へと進む道中には、新たな強敵やギミックが待ち受けています。
見逃しやすい隠しルートも存在するため、慎重に進めていきましょう。
エレベーター途中で飛び降りる隠しルートの行き方
ミコラーシュ撃破直後に見つかるエレベーターには、隠しルートへの入口が存在します。
このエレベーターは半壊しているため、上昇または下降の途中で外の通路に飛び移ることが可能です。
タイミングを見計らってエレベーターから飛び出し、途中にある足場に着地してください。
着地に失敗すると落下ダメージで致命傷を負うため、エレベーターの速度と足場の位置をよく確認することが大切です。
この隠しルートの先には、前述した脳みそを落とすためのレバーが設置されています。
発狂地帯の解除だけでなく、貴重なアイテムも入手できるため、必ず立ち寄ることをおすすめします。
巨大豚とヤーナムの影(弱体版)の攻略法
メルゴーの高楼を進んでいくと、巨大な豚が複数体待ち構えているエリアに出ます。
巨大豚は突進攻撃の威力が非常に高いものの、背後からの攻撃に対して無防備という弱点があります。
背後に回り込んで内臓攻撃を狙うか、一体ずつおびき寄せて戦うのが安全な攻略法です。
巨大豚のさらに先では、ゲーム中盤のボスだった「ヤーナムの影」の弱体版が通常の敵として登場します。
攻撃パターンはボス戦のときと基本的に同じですが、体力が大幅に減少しているため、落ち着いて対処すれば撃破は難しくありません。
複数体が同時に出現する場面もあるため、一体に集中して素早く数を減らすことを意識してください。
冬のランタンの発狂攻撃を安全にやり過ごす方法
メルゴーの高楼の上層には、プレイヤーの間で最も恐れられている敵の一体「冬のランタン」が配置されています。
冬のランタンは、視界に入るだけで発狂ゲージを急速に蓄積させるという極めて危険な特性を持っています。
掴み攻撃を受けると即死に近いダメージを食らうため、正面からの戦闘はできる限り避けるべきです。
もっとも有効な対処法は、背後から近づいて内臓攻撃を繰り返す方法になります。
内臓攻撃の無敵時間中は発狂ゲージの蓄積も無効化されるため、タイミングよく繰り返せば安全に倒せます。
鎮静剤を大量に持ち込んでおくと、万が一発狂ゲージが溜まりそうになった際の保険として機能します。
最終ボス「メルゴーの乳母」の攻略と立ち回り
メンシスの悪夢の最奥で待ち受ける最終ボスが「メルゴーの乳母」です。
悪夢の赤子メルゴーを守護する上位者であり、その異形の姿と多彩な攻撃パターンは、最終ボスにふさわしい威圧感を放っています。
適切な立ち回りを理解すれば、決して倒せない相手ではありません。
6本の刃による連撃パターンの見極め方
メルゴーの乳母は、6本の腕にそれぞれ大きな刃を持っています。
攻撃のリーチが非常に長く、連続攻撃のコンボも多彩なため、正面に立ち続けるのは危険です。
基本的な立ち回りとしては、背後や側面に回り込んで攻撃を加え、乳母が振り向いたらローリングで離脱するパターンを繰り返すのが有効になります。
連撃パターンにはいくつかの種類があり、縦振り2連、横薙ぎ3連、飛び上がりからの叩きつけなどが確認されています。
飛び上がり攻撃は範囲が広いため、発動を確認したら前方へのローリングで背後に抜けるようにしましょう。
攻撃後の隙を突いて2〜3回攻撃を加えたら、すぐに離脱するというリズムを守ることが重要です。
暗転フェーズで分身に対処するコツ
戦闘中盤になると、フィールド全体が暗転する特殊フェーズに移行する場合があります。
暗転中はメルゴーの乳母の分身が出現し、本体と分身の2体が同時に攻撃を仕掛けてきます。
視界が極端に悪くなるため、パニックになりがちですが、冷静に対処すれば乗り切れるフェーズです。
分身は一定時間経過で消滅するため、無理に攻撃を仕掛けず回避に専念するのが安全策になります。
フィールドの外周を走り続けることで、挟み撃ちを避けやすくなります。
暗転が解除されたタイミングで攻撃を再開すれば、被弾リスクを最小限に抑えられるでしょう。
撃破後に表示される「NIGHTMARE SLAIN」の意味
メルゴーの乳母を撃破すると、画面に「NIGHTMARE SLAIN」という文字が表示されます。
通常のボス撃破時に表示される「PREY SLAUGHTERED(獲物を屠った)」とは異なり、「悪夢を殺した」という意味を持つ特別な表記です。
