『Once Human/ワンスヒューマン』について、「利用規約がやばいって本当?」「個人情報をどこまで取得されるの?」と不安になっている人もいると思います。今回の検索意図も、利用規約やプライバシー面の安全性を確認したいというものです。
結論からいうと、2026年8月31日時点で公式サイトから確認できる規約だけを根拠に、「Once Humanは危険なゲーム」「個人情報を無断で何でも収集する」と断定できる内容ではありません。
一方で、NetEaseのプライバシーポリシーには、IPアドレスや端末情報だけでなく、ゲームプレイ情報、チャットログ、ゲームプレイ画面のキャプチャなども収集対象として記載されています。また、条件によっては政府発行の身分証明書を求める場合や、個人情報を居住国外へ移転する場合があることも明記されています。
不安がある場合は「やばい・やばくない」の二択ではなく、何を取得する可能性があり、何のために使われ、どんな権利が用意されているのかを確認してから判断するのがおすすめです。
ワンスヒューマンの利用規約はやばい?結論は「内容を確認して判断」が正確
2026年8月31日時点のOnce Human日本公式サイトには、「利用規約&プライバシーポリシー」へのリンクが掲載されています。リンク先はOnce Humanだけの独立した規約ではなく、NetEaseのサービスに適用されるTerms of UseとPrivacy Policyです。
現在公式サイトから参照できる文書は次のようになっています。
| 文書 | 確認できる更新日 | 主な内容 |
|---|---|---|
| NetEase Privacy Policy | 2025年3月6日 | 個人情報の収集・利用・共有・保存・ユーザーの権利 |
| NetEase Terms of Use | 2024年12月15日 | アカウント、禁止行為、投稿内容、課金、紛争解決など |
| Once Human公式のプライバシーに関する告知 | 2024年7月10日 | サービス開始当初に出たプライバシー面の懸念への説明 |
規約そのものの更新日は2026年ではありませんが、2026年8月現在のOnce Human公式サイトから引き続きこれらの文書へ案内されています。
公式は2024年にプライバシーへの懸念について説明している
Once HumanはPC版リリース直後の2024年7月10日、プライバシーポリシーやNetEase Launcherについてユーザーから懸念が寄せられているとして公式声明を公開しました。
公式は、個人データについてサービス提供や明示的な同意などの適法な根拠がある場合に利用し、データ最小化、目的制限、透明性などの原則に沿って処理すると説明しています。
また当時、公式サイトからPC版をダウンロードする場合はNetEase Launcherを使用する一方、SteamやEpic Games Store版ではNetEase Launcherを使用する必要がないとも説明していました。
「利用規約がやばい」という話題にはサービス開始当初の情報も混在しているため、現在の公式ポリシーと分けて見る必要があります。
ワンスヒューマンではどんな個人情報が収集される?
NetEase Privacy Policyでは、取得する可能性がある個人情報を大きく「ユーザーが提供する情報」「自動的に収集する情報」「第三者から受け取る情報」に分けています。
すべてのプレイヤーから記載された情報を必ず全部集める、という説明ではありません。
NetEaseのPrivacy FAQでも、実際に取得する情報は利用するサービスや利用方法、地域の法的要件によって異なると説明されています。
ユーザーが自分で提供する情報
プライバシーポリシーには、状況に応じて次のような情報を求める可能性があると記載されています。
- 名前やスクリーンネーム
- 生年月日・年齢
- 国・地域
- メールアドレスや電話番号
- アカウント情報
- 決済・購入情報
- ユーザーが投稿したコンテンツ
- アンケートへの回答
- カスタマーサポートとのやり取り
- 必要な場合の政府発行身分証明書
特に「government-issued identification(政府発行の身分証明書)」という記載だけを見ると不安になりやすい部分です。
ただしNetEase公式Privacy FAQでは、法律上必要な場合などの限定的な状況で、本人確認や年齢確認のために求める可能性があると説明されています。
さらに、身分証明書の情報はその確認目的にのみ使用し、確認手続き終了後に削除するとしています。
そのため、「Once Humanを起動しただけで全ユーザーの身分証明書を収集する」という意味ではありません。
IPアドレス・端末情報・チャットログなどは収集対象
自動的に取得する情報については、プライバシーポリシーを読んでおいたほうがいい部分です。
NetEaseは、サービス利用時に技術情報やゲームプレイ情報を自動的に収集する場合があるとしています。
自動取得される可能性がある主な情報
現在のPrivacy Policyには、次のような項目が記載されています。
- IPアドレス
- MACアドレスなどの端末識別情報
- 端末モデル
- OS
- 言語・地域設定
- インターネットサービスプロバイダー
- 画面解像度
- フレームレート
- Ping値
- クラッシュレポート
- CPU・メモリなどの技術情報
- IPアドレス等を利用したおおよその地域情報
- キャラクター情報
- ゲーム進行状況
- 仮想アイテムやゲーム内通貨
- タスクや報酬
- ソーシャル接続
- チャットログ
- ゲームプレイ画面のキャプチャ
ゲームプレイ画面やチャットログまで明記されているため、プライバシーを重視する人が気になるのは自然な部分です。
一方、今回確認した公式ポリシーには、「PC内のあらゆるファイルを無条件に収集する」「ユーザーの個人的な文書を自由に読み取る」といった説明はありません。
規約に書かれている収集項目と、そこからさらに拡大した推測は分けて考えたほうがいいでしょう。
なぜゲームプレイ情報や端末情報を収集するの?
