【サイレントヒル考察】舞台の謎と聖地について【トルーカ湖とレイクビューホテル】

「サイレントヒル2の物語って、トルーカ湖とかレイクビューホテルが重要らしいけど、よく分からないな…。ただのゲームマップというだけじゃなくて、もっと深い意味があるんだろうか。頑張って考察したいけど、ヒントが欲しいな。」

こういった疑問に答えます。

『サイレントヒル2』の物語で中心になるのが、「トルーカ湖」と湖のほとりにある「レイクビューホテル」ですね。

これらは単なるゲームの背景という訳ではなくて、主人公ジェイムスの記憶とか、罪悪感とか、あとは奥さんであるメアリーへの想いがごちゃ混ぜになった、物語の核心部分になっています。

なので、この記事ではサイレントヒルの街並みの裏に隠された謎、特にトルーカ湖とレイクビューホテルがどんな意味を持っているのか、という感じで深掘りしていきますね。

目次

サイレントヒルの観光名所「トルーカ湖」

物語の最後の方で、ジェイムスがボートを漕いで渡ることになりますが、この「トルーカ湖」は街のシンボルみたいな存在です。

じゃあ、この湖がどんな場所かというと、次のとおり。

サイレントヒルの街全体が深い霧に覆われていますが、これはトルーカ湖から発生している、と言われていますね。

ゲームをプレイしていると感じる、視界の悪い先の見えない不安感は、この湖が大きく関係している感じです。

ジェイムスは、奥さんのメアリーが待っているという「特別な場所」を目指して、この静かでちょっと不気味な湖をボートで進んでいくことになります。

こんな感じで、サイレントヒルという舞台では、トルーカ湖が物語のクライマックスにプレイヤーを導く大切な役割を持っています。

物語のゴール地点「レイクビューホテル」という舞台

トルーカ湖を渡ると見えてくるのが、ジェイムスとメアリーの「思い出の場所」であるレイクビューホテルです。

亡くなった奥さんからの手紙に導かれて、ジェイムスがサイレントヒルの街をずっとさまよってきましたが、その最終目的地がこのホテルですね。

昔、二人が訪れた場所ということで、一見すると綺麗で、どこか懐かしい雰囲気があります。

豪華なロビーとか、湖が見えるレストラン「レイクショウ」、そして二人の思い出があるはずの312号室。

これら全部が、ジェイムスにとってのゴールでありつつ、彼が向き合わないといけない真実が待っている、運命の場所という感じです。

なお、レイクビューホテルの内装、とくに広いロビーの感じは、映画『シャイニング』に出てくるホテルのモデルになった「スタンリーホテル」を参考にしている、と言われていますね。

孤立したホテルで怖いことが起きるっていう映画へのリスペクトもあって、これからホテルで起こることを暗示しているみたいで、ホラー好きにはたまらないポイントかなと思います。

ホテルの庭から中に入るドアの上には、「特別な場所は、私たちの心を永遠に温める火を灯す」みたいな英文が書いてあります。

これは「思い出の場所」という意味と、あとで解説するホテルが実際に巻き込まれた「火事」、この2つの意味があって、すごく意味深なメッセージですね。

レイクビューホテルに隠された2つの顔

ジェイムスがたどり着いたレイクビューホテルは、美しい思い出の場所であると同時に、クリーチャーがうろついている危ない場所でもあります。

この矛盾こそが、このホテルの本質を理解する鍵かなと思っています。

じゃあ、なんでホテルの中にクリーチャーがいるのかというと、日常が戻ってきたように見えたホテルですが、中はまだクリーチャーだらけなんですね。

廊下とか部屋の中とか狭い場所での戦いは避けられなくて、プレイヤーとしてもかなり緊張する場面です。

この綺麗なはずのホテルが危ない場所になっているのは、ここがジェイムスの罪悪感とか、フタをしていた記憶が作り出した、彼の心の中の世界そのものだ、ということを示している感じがします。

そして、物語の核心に迫るのが、312号室で見る一本のビデオテープです。

このビデオを見た後、ジェイムスがいた綺麗なホテルはガラッと変わって、焼け焦げてボロボロになった廃墟になってしまいます。

事実として、ジェイムスとメアリーが昔訪れたレイクビューホテルは、その後に火事に遭って、もう燃えて無くなっていたんですね。

ジェイムスがこれまで歩いてきた綺麗なホテルは、彼が「こうだったらいいな」と願った幻の世界だった、という訳です。

ビデオで奥さんを殺したという「現実」を思い出したことで、ホテルの「本当の姿」、つまり廃墟が目の前に現れた、という流れになります。

なお、なんでホテルが火事になったのか?という点については、ゲームの中ではっきりとは語られていません。

とはいえ、いくつかの説があって、従業員エリアで見つかる「俺はジョニー、熱い男だ」と書かれたストーブが原因じゃないか、という説がありますね。

もしくは、サイレントヒルの土着信仰の教団が、儀式のために火をつけたのでは、という説もあります。

本当のところは謎ですが、この火事という事実が、レイクビューホテルをただの思い出の場所から、ジェイムスの罪と現実をあらわす廃墟に変えてしまったのは、間違いないかなと思います。

まとめ:サイレントヒルの舞台はジェイムスの心の中

こんな感じでして、サイレントヒルの舞台である「トルーカ湖」と「レイクビューホテル」は、単なるゲームの背景じゃなくて、物語の根っこにある、すごく重要な存在です。

一見すると綺麗な観光地みたいな街並みは、主人公ジェイムスの歪んだ記憶と罪悪感が作り出したニセモノで、その奥には悲しい真実が隠されています。

とくにレイクビューホテルは、ジェイムスのメアリーへの愛と、彼が犯してしまった罪、その両方が詰まった象徴的な場所と言えると思います。

この舞台設定の深さが、今でも多くのファンを惹きつけて、『サイレントヒル2』が名作と言われる理由のひとつかな、という感じです。

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