「ライズオブローニン ストーリー ひどい」という検索ワードが気になって、購入を迷っている方は多いのではないでしょうか。
2024年3月に発売されたPS5専用タイトル「Rise of the Ronin」は、Team NINJAが手がける幕末オープンワールドアクションRPGとして大きな注目を集めました。
しかし発売後、ストーリーに対する厳しい意見がネット上で目立つようになっています。
「佐幕派と倒幕派を自由に選べるのに結局同じ展開になる」「主人公の存在感が薄い」「演出が古い」といった批判が寄せられる一方で、戦闘システムには高い評価が集まっており、メタスコア76点に対してユーザースコアは9.0という不思議な乖離が生じています。
この記事では、ストーリーがひどいと言われる具体的な理由から、実際にプレイした人の声、さらには購入すべきかどうかの判断基準まで、徹底的に解説していきます。
ゴーストオブツシマとの比較情報や、PC版(Steam)の最新評価についても触れていますので、購入を検討している方はぜひ最後までお読みください。
ライズオブローニンのストーリーが「ひどい」と批判される5つの理由
ライズオブローニンのストーリー批判は、単なる好みの問題ではなく、ゲームシステムに起因する構造的な問題が原因となっています。
多くのプレイヤーが指摘するポイントを整理すると、主に5つの理由に集約されます。
佐幕派と倒幕派を行き来することで生じるシナリオの矛盾
最も多く指摘されているのが、両陣営を自由に行き来できることによるシナリオの矛盾です。
本作では、プレイヤーは佐幕派と倒幕派のどちらにも協力できる自由度が売りになっています。
しかしこの自由度が、逆にストーリーの整合性を破綻させる原因となっています。
例えば、佐幕派として池田屋で長州藩士を追い込み、禁門の変で久坂玄瑞を自刃に追い込んだ直後でも、桂小五郎と普通に会話できてしまいます。
「昨日まで敵対していた相手と何事もなかったかのように接する」という不自然な展開が頻繁に発生し、プレイヤーの没入感を大きく損なっています。
桂小五郎に至っては「君が選んだことなら仕方ない、信じているよ」と言ってくれる場面もあり、その寛容さに困惑するプレイヤーも少なくありません。
選択肢を選んでも歴史の大筋が変わらない問題
「自分だけの幕末を作れる」という公式の謳い文句に期待したプレイヤーからは、強い失望の声が上がっています。
佐幕派を選んでも倒幕派を選んでも、結局やることはほぼ同じという指摘が多数あります。
具体的には、どちらのルートを選んでも薩長同盟を結び、新選組にスパイとして潜り込み、無血開城に向けて動くという流れは変わりません。
戊辰戦争で佐幕派を勝たせたいと思っても、それは叶わない設計になっています。
史実の大筋は変えられず、プレイヤーの選択が最終的な結末に大きな影響を与えないことが、「選択肢の意味がない」という批判につながっています。
主人公の存在感が薄れ坂本龍馬に振り回される展開
ストーリーが進むにつれて、主人公の存在感がどんどん薄くなっていくことも問題視されています。
主人公は当初「鬼の手の侍(片割れ)を探す」という明確な目的を持っていますが、物語が進むにつれて坂本龍馬の相棒として行動するようになり、「日ノ本の夜明けを見たい」という龍馬の目標に引っ張られていきます。
主人公自身はほとんど喋らず、思想も曖昧なため、プレイヤーは「龍馬に振り回されている」という感覚を覚えがちです。
「隠し刀」という独自の設定や主人公の境遇についても、後半になるほど言及が少なくなり、設定が活かしきれていないという印象を受けるプレイヤーが多いようです。
京都編以降で指摘される「同人誌レベル」の脚本
特に京都編以降のストーリー展開に対しては、「同人誌レベル」という厳しい評価が寄せられています。
久坂玄瑞の因縁ミッションである「英国公使館焼き討ち」では、倫理的に問題のある行為に加担することを強いられます。
