バイオハザード5のストーリーと結末をジルの真相まで詳しく解説

『バイオハザード5』は、BSAA隊員となったクリス・レッドフィールドが、現地エージェントのシェバ・アローマとともにアフリカ西部のキジュジュ自治区で生物兵器の闇取引を追う物語です。

序盤は密売人リカルド・アーヴィングの追跡が中心ですが、物語が進むにつれて、トライセル、エクセラ、ジル・バレンタイン、アルバート・ウェスカー、そしてウロボロス計画へとつながっていきます。

本作のストーリーは、単なる現地任務ではなく、クリスとウェスカーの長い因縁に決着をつけるシリーズ上の大きな区切りです。ジルの正体やウェスカーの計画、終盤の結末まで含めて把握すると、『バイオハザード5』がシリーズ内で持つ意味も見えてきます。

ネタバレ範囲

このストーリー解説には、ジルの正体、ウェスカーの計画、終盤の結末に関するネタバレが含まれます。

この記事の要点
  • 『バイオハザード5』は、2009年3月のキジュジュ自治区事件を描く作品です。
  • 主人公はBSAAのクリス・レッドフィールドとシェバ・アローマです。
  • 序盤は生物兵器の闇取引、終盤はウェスカーのウロボロス計画が中心になります。
  • ジル・バレンタインは死亡ではなく、生存して物語に深く関わります。
  • 結末では、クリスとシェバがウェスカーの計画を阻止します。
  • 追加エピソードを知ると、ジル失踪と救出後の流れが補足されます。
目次

バイオハザード5のストーリー全体像

『バイオハザード5』の物語は、アンブレラ崩壊後の世界で、生物兵器が闇市場へ流れ続けている状況から始まります。クリスはBSAAの一員として、生物兵器取引の情報を追ってキジュジュ自治区へ派遣されます。

現地でクリスと組むのが、西部アフリカ支部のBSAAエージェントであるシェバ・アローマです。本作はクリスとシェバの2人行動が基本になっており、ストーリー面でも「単独で背負い込むクリス」と「隣で支えるシェバ」の関係が大きく描かれます。

任務の出発点は、生物兵器を売ろうとしている密売人リカルド・アーヴィングの追跡です。しかし、アーヴィングの背後には製薬企業トライセルがあり、さらにその奥にはアルバート・ウェスカーの計画が隠れています。

序盤の「闇取引を止める任務」は、中盤以降で「ジルの真相を追う物語」と「ウェスカーのウロボロス計画を止める物語」へ変化します。最後は、ラクーン事件から続くクリスとウェスカーの因縁に決着がつきます。

流れ主な出来事物語上の意味
序盤クリスがキジュジュでシェバと合流する生物兵器闇取引の調査が始まる
序盤から中盤住民のマジニ化とアーヴィング追跡プラーガとトライセルの関与が見えてくる
中盤油田や湿地帯を経て地下研究施設へ向かう事件が単なる密売ではないと判明する
終盤前仮面の人物の正体がジルだと分かるクリスの過去と現在の任務がつながる
終盤ウェスカーのウロボロス計画が明らかになる本作最大の脅威が表面化する
結末クリスとシェバがウェスカーを倒すクリスとウェスカーの因縁に区切りがつく

クリスとシェバがキジュジュで追う生物兵器の闇取引

クリスがキジュジュへ向かう理由は、生物兵器取引の情報です。アンブレラはすでに崩壊していますが、各地に残った研究成果や技術は消えず、闇市場で兵器として売買されています。

この時点のクリスは、ラクーン事件を生き延びた元S.T.A.R.S.隊員ではなく、対バイオテロ組織BSAAのエージェントです。個人の復讐だけで動いているわけではなく、世界中に広がったバイオテロを止める立場になっています。

シェバは、現地の地理や状況に詳しい相棒として同行します。序盤のシェバはクリスを支える案内役に見えますが、物語が進むにつれて、クリスが過去に引きずられすぎないための存在にもなります。