この表現は、メルゴーの乳母を倒したことでメンシスの悪夢そのものが終焉を迎えたことを暗示しています。
ゲーム内でこの表記が使われるのは、悪夢に関連するボスを倒した場合に限られており、物語上の重要な転換点であることを示す演出となっています。
メンシスの悪夢で入手できる重要アイテム一覧
メンシスの悪夢には、他のエリアでは手に入らない貴重なアイテムが数多く配置されています。
ゲームクリアやエンディング分岐に直結するものも含まれるため、取り逃しのないよう丁寧に探索しましょう。
最高強化素材「血の岩」の入手場所
武器を最大レベルまで強化するために必要な「血の岩」が、メンシスの悪夢で入手できます。
血の岩は本編を通じて入手機会が極めて限られている希少素材であり、1つも無駄にしたくないアイテムです。
入手場所は、メルゴーの高楼の中腹エリアから脳みそを落とすルートの途中にあります。
エレベーターから飛び降りた先の通路を探索することで見つけられるため、隠しルートの攻略と併せて回収してください。
3本目のへその緒とエンディング分岐への影響
メルゴーの乳母を撃破すると「3本目のへその緒」が手に入ります。
3本目のへその緒はゲーム内に計4個存在し、そのうち3個を使用した状態で最終戦に臨むと、真エンディング「幼年期のはじまり」へのルートが解放されます。
使用せずに最終戦を迎えた場合は、通常エンディングの2パターンのいずれかに分岐する仕組みです。
メンシスの悪夢で入手できるへその緒は確実に回収できるものなので、取り逃す心配はほぼありません。
ただし、他の入手先は時限要素やNPCイベントの進行状況に依存するため、3個揃えるには計画的なプレイが求められます。
見逃しやすいカレル文字と消耗品の回収ポイント
メンシスの悪夢では、カレル文字「瞳」と「月」が入手可能です。
「瞳」は敵撃破時の獲得啓蒙を増やす効果、「月」は獲得血の遺志を増やす効果を持っています。
いずれもエリアの脇道や隠し部屋に配置されているため、メインルートだけを進んでいると見落としやすいアイテムです。
また、聖歌の鐘や背教者の骨刃といった消耗品も道中に点在しています。
聖歌の鐘は味方を回復させる効果があり、協力プレイ時に重宝するアイテムです。
背教者の骨刃は敵に刺すと同士討ちを誘発させる特殊な効果があり、複数の敵が密集している場面で大きな効果を発揮します。
メンシスの悪夢に隠された物語とロア考察
メンシスの悪夢は、攻略の難しさだけでなく、ブラッドボーン全体の物語を理解するうえで欠かせないエリアでもあります。
アイテムのフレーバーテキストやNPCの台詞から読み取れる情報を紐解いていくと、このエリアに隠された壮大な物語が浮かび上がってきます。
メンシス学派とは何者か?ビルゲンワースとの関係
メンシス学派は、医療教会の上位会派の一つとして、物語の中核を担う組織です。
もともとはビルゲンワースという学術機関で研究を行っていた学徒たちが、独立して設立した学派にあたります。
ビルゲンワースの学長ウィレームは「我々は、思考の次元が低すぎる。
もっと瞳が必要なのだ」という言葉を残しており、上位者の知性に近づくための「瞳」の探求が根底にありました。
ビルゲンワースからは、もう一つの上位会派である「聖歌隊」も派生しています。
聖歌隊が比較的穏やかな手段で上位者との接触を図ったのに対し、メンシス学派はより過激で直接的な方法を選びました。
隠し街ヤハグルを支配下に置き、儀式のための実験を繰り返した結果、ヤーナム全体を巻き込む惨劇の引き金を引いてしまったのです。
ミコラーシュが「悪夢の主」となった経緯と儀式の真相
ミコラーシュはメンシス学派の首魁であり、上位者との交信を目的として「メンシスの儀式」を執り行いました。
ミコラーシュ撃破時に入手できる「メンシスの檻」のフレーバーテキストには「夢の上位者と交信するための触覚。
そして、これは実際に、彼らを望む悪夢に導いたのだ」と記されています。
この記述から、メンシスの檻は単なる装飾品ではなく、上位者の悪夢へとアクセスするためのアンテナのような役割を果たしていたと考えられています。
儀式の過程でミコラーシュをはじめとする学徒たちは肉体を犠牲にし、精神のみを悪夢の世界へと投影しました。
