『サイレントヒル2 リメイク』をプレイしていて、「あの三角頭って、結局なんなんだろう…」と疑問に感じている人へ。
この記事では、そんな疑問に答えていきます。
結論から言うと、三角頭の正体は、主人公ジェイムスの「自分を罰してほしい」という罪悪感が作り出した存在です。
この記事を読むことで、「三角頭の正体、行動する目的、ジェイムスとの関係性」までをイメージできるようになると思います。
控えめに言って、『サイレントヒル2』の物語の根幹に関わる存在である三角頭について、感謝の気持ちを込めつつ、記事を執筆します。
それでは、さっさく見ていきましょう。
※この記事は『サイレントヒル2』のストーリーに関する重大なネタバレを含みます。
『サイレントヒル2 リメイク』の三角頭とは?
まずは基礎理解から。
三角頭は、正式には「レッドピラミッドシング」という名前ですね。
錆びた巨大な赤い兜を被っていて、大きな鉈を引きずりながら歩く、あのクリーチャーです。
ジェイムスの行く先に何度も現れては、彼だけでなく、他のクリーチャーやマリアでさえも殺害します。
じゃあ、なぜそんなことをするのかというと、彼の存在理由そのものに秘密があります。
三角頭の正体:結論は「もう一人のジェイムス」です
大切なので繰り返し書きますが、三角頭の正体は「ジェイムス自身の自罰意識が、形になった存在」です。
つまり、心の中にいる「もう一人のジェイムス」という感じですね。
ジェイムスの「罪悪感」が生み出した存在
物語の後半でわかりますが、ジェイムスは3年前に病死したと思っていた妻のメアリーを、実は自分自身の手で殺害しています。
介護に疲れ果てて、ついカッとなってしまった訳ですね。
この重い罪の意識から逃げるために、ジェイムスの心は「誰かに自分を罰してほしい」と願うようになります。
ゲームの終盤で、ジェイムスが三角頭に「お前が必要だったんだ。私の罪を罰してくれる誰かが」と語るシーンがありますが、これが答えです。
つまり、三角頭はジェイムスが自分を裁くために、無意識に生み出した存在なんですね。
なぜ「処刑人」の姿をしているのか
よくある質問:なんであの三角の頭なの?
これについては、サイレントヒルの資料館にある『霧の日、裁きの後』という絵画がヒントになります。
この絵には、三角頭とそっくりな「処刑人」が描かれています。
ジェイムスは昔サイレントヒルに来たときにこの絵を見ていて、彼の心の中にあった「罰を与える者」のイメージと、この処刑人の姿が合体して、あの三角頭が生まれた、という感じです。
なお、この処刑人の服は、サイレントヒルの土着信仰にいる「ヴァルティエル」という天使みたいな存在をリスペクトしたものらしいので、ルーツはさらに深いですね。
ジェイムスとの共通点
三角頭が「もう一人のジェイムス」であることは、声や体格がジェイムスと全く同じである点からもわかります。
三角頭は、ジェイムスが見て見ぬふりをしている自分自身の暗い部分(罪、暴力、性欲)を代わりに表現している、鏡みたいな存在とも言えますね。
三角頭の行動と思考の癖を深掘り
三角頭の正体がわかると、彼の不思議な行動の意味も見えてきます。
彼の目的はただ一つ、「ジェイムスに自分の罪を思い出させ、現実と向き合わせること」です。
なぜマリアやクリーチャーを殺すのか?
