※この記事の情報は2026年10月24日に公式・配布元で確認したものです。実機での動作検証は行っていません。
Kenshiでキャラクターを育てていると、訓練に時間がかかったり、武術の使い勝手が気になったりすることがあります。さらに育成を進め、ステータスを100以上にしたい人もいるでしょう。
目的に応じて候補になるのが、訓練設備を追加する「Advanced training dummies」、武術の性能を調整する「Sensible Martial Arts」、スキル上限を引き上げる「LVL 200 Max」です。機能はそれぞれ異なり、必要な導入手順や注意点も同じではありません。
特に上限解放型のMODには、無効化後のスキル成長に関する作者の警告があります。
Kenshi MODの入れ方やロード順の基本は、Kenshi MODのおすすめと入れ方|導入手順・ロード順・不具合の対処で解説しています。
Kenshiの武術・トレーニングMODは目的に合わせて選ぶ
武術やトレーニングのMODは、名前が似ていても変更する仕組みが違います。訓練できる場所を増やしたいのか、戦闘時の武術の動きを変えたいのか、成長の上限を引き上げたいのかで選び方が決まります。
代表的な3つのMODの違い
| MOD名 | 主な変更内容 | 向いている目的 |
|---|---|---|
| Advanced training dummies | 多種類のスキル用訓練設備を追加 | 育成手段を増やしたい |
| Sensible Martial Arts – A Martial Arts Overhaul | 攻撃・回避・ダメージ・技の習得条件を調整 | 武術の使い勝手を変えたい |
| LVL 200 Max | スキル上限101を任意の値へ変更 | ステータスを100以上にしたい |
Advanced training dummiesは、武術だけでなく筋力や器用さ、隠密などにも対応した訓練設備を追加します。戦闘以外のスキルも含めて育成環境を整えたい場合に候補になります。
Sensible Martial Artsは訓練器具を増やすMODではありません。低レベルの武術を使いやすくする一方、高レベルのダメージを控えめにするなど、戦闘性能そのものを調整します。
LVL 200 Maxは成長の最大値に関係するMODです。ほかの2つとは異なり、通常のスキル上限を超えたキャラクター育成を目的とする人に向いています。
ゲームバランスへの影響で判断する
変更される範囲を確認することも重要です。便利そうなMODをまとめて導入すると、どの要素がプレイを変えたのか把握しにくくなります。
- 訓練型: 設備を使った育成の選択肢が増える
- 調整型: 武術の速さや威力、技の習得タイミングが変わる
- 上限解放型: 通常より高いレベルまでスキルを伸ばせる
Advanced training dummiesの作者は、ゲームバランスを明らかに壊すMODだと説明しています。なお、訓練速度自体は通常のままで、変わるのは訓練できるスキルの種類と、サブMODで選べる訓練レベルです。
Sensible Martial Artsでは、攻撃を速くする一方でダメージを減らします。「武術を強くする」とだけ捉えると、変更後の挙動と期待がずれる可能性があります。
Advanced training dummiesで訓練設備を増やす
Advanced training dummiesは、HeroinActionが制作したトレーニング用MODです。Steamワークショップでは2016年9月29日に公開され、2025年3月24日に更新されています。
武術専用ではなく、行動や作業に関係する能力まで幅広く扱います。キャラクターごとの役割に合わせて訓練設備を利用できることが、このMODの中心的な機能です。訓練する仲間を増やしたい場合は、Kenshiで仲間にするMOD|Recruitable Prisonersの入れ方と条件も参考になります。
訓練できるスキルと設定レベル
配布ページでは、次のようなスキルを訓練できるダミーが紹介されています。
- 戦闘関連: 攻撃、防御、武術、回避、クロスボウ、タレット
- 身体能力関連: 筋力、器用さ、タフネス、知覚
- 行動関連: 暗殺、隠密、ロックピック、窃盗
- 作業関連: 鍛冶、ロボット工学
武術キャラクターを育てる場合は、武術や回避などが関係します。戦闘以外の仕事を担当するキャラクターにとっても、対応する設備を追加できる点が特徴です。
標準の訓練設備はLv70まで対応しています。さらに、サブMODを使うことでLv30、Lv50、Lv100の設定を選択できます。
高いレベルまで設備で訓練できるようにしたいならLv100の設定が候補になります。一方、訓練による育成を一定の範囲にとどめたい場合は、Lv30やLv50という選択肢もあります。
ただし、ここでいうLv100は訓練設備の対応レベルです。スキルの最大値を101より高くする機能ではないため、上限解放とは区別してください。
訓練速度とサブMODの注意点