個人情報は、収集項目だけでなく利用目的も確認する必要があります。
NetEase Privacy Policyでは、サービス提供のほか、不具合調査、パフォーマンス分析、不正行為対策、カスタマーサポートなどの目的が示されています。
不具合調査やゲーム運営にも使用される
主な用途として挙げられているのは、
- ゲームやサービスを提供する
- ユーザー設定を反映する
- 他プレイヤーとの交流機能を提供する
- 不具合を診断する
- システム性能を分析する
- 新機能をテストする
- チートやハックを検出する
- 不適切なコンテンツをモデレーションする
- ユーザーからの通報に対応する
- 法律上必要な本人・年齢確認を行う
などです。
Once HumanではオンラインマルチプレイやPvPも存在するため、チート検出やユーザー間トラブルへの対応を目的としたゲームプレイ情報の処理も規約上想定されています。
個人情報は第三者にも共有される?
NetEase Privacy Policyには、一定の条件で個人情報を第三者と共有することがあると記載されています。
ただし、同ポリシーではユーザーの個人情報を販売しないとも明記しています。
主な共有先
規約上想定されている共有先には、
- SteamやXboxなどのゲーム・ソーシャルプラットフォーム
- クラウドや決済などを担当するサービス事業者
- NetEaseの関連会社・子会社
- 企業買収や合併時の承継先
- 法律上開示が必要な機関
などがあります。
Steam、PlayStation、Xbox、Apple、Googleなど別のアカウントや決済サービスを利用する場合は、NetEaseだけでなく各プラットフォーム側のプライバシーポリシーも適用される可能性があります。
データが海外へ移転される場合がある
Privacy Policyでは、サービス事業者、関連会社、パートナーが世界各国に存在するため、ユーザーの個人情報が居住地域とは別の国へ転送・処理される可能性があるとしています。
またTerms of Useにも、ユーザーのデータを居住地域外のサーバーで保存・処理・送信する可能性が記載されています。
海外へのデータ移転をできるだけ避けたい人にとっては、利用前に確認しておきたいポイントです。
ワンスヒューマンに投稿した画像や文章はどう扱われる?
利用規約には、ゲームや関連サービスを通じて投稿・送信したコンテンツについても規定があります。
対象には文章だけでなく、画像、動画、音声、ユーザー名なども含まれます。
NetEaseにコンテンツ利用のライセンスを与える
Terms of Useでは、サービスを運営するため、ユーザーが投稿したコンテンツについてNetEaseに一定の利用ライセンスを与えると定めています。
アクセス、保存、複製、送信、表示、配布、技術上必要な変更などが含まれています。
「投稿したものを何にでも自由利用される」と受け取りたくなる文面もありますが、同じ条項では利用目的をサービスの運営・提供に必要な範囲としています。
また、サービス提供に関係する契約先への権利付与や、法律上必要な場合の開示も規定されています。
SNS投稿やクリエイター向けコンテンツなどで権利関係を特に気にする人は、この条項を一度読んでおくと安心です。
チート・BOT・無許可MODなどは利用規約違反になる可能性がある
Once Humanの利用規約で注意したいのは、プライバシーだけではありません。
Terms of Useでは、BOT、ハック、無許可のサードパーティーソフト、スクリプトやプラグインなど、ゲームやサービスを改変・操作するツールの利用を禁止しています。
規約違反ではアカウント制限やデータ巻き戻しもあり得る
NetEaseが規約違反または不審なアカウント活動を合理的に確認した場合、
- 関連コンテンツの削除
- ゲームデータの巻き戻し
- サービスやアカウントへのアクセス制限
- 利用権の終了
- 法的措置
- 必要に応じた法執行機関への情報提供
などを行う可能性があると規定されています。
PC向け外部MOD、マクロ、ツールなどを使う場合は、単に「動作するか」だけでなく、現在の利用規約で許可されているかも確認したほうが安全です。
課金アイテムは「所有物」とは扱われない
利用規約では、ゲーム内通貨やゲーム内アイテムについても注意点があります。
Terms of Useでは、Virtual PointsやVirtual Goodsは現実世界の資産として所有するものではなく、ゲーム内で使用するための限定的なライセンスとして説明されています。
サービス終了やアカウント閉鎖で利用できなくなる可能性がある
規約では、サービス提供が終了した場合やアカウントが閉鎖された場合などに、ゲーム内通貨やアイテムを使用するライセンスが終了するとしています。