序盤はアーヴィング追跡から始まる

序盤の追跡対象は、リカルド・アーヴィングです。アーヴィングは生物兵器の密売に関わる人物で、キジュジュで起きている異変の手がかりを握っています。

クリスとシェバはアーヴィングを追う中で、現地の住民がマジニと呼ばれる存在へ変化している状況に直面します。マジニは、従来のゾンビとは異なり、武器を使ったり集団で襲ってきたりする脅威として描かれます。

アーヴィングの追跡は、そのままトライセルとウェスカーへつながる導線です。表向きは密売人の追跡でも、背後ではより大きな計画が進んでいます。

物語の中心はウロボロス計画とウェスカーの野望

『バイオハザード5』の核になるのは、ウェスカーが進めるウロボロス計画です。これは、ウイルスによって人類を選別し、自分が理想とする新しい世界を作ろうとする計画です。

ウェスカーは、トライセルやエクセラを利用しながら計画を進めます。かつてアンブレラで作られた研究や、アフリカの地下に残る始祖ウイルスの源流が、本作の終盤でひとつにつながります。

クリスにとってウェスカーは、ただの敵ではありません。S.T.A.R.S.時代から続く裏切り者であり、ジルを失った原因にも関わる因縁の相手です。本作のラストは、世界を救う戦いであると同時に、クリスが過去と向き合う戦いでもあります。

バイオハザード5の時系列と過去作とのつながり

『バイオハザード5』の作中時期は2009年3月です。シリーズの流れでは、『バイオハザード4』より後、『バイオハザード6』より前にあたります。

過去作とのつながりが強い作品ですが、物語の主軸は『5』本編内で完結します。前作をすべて細かく覚えていなくても、クリスとウェスカー、ジルの関係を押さえるとストーリーの大枠は追えます。

関連作つながる要素『5』での意味
バイオハザードS.T.A.R.S.、クリス、ジル、ウェスカークリスとウェスカーの因縁の始まり
CODE: Veronicaクリスとウェスカーの再対決ウェスカーの超人的な力と執着につながる
バイオハザード4プラーガキジュジュのマジニ化に関わる
バイオハザード6BSAAとクリスの戦い『5』後も続くバイオテロとの戦いへつながる

作中時期はアンブレラ崩壊後の2009年

本作の世界では、アンブレラ社はすでに崩壊しています。ただし、アンブレラが残した生物兵器の技術や研究成果は世界から消えていません。

アンブレラ崩壊後、B.O.W.は各地の闇市場で売買され、テロリストや犯罪組織に利用されるようになっています。その状況に対抗するために活動しているのがBSAAです。

クリスは、かつて洋館事件やラクーン事件のような閉じた惨劇を経験した人物です。『5』では、バイオハザードが局地的な事件ではなく、国境を越えたバイオテロへ広がった時代の戦いが描かれます。

バイオ4のプラーガ事件からつながる要素

『バイオハザード5』には、『バイオハザード4』で登場したプラーガに関わる要素があります。キジュジュの住民がマジニ化する背景には、プラーガ系の寄生生物兵器が関係しています。

ただし、『5』の主題はプラーガそのものではありません。プラーガは序盤から中盤の脅威を作る要素であり、物語の最終的な焦点はウェスカーのウロボロス計画へ移っていきます。

『4』のガナードと『5』のマジニは、どちらも単純なゾンビとは異なる存在です。知性や道具の使用、集団行動が描かれるため、本作はホラーだけでなく戦闘アクションの色が強くなっています。

クリスとウェスカーの因縁は過去作から続いている

クリスとウェスカーの因縁は、初代『バイオハザード』から続いています。ウェスカーはS.T.A.R.S.の隊長でありながら裏切り、アンブレラの研究や自分自身の野望に深く関わってきました。

クリスにとってウェスカーは、仲間を裏切った存在であり、何度も立ちはだかる宿敵です。『5』では、その因縁がジルの失踪とウロボロス計画を通じて再び表面化します。

ウェスカーは単なるバイオテロリストではなく、自分だけが人類を導く存在だと考えています。その思想が、ウロボロス計画という極端な選別思想へつながっています。

キジュジュ自治区で起きた事件の流れ

キジュジュ自治区で起きた事件は、アーヴィングによる生物兵器取引をきっかけに始まります。現地ではすでに異変が広がっており、クリスとシェバは任務開始直後から住民の襲撃を受けます。