隠し街ヤハグルの奥に並ぶ、頭にメンシスの檻をかぶった無数の死体がその証拠です。
この儀式が「赤い月(血の月)」を召喚し、ヤーナムの獣狩りの夜が永遠に終わらなくなる原因を作り出したとされています。
メンシスの脳みそに宿る「内なる瞳」の正体
メンシスの悪夢で強烈な存在感を放つ「脳みそ」は、メンシス学派が悪夢の探索中に発見した存在です。
3本目のへその緒のテキストには「故にこれはメルゴーとの邂逅をもたらし、それがメンシスに、出来損ないの脳みそを与えたのだ」と記されています。
この脳みそは、メンシス学派が切望していた「内なる瞳」で覆われていたとされていますが、その瞳は邪悪な性質のものであり、脳自体も腐敗した状態でした。
一般的な考察では、メンシス学徒たちの意識が悪夢の中で融合し、歪んだ形で結実した存在ではないかと解釈されています。
求めていた瞳を得たにもかかわらず、それが「出来損ない」であったという皮肉は、人間が上位者の知性に手を伸ばすことの危うさを象徴しているといえるでしょう。
悪夢の赤子メルゴーと赤い月が意味するもの
メルゴーは、ヤーナムの女王の子とされる「悪夢の赤子」です。
メルゴーの乳母が守護するこの赤子は、直接姿を現すことはなく、泣き声だけが響き渡る存在として描かれています。
ゲーム中で繰り返し語られる「すべての上位者は赤子を失い、そして求めている」というテーマに照らすと、メルゴーは上位者が求め続ける赤子そのものです。
メンシス学派の儀式によって赤い月が召喚されたのは、メルゴーとの邂逅を果たすための代償であったと考えられています。
赤い月の出現と獣狩りの夜の常態化には因果関係があり、メンシスの儀式を止めること、すなわちメルゴーの乳母を倒して悪夢を終わらせることが、ゲーム本編の根幹的な目的として位置づけられています。
ゲーム中の人物が語る「メンシスの儀式を止めなければ、みなが獣になってしまう」という警告は、このエリアの攻略が物語上いかに重大な意味を持つかを端的に表しています。
メンシスの悪夢クリア後に起こることと最終局面への影響
メルゴーの乳母を撃破し「NIGHTMARE SLAIN」の表示を確認すると、物語はいよいよ最終局面へと突入します。
メンシスの悪夢のクリアは、単にステージをクリアしたということにとどまらず、ゲーム全体のエンディングを大きく左右する重要な転換点です。
狩人の夢の工房が燃える理由とゲールマンとの対面
メルゴーの乳母を倒した後、狩人の夢に戻ると工房が燃え上がっている光景が目に飛び込んできます。
工房が燃えるのは、メンシスの悪夢が終焉を迎えたことで狩人の夢を維持する必要がなくなりつつあることを示す演出です。
燃えてはいるものの、武器の強化や血晶石の装着といった施設の機能はそのまま利用できるため、最終戦への準備は問題なく行えます。
工房の奥にある、これまで通れなかった門を抜けて進むと、最初の狩人であるゲールマンが待っています。
ゲールマンとの会話後、選択によってエンディングが分岐する仕組みです。
3種類のエンディング分岐条件まとめ
ブラッドボーンには3種類のエンディングが用意されています。
| エンディング名 | 分岐条件 |
|---|---|
| ヤーナムの夜明け | ゲールマンの申し出を受け入れる |
| 遺志を継ぐ者 | ゲールマンの申し出を拒否する(へその緒未使用または2個以下) |
| 幼年期のはじまり | 3本目のへその緒を3個以上使用した状態でゲールマンの申し出を拒否する |
「ヤーナムの夜明け」では獣狩りの夜が明け、穏やかな結末を迎えます。
「遺志を継ぐ者」ではゲールマンとの戦闘が発生し、勝利すると狩人の夢に囚われる結末になります。
「幼年期のはじまり」ではゲールマン戦後にさらにもう1体のボスとの戦闘が待っており、勝利すると主人公が上位者として生まれ変わるという結末が描かれます。
メンシスの悪夢で入手した3本目のへその緒を含め、合計3個以上を使用することが真エンディングへの条件となるため、へその緒の管理は慎重に行ってください。
メンシスの悪夢に関するよくある質問
メンシスの悪夢に関して、多くのプレイヤーが疑問に思うポイントをまとめました。
つまずきやすい箇所や見落としがちな要素について、一問一答の形式で解説していきます。
発狂で即死してしまうときはどうすればいい?