また、アップデートによってVirtual Goodsを含むサービス内容が変更・利用不能になる可能性についても規定されています。
課金アイテムを購入する場合は、「現実の物品を所有する」のではなく、サービス内で利用する権利を購入しているという扱いを理解しておくとよいでしょう。
返金についても、Terms of Useでは原則として購入後のキャンセル・返金を制限していますが、居住地域の法律やPlayStation Store、App Storeなど各プラットフォームのルールが別途適用される場合があります。
日本から遊ぶ場合は紛争解決条項にも注意
利用規約の後半には、トラブルが発生した場合の準拠法や紛争解決方法も記載されています。
日本はTerms of Use上の「北米、EEA、スイス、英国以外」に該当するため、条文上はシンガポール法を準拠法とし、解決できない紛争についてSingapore International Arbitration Centre(SIAC)での仲裁を利用する規定があります。
ただし、同じ条項には居住国の強行法規に基づく権利を制限しない旨も記載されています。
実際に日本の消費者へどこまで適用されるかは個別事情や日本法によって変わるため、現実の法的トラブルが発生した場合は利用規約だけで自己判断せず、専門家や消費生活相談窓口などへ相談したほうが安全です。
プライバシーが気になる人が設定しておきたいこと
NetEase Privacy Policyでは、地域や状況によって個人情報に関する権利を行使できるとしています。
利用を続ける場合でも、自分で変更できる設定や権利を知っておくと安心です。
データの開示・削除などを申請できる
規約には、居住地域によって次のような権利が認められる可能性があると記載されています。
- 個人情報へのアクセス・コピー
- 個人情報の削除
- 誤った情報の訂正
- 一部処理への異議申し立て
- 同意の撤回
- データ保護機関への苦情
Privacy Policyでは、プライバシー関連の問い合わせ先として「personal_data_ne@global.netease.com」が案内されています。
広告・マーケティング目的の情報利用についても、対応するサービスでは「Account Center」→「Ad Settings」からオプトアウトできるとしています。
Once Human自体のゲーム上の問い合わせについては、公式サイトやゲーム内カスタマーサポートも利用できます。
「利用規約がやばい」という情報を見るときの注意点
Once Humanについて過去のSNS投稿や動画を見るときは、「規約にその単語がある」という事実と、「実際に全ユーザーへその処理を行う」という話を区別する必要があります。
特に政府発行IDの項目はその典型です。
Privacy Policyだけを見ると収集対象にGovernment-issued identificationが含まれていますが、公式FAQでは法律上必要な限定的ケースで本人・年齢確認に使い、確認終了後に削除すると補足されています。
同様に、NetEaseのプライバシーポリシーはOnce Humanだけでなく、同ポリシーへリンクする複数のNetEaseゲーム・アプリ・Webサービスを対象としています。
公式FAQでも、ポリシーが幅広いサービスをカバーしているため、掲載されたすべての種類の情報を一人のユーザーから取得するわけではないと説明しています。
気になる項目を見つけたら、
「規約に書いてあるか」
「どの条件で取得するのか」
「何の目的で使うのか」
「どのサービスに適用されるのか」
まで確認したほうが判断しやすくなります。
ワンスヒューマンの利用規約は収集データと利用目的を確認してから判断しよう
『Once Human』の利用規約について、2026年8月31日時点の公式情報から「危険なゲーム」と断定できる根拠は確認できません。
ただし、NetEase Privacy Policyでは、IPアドレスや端末情報、ゲーム進行、チャットログ、ゲームプレイ画面などが収集対象として明記されています。個人情報が海外で処理される可能性や、サービス事業者・関連会社などへ共有される場合がある点も把握しておきたいところです。
一方で、NetEaseは個人情報を販売しないと明記しており、政府発行IDについても限定的な本人・年齢確認で使用し、確認後に削除すると説明しています。データ削除や訂正などを申請できる仕組みも用意されています。
「利用規約がやばい」という言葉だけで判断するより、自分が気になるデータ項目、海外移転、課金、投稿コンテンツの扱いなどを公式規約で確認したうえで、納得できる範囲でプレイするのがよいでしょう。

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