この事件の恐ろしさは、住民がただ狂暴化しただけではなく、誰かの計画によって意図的に生物兵器化されている点です。街、市場、処刑場、湿地帯、油田へと舞台が広がるたびに、背後の組織の規模も見えてきます。

作中描写について

本編には、プラーガやウロボロスによる変異体との戦闘描写があります。

住民のマジニ化とBSAA部隊の壊滅

キジュジュの住民は、マジニと呼ばれる存在としてクリスたちを襲います。マジニは言葉を発したり、武器を扱ったり、集団で行動したりするため、従来のゾンビとは違う恐怖を持っています。

クリスとシェバ以外のBSAA部隊も現地で活動していますが、状況は急速に悪化します。多くの隊員が犠牲になり、任務は単なる取引阻止から、事件の黒幕を追う危険な戦いへ変わっていきます。

序盤の街で起きる暴動のような展開は、バイオハザードが日常のすぐそばで一気に広がる怖さを描いています。静かな恐怖よりも、逃げ場の少ない集団戦の圧迫感が強い場面です。

アーヴィングが握る生物兵器取引の手がかり

アーヴィングは、序盤から中盤にかけての鍵になる人物です。彼は生物兵器取引の中心にいる密売人であり、背後にいる組織へつながる手がかりでもあります。

クリスたちは何度もアーヴィングを追い詰めますが、彼は逃走を繰り返します。その逃走経路を追うことで、キジュジュの事件が現地だけで完結するものではないと分かっていきます。

アーヴィングは最終的に自らも変異体となり、クリスたちと戦います。彼の末路は、本作において「生物兵器を扱う側も利用される側に落ちる」という構図を示しています。

油田と湿地帯でトライセルの影が濃くなる

物語が進むと、舞台は街から湿地帯、油田へ移ります。そこで見えてくるのが、製薬企業トライセルの存在です。

トライセルは、表向きは巨大企業ですが、裏では生物兵器研究に関わっています。アーヴィングの行動も、単独の密売ではなく、トライセルやウェスカーの計画とつながっています。

このあたりから、クリスの任務は「密売人を捕まえる」段階を超えます。背後にいる人物、ジルの痕跡、ウェスカーの動きが重なり、物語はシリーズ全体の因縁へ踏み込んでいきます。

トライセルとエクセラが物語で担う役割

トライセルは、『バイオハザード5』でアンブレラ後の生物兵器研究を引き継ぐ存在として描かれます。アンブレラが消えても、生物兵器を利用しようとする企業や人物は残っています。

エクセラ・ギオネは、トライセル側でウェスカーに協力する人物です。彼女はウェスカーとともに計画を進める立場に見えますが、物語の終盤ではウェスカーに利用される側でもあったことが分かります。

人物・組織立場ストーリーでの役割
クリス・レッドフィールドBSAA隊員キジュジュ事件を追い、ウェスカーと決着をつける主人公
シェバ・アローマBSAA西部アフリカ支部現地でクリスと行動し、任務と精神面の両方を支える相棒
ジル・バレンタイン元S.T.A.R.S.、BSAA関係者死亡扱いから一転して生存が判明し、物語の転機になる人物
アルバート・ウェスカー本作の黒幕ウロボロス計画を進め、クリスとの因縁に決着を迎える
リカルド・アーヴィング生物兵器密売人序盤から中盤の追跡対象としてトライセルへつながる
エクセラ・ギオネトライセル幹部ウェスカーに協力しながら、最終的には利用される
ジョッシュ・ストーンBSAA隊員シェバの仲間であり、ジル救出後の流れにも関わる

トライセルはアンブレラ後の研究を引き継ぐ存在

アンブレラは崩壊しましたが、始祖ウイルスやB.O.W.研究の価値は消えていません。トライセルは、その空白に入り込む形で生物兵器研究に関与しています。

シリーズ全体で見ると、『5』はアンブレラ崩壊後の世界を描く作品です。巨大企業が消えても、研究成果や利権を狙う勢力が次々に現れるという構図が、本作の背景にあります。