このMODでは訓練速度が通常のままに設定されています。設備を追加したからといって、すぐに高レベルへ到達するものではありません。
作者の説明では、Lv70まで訓練するのに多くのゲーム内日数が必要とされています。時間を短縮することよりも、幅広いスキルを設備で訓練できることに価値があるMODです。
レベル設定用のサブMODは本体の下に配置し、利用するものを1つだけ選ぶよう指定されています。複数のレベル設定を同時に使わず、自分が望む訓練範囲に合わせて選択してください。
研究条件を減らすサブMODもあります。また、サンドボックス版とは併用しないよう案内されています。追加する場合は、どのサブMODを有効にしているか把握しておくことが必要です。
また、ワークショップのコメント欄には、一部のダミーが表示されない、動かないという報告があります。現行のKenshiで同じ問題が起きるかは確認できていません。
配布ページの説明とコメント欄を確認し、動作を保証されたものと考えずに導入してください。
配布元:Advanced training dummies(Steamワークショップ)
Sensible Martial Artsで武術の強さを調整する
Sensible Martial Arts – A Martial Arts Overhaulは、Rebitaayが制作した武術調整MODです。Steamワークショップでは2021年3月2日に公開されています。
狙いは、低レベルでは武術を強く、高レベルでは強さを控えめにすることです。訓練設備を追加するのではなく、武術で戦うときの攻撃速度、回避動作、ダメージ、技の習得条件を変更します。武術家として始める開始(Martial Artist)を追加するMODは、KenshiのスタートMODおすすめ|Game Starts +など開始を増やすMODで紹介しています。
攻撃速度・回避・ダメージの変更
配布ページに記載されている主な調整は、次のとおりです。
| 調整対象 | 変更内容 |
|---|---|
| 攻撃速度 | 20%高速化 |
| ダメージ | 25%減少 |
| Back Step | 1.1倍から1.5倍 |
| Fall Back | 1.1倍から2.2倍 |
| Flying Knee Strike・Mega Kick | 通常の減少に加えて、さらに10%ダメージ減少 |
攻撃速度が上がる一方、ダメージは小さくなります。したがって、単純に攻撃力を底上げするためのMODではありません。
回避に関係するBack StepとFall Backの速度も変更されます。攻撃と回避の両面で、通常とは異なる武術の性能になることが分かります。
技を覚えるレベルの変更
武術技の習得条件にも変更が加えられています。配布ページで確認できる例は以下のとおりです。
- Double Strike:レベル25から20
- Mega Kick:レベル45から55
- Flying Knee Strike:レベル55から70
Double Strikeは以前より低いレベルで習得できます。一方、Mega KickとFlying Knee Strikeは、習得に必要なレベルが上がります。
特にFlying Knee Strikeは、習得レベルが55から70へ引き上げられます。従来の習得タイミングを想定して武術キャラクターを育てる場合は、この差を把握しておく必要があります。
さらに、Flying Knee StrikeとMega Kickはダメージにも追加の調整が入ります。習得時期と威力の両方に変更があるため、特定の技だけを早く使いたい人には必ずしも合いません。
日本語コミュニティWikiでは、武術に関係する別のMODとして、回避アニメーションの「Dodge Strafe」、格闘技アニメーションを修正する「MegaKick Animation Fix」も紹介されています。ただし、Sensible Martial Artsとの具体的な互換性は未確認です。
配布元:Sensible Martial Arts – A Martial Arts Overhaul(Steamワークショップ)
LVL 200 Maxでステータスを100以上にする
LVL 200 Maxは、oukibtが制作したスキル上限変更MODです。Nexus Modsでは2023年10月11日に公開され、2026年9月28日に更新されています。確認できるバージョンは1.4.2です。
通常のスキル上限101を任意の値まで引き上げられます。訓練設備の追加や武術のバランス調整ではなく、成長の最大値そのものを変更したい場合に選ぶMODです。
Max LevelとFade Levelの設定
設定にはKenshi200Lvl_config.iniを使用します。主要な項目は、スキルの最大値を決めるMax Level、Fade Level、NPCへの影響を指定するPlayer Characters Onlyです。
Max Levelには101以上の値を設定できます。スキルを通常の範囲より高くしたい場合、この値が成長上限を決める設定になります。
