アウターワイルズのセーブで損しないための仕組みと全注意点まとめ

「Outer Wilds(アウターワイルズ)」を始めたばかりの頃、多くのプレイヤーが真っ先にぶつかる壁があります。

それは「セーブのやり方がわからない」という問題です。

メニュー画面を開いても手動セーブの項目は見当たらず、ゲームを終了して再開すると最初の焚き火からやり直しになっている。

自分の進行データは本当に保存されているのか、不安になるのは当然でしょう。

アウターワイルズのセーブシステムは、一般的なゲームとはまったく異なる独自の仕組みを採用しています。

22分間のタイムループという作品の根幹と密接に結びついた設計であり、仕様を正しく理解していないとデータの消失や無駄な時間の浪費につながりかねません。

この記事では、セーブの基本的な仕組みから、各プラットフォームごとの保存場所、データが消えてしまったときの対処法、そしてセーブ仕様に対するユーザーの評判まで、知っておくべき情報を網羅的に解説していきます。

目次

アウターワイルズのセーブは「オートセーブ」のみ

アウターワイルズには、手動でセーブを実行する機能が存在しません。

本作で採用されているのは、完全なオートセーブ方式です。

一般的なRPGやアクションゲームに搭載されている「セーブスロットを選んで任意のタイミングで記録する」という仕組みは、このゲームには一切ありません。

保存されるデータの中心となるのは「航行記録(シップログ)」と呼ばれる探索情報です。

惑星上で重要なテキストを読んだり、NPCとの会話で新たな手がかりを得たりすると、画面に「航行記録が更新されました」という通知が表示されます。

こうして蓄積された情報が、ループの終了時にまとめて保存される仕組みになっています。

装備品やアイテムの持ち越し、キャラクターの強化といった要素は一切なく、プレイヤー自身の「知識」と航行記録だけが唯一の進行データとなる点が、アウターワイルズのセーブにおける最大の特徴です。

セーブ方法の詳細|保存されるタイミングと条件

セーブが実行されるタイミング

オートセーブが実行されるのは、ループが終了した瞬間です。

具体的には以下の4つのタイミングでデータが保存されます。

セーブが実行されるタイミング 詳細
超新星爆発による死亡 22分経過後に太陽が爆発し、ループが自動的にリセットされる
その他の原因による死亡 落下、窒息、アンコウに捕食されるなど、あらゆる死因が該当する
瞑想によるループ終了 特定のNPCとの会話後に解放されるメニュー機能を使用した場合
ゲームの終了操作 メニューから「ループをリセットし終了する」を選択した場合

いずれの場合も、ループ中に取得した航行記録がまとめて保存され、次回のプレイ開始時に引き継がれます。

初回プレイ時の「セーブされない」問題

ゲームを始めたばかりのプレイヤーが最も混乱しやすいポイントがあります。

初回プレイでは、以下の3つの条件をすべて満たすまでオートセーブが有効になりません。

1つ目は、村の天文台で発射コードを入手すること。

2つ目は、Nomai像のビジョンイベントを体験すること。

3つ目は、最初の死亡(超新星爆発やその他の死因)を経験することです。

これら3条件を満たす前にゲームを終了してしまうと、進行状況が一切保存されず、次回起動時に最初からやり直しとなります。

セーブが機能しないのはバグではなく意図された仕様であり、ゲーム内のストーリー上、タイムループに組み込まれるまでは記録の対象外となるためです。

ループ途中で中断した場合の挙動

ループの途中でゲームを終了した場合、そこまでに得た航行記録は保存されます。

ただし、再開時は必ずループの起点であるキャンプ地から始まります。

「探索していたダンジョンの途中から再開する」という中断セーブの機能は搭載されていません。

なお、ループ途中にアプリケーションの強制終了やクラッシュが発生した場合は、取得済みの航行記録が保存されないまま失われるリスクがあるため注意が必要です。

22分のタイムループとセーブの関係

なぜ任意セーブが存在しないのか

アウターワイルズの世界では、太陽が超新星爆発を起こすまでの約22分間を繰り返すタイムループが物語の軸になっています。

プレイヤーはこの限られた時間の中で惑星を探索し、古代文明の痕跡から情報を集め、宇宙の謎を解き明かしていきます。

任意セーブが存在しない理由は、このタイムループ構造とゲームデザインが不可分な関係にあるためです。

もし好きなタイミングでセーブとロードができてしまうと、22分間の時間制限が意味を失い、環境変化に合わせて探索計画を立てるという本作の核心的な体験が損なわれてしまいます。