トライセルの存在によって、キジュジュ事件は現地の異変ではなく、企業、研究、軍事利用が絡む大規模なバイオテロとして描かれます。

エクセラはウェスカーの計画に協力する人物

エクセラ・ギオネは、トライセル側でウェスカーと行動する人物です。彼女はウェスカーの力と思想に魅了され、ウロボロス計画を支える立場になります。

ただし、ウェスカーはエクセラを対等な協力者として見ていません。彼にとってエクセラは、計画を進めるための駒です。

終盤でエクセラがたどる結末は、ウェスカーの冷酷さを象徴しています。ウェスカーは自分の理想のためなら、協力者であっても切り捨てます。

太陽の階段と地下研究施設が事件の核心につながる

物語の後半では、地下研究施設や「太陽の階段」に関わる情報が出てきます。ここで、キジュジュ事件がアンブレラの源流ともつながることが明らかになります。

太陽の階段は、始祖ウイルスに関わる植物です。アンブレラの研究の出発点に関係する存在であり、本作ではウェスカーのウロボロス計画へつながる要素として扱われます。

『5』のストーリーは、単に「新しいウイルスが出てきた」という流れではありません。シリーズ初期から続く始祖ウイルス、アンブレラ、ウェスカーの野望が、アフリカの地下研究施設で再びつながります。

ジルの真相と仮面の人物の正体

『バイオハザード5』の中盤以降で最も大きなネタバレが、ジル・バレンタインの生存です。ジルは死亡したと思われていましたが、本編では仮面の人物としてクリスたちの前に現れます。