Fade Levelは0〜101の範囲で指定でき、配布元の推奨値は60〜90です。Max Levelとは別の項目なので、それぞれの意味は配布ページの説明で確認してください。
Player Characters Onlyには、NPCに影響させないための設定があります。プレイヤーキャラクターの育成だけを変更したい場合に確認する項目です。
ゲーム中の設定変更にも対応しています。設定値の詳しい意味や変更時の挙動は、配布ページの説明を確認してください。
通常のKenshiの育成範囲を超える変更であるため、Nexus Modsでは「Cheating」タグが付けられています。ステータスを100以上にしたいという目的に合う一方、ゲームバランスが大きく変わることを前提に利用する必要があります。
無効化した後のスキル成長に注意
LVL 200 Maxの作者は、MODを無効にした後の挙動について警告しています。101を超えたスキルがある状態で無効にすると、上限を無視して伸び続ける場合があるという内容です。
さらに、スキルレベルが101から離れるほど成長が速くなると説明されています。上限解放をやめれば以前のレベル制限に戻る、という単純な仕組みではありません。
これは、導入するかどうかを判断するうえで特に重要です。高いレベルまで育てた後でMODを外す可能性があるなら、無効化後の挙動を理解しておく必要があります。
配布元の警告を踏まえると、導入前のセーブデータを残すことが重要になります。育成済みキャラクターの状態に関わる変更なので、通常の上限を維持したい人は必要性を十分に検討してください。
Kenshiの武術・トレーニングMODを導入する手順
導入形式はMODごとに異なります。Advanced training dummiesとSensible Martial ArtsはSteamワークショップから導入でき、LVL 200 MaxにはNexus Mods版とSteamワークショップ版があります。
KenshiではMODによってセーブデータが破損し、元に戻せなくなる可能性が指摘されています。どの方法でも、最初にセーブデータのバックアップを取ってください。
Steamワークショップの基本手順
- 配布ページで前提MOD、対応バージョン、競合、インポートの要否を確認する
- 利用するMODを「サブスクライブ」する
- Steam経由でKenshiを起動する
- ランチャーのMOD一覧でチェックを入れる
- 配布元の指示に合わせてロード順を調整する
Steamワークショップの購読はKenshi v0.92.0以上で利用できます。Steam起動時に更新が自動反映されますが、Steam経由で起動しないと購読したMODが表示されないことがあります。
配布が削除されるとSteam起動時に自動で消えることもあります。
Nexus Mods版のLVL 200 Max
Nexus Mods版では、DLLとINIをkenshi_x64.exeがあるゲームフォルダへ展開します。その後、Plugins_x64.cfgの最後に次の行を追加します。
Plugin=Kenshi200Lvl
一般的な手動導入のMODはKenshiのmodsフォルダに入れ、フォルダ名を中の.modファイル名と同じにします。ただし、LVL 200 MaxのNexus Mods版は上述のプラグイン導入方法に従ってください。
Steam版LVL 200 MaxとRE_Kenshi
Steamワークショップ版のLVL 200 MaxにはRE_Kenshiが必要です。
RE_Kenshi v0.3.5は、Kenshi 1.0.65と1.0.68のSteam版・GOG版に対応すると案内されています。アーカイブを展開してインストーラーを実行し、導入後はメインメニューのバージョン表記を確認します。
設定画面は「OPTIONS → MODS → RE_KENSHI SETTINGS」です。お使いのKenshi本体のバージョンが対応範囲に含まれるか確かめてください。
入手先:RE_Kenshi(Nexus Mods)/作者のGitHub
ロード順・互換性・既存セーブの確認事項
MODを追加しても、複数の変更が必ず同時に反映されるとは限りません。特に武術やスキルを扱うMODでは、変更対象の重複とロード順を確認する必要があります。
既存セーブで利用する場合には、インポートに関する作者の説明も確認してください。導入方法が正しくても、セーブデータ側に必要な操作があるMODも存在します。
ロード順は下のMODが優先される
Kenshiでは、後から読み込んだMODが先に読み込んだMODの内容を上書きします。ランチャーの一覧では、基本的に下にあるMODが後から読み込まれます。
そのため、本体と追加の調整用MODを組み合わせるときには、作者が指定した順番を守ることが大切です。順番を変えても、同じデータを変更するMOD同士の競合がすべて解消するわけではありません。