発狂ゲージが溜まるのが早すぎて進めない場合、最優先で行うべきは啓蒙をゼロにすることです。
啓蒙が高い状態では発狂耐性が著しく低下するため、ゲージの蓄積速度が非常に速くなります。
狩人の夢で啓蒙を使い切ってから再挑戦するだけで、体感的な難易度が大きく変わるはずです。
それでも厳しい場合は、鎮静剤を大量に持ち込み、発狂ゲージが溜まりかけたら使用して解除しながら進む方法を試してみてください。
発狂耐性が高い防具への着替えやカレル文字「深海」の装備も併用すると、より安定した突破が可能になります。
ミコラーシュが逃げ続けて倒せないときの対処法
ミコラーシュ戦で追いかけっこが終わらない場合、ルート誘導を間違えている可能性が高いです。
ミコラーシュは特定の部屋に追い込まないと戦闘フェーズに移行しない仕組みのため、闇雲に追いかけても捕まえられません。
第1フェーズでは、ミコラーシュが逃げ込む部屋の上階にあるバルコニーから下に飛び降りることで、部屋に一緒に閉じ込められます。
第2フェーズでも同様に、上の階から飛び降りて追い詰めるパターンが基本です。
逃走中のミコラーシュに対しては、毒ナイフや火炎壺などの投擲アイテムでダメージを蓄積させておくのも有効な手段となります。
脳みそに「交信」ジェスチャーをすると何が起きる?
奈落に落とした脳みその前で「交信」のジェスチャーを使用すると、カレル文字「月」の最上位版を入手できます。
この「月」は獲得血の遺志を大幅に増やす効果があり、レベル上げの効率を飛躍的に向上させてくれるアイテムです。
脳みそに近づくと再び発狂ゲージが溜まり始めるため、鎮静剤の準備を忘れないようにしましょう。
奈落へのアクセスは、脳みそを落とした後にエレベーターで最下層まで降りることで可能になります。
なお、交信のジェスチャーは特定のNPCとの会話で習得できるもので、持っていない場合はゲームの進行状況を確認してみてください。
メルゴーの乳母撃破後に取り逃したアイテムは回収できる?
メルゴーの乳母を撃破した後でも、メンシスの悪夢のエリア全体を自由に移動して探索することが可能です。
灯りはすべて引き続き使用でき、脳みそを落としていれば発狂の心配もないため、落ち着いて隅々まで探索できます。
取り逃したアイテムがあった場合は、灯り「メンシスの悪夢」から改めて回収に向かいましょう。
ただし、最終エンディングに進んでしまうと周回プレイ(次の周回)に移行し、エリアの状態がリセットされる点には注意が必要です。
エンディングを迎える前に、メンシスの悪夢を含むすべてのエリアの探索を完了させておくことをおすすめします。
まとめ:ブラッドボーン メンシスの悪夢の攻略とロアを徹底解説
- メンシスの悪夢はブラッドボーン本編の実質的な最終ステージであり、隠し街ヤハグルで再誕者を撃破後、教室棟の2階を経由して到達する
- エリア序盤の発狂地帯は「メンシスの脳みそ」が原因であり、啓蒙をゼロにし、射線を切りながら進むことで対処できる
- 脳みそは、ミコラーシュ撃破後にエレベーターの隠しルートから到達できるレバーを操作して奈落に落とすことで発狂を完全停止できる
- ボス「悪夢の主ミコラーシュ」は追いかけっこ形式の特殊な戦闘であり、即死級の「加速する宇宙」を防ぐには密着戦法が有効である
- ボス「メルゴーの乳母」は暗転フェーズでの分身攻撃が最大の脅威であり、無理に攻めず回避に専念すれば安全に切り抜けられる
- 最高強化素材の「血の岩」やカレル文字「瞳」「月」など、他では入手困難な貴重アイテムがエリア各所に配置されている
- メルゴーの乳母撃破で入手する「3本目のへその緒」は真エンディング「幼年期のはじまり」に到達するための必須アイテムである
- メンシス学派はビルゲンワースから派生した組織であり、上位者との交信を目的とした「メンシスの儀式」がヤーナムの惨劇を引き起こした
- メルゴーの乳母撃破後は「NIGHTMARE SLAIN」と表示され、悪夢の終焉とともに物語はゲールマンとの最終局面に移行する
- 奈落に落とした脳みそに「交信」のジェスチャーを使うとカレル文字「月」の最上位版を入手でき、レベル上げの効率が飛躍的に向上する

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