ジルは自分の意思で敵対しているわけではありません。ウェスカーに利用され、特殊な装置や薬物によって操られている状態です。

この展開は、クリスにとって大きな衝撃です。失ったと思っていた相棒が生きていたこと、そして敵として立ちはだかることが、クリスの戦う理由をさらに強くします。

ジルは死亡ではなく生存している

ジルは、過去の事件でウェスカーとともに崖へ落ち、死亡扱いになっていました。クリスはジルを失ったと思い、その喪失を抱えながらBSAAとして戦い続けています。

しかし、本編で仮面の人物が登場し、その正体がジルだと判明します。ジルは死亡しておらず、ウェスカーに捕らえられ、利用されていました。

ジルの生存は、本作のストーリーで大きな転機です。クリスの過去、ウェスカーの非道さ、そして最終決戦へ向かう動機が一気に結びつきます。

仮面の人物としてクリスたちの前に立ちはだかる

仮面の人物は、ウェスカーの側近のように登場します。素早い動きと高い戦闘能力を持ち、クリスとシェバを追い詰めます。

正体がジルだと分かったあと、戦いの意味は変わります。クリスにとって倒すべき敵ではなく、取り戻すべき仲間になります。

ジルを救う場面では、クリスとシェバの関係も描かれます。クリスがジルに強く反応する一方で、シェバは状況を支え、冷静に行動します。

ジル救出はクリスの物語を大きく動かす転機になる

ジルの救出は、ストーリー上の感情的な山場です。クリスは失ったと思っていた相棒を取り戻し、ウェスカーの計画を止める意志をさらに固めます。

ジルは救出後、クリスとシェバに先へ進むよう促します。自分が助かったことよりも、ウェスカーの計画を止めることを優先する姿は、ジルらしい責任感を示しています。

この場面を境に、クリスの戦いは単なる任務ではなくなります。仲間を奪い、世界を支配しようとするウェスカーを止める戦いとして、物語は最終局面へ向かいます。

ウロボロス計画とは何か

ウロボロス計画は、ウェスカーが進める世界規模の選別計画です。ウイルスによって人類をふるいにかけ、生き残った者だけで新しい世界を作るという思想が根底にあります。

ウェスカーは、自分を人類を導く存在だと考えています。そのため、ウロボロス計画は単なる破壊活動ではなく、彼にとっては「進化」と「支配」のための計画です。

ただし、その実態は多くの人々を犠牲にするバイオテロです。クリスとシェバは、ウェスカーがウロボロスを世界へ拡散させる前に止めようとします。

ウェスカーが目指した選別と進化の計画

ウェスカーは、すべての人類が等しく生きる世界を望んでいません。ウロボロスに適応できる者だけが生き残り、適応できない者は排除されるという思想を持っています。

この思想は、ウェスカーの傲慢さを強く表しています。彼は自分を人類の上位に立つ存在と見なし、他者の命を選別する権利があるかのように振る舞います。

そのため、ウロボロス計画は『バイオハザード5』の最終的な敵です。マジニやアーヴィング、エクセラは、その計画へつながる途中の脅威として配置されています。

プラーガとは違う本作最大の脅威

『5』ではプラーガも登場しますが、物語終盤の最大の脅威はウロボロスです。プラーガは人を支配し、マジニ化させる要素として描かれます。

一方、ウロボロスはウェスカーの思想と直結した存在です。単に人を兵器に変えるだけではなく、人類そのものを選別するために使われます。

プラーガが現地での脅威を作り出す要素なら、ウロボロスは世界規模の破滅をもたらす要素です。この違いを押さえると、序盤と終盤の物語のスケールの変化が見えてきます。

エクセラも計画に利用される立場だった

エクセラは、ウェスカーに近い立場で計画を進めているように見えます。しかし、ウェスカーにとってエクセラも計画の一部にすぎません。

終盤でエクセラはウロボロスに取り込まれ、巨大な変異体へ変わります。協力者だと思っていた人物ですら、ウェスカーは容赦なく切り捨てます。

エクセラの結末は、ウェスカーの計画が誰かと分かち合う理想ではなく、自分だけが頂点に立つためのものだったことを示しています。

ウェスカーとの最終決戦と結末

終盤、ウェスカーはウロボロスを世界へ拡散しようとします。クリスとシェバはそれを止めるため、空中や火山地帯でウェスカーと死闘を繰り広げます。

最終決戦では、ウェスカー自身もウロボロスを取り込み、異形の姿になります。人類を選別しようとした人物が、自らも怪物として崩れていく構図です。

クリスとシェバは、最後にロケットランチャーでウェスカーを撃破します。これにより、ウロボロス計画は阻止され、クリスとウェスカーの長い因縁にも決着がつきます。

ウェスカーはウロボロスを世界へ拡散しようとする

ウェスカーの最終目的は、ウロボロスを使って世界を作り変えることです。彼は現在の人類を価値のない存在と見なし、適応できる者だけが生き残る世界を望んでいます。

その計画が実行されれば、キジュジュで起きた惨劇とは比べものにならない規模のバイオハザードが起きます。クリスとシェバが追ってきた現地事件は、最終的に世界の危機へ発展します。

ウェスカーの思想は、シリーズ初期から続く「人間が生命を支配しようとする傲慢さ」を極端な形で表しています。

クリスとシェバが計画を阻止する

クリスはウェスカーとの因縁を背負っていますが、最終決戦はクリスひとりの戦いではありません。シェバがともに戦うことで、ウェスカーを追い詰めることができます。

本作の協力プレイ構造は、ストーリーにも重なっています。過去に囚われたクリスが、シェバという新しい相棒とともに前へ進む流れが、ウェスカーとの決着に結びつきます。

ジルを救い、ウェスカーを止め、ウロボロス計画を阻止することで、クリスは過去の喪失と因縁にひとつの区切りをつけます。

結末はクリスとウェスカーの因縁に決着をつける

『バイオハザード5』の結末は、シリーズ全体でも大きな意味を持ちます。ウェスカーは初代から続く黒幕的存在であり、クリスにとって最大の宿敵でした。

そのウェスカーを倒すことで、クリスの長い戦いにひとつの決着がつきます。もちろん、バイオテロそのものが世界から消えるわけではありません。

それでも『5』のラストは、アンブレラの亡霊とも言えるウェスカーを倒す場面として、シリーズの中でも特に区切りの大きい結末です。

追加エピソードで補足されるストーリー

『バイオハザード5』には、本編の流れを補う追加エピソードがあります。主な追加エピソードは「LOST IN NIGHTMARES」と「DESPERATE ESCAPE」です。