開発元Mobius Digitalのクリエイティブディレクターであるアレックス・ビーチャム氏は、「プレイヤーの内なる探求心を信頼する」設計思想のもとで本作を制作しました。

インベントリやクラフト、レベルアップといったシステムをすべて排除し、セーブも最小限にとどめることで、純粋に「知識による成長」だけにフォーカスしたゲームデザインが完成しています。

22分間の時間経過がもたらす緊張感

22分という制限時間はリアルタイムで進行し、時間の経過とともに各惑星の環境が劇的に変化します。

砂時計の双子星では砂が大量に移動し、序盤は隠れていたエリアが露出したり、逆にアクセスできた場所が埋もれたりします。

脆い空洞では地表が崩壊を続け、時間が経つほど足場が失われていきます。

任意セーブがあれば「都合の良いタイミングで保存して何度でもやり直す」ことが可能になりますが、本作ではあえてそれを排除することで、限られた時間の中で何を優先するかという判断の重みが生まれているのです。

航行記録(シップログ)の仕組みと活用法

航行記録に保存される情報

航行記録は、探査艇の後部に設置されたコンピューターモニターから確認できるデータベースです。

探索中に発見した重要な情報は自動的にここに記録され、ループを跨いでも永続的に保持されます。

保存される情報は、遺跡に刻まれたNomaiのテキスト、NPCとの重要な会話内容、特定の場所やオブジェクトの発見記録などです。

航行記録には「噂モード」と呼ばれるマップ表示が搭載されており、各惑星で得た情報同士のつながりが線で結ばれ、未探索のエリアや未解明の謎が視覚的に把握できるようになっています。

航行記録の制約と注意点

航行記録の閲覧は探査艇内でのみ可能という制約があります。

惑星の地表を歩き回っている最中にリアルタイムで航行記録を確認する手段はなく、新たに得た情報の意味を整理するには探査艇まで戻る必要があります。

この仕様に対しては、「探査中に情報を確認できないため非効率」という声が多くのユーザーから挙がっています。

一方で、探査艇に戻って情報を俯瞰する時間が「考える時間」として機能しているという肯定的な解釈も存在しており、評価は分かれるところです。

もう一つ注意すべき点として、すべての発見が航行記録に反映されるわけではありません。

ゲーム内で重要なヒントが含まれていても、航行記録への自動記録対象外となっている情報が一部存在するため、プレイヤー自身がメモを取る習慣が攻略に役立ちます。

各プラットフォームのセーブデータ保存場所

PC(Steam)版のデータ保存場所

Steam版のセーブデータは、以下のローカルパスに保存されています。

%userprofile%\AppData\LocalLow\Mobius Digital\Outer Wilds

このフォルダ内には「SteamSaves」と「Backup」という2つのサブフォルダが存在します。

SteamSavesには現在のセーブデータが格納されており、Backupには直前のセーブ状態のコピーが自動的に保管されています。

また、Steam版はクラウド同期にも対応しているため、別のPCでログインした場合でも同じセーブデータで続きをプレイすることが可能です。

PS4・PS5版のセーブ管理

PlayStation版では、本体のシステムストレージにセーブデータが保存されます。

PS4版からPS5版へのセーブデータ移行にも対応しており、PS5のメニューからPS4のセーブデータをロードして引き継ぐことができます。

PS Plus加入者であればクラウドストレージへのバックアップも利用可能です。

Nintendo Switch版の特徴

Switch版のセーブ仕様は他のプラットフォームと基本的に同一です。

ただし、Switch独自の利点として、本体のスリープ機能を活用することで事実上の中断が可能になります。

スリープ中はゲーム内の時間が停止するため、22分のループ途中で一時的にプレイを離れたい場合に実質的な中断手段として機能します。

正式な中断セーブ機能ではないものの、まとまったプレイ時間を確保しにくい場面では有効な方法です。

クロスセーブの対応状況

アウターワイルズは、異なるプラットフォーム間でのクロスセーブに対応していません。

PC版で進めたデータをSwitch版に移行したり、PS5版のセーブをXbox版で使用したりすることはできないため、複数機種でのプレイを検討している場合は注意が必要です。