ロード順はランチャーのほか、Kenshiのdataフォルダにあるmods.cfgを編集して変更できます。日本語化パッチを利用する場合は元MODの下に配置する形式が多いものの、各配布ページの指示を優先してください。
武術の攻撃・回避や技の習得条件を別のMODでも変更する場合、双方の設定がそのまま生きるとは限りません。Sensible Martial Artsをほかの武術関連MODと組み合わせる際には、互換性を確認してから有効化しましょう。
インポートと対応バージョン
Kenshiには、既存セーブで利用するときにインポートが必要なMODがあります。導入するMODのページに指示がある場合には、その手順に従ってください。
今回の3つについては、インポート必須という個別の記載を確認できていません。必要とも不要とも推測で断定せず、現在の配布ページの案内を確認するのが適切です。
対応バージョンも重要な確認項目です。特にRE_Kenshiを前提とする構成では、RE_Kenshiの対応する本体バージョンから外れていないかに注意が必要です。
また、同じ種類の変更を加えるMODが複数ある場合、意図した内容が反映されない可能性があります。大型のオーバーホールMOD同士は基本的に併用できないと案内されており、ほかの変更と組み合わせる際にも配布元の記載を優先してください。
武術・トレーニングMODが動かない場合の確認方法
MODを導入しても、追加した訓練設備が表示されなかったり、変更したはずの機能が反映されなかったりする場合があります。問題が起きたときは、Kenshi本体の不具合と決めつけず、導入状態とMODの組み合わせを確認してください。
特に、ワークショップの一般的なMODとプラグイン形式のMODでは、確認する箇所が異なります。まず配布ページに書かれた方法に沿っているかを見直すことが基本です。
表示されない・変更が反映されない場合
確認する項目は、前提MODの不足、ランチャーでの有効化、ロード順、競合、対応する本体バージョンです。複数のMODを一度に導入した場合ほど、どの変更が原因なのか分かりにくくなります。
Advanced training dummiesでは、一部のダミーが表示されない、動かないというコメントが報告されています。ただし、現行環境での発生条件や修正状況は未確認です。
Sensible Martial Artsでは武術の性能を変更するため、ほかの戦闘関連MODと変更対象が重複していないかを確認します。意図した効果が見えないときも、ほかのMODが上書きしていないかが確認点になります。
LVL 200 Maxの場合は配布形式に応じたプラグイン設定や、必要となるRE_Kenshiの対応状況が確認対象です。通常形式のMODと同じ場所に配置するだけで利用できるとは考えないでください。
まず配布元の条件と導入状態を照合し、問題が続く場合に組み合わせを見直します。
MOD由来の問題を切り分ける
KenshiのコミュニティWikiでは、不具合が発生したときはMODを外して同じ現象が起きるかを確かめるよう案内されています。特定のMODを有効にしたときだけ発生するかどうかは、原因を考える材料になります。
ただし、MODを無効化すれば必ず元の状態に戻るわけではありません。上限解放後のスキルがある場合は、LVL 200 Maxの作者が示す無効化時の警告に従う必要があります。
また、MODに由来する問題を公式ゲームのバグだと誤認して、公式フォーラムに報告しないよう注意されています。まずMODを使用した環境で起きている問題かどうかを確認してください。
KenshiではMODによってセーブデータが元に戻らない状態になる可能性があるため、導入前のバックアップが役立ちます。変更前の状態を残しておくことは、上限解放型のように育成結果へ影響するMODでは特に重要です。
多数のMODを同時に変更せず、配布元が示す条件と現在の設定を順番に照らし合わせましょう。原因を確かめられない場合は正常動作を断定せず、作者の追加情報を確認する姿勢が必要です。
まとめ:Kenshiの武術MODは訓練・調整・上限解放で選ぶ
Kenshiでトレーニングの選択肢を増やしたいなら、Advanced training dummiesが候補です。標準ではLv70まで、サブMODではLv30・50・100を選べますが、作者はゲームバランスへの大きな影響を明記しています。
武術の使い勝手を変えたい場合は、低レベルを強くし、高レベルのダメージを控えめにするSensible Martial Artsが適しています。攻撃速度や回避、技の習得条件も変わります。
ステータスを100以上にしたいなら、スキル上限を変更するLVL 200 Maxが選択肢です。ただしSteamワークショップ版にはRE_Kenshiが必要で、MOD無効化後のスキル成長には作者の警告があります。
目的に合うMODを選び、条件とバックアップを確認して導入してください。

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