本編だけでも物語の大筋は分かりますが、追加エピソードを知ると、ジルがなぜ死亡扱いになったのか、救出後に何が起きたのかが補足されます。

エピソード主な人物描かれる内容本編との関係
本編クリス、シェバキジュジュ事件からウェスカーとの最終決戦まで物語の中心
LOST IN NIGHTMARESクリス、ジルスペンサー邸での過去の出来事ジル失踪の背景を補足する
DESPERATE ESCAPEジル、ジョッシュジル救出後の脱出劇本編終盤へ合流する流れを補足する

LOST IN NIGHTMARESはジル失踪の背景を描く

「LOST IN NIGHTMARES」は、クリスとジルがスペンサー邸を訪れる過去の出来事を描く追加エピソードです。ここで、ジルがなぜ死亡扱いになったのかにつながる流れが補足されます。

本編では、ジルがウェスカーに利用されていたことが中心に描かれます。一方で、この追加エピソードでは、その前段階となるクリス、ジル、ウェスカーの接触が描かれます。

ジルの真相をより深く知りたい場合、本編のジル救出場面と合わせて理解したいエピソードです。

DESPERATE ESCAPEは救出後のジルとジョッシュの脱出劇

「DESPERATE ESCAPE」は、ジル救出後の動きを描く追加エピソードです。ジルとジョッシュが施設から脱出し、クリスとシェバの最終局面へつながる流れが描かれます。

本編では、ジルを救出したあと、クリスとシェバがウェスカーを追います。その裏でジルがどう行動していたのかが、この追加エピソードで補足されます。

ジルは救われるだけの人物ではなく、自分の足で戦線へ戻ろうとする存在として描かれます。ジョッシュとの行動も、BSAA側の戦いがクリスとシェバだけで成り立っているわけではないことを示しています。

本編だけでも大筋は分かるがDLCで人物関係が補強される

『バイオハザード5』の本筋は、本編だけで理解できます。キジュジュ事件、アーヴィング追跡、ジルの正体、ウロボロス計画、ウェスカーとの決着は本編内で描かれます。

追加エピソードは、物語の穴を埋めるというより、人物関係や裏側の動きを厚くする内容です。特にジルに関する流れは、追加エピソードを知ることで印象が変わります。

クリスとジルの過去、ジル救出後の行動、ジョッシュの役割まで含めると、本作のBSAA側の動きがより立体的になります。

バイオハザード5のストーリーがシリーズ内で持つ意味

『バイオハザード5』は、シリーズの中でもアクション色が強い作品です。初期作のような閉鎖空間の探索ホラーというより、2人で戦場を突破していく協力アクションの印象が濃くなっています。

一方で、ストーリー面ではシリーズ初期からの因縁を大きく回収しています。アンブレラ、始祖ウイルス、ウェスカー、クリス、ジルという要素が、本作でひとつの大きな結末を迎えます。

『5』は、作風としてはアクション寄りですが、シリーズの歴史を動かすストーリーとしては非常に大きな位置にあります。

ホラーより協力アクション色が強い作品

『バイオハザード5』は、クリスとシェバの2人行動が基本です。物資の受け渡しや同時行動、協力して敵を倒す場面が多く、プレイ感覚もアクション寄りです。

ストーリーでも、孤独な恐怖より「相棒と危機を突破する」流れが前面に出ています。シェバの存在によって、クリスはひとりで過去を背負うだけではなくなります。

恐怖演出がないわけではありませんが、静かな探索ホラーを期待すると印象が違います。銃撃戦、追跡、巨大クリーチャー戦、協力アクションが本作の大きな特徴です。

クリスの物語にとって大きな区切りになる

クリスにとって『5』は、過去との決着の物語です。ジルを失ったと思っていた過去、ウェスカーへの怒り、BSAAとしての任務がすべて重なります。

ジルを救い、ウェスカーを倒すことで、クリスは過去に囚われたままではなくなります。もちろん、その後もバイオテロとの戦いは続きますが、ウェスカーという宿敵との関係は本作で大きく終わります。

