Distant Horizonsは、通常の描画範囲より遠くにある地形を、簡略化した遠景として表示するMODです。遠くの山や建築物を眺めたいときに使えますが、通常のチャンク描画と、遠景用のLODは分けて考える必要があります。
この記事では、Minecraft Java版1.21.1・Fabric用のDistant Horizons 3.3.3を対象に、導入と遠景設定の基本を解説します。公式・作者資料は2026年10月15日に確認しました。実機での導入、描画距離やFPSの測定は行っていません。
Distant Horizonsは遠くの地形を簡略表示する
作者の正規配布ページでは、遠くの地形を表示するMODとしてDistant Horizonsを紹介しています。LODは、遠景のために情報を簡略化した地形です。通常の範囲をすべて同じ細かさで描画する方法とは異なります。
作者FAQでも、遠景は通常のワールド描画と別に扱う仕組みとして説明されています。遠くが見えることと、その範囲のブロックを操作できることや、サーバーの動作範囲が広がることは同じではありません。
プレイヤーが作った建築物にも対応すると案内されています。ただし、表示できる範囲はLODデータの有無や設定にも左右されます。初回起動ですべての遠景が即座に完成する、という前提で進めないようにします。
Fabric1.21.1用の対応版と前提を確認する
今回確認した正規配布は、次のとおりです。
| Minecraft Java版 | Distant Horizonsの正規配布 | この手順での扱い |
|---|---|---|
| 1.21.1 | 3.3.3-1.21.1/安定版 | Fabric用の導入と遠景設定を対象にする |
| 26.3 | 3.3.4-26.3/安定版 | 別のゲーム版向け。1.21.1用として流用しない |
1.21.1用3.3.3の配布情報と、対象版の作者ソースを照合しました。Fabricではローダー0.16.9以上、Java 21以上が条件です。ファイルにはFabricとNeoForgeの対応ラベルがありますが、この記事ではFabricの構成を使います。
対象版のFabric用ビルド定義では、Fabric APIを本体へ同梱しています。Distant Horizonsだけのために、別のFabric APIを必須として追加する手順にはしません。ほかのMODが外部のFabric APIを要求している場合は、その条件を維持してください。
Mod Menu・Sodium・Irisも、この基本導入の必須条件にはしません。別配布のDistant Horizons APIだけを本体の代わりに使わず、正規のDistant Horizonsのファイルを選びます。Minecraft公式の1.21.1情報も確認し、ゲーム版をそろえてください。
使うクライアントのmodsへ導入する
導入前にゲームを終了し、元のmods・config・ワールドを保管します。すでにDistant Horizonsを使っている場合は、設定とLOD保存データも含め、元のゲームディレクトリを残してください。
- Minecraft Java版1.21.1のFabricプロファイルと、ゲームディレクトリを確認します。
- Fabric Loaderが0.16.9以上、使用するJavaが21以上であることを確認します。
- そのディレクトリのmodsへ、正規配布の3.3.3-1.21.1を入れます。
- Distant Horizonsの旧版や、別のゲーム版用のJARが重複していないか確認します。
- そのFabricプロファイルで起動し、コピーしたワールドなどで設定画面とLOD表示を確認します。
Fabric公式の導入手順でも、ゲーム版・Java版・ローダーに合うファイルをmodsへ置く流れが案内されています。個別のゲームディレクトリを使う場合は、その環境のmodsを選んでください。
クライアントだけで使い始める場合、サーバーへDistant Horizonsを入れることは必須ではありません。サーバーから遠景データを受け取る使い方は、後述の条件を別に確認します。
DH設定で遠景距離・画質・処理負荷を調整する
作者FAQでは、オプション画面のFOVスライダー付近にあるDHのボタンから設定を開く方法を案内しています。対象版が参照する固定コアの設定定義でも、このボタンの表示設定を確認できます。
まずは通常の描画距離とLODの遠景距離を分け、次の項目を確認します。表示名は言語設定によって変わります。
| 設定の種類 | 変えるもの | 最初の確認 |
|---|---|---|
| LODの描画切り替え | 遠景を描画するか | 遠景の表示を有効にする |
| LODの遠景距離 | 表示を目指す半径。単位はチャンク | 通常の描画距離と取り違えない |
