大人気ホラーゲーム「ポピープレイタイム」に登場する、謎に包まれた存在「プロトタイプ」。
その実験番号は1006とされ、物語の全ての元凶として描かれていますが、その正体や目的については多くの謎が残されています。
この記事では、各チャプターに散りばめられた伏線や情報を基に、ポピープレイタイムのプロトタイプ(1006)の正体と真の目的について、様々な考察を交えながら徹底的に解説します。
物語の核心に迫る考察を読むことで、ゲームをより深く楽しむことができるでしょう。
ポピープレイタイムの最重要キャラクター「プロトタイプ(1006)」とは?
ポピープレイタイムにおける「プロトタイプ(1006)」は、物語の根幹をなす最も重要かつ謎多きキャラクターです。
全ての事件の黒幕とされながらも、その姿は断片的にしか描かれていません。
実験番号1006「ザ・プロトタイプ」の基本情報
プロトタイプとは、プレイタイム社で行われていた非人道的な実験によって生み出された存在であり、実験番号「1006」として記録されています。
彼は、従業員たちがおもちゃ達によって一斉に襲われた大虐殺事件「喜びの時間(Hour of Joy)」を計画し、実行した首謀者です。
現在は工場の最深部である「ラボ」に潜んでいるとされています。
作中で判明している能力と特徴(声の模倣・パーツの取り込み)
プロトタイプは極めて高い知能を持ち、他の人物の声を完璧に模倣する能力を持っています。
作中では、主人公を助ける協力者「オーリー」や科学者「ハーレー・ソーヤー」の声色を使い、主人公たちを欺きました。
さらに、破壊された他のおもちゃの体を取り込み、自身の一部にする能力も持っています。
チャプター2の最後でマミー・ロングレッグスの上半身を、チャプター3の最後ではキャットナップの亡骸を回収していくシーンが描かれました。
なぜ「プロトタイプ」と呼ばれているのか?その意味を解説
「プロトタイプ」という言葉は、元々「原型」や「試作品」を意味します。
実験番号1006が、他の多くの実験体(ハギーワギーは1170、マミーは1222)に比べて若い番号であることから、彼はプレイタイム社で比較的初期に作られた実験体であった可能性が高いです。
その名の通り、後に続く全ての「生きているおもちゃ」の原型となった存在なのかもしれません。
【最有力説】プロトタイプ(1006)の正体は創設者エリオット・ルートヴィヒなのか?
プロトタイプ(1006)の正体として、現在最も有力視されているのが、プレイタイム社の創設者「エリオット・ルートヴィヒ」であるという説です。
数々の状況証拠が、この説の信憑性を高めています。
創設者エリオット説を裏付ける3つの根拠
エリオット・ルートヴィヒ説を裏付ける主な根拠は3つあります。
第一に、レーザーポインターを自作するなど、科学者としての高度な知識を思わせる行動。
第二に、その腕の内部に、子供のものではなく「大人の骨」が使われていること。
そして第三に、物語の重要キャラクターである「ポピー」への異常なまでの執着です。
ポピーへの執着は亡き娘への想いから?
エリオット・ルートヴィヒは、亡くした自身の娘をモデルにして「ポピー人形」を開発したとされています。
プロトタイプがチャプター4の終盤でポピーに対し「帰っておいで、ポピー」と、まるで父親が娘を諭すかのような口調で語りかけるシーンは、彼の正体がエリオットであることを強く示唆しています。
ポピーを閉じ込めたり、工場から脱出させまいとしたりする行動も、歪んだ愛情の表れと解釈できます。
プロトタイプの腕に使われている「大人の骨」の謎
作中で確認できるプロトタイプの腕は、機械部品と骨が絡み合った異質な見た目をしています。
注目すべきは、その骨が子供ではなく成人のものである可能性が高い点です。
プレイタイム社が主に孤児を実験体としていたことを考えると、この大人の骨の出所は大きな謎ですが、創設者であるエリオット自身の骨が使われたとすれば説明がつきます。
プロトタイプ(1006)の正体に関するその他の考察まとめ
エリオット・ルートヴィヒ説以外にも、プロトタイプの正体についてはいくつかの興味深い考察が存在します。
ここでは代表的な説をいくつか紹介します。
ポピーのビッグボディ版という説は本当か?