シリーズ初期からクリスを追っている人にとって、『5』の結末はかなり重い意味を持つ場面です。

バイオ6へ続くBSAAとバイオテロの流れ

『バイオハザード5』でウェスカーは倒されますが、世界からバイオテロが消えるわけではありません。BSAAの活動は続き、クリスもその後の作品で再び戦場に立ちます。

『バイオハザード6』では、BSAAやクリスの戦いがさらに別の形で描かれます。そのため『5』は、ウェスカーとの決着であると同時に、バイオテロが世界規模で続いていく流れの中にあります。

シリーズ全体では、アンブレラの時代から、企業・組織・テロリストが生物兵器を利用する時代へ移ったことを象徴する作品でもあります。

ストーリーを理解する順番

『バイオハザード5』のストーリーは、序盤のアーヴィング追跡だけで読むと、途中で急にウェスカーやジルの話が出てきたように感じることがあります。物語の軸は、現地任務から過去作の因縁へ段階的に広がります。

  1. アンブレラ崩壊後も生物兵器が闇市場に残っている状況を押さえる
  2. BSAA隊員としてクリスがキジュジュへ向かう流れを押さえる
  3. シェバが現地の相棒として同行する意味を押さえる
  4. 住民のマジニ化とアーヴィング追跡を追う
  5. アーヴィングの背後にトライセルがいることを押さえる
  6. 地下研究施設と太陽の階段でアンブレラ研究の源流につなげる
  7. 仮面の人物の正体がジルであることを押さえる
  8. ウロボロス計画とウェスカーの目的を押さえる
  9. 最終決戦でクリスとウェスカーの因縁が終わる流れを押さえる
  10. 追加エピソードでジル失踪と救出後の動きを補う

この順番で物語を追うと、キジュジュ事件、ジルの真相、ウェスカーの計画が別々の話ではなく、ひとつの流れとしてつながります。

FAQ

バイオハザード5のストーリーは簡単に言うと何ですか?

BSAAのクリスとシェバが、キジュジュ自治区で生物兵器の闇取引を追い、最終的にウェスカーのウロボロス計画を止める物語です。

バイオハザード5はバイオ4の続きですか?

時系列上は『バイオハザード4』の後です。『4』で登場したプラーガに関わる要素がありますが、物語の中心はクリス、シェバ、ジル、ウェスカー、ウロボロス計画です。

ジルはバイオハザード5で死亡していますか?

ジルは死亡していません。本編では生存しており、ウェスカーに利用される形で仮面の人物として登場します。

ウロボロス計画とは何ですか?

ウェスカーが進める世界規模の選別計画です。ウロボロスによって人類をふるいにかけ、適応した者だけが生き残る世界を作ろうとします。

DLCはストーリー理解に必要ですか?

本編だけでも大筋は分かります。追加エピソードを知ると、ジルが死亡扱いになった背景や、救出後のジルとジョッシュの動きが補足されます。

まとめ:バイオハザード5の物語はクリスとウェスカーの決着を描く

  • 『バイオハザード5』は、2009年3月のキジュジュ自治区事件を描く作品です。
  • クリスはBSAA隊員として、生物兵器の闇取引を追ってアフリカへ向かいます。
  • シェバは現地BSAAエージェントとしてクリスと行動する相棒です。
  • 序盤の追跡対象は、生物兵器密売人リカルド・アーヴィングです。
  • キジュジュの住民は、プラーガに関わる影響でマジニ化しています。
  • アーヴィングの背後にはトライセルとエクセラの存在があります。
  • ジル・バレンタインは死亡ではなく、生存してウェスカーに利用されています。
  • ウェスカーの目的は、ウロボロス計画によって人類を選別することです。
  • 結末では、クリスとシェバがウェスカーを倒し、計画を阻止します。
  • 追加エピソードでは、ジル失踪の背景と救出後の脱出劇が補足されます。
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