セーブデータが消えた場合の対処法

PC版での復旧手順

セーブデータが破損または消失した場合、PC版ではいくつかの復旧方法を試すことができます。

まず確認すべきは、前述のBackupフォルダです。

%userprofile%\AppData\LocalLow\Mobius Digital\Outer Wilds\Backup

このフォルダ内に以前のセーブデータが残っている場合、データをSteamSavesフォルダにコピーすることで復元できる可能性があります。

手順としては、Steamのライブラリ画面でOuter Wildsを右クリックし、プロパティからクラウド同期のチェックを一旦外します。

そのうえでBackupフォルダ内のデータをSteamSavesフォルダに上書きコピーし、ゲームを起動して復旧を確認してください。

Steamクラウドにバックアップが残っている場合は、Steamのクラウドセーブ管理ページからデータをダウンロードして復元する方法も有効です。

コンソール版での復旧

PS4・PS5ではPS Plusのクラウドストレージ、またはUSBストレージへのバックアップからの復元が選択肢になります。

Switch版については、Nintendo Switch Onlineのセーブデータお預かり機能を利用している場合に限り、クラウドからの復元が可能です。

データ消失の主な原因と予防策

セーブデータの消失が報告されている主な原因は、ゲームのクラッシュ、PC本体の強制終了、Steamクラウド同期の競合、そしてMODの導入に起因する不具合です。

予防策として最も有効なのは、定期的なバックアップの実施です。

PC版ではセーブデータフォルダを丸ごとコピーしておくことで、万が一の際にも復旧が容易になります。

また、MODを導入する場合はセーブデータのバックアップを事前に取得しておくことが強く推奨されています。

「瞑想」でループを即座に終了させる方法

セーブと密接に関連する機能として「瞑想」があります。

通常、ループを終了するには22分間の経過を待つか、物理的に死亡するしかありません。

しかし「瞑想」を習得すると、ポーズメニューからいつでもループを即座に終了させることが可能になり、同時にオートセーブも実行されます。

習得の手順は、巨人の大海にある島でNPCのガブロに話しかけることです。

会話の選択肢で「死が繰り返し迫ってくるのに、どうしてそんなに冷静でいられるんだ?」を選び、会話を進めるとメニューに「ループを終了する(瞑想)」の項目が追加されます。

目的の情報を得た後、22分を待たずに次のループへ移行できるため、探索の効率が大幅に向上します。

ゲーム序盤で優先的に習得しておくと、プレイの快適性が格段に変わるテクニックです。

エンディングとセーブの重要な関係

エンディング到達時のセーブ仕様

アウターワイルズの正規エンディング(宇宙の眼ルート)に到達するには、灰の双子星プロジェクトからワープコアを入手し、闇のイバラ内の宇宙船で座標を入力するという一連の手順を、ひとつのループ内で完遂しなければなりません。