海外のファンの間では、プロトタイプは「ポピー人形の大型(ビッグボディ)バージョン」として作られたのではないか、という説も議論されています。
会社の最初の顔であるポピーの大型版を、最初の実験体として開発したという考え方です。
しかし、作中でプロトタイプが一貫して「彼(He)」と呼ばれていることから、女性型であるポピーとの関連性は低いと考える意見も多くあります。
主人公(元従業員P.W)との協力関係だった可能性
主人公はプレイタイム社の元従業員であり、公式ハンドブックに登場する「P.W」という人物ではないかと推測されています。
考察の中には、この主人公がかつてプロトタイプに協力し、「喜びの時間」を手引きしたのではないかという説もあります。
プロトタイプに「孤児たちを救うため」と唆され協力したものの、その真の目的が大量虐殺だと知り、罪悪感から工場に戻ってきたというストーリーです。
複数の実験体が混ざった集合体という説を検証
プロトタイプがマミーやキャットナップのパーツを取り込んだことから、彼は単一の個体ではなく、様々な実験体のパーツを繋ぎ合わせた集合体ではないか、という説も存在します。
老若男女の声が混じったような彼の声も、取り込んだ人々の声を模倣・合成している結果と考えることができます。
彼の本体は、様々な機械と肉片が融合した、おぞましい姿をしているのかもしれません。
プロトタイプ(1006)の真の目的とは?謎に包まれた行動を徹底解説
プロトタイプの正体と同様に、彼の真の目的も物語最大の謎の一つです。
人間への復讐だけでなく、より複雑で歪んだ目的を持っていると考えられます。
「喜びの時間(Hour of Joy)」を計画した本当の理由
「喜びの時間」の目的は、単に自分たちを虐待した人間への復讐だけではない可能性があります。
一説には、ポピーが願っていた「孤児と実験体の解放」を、プロトタイプが歪んだ形で実現しようとした結果ではないかと考えられています。
外の世界では生きていけない実験体たちを「殺す」ことで解放し、人間たちにはその報いを受けさせるという、残虐な計画だったのかもしれません。
なぜ主人公をオーリーと偽り利用したのか?
チャプター3から主人公を助けてきた「オーリー」の正体がプロトタイプであったことは、多くのプレイヤーに衝撃を与えました。
プロトタイプは主人公を利用して、自分に敵対する可能性のあるおもちゃ(キャットナップやセーフヘイブンの住人)を排除させようとしていたのです。
主人公の能力を試しつつ、自身の目的を達成するための駒として巧みに誘導していたと考えられます。
他の実験体のパーツを集める目的は自身の体を取り戻すため?
