サイレントヒルをプレイした人「初代サイレントヒルのクリーチャーって、不気味だけどどこか悲しい感じがする…。一体あの怪物たちは何なんだろう?特に、子供みたいな敵がヤバいって聞いたけど、詳しく知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
この記事を読むことで、『サイレントヒル1』に登場するクリーチャーたちの正体と、その根源にある物語を理解できるようになると思います。
控えめに言って、設定を知ると恐怖が倍増するのがサイレントヒルです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
『サイレントヒル1』クリーチャーの結論:すべて「アレッサ」の心の闇です
まず結論ですが、『サイレントヒル1』に出てくるクリーチャーは、すべて「アレッサ」という少女の憎しみや恐怖が具現化したものです。
物語のキーパーソンであるアレッサは、特別な力を持って生まれたことで、周りから酷い仕打ちを受けてきました。
- 学校では「魔女」と呼ばれいじめられる。
- 母親からはカルト教団の儀式のために虐待される。
- 儀式の火事で全身に大やけどを負い、7年間も病院の地下に閉じ込められる。
こんな感じです。
彼女が体験した、こうした壮絶なトラウマが「神の力」によって現実世界に漏れ出して、あの異様なクリーチャーたちが生まれた、という訳ですね。
なので、一体一体のクリーチャーのデザインや攻撃方法には、アレッサの恐怖の対象が色濃く反映されています。
【いわくつき】差し替えられた怪物「グレイチャイルド」の謎
『サイレントヒル1』のクリーチャーの中でも、特にいわくつきなのが「グレイチャイルド」です。
ぶっちゃけ、このクリーチャーの存在が、本作のヤバさを物語っています。
グレイチャイルドの正体
グレイチャイルドは、ナイフを持った子供の姿をしたクリーチャーです。
その正体は、アレッサをいじめていた学校のクラスメートたち。
彼女の憎悪によって、歪んだ怪物の姿で具現化したものですね。
しかし、この「子供に見える敵を、プレイヤーが攻撃して殺せてしまう」という仕様が、当時の倫理規定的にアウトでした。
事実として、CESA(コンピュータエンターテインメント協会)から何度もNGが出たみたいです。
その結果、グレイチャイルドは海外の北米版だけに登場することになり、日本版では別のクリーチャーに差し替えられました。
このあたりからも、サイレントヒルがいかに攻めたホラー表現を目指していたかが分かりますね。
日本版の差し替えクリーチャー「マンブラー」
じゃあ、日本版ではどうなったかというと、「マンブラー」というクリーチャーに差し替えられています。
こちらは、おとぎ話に出てくる小悪魔みたいなイメージが元になっています。
グレイチャイルドが「いじめ」という直接的なトラウマの象徴なのに対して、マンブラーはもう少し漠然とした、子供の頃に感じる恐怖のイメージ、という感じですね。
とはいえ、集団で襲ってくるので普通に厄介です。
サイレントヒル1のクリーチャー一覧と考察
グレイチャイルド以外にも、初代にはアレッサのトラウマから生まれたクリーチャーがたくさん登場します。
学習方法の基本は次のとおり。
(1) どんなクリーチャーがいるか知る
(2) その正体が何を意味するか考えてみる
この流れで見ていくと、物語への理解が深まるかなと思います。
さらに深掘りして解説しますね。
街をさまようクリーチャーたち
- グローナー
犬型のクリーチャーです。
アレッサが大型犬を嫌っていたことが具現化したものでして、素早い動きが厄介ですね。 - エアスクリーマー
翼竜みたいな飛行系のクリーチャー。
アレッサが好きで読んでいた本の挿絵が、彼女の恐怖心を通して怪物になった感じです。 - ロンパー
猿っぽい姿で飛びかかってくるクリーチャーです。
これはアレッサが感じていた「大人への恐怖」が形になったものだと言われています。
特定の場所にいるクリーチャーたち
- クリーパー
巨大なゴキブリです。
これはもう、生理的な嫌悪感そのものですね。
アレッサがシンプルに虫が苦手だった、ということです。 - パペットナース/パペットドクター
病院に出てくる看護婦や医者のクリーチャー。
背中に何かが寄生して操っている感じです。
7年間も病院で苦痛を受け続けたアレッサの記憶が、こういう形で現れているんだと思います。 - ハングドスクラッチャー
下水道に出てくるトカゲっぽいクリーチャー。
天井から奇襲してくるのが怖いですね。
アレッサの部屋にあった「昆虫標本」とか、色々なイメージが混ざって生まれた存在かな、と考察されています。
ボスキャラに込められた意味
大切なので繰り返し書きますが、ボスキャラも「アレッサのトラウマ」が色濃く出ています。
- スプリットヘッド
小学校の地下に出てくる巨大なトカゲ。
これも、学校にあった「童話の本」に出てくる怪物が元ネタです。 - ツインフィーラー/フロートスティンガー
巨大なイモムシが、あとで蛾になって再登場します。
昆虫標本への恐怖が、ここまで巨大な怪物として現れたという訳ですね。 - モンスターシビル
味方だと思っていた女性警官が、クリーチャーに寄生されて敵になるという絶望的なボスです。
誰も信じられなかったアレッサの孤独感を象徴しているのかな、と感じます。
まとめ
最後に内容をまとめます。
『サイレントヒル1』のクリーチャーは、アレッサという少女の壮絶なトラウマが具現化した存在です。
特に「グレイチャイルド」は、いじめの象徴でありながら倫理的な問題で差し替えられた、いわくつきのクリーチャーでした。
クリーチャーたちの背景にある物語を知ることで、サイレントヒルの持つ深い恐怖と悲しみを、より一層味わえるはずです。
この記事が、あなたのサイレントヒルへの理解を深める一助となれば幸いです。

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