| 画質プリセット | 遠景の細かさや描画品質 | 距離と同時に大きく変えず比較する |
| スレッド処理のプリセット | 処理負荷の配分 | 生成中の負荷が気になるときに確認する |
| Distant Generator Plan | 遠景をどのように生成するか | 表示の切り替えとは別に扱う |
LODの距離は目標値です。対象版の説明にも、ほかの描画設定によって実際の距離が上下する旨が記載されています。数値を上げれば、指定範囲のすべてが必ず同時に見えるという保証ではありません。
表示が安定しない場合は、距離・画質・処理負荷を一つずつ変えます。作者資料も画質やCPU側の負荷を下げる切り分けを案内しています。特定の設定で必ずFPSが改善する、という実測結果としては扱いません。
また、描画を無効にすることと、遠景の生成を止めることは別です。Distant Generator PlanのDISABLEDは新しい遠景生成を止める選択肢であり、保存済みLODの表示を一括で削除する操作ではありません。
マルチプレイはLODの受け取り方を確認する
クライアントだけにDistant Horizonsを入れる場合は、自分が探索して読み込んだ範囲からLODが作られ、次の接続にも保存データを使います。クライアント側の表示距離を上げるだけで、サーバーの未訪問地を自由に生成できるわけではありません。
サーバーとクライアントの両方に対応するDistant Horizonsがある場合は、サーバー側の機能と設定に応じてLODを受け取れます。作者のサーバー向け資料では、同じDH版を使うことを推奨し、追加生成には両側のDistant Generator Planなどの条件が関わると説明しています。
参加先では、どちらの使い方なのかを先に確認してください。DH未導入のプレイヤーも接続できる任意導入の仕組みであり、参加者全員に必須のMODとして一律に扱うものではありません。
BukkitやPaperなどのプラグイン式サーバー向けには、別のプラグイン配布があります。今回のMODのJARを、そのままpluginsフォルダへ入れる手順にはしません。
表示されないときと更新・削除前の保管
遠景が出ない場合は、描画・データ・生成・併用MODを分けて確認します。
| 症状 | 最初に確認すること | 次の確認 |
|---|---|---|
| 設定の入口が見つからない | 今回起動したプロファイルとmods | DHボタンの表示設定 |
| 遠景が表示されない | LOD描画の有効・無効 | LODデータ、探索済みの範囲、生成状態 |
| マルチプレイで遠くが増えない | クライアントだけか、サーバー連携か | 参加先のDH対応と生成の条件 |
| シェーダー使用時だけ遠景が出ない | シェーダー側のDH対応 | シェーダーなしのコピーした構成と比較 |
| 生成中の負荷が気になる | 遠景距離・画質・処理プリセット | 一度に変更せず、元の設定と比較 |
シェーダーはすべてが対応するわけではありません。対象版の依存定義では、Iris 1.7.4以下とVertigoに非互換指定があります。Irisを併用する場合も、ゲーム版とDH対応シェーダーの条件を別途確認してください。ここでは影MODの導入一式を扱う手順にはしません。
作者の互換性資料では、VulkanModも既知の非互換対象として挙がっています。DH自身の描画エンジンの説明と、VulkanModという別のMODを同一視しないでください。
更新前はワールド・mods・configとLOD保存データを保管します。設定ファイルはconfig内のDistantHorizons.tomlです。マルチプレイの保存データも残したい場合は、元のゲームディレクトリを一式保管すると、設定だけを残してLODを失う事態を避けやすくなります。
コピーした構成で起動・接続・遠景表示と設定を確認してから普段の環境へ反映してください。利用をやめる場合も、削除前に設定やLODを保管し、ほかのMODが必要とするFabric APIなどを一緒に消さないようにします。
まとめ:Distant Horizonsは遠景と通常描画を分ける
Distant Horizonsは、遠くの地形を簡略化したLODとして表示するMODです。今回はFabric 1.21.1用3.3.3を対象に、Fabric Loader 0.16.9以上とJava 21以上を確認しています。
導入後はDH設定で遠景距離・画質・処理負荷を分けて調整し、マルチプレイでは探索済みLODとサーバーから受け取るLODを区別します。更新・削除前には、ワールド・設定・LOD保存データを保管してください。

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