『サイレントヒル3』の敵って、結局なんだったの?
「サイレントヒル3のクローディアって、デザインが不気味で面白いな」と考える人もいると思いますが、もちろんそれでもOKです。
キャラクターの見た目を楽しむのも大切ですが、「なぜヘザーを追うのか?」という背景を考察するのもおすすめです。
クローディアの背景を知ることで、物語がもっと面白くなることは事実ですし、ファンの間でも需要の高いテーマですね。
なお、本記事では「クローディアの行動原理」という感じで書いていきますが、彼女の行動を理解するには、過去のシリーズ作品とも繋がっています。
サイレントヒル初心者の方は、「そういうものなんだな」という感じで、読み進めてみてください。
『サイレントヒル3』の敵?クローディアの基本情報
物語の中心にいるクローディアですが、結論として「単なる悪役ではない」と思います。
彼女のプロフィールや役割は次のとおり。
- プロフィールと正体
- 物語における役割
これだけです。
どんな考察サイトを見ても、どんな解説動画を見ても、どんなファンブックを読むにしても、流れは上記のとおりになります。
大切なので繰り返し書きますが、「(1)彼女の正体 → (2)物語での立ち位置」という流れです。
本当にこれだけです。
さらに深掘りして解説しますね。
プロフィールと正体
クローディアは、サイレントヒルの教団で司祭をしている29歳の女性ですね。
常に黒いローブを身にまとっていて、裸足で行動するのが特徴です。
その正体は、『サイレントヒル』で黒幕だったダリア・ギレスピーの後継者でして、彼女の歪んだ考え方を受け継いでいます。
彼女が生み出す怪異やクリーチャーが、ヘザーを追い詰めていく、という感じです。
物語における役割
クローディアは、ショッピングモールでヘザーの前に現れて、「思い出して、本当のあなたを」みたいな意味深な言葉を投げかけます。
彼女こそが、ヘザーを悪夢の世界に引きずり込んだ張本人でして、物語を裏で操っている存在ですね。
最終的には、ラスボスである「神(The God)」を生み出す原因となり、最大の敵としてヘザーの前に立ちはだかります。
クローディアの目的:「神の復活」と「楽園の創造」
クローディアの行動は、結論として「神を復活させて、理想の楽園を創る」という目的のためです。
なぜ神を復活させようとしたのか?
クローディアが望んでいた楽園って、「飢え、病気、老い、欲望、競争がない世界」ですね。
この理想郷を作るには、世界を一度リセットして、新しい世界を創る「神」の力が必要だと信じていました。
この考え方は、教団の元指導者ダリアによる洗脳とか、長年の思い込みによって歪んでしまったものですが、、、とはいえ、根っこには「苦しんでいる人を救いたい」という善意があったのかなと思っています。
ダグラスに「退屈そうだ」と言われたように、彼女の楽園は、他の人から見たらちょっとズレたものだった、という感じです。
ヘザーを執拗に追う理由
じゃあ、なぜクローディアはヘザーを追いかけたのかというと「ヘザーの出生」が関係しています。
ヘザーは、『サイレントヒル』の事件のあと、アレッサとシェリルが一つになって生まれ変わった存在でした。
そして、彼女の体の中には、前世から引き継いだ「神の胎児」が眠っていたんですね。
クローディアからすると、ヘザーは神を産むための唯一の「母胎」であり、計画に絶対必要なパーツだった、という感じです。
悲劇的な過去がクローディアの狂信を生んだ
クローディアのちょっと異常な行動の裏には、彼女の壮絶な過去があります。
彼女の狂信は、生まれつきのものではなくて、つらい経験の中から生まれたものですね。
父レナードからの虐待
クローディアは子供の頃、父親のレナード・ウルフから日常的に虐待を受けていました。
レナード自身も教団の信者でしたが、思想はクローディアと違っていて、彼女に暴力をふるうような人だったみたいです。
こんなことを言うとアレですが、、、とはいえ、結局はこういう家庭環境が、彼女に「苦しみのない世界」を強く願わせて、神による救いを信じ込ませる原因になったのかなと思います。
アレッサとの姉妹のような絆
