コナミの新作『サイレントヒルf』が発表されましたが、ティザートレーラーが不気味かつ美しい感じでして、世界中のホラーゲームファンに衝撃を与えていますね。
本作は、これまでのシリーズとは違って「1960年代の日本」が舞台になっていまして、その独特な世界観と「グロい」と言われるほどの強烈な描写が、かなり話題になっています。
なお、本記事では「サイレントヒルfのストーリーとか舞台設定ってどうなってるの?」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、現在公開されている情報から、難解なストーリー、物語の核となる1960年代日本の舞台設定、そして「和風」と「グロ」が織りなす恐怖の本質までをイメージできるようになるかなと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
『サイレントヒルf』のストーリー:美しい日本の田舎町で起こる惨劇
結論として、『サイレントヒルf』の物語は、一見すると平和な日本の田舎町で、一人の少女が体験する悪夢、という感じです。
とはいえ、その裏には複雑な人間関係とか、現実と幻覚の境目を曖昧にする、かなり恐ろしい仕掛けが隠されていますね。
主人公・深水雛子(しみず ひなこ)が迷い込む悪夢
物語の主人公は、戎ヶ丘(えびすがおか)という町で暮らす女子高生の深水雛子です。
彼女は、頑固で高圧的な父親とか、それに逆らえない母親との間に問題を抱えていまして、家庭内に安らぎがない感じですね。
友人関係もまた複雑でして、神社の娘である咲子からは急に「裏切り者」と呼ばれたり、幼馴染の修をめぐって凛子との間に険悪な空気が流れたりと、思春期特有の息苦しい人間関係に悩んでいます。
こんな感じの閉鎖的な日常が、町の異変と一緒に崩壊していくところから、雛子の悪夢のストーリーが始まる、という流れになります。
赤いカプセルと幻覚:どこまでが現実なの?
物語の重要な鍵を握っているのが、幼馴染の修から「頭痛薬」として渡される赤いカプセルです。
雛子はこの薬を飲むことで、一時的に体力を回復するのですが、これは単なる回復アイテムじゃないんですよね。
事実として、この薬は幻覚作用を含んでいて、かなり危険なものです。
そして、雛子の精神を蝕んでいく感じですね。
ゲームは、霧に包まれた現実世界「霧の町」と、おぞましい儀式が行われる異世界「闇の社殿」という、2つの世界を行き来する構成になっています。
薬の影響で現実と幻覚の区別がつかなくなった雛子の視点を通して、プレイヤーも「いったい何が本当なの?」と分からないまま、物語の深いところに引きずり込まれていく訳です。
1周目のエンディングだと、薬を使いすぎた雛子が現実世界で事件を起こして、殺人事件の容疑者として報道される、みたいな衝撃的な結末が示唆されていまして、この薬がストーリーの根幹にあることは間違いないかなと思います。
物語の舞台は1960年代の日本「戎ヶ丘(えびすがおか)」
本作がこれまでのシリーズと大きく違うのは、その舞台設定ですね。
アメリカの架空の町が舞台だった過去作とは違って、『サイレントヒルf』は1960年代の日本を舞台にして、独特の恐怖を描いています。
なぜ「1960年代日本」が舞台に選ばれたのか?
開発者インタビューによると、1960年代という時代設定には、かなり明確な意図があるみたいです。
当時は「男はこう生きろ、女はこう生きろ」みたいな固定観念が強くて、個人の生き方が社会のレールである程度決まっていた時代なんですよね。
こんな感じの男尊女卑の風潮が残る閉鎖的な村社会は、現代の価値観を持つ主人公・雛子の「自立」とか「大人への脱皮」みたいな物語のテーマを際立たせるのに、最適な舞台なのかなと思います。
狐憑きや祟りといった土着信仰がまだ信じられている田舎町で、古い慣習に縛られて苦しむ雛子の姿は、プレイヤーに強烈な共感と恐怖を同時に与える感じですね。
美しいが故におぞましい「和風」ホラーの演出
『サイレントヒルf』は、日本の原風景を、かなりうまく恐怖のモチーフに変えているなと思います。
トレーラーで印象的に描かれている彼岸花、神社の鳥居、田んぼに立っている不気味なかかし、といった要素は、本来なら懐かしさを感じる日本の風景ですけど、本作では死とかおぞましさの象徴として機能していますね。
本作のコンセプトである「美しいが故に、おぞましい」という言葉は、まさにこの日本の伝統的な美しさと、その裏に潜む土着的な恐怖が、見事に混ざり合った「和風」ホラーの本質を言っているのかなと思います。
「グロい」と話題沸騰の衝撃的な残酷描写
本作は、その美しいビジュアルとは裏腹に、シリーズでもトップクラスの残酷描写、いわゆる「グロ」表現で、かなり注目を集めています。
シリーズ初のCERO:Z指定:約束されたグロ表現
『サイレントヒルf』は、シリーズで初めて対象年齢18歳以上を示すCERO:Zに指定されています。