この過程にはセーブポイントが一切存在しません。

手順の途中で操作ミスにより死亡すると、最初からやり直す必要があります。

22分という時間制限内にすべてをこなす必要があるため、ルートの把握と操作の正確性が同時に求められる、本作で最も緊張感の高い場面となっています。

エンディング後のセーブデータ

正規エンディングを迎えると、セーブデータはリセットされます。

次回ゲームを起動した際には「新しい探検」しか選択できない状態となり、航行記録を含むすべての進行データが初期化されています。

DLC「Echoes of the Eye」を未クリアの状態でエンディングに到達した場合、DLCの進行データもリセットされるため、プレイ順序には注意が必要です。

「新しい探検」の誤操作に注意

メインメニューには「探検再開」と「新しい探検」の2つの選択肢が表示されます。

「新しい探検」を選択すると既存のセーブデータが上書きされてしまうため、誤操作によるデータ喪失の事故が複数報告されています。

この操作に対する確認ダイアログの表示は十分とは言えず、プレイ再開時には慎重にボタンを選択する必要があります。

セーブ仕様に対するユーザーの評判

高く評価されているポイント

Steamでは約81,000件以上のレビューが投稿されており、95%が好評を示す「圧倒的に好評」のステータスを獲得しています。

Metacriticのメタスコアも全機種で80ポイントを超えており、英国アカデミー賞(BAFTA)ゲーム部門の最優秀賞も受賞しました。

セーブシステムに対しても、ゲームのテーマと一体化した設計として高い評価を受けています。

「知識だけが唯一の進行要素」というコンセプトが任意セーブの排除によって徹底されている点は、ゲームデザイン論の文脈でもしばしば成功例として言及されています。

不満が多い点

一方で、セーブ仕様に関して繰り返し指摘されている不満点も存在します。

最も多い声は、ループのたびに同じ手順(起床→宇宙服着用→離陸→移動)を繰り返す煩わしさです。

数十回のループを重ねた後半になると、この反復作業がストレスの原因になるという報告が目立ちます。

次に多いのが、中断セーブ機能の非搭載に対する不満です。

1ループは最大22分と比較的短いものの、目的地への到達に時間がかかる場合、途中で離席せざるを得ない状況ではプレイ体験が中断されてしまいます。

また、エンディング直前にセーブが存在しないことへの懸念も根強く、停電やクラッシュへの不安を感じながらプレイしたという声は少なくありません。

「人を選ぶ」という評価の背景

アウターワイルズは一般的に「人を選ぶ作品」と評されることが多いゲームです。

セーブ仕様を含む独自のゲームデザインは、探索と発見に喜びを感じるプレイヤーにとっては唯一無二の体験となる一方、明確な目標や手厚いガイドを求めるプレイヤーにとっては不親切に映る面があります。

ただし、セーブ仕様に不満を持つユーザーであっても、ゲーム全体の評価としては高評価に転じるケースが多数報告されています。

「不満はあるが、それを補って余りある体験だった」という趣旨の感想が、コミュニティ全体の支配的な意見となっています。

セーブ関連のMOD情報(PC版のみ)

PC版では、有志が開発したMODを導入することでセーブ周りの機能を拡張できます。

代表的なものは「Save Editor」と呼ばれるMODで、MOD配布サイト「outerwildsmods.com」からダウンロード可能です。

このMODを導入すると、タイトル画面およびポーズメニューに「EDIT SAVE DATA」という項目が追加され、航行記録のアンロック状態を手動で編集できるようになります。

セーブデータが破損した際のリカバリーや、2周目プレイ時に特定の進行状態を再現したい場合に活用されています。

ただし、MODの使用はすべて自己責任であり、導入によるセーブデータの破損や予期せぬ不具合が発生するリスクがあります。

MODを試す前には、必ずセーブデータのバックアップを取得しておくことが不可欠です。

まとめ:アウターワイルズのセーブを完全理解するために

  • アウターワイルズのセーブは完全なオートセーブ方式であり、手動セーブやセーブスロットの選択は不可能である
  • 保存されるのは「航行記録(シップログ)」の情報のみで、装備やアイテムの持ち越しは一切ない
  • 初回プレイ時は「発射コード入手」「Nomai像のビジョン」「初回の死亡」の3条件を満たすまでセーブが有効にならない
  • ゲームを中断して再開した場合、航行記録は保持されるが開始地点は必ずループの起点(キャンプ地)に戻る
  • 22分のタイムループ構造と任意セーブの排除は、「知識だけが進行要素」というゲームデザインを成立させるための意図的な設計である
  • PC(Steam)版のセーブデータは %userprofile%\AppData\LocalLow\Mobius Digital\Outer Wilds に保存されている
  • セーブデータ消失時はBackupフォルダやSteamクラウドからの復旧を試みることができる
  • 「瞑想」機能を早期に習得することで、ループの即時終了とオートセーブの効率的な活用が可能になる
  • 正規エンディング到達後はセーブデータがリセットされるため、DLCは先にクリアしておくのが望ましい
  • PC版ではSave Editor等のMODでセーブ関連機能を拡張できるが、使用は自己責任でバックアップが必須である
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