そんな暗い子供時代で、クローディアの唯一の希望が、2つ年上のアレッサ・ギレスピーでした。
アレッサも、母親のダリアから虐待を受けていて、同じ境遇の二人は本当の姉妹みたいに仲が良かったんですね。
アレッサと一緒に夢見ていた「誰も苦しまない優しい世界」。
アレッサが儀式の犠牲になってその夢が壊れた後も、クローディアはその実現を諦めきれずに、思い込みが激しくなっていった、という感じです。
彼女の行動は、歪んではいますが、唯一心を許したお姉さんとの約束を守ろうとしていた、という悲しい側面もあるのかなと思ったりしています。
クローディアと主要人物との関係性
物語を理解するには、クローディアと他のキャラクターの関係を知っておくと、より楽しめますね。
- ヘザー(アレッサ) → クローディアにとって、神の母胎であると同時に、昔のお姉さんみたいな存在。
- ハリー・メイソン → 17年前に計画を邪魔した憎い相手。
- ヴィンセント・スミス → 同じ教団だけど、考え方が違う対立相手。
- ダグラス・カートランド → 最初はクローディアに利用されていた探偵。
こんな感じです。
さらに具体例をつけつつ深掘りしますね。
ヘザー(アレッサ):執着の対象
クローディアにとってヘザーは、神の母胎でありつつ、昔のお姉さんだったアレッサの生まれ変わりでもあります。
なので、ヘザーに対する言葉には、計画の道具として見る冷たさと、アレッサに語りかけるような複雑な気持ちが混じっていますね。
ハリー・メイソン:憎しみの対象
クローディアは、自分の手下であるクリーチャー「ミショナリー」を使って、ヘザーのお父さん、ハリーを殺害します。
その理由は、次のとおり。
- 17年前に神の計画を邪魔して、アレッサを「奪った」ハリーへの復讐
- お父さんを失わせることで、ヘザーに強い「憎しみ」を植え付け、その力で神を育てるため
こんな感じです。
わりと計画的ですね。
ヴィンセント・スミス:対立する教団員
ヴィンセントもクローディアと同じ教団の司祭ですが、考え方は真逆です。
クローディアが破滅的な楽園を望むのに対して、ヴィンセントは教団の力でお金儲けをしたい、と考えていました。
なので、ヴィンセントはクローディアの計画を危ないと思って、ヘザーを利用して止めようとします。
ダグラス・カートランド:利用された探偵
私立探偵のダグラスは、最初はクローディアから「行方不明の子供を探して」という嘘の依頼を受けて、ヘザーを探していました。
事件の真相を知るうちに罪悪感を覚えて、最終的にはヘザーに協力してクローディアと戦うことになります。
【結末】神の母胎となり死亡|ラスボスとしての最期
物語の最後、クローディアの計画はヘザーに止められて、彼女自身も悲しい結末を迎えますね。
ヘザーによる神の堕胎
教会の奥で、神が生まれそうになるまでヘザーは追い詰められます。
ですが、お父さんのハリーが遺したペンダントの中に入っていた「アグラオフォティス」という薬を飲んで、体の中にいた神を外に吐き出すことに成功します。
自らが母胎となり「神(THE GOD)」を出産
長年の夢が目の前で壊れたことにパニックになったクローディアは、ヘザーが吐き出した神の胎児を自分で飲み込んで、ヘザーの代わりに神の母胎になります。
とはいえ、結局は正規の母胎ではないので、無理やり生まれた神は、アレッサの顔をしていますが、下半身が骨だけの不完全な怪物(ラスボス)でした。
神を産んだクローディアはその場で力尽きて、死んでしまいます。
彼女自身が直接ヘザーと戦うことはありませんが、ラスボスを生み出した張本人であり、紛れもなく『サイレントヒル3』の最大の敵と言えると思います。
まとめ
『サイレントヒル3』の重要人物、クローディア・ウルフについて考察しました。
クローディアって、「なんだか怖いだけ」みたいな錯覚を感じますが、とはいえ、結局は物語を理解する上で重要なので、個人的には「背景を知っておくと、もっと楽しめるなぁ」とも思ったりしています。
しかし、このあたりは好みの問題なので、色々と考察してみるといいですね。

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