使用人を含む館を丸ごと焼き討ちするという展開は、その後に人道的な女医であるイネさんと普通に会話できることと矛盾し、多くのプレイヤーに違和感を与えました。
また、分岐があるように見えて実際には大きな変化がないシナリオ構成も、脚本の完成度への疑問につながっています。
イベントシーンの演出が古く没入感を削ぐ
シナリオの内容だけでなく、演出面の古さも批判の対象となっています。
イベントシーンでのキャラクターの動きが硬く、会話シーンの演出が淡白であるため、ドラマチックな没入感が得られにくいという声があります。
PS5専用タイトルとして発売されたにもかかわらず、グラフィックがPS4世代レベルに見えるという指摘も少なくありません。
開発チームがグラフィックの美しさよりも60fpsでの安定したアクション挙動を優先した結果とも言われていますが、同時期の他のハイエンドゲームと比較すると見劣りする部分があることは否めません。
ストーリー批判の具体例と実際にプレイした人の声
抽象的な批判だけでなく、実際にプレイしたユーザーが指摘する具体的なシーンや展開を見ていくと、問題点がより明確になります。
久坂玄瑞を倒した後に妻を慰める矛盾シーン
最も多くのプレイヤーが違和感を覚えたシーンとして挙げるのが、久坂玄瑞に関連するイベントです。
禁門の変で佐幕派として参加し、久坂玄瑞を打ち倒して自刃に追い込んだ場合でも、その後に彼の妻である文さんに久坂の手紙を届けるイベントが発生します。
しかもその手紙には「私が死んだ後は私が心から信じた人物である主人公を頼れ」と書かれているのです。
自分の手で追い詰めた相手からそのような遺言を託されるという展開に、「どの面下げてここに来たのか」と自問するプレイヤーが続出しました。
新選組ルートでも正式メンバーになれない不満
新選組ファンにとって大きな落胆となったのが、どれだけ佐幕派に肩入れしても新選組の正式メンバーにはなれないという点です。
主人公の立ち位置はあくまで「新選組に協力してくれる腕利きの浪人」に留まり、隊士として認められることはありません。
服装を新選組のものに変更してプレイしていても、桂小五郎から「君には新選組に潜り込んでほしい」と頼まれる展開になり、矛盾を感じざるを得ない状況が生まれます。
新選組の一員として幕府を守り抜きたいというプレイヤーの願いは、システム上叶えられない設計になっています。
生存させられるキャラが限定的という落胆
「史実で死ぬキャラを生かすことができる」という触れ込みに期待したプレイヤーも多くいましたが、実際に生存ルートが用意されているのは限られたキャラクターのみです。
生存可能なのは沖田総司、高杉晋作、坂本龍馬の3人だけであり、吉田松陰、久坂玄瑞、近藤勇といった人気キャラクターには生存ルートが存在しません。
近藤勇を死なせたくない、山南敬助には脱走させずに済ませたいといったファンの願望は、ゲームシステム上実現不可能となっています。
沖田と高杉についても、謎の試薬で何とかなりましたという簡素な描写に留まり、深い満足感を得られたプレイヤーは少ないようです。
海外レビューで指摘された「陳腐な展開」の詳細
海外のレビューサイトやRedditでも、ストーリーに対する批判は少なくありません。
「ストーリーは完全にクソで、陳腐な展開ばかり。
選択肢もほとんど意味ない」という辛辣な意見が見られます。
Team NINJAに対しては「まともなストーリーを作ったことがない」という厳しい評価もあり、仁王シリーズやWo Longと比較しても改善が見られないと指摘されています。
メタスコアが76点に留まった原因として、グラフィックと並んでシナリオの凡庸さが挙げられることが多く、メディア評価と戦闘システムに対するユーザー評価の乖離を生み出しています。
ストーリー評価が分かれる理由と高評価ポイント