三角頭は、ジェイムスの「現実から逃げたい」という気持ちの象徴であるマリアを、何度も何度も殺します。
マリアは、ジェイムスにとって「こうだったら良かったのにな」という理想のメアリー像なので。
そんなマリアを殺すことで、「お前が見ている夢はニセモノだぞ」と、厳しい現実を叩きつけている訳です。
また、他のクリーチャーを殺すシーンですが、これはジェイムスの心に隠された暴力性とか、性的な欲求不満を表していると言われています。
特に、アパートでマネキン(ジェイムスの性欲の象徴)を襲うシーンは、ジェイムス自身の汚い部分を見せつけて、精神的に追い詰めるための行動かなと思います。
初登場シーンの不思議な動きの意味
アパートの201-号室で初めて会ったとき、三角頭はカクカクした不思議な動きをします。
この動きの理由ですが、2つくらい説があるかなと思います。
(1) 生まれたばかりで、うまく体を動かせない説
(2) ジェイムスの「動揺」を表現している説
個人的には、(2)の説がしっくりくるかなぁ、と思ったりします。
妻を殺してしまった直後のジェイムスは、憎しみと愛情と悲しみで、心がぐちゃぐちゃだったはずです。
その混乱した心理状態が、三角頭の不安定な動きとして現れた、という感じですね。
なぜジェイムスを見逃すのか?
アパートのクローゼットに隠れたジェイムスを、三角頭は見つけますが、殺さずに行ってしまいます。
これは、この時点のジェイムスが「罰は受けたいけど、まだ死にたくはない」と思っていたからですね。
三角頭はジェイムスの願いを叶える存在なので、本人が死にたいと思っていない限り、殺すことはありません。
物語が進んで、ジェイムスがどんどん絶望して「もう死にたい」と考えるようになってから、三角頭も彼に殺意を向けるようになります。
三角頭は味方なの?敵なの?
じゃあ、三角頭は結局、敵なのか味方なのか。
結論として、「どっちでもないけど、必要な存在だった」という感じかなと思います。
ジェイムスを罰して追い詰めるので、味方とは言えないです。
でも、彼がいたからこそ、ジェイムスは自分の罪と向き合って、前に進むことができました。
なので、単純な敵という訳でもないんですね。
最終的に、ジェイムスが全ての真実を思い出して「もうお前は要らない。自分で決着をつける」と決めたとき、三角頭はその役目を終えます。
【攻略】三角頭の倒し方について
三角頭との戦いですが、ぶっちゃけほとんどの場面で彼は「倒せません」。
なぜなら、ジェイムス自身が彼の存在を求めているからですね。
アパートでのボス戦は「時間切れ」でOK
最初のボス戦は、アパートの階段で戦うやつですね。
ここでは三角頭を倒すことはできなくて、「一定ダメージを与える」か「一定時間が経過する」とサイレンが鳴って終わります。
なので、弾を節約したいなら、ひたすら逃げ回るだけでOKです。
近づくと掴み攻撃が痛いので、距離をとってハンドガンで攻撃するのが基本ですね。
なお、リメイク版はオリジナルより動きが速いので、注意が必要です。
最後の戦いで、役目を終える
ホテルでの最後の戦いで、ジェイムスは2体の三角頭と戦います。
この時、ジェイムスは真実を受け入れて「もういらない」と彼らの存在を否定するので、初めて三角頭にダメージが通るようになります。
そして、戦いの最後に、彼らは自ら槍で喉を突いて死にます。
ジェイムスが自分の罪と向き合ったことで、彼を罰する存在は必要なくなった、という訳です。
まとめ:三角頭の正体と目的
というわけで、今回は三角頭の正体と目的について解説しました。
大切なので、ポイントをまとめます。
- 三角頭の正体:ジェイムスの「自分を罰してほしい」という罪悪感が、サイレントヒルの処刑人の姿を借りて生まれた存在。
- 三角頭の目的:ジェイムスに罪を自覚させ、現実から逃さず、罰を与え続けること。
- 敵か味方か:敵でも味方でもなく、ジェイムスが成長するために必要な「罰の象徴」。
- 倒し方:基本は不死身。ジェイムスが真実を受け入れた最後の戦いでのみ倒せるようになり、最後は自害する。
こんな感じです。
三角頭がただの怖い敵じゃないと分かると、『サイレントヒル2』の物語がもっと深く、面白く感じられるかなと思います。
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