プロトタイプが執拗に他のおもちゃのパーツを集めるのは、失われた自身の完全な体を取り戻すため、あるいはより強力な肉体へと自身をアップグレードするためだと考察されています。
様々な実験体の能力や特徴を自身に統合し、究極の存在になろうとしているのかもしれません。
孤児たちを「眠らせている」のは保護か、それとも利用か
ポピーによれば、ラボの奥には「喜びの時間」を生き延びた孤児たちが「生きてるけど眠ってる」状態でいるとされています。
プロトタイプが彼らを眠らせている理由は不明ですが、飢餓や危険から守るための「保護」である可能性と、自身の新しい体を作るための「器」として保存している可能性の両方が考えられます。
チャプターごとのプロトタイプ(1006)の登場シーンと伏線まとめ
プロトタイプの存在はチャプター1から示唆されており、物語が進むにつれてその恐ろしさと重要性が増していきます。
各チャプターでの登場シーンと伏線を振り返ります。
チャプター1・2:存在が示唆されたVHSとマミー・ロングレッグスの最期
チャプター1では、黒いVHSテープの中で「実験体1006 ザ・プロトタイプ」として初めてその名が言及されます。
チャプター2の終盤、主人公に倒されたマミー・ロングレッグスの前に機械的な腕が現れ、彼女の上半身を掴んで闇へと消えていきました。
この衝撃的なシーンが、プロトタイプの初登場となります。
チャプター3:キャットナップとの関係と不気味な祭壇の謎
チャプター3では、ボスキャラクターであるキャットナップがプロトタイプを神として崇拝していることが明らかになります。
キャットナップが作った祭壇には、人骨や機械部品を組み合わせたプロトタイプの全体像を模したと思われる像が祀られていました。
また、主人公に倒されたキャットナップをプロトタイプ自らが殺害し、その亡骸を回収していく様子も描かれます。
チャプター4:オーリーの正体発覚とセーフヘイブン襲撃の衝撃
チャプター4で、これまで電話越しに主人公を導いてきた協力者オーリーの正体がプロトタイプであったことが発覚します。
プロトタイプは主人公を利用して、理性的なおもちゃたちの安全地帯「セーフヘイブン」を爆破させ、壊滅に追い込みました。
そして最後にはポピーと主人公の前に声だけで現れ、圧倒的な恐怖を与えます。
ポピープレイタイムの主要な実験体番号一覧
ポピープレイタイムには、プロトタイプ以外にも多くの実験体が登場します。
現在判明している主要なキャラクターの実験体番号は以下の通りです。
実験体番号 | キャラクター名 |
---|---|
1006 | ザ・プロトタイプ |
1170 | ハギーワギー |
1188 | キャットナップ |
1222 | マミー・ロングレッグス |
1172 | キシー・ミシー |
1160 | ボクシー・ブー |
1395 | ブンゾ・バニー |
1322 | ドーイ・ザ・ドーマン |
1354 | ハーレー・ソーヤー博士 |
物語は完結へ?チャプター5でプロトタイプとの直接対決は実現するのか
物語が佳境に入る中、多くのファンが次回作となるチャプター5でのプロトタイプとの直接対決を期待しています。
いくつかの情報から、その可能性は非常に高いと考えられます。
最終決戦の舞台は「ラボ」になる可能性が高い理由
開発会社の公式情報から、チャプター5の舞台がプレイタイム工場の最終エリアである「ラボ」になることが示唆されています。
プロトタイプの本拠地とされるこの場所で、物語の最終決戦が繰り広げられることはほぼ間違いないでしょう。
ポピーの真の目的とプロトタイプの関係
ゲームタイトルが「ポピープレイタイム」であることからも、ポピーが物語全体の鍵を握る最重要キャラクターであることがわかります。
彼女が隠している真の目的や、プロトタイプとの過去の関係性が、最終章で全て明らかになるはずです。
次回作で明かされるであろう謎と注目ポイント
チャプター5では、これまで謎に包まれてきたプロトタイプの完全な姿と、その圧倒的な能力が描かれることが予想されます。
また、チャプター1で姿を消したハギーワギーの再登場や、プレイタイム社が隠してきた最大の秘密など、多くの謎が解明されることに期待が集まっています。
まとめ:ポピープレイタイム プロトタイプ 1006の正体と目的の全貌
- プロトタイプは実験番号1006の個体であり物語の黒幕である
- その正体はプレイタイム社創設者エリオット・ルートヴィヒ説が有力
- 声の模倣や他のおもちゃのパーツを取り込む特殊能力を持つ
- 従業員虐殺事件「喜びの時間」を計画・実行した首謀者
- チャプター4では協力者オーリーに成りすまし主人公を利用した
- 真の目的は自身の体の再構築や敵対勢力の排除と考察される
- ポピーとは深い因縁があり、彼女に父親のような執着を見せる
- チャプター5の舞台「ラボ」で直接対決が行われる可能性が高い
- 高い知能と凶暴性を併せ持つ極めて危険な存在である
- ポピープレイタイムの物語全体の鍵を握る最重要キャラクター
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