ゲームの中では、差別や児童虐待、薬物による幻覚、そしてかなり過激な暴力表現が描かれていまして、まさに「約束されたグロ」という感じです。
特に、めちゃくちゃ綺麗なグラフィックで描かれるグロテスクなシーンは、過去作とは比べ物にならない感じでして、プレイヤーの覚悟が試されるんじゃないかなと思います。
身体改造の儀式:顔剥ぎ、腕の切断…正視不能のシーン
特に衝撃的なのが、異世界「闇の社殿」で行われる一連の儀式ですね。
雛子は自分の手で片腕を切り落として、そこに化け物の腕をくっつけられます。
さらに、背中には焼印を押されて、最終的には顔の皮を剥がされて狐の仮面をつけられる、みたいな、ぶっちゃけ見ていられないシーンが続きます。
こんな常識はずれの儀式は、ただグロいだけの見世物じゃないのかなと思います。
いくつかの考察では、これらが1960年代の価値観における「結婚」、つまり、女性が個性を捨てて、嫁ぎ先の家の所有物になることの、恐ろしいメタファーなんじゃないか、と言われていますね。
クリーチャーデザインに込められた恐怖
本作に出てくるクリーチャーたちも、雛子の心の中にあるトラウマとか恐怖を、かなり色濃く反映したグロテスクなデザインになっています。
友人だった咲子の死体から無数の彼岸花が咲き乱れるシーンは、美しさと不気味さが一緒になった、本作を象徴するシーンかなと思います。
他にも、日本人形や人間の手足が合体したみたいなクリーチャーとか、たくさんの赤子を産み落とすバケモノとか、生理的に嫌な感じにさせるデザインは、それぞれ出産や男性、社会に対する雛子の恐怖が形になったもの、という感じで考えられますね。
マルチエンディングが解き明かす『サイレントヒルf』ストーリーの深層
本作のシナリオは、『ひぐらしのなく頃に』とかで有名な竜騎士07さんが手掛けていまして、1回プレイしただけじゃ全体を理解できない、複雑で深い物語が展開されます。
1周目では謎だらけ?竜騎士07さんが仕掛ける「出題編」
竜騎士07さんの作風を反映して、『サイレントヒルf』のストーリーは1周目だと多くの謎が残ったまま終わるように作られているみたいです。
これは、物語の前半で謎を出して、後半でその答えを明かす「出題編・解決編」という構成が得意な竜騎士07さんならではの仕掛けなのかなと思います。
大切なので繰り返し書きますが、「周回プレイを重ねて、違うエンディングを回収していく」ことで、やっと物語の断片が繋がって、事件の真相が見えてくる、という流れです。
「結婚」というテーマの多面的な解釈
物語の中心には「結婚」というテーマがあるんですけど、これは単に「望まない結婚から逃げる」みたいな単純な話じゃないんですよね。
海外のファンコミュニティ(Reddit)とかだと、本作が扱うテーマは、家族の問題、当時の社会における女性の役割、そして友人関係での建前と本音など、もっと広い人間ドラマなんじゃないかと議論されています。
雛子にとって「結婚」は、母親みたいな生き方への嫌悪感とか、個性を失うことへの恐怖から「死」と同じ意味でして、この価値観が物語全体の歪んだ世界観を作っている、という感じです。
タイトル「f」に込められた複数の意味とは?
謎に満ちたタイトル『サイレントヒルf』の「f」にも、複数の意味が込められている、と開発陣は言っています。
これまでに候補として挙がっているのは、トレーラーで象徴的に使われているFlower(花)、女性主人公を表すfemale(女性)、そして近接武器をたくさん使う戦闘スタイルからfighting(格闘)とかですね。
さらに考察を深めていくと、Family(家族)、Faith(信仰)、Folklore(民話)といった、物語の核心に迫るキーワードも浮かんでくる感じがします。
この「f」の本当の意味を探すこと自体が、本作の楽しみ方の一つと言えるんじゃないかなと思います。
まとめ
というわけで、今回は『サイレントヒルf』のストーリーと舞台について考察してみました。
結論として、本作のストーリーは、1960年代の日本という閉鎖的な社会を舞台に、主人公・雛子の心に渦巻く恐怖やトラウマが、薬物による幻覚を通しておぞましく描かれる物語、という感じですね。
その美しい「和風」の世界観と、シリーズ屈指の「グロ」い表現が合わさることで、これまでにない独特なサイコロジカルホラー体験が生まれているのかなと思います。
シナリオライターの竜騎士07さんによって仕掛けられた、難解で深い謎は、周回プレイとか深い考察を通して、やっとその全体像が見えるように作られていまして、長くファンに愛される作品になるポテンシャルがあるんじゃないかな、と思ったりしています。
今後のさらなる情報公開で、この美しい悪夢の謎が少しずつ解き明かされていくことに、期待が高まりますね。
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