批判的な意見が目立つ一方で、ストーリーを楽しめたというプレイヤーも確かに存在します。
評価が二極化する背景には、特定のシーンやキャラクター描写に対する高い満足度があります。
井伊直弼や桜田門外の変の演出は絶賛の声
メインシナリオ前半のキーマンである井伊直弼の描写は、多くのプレイヤーから高く評価されています。
村山たかとの関係性を濃密に描き、「鬼」と呼ばれた男の葛藤を垣間見せる展開は、キャラクターの奥深さを感じさせます。
特に桜田門外の変の前日、たかの墓参りをした際に井伊と直接話せるシーンは、多くのプレイヤーの心に残っています。
日ノ本のために鬼となった男と、たかを守ろうとした主人公が本音で話し合い、敵同士でありながら静かに分かれるという演出は、歴史イベントの重みを効果的に伝えています。
片割れとの最終決戦で「隠し刀」設定が回収される
ストーリー全体を通じて薄れていった「隠し刀」の設定が、最終戦で回収される点を評価する声もあります。
最終戦の相手は片割れであり、桂と西郷が調印式をしている裏で、主人公は己の宿命である片割れと決着をつける形でシナリオが終わります。
「結局主人公は歴史の裏の存在であったほうがいい」と考えるプレイヤーにとって、龍馬の隣で「日本の夜明け」を見届けるのではなく、片割れとの因縁に決着をつけるという結末は納得のいくものでした。
最後に「殺す」か「生かす」かの選択ができる点も、主人公の物語としての締めくくりとして評価されています。
徳川慶喜の因縁ミッションが好評な理由
隠し刀や黒洲という設定に正面から向き合ってくれるキャラクターとして、徳川慶喜の存在を挙げるプレイヤーは多くいます。
慶喜の因縁ミッションでは、主人公の砥ぎ師(師匠)の片割れが慶喜暗殺を企て、それを阻止するというシナリオが展開されます。
慶喜は主人公が幕府に仇なす隠し刀であることを知りながらも傍に置き、時にはお忍びで街に出かけるなど、独特の関係性を築きます。
「隠し刀なんてものが出来たのはもとを正せば幕府がしっかりしていないからだ」と葛藤する慶喜の姿は、他のキャラクターにはない深みを感じさせます。
エンディングの余韻を評価するプレイヤーも多い
エンドロール後に挿入される坂本龍馬と片割れが外国で再会するシーンは、ストーリー全体の印象を好転させる要素として機能しています。
龍馬が外国で様々なトラブルに巻き込まれ、見かねた片割れが助けてあげているかもしれないという想像の余地を残す演出は、プレイヤーの心に余韻を残しています。
「終わりよければすべてよし」という観点から、最終的な印象を「面白かった」に着地させたプレイヤーも少なくありません。
ゴーストオブツシマとの比較でわかるストーリーの違い
同じ和風オープンワールドゲームとして、ゴーストオブツシマとの比較は避けて通れません。
両作品の特徴を整理することで、自分に合ったゲームを選ぶ判断材料になります。
映像美と没入感はツシマが圧倒的に優勢
グラフィックと映像演出においては、ゴーストオブツシマが圧倒的に高い評価を得ています。
ツシマは映画のような美しい映像表現と、風を使ったUIのない没入感ある探索システムで世界中のプレイヤーを魅了しました。
一方ライズオブローニンは、ゲーム的で機能重視のUI設計となっており、マップ上にアイコンが多数表示されるスタイルを採用しています。
「ツシマのような没入感」を期待して購入したプレイヤーからは、「劣化版」のように見えてしまったという声も聞かれます。
選択肢の自由度と整合性の違いを検証
ストーリー構造においては、両作品は大きく異なるアプローチを取っています。
| 項目 | ライズオブローニン | ゴーストオブツシマ |
|---|---|---|
| ストーリー分岐 | 選択肢あり(大筋は固定) | 一本道 |
| シナリオ整合性 | 矛盾が生じやすい | 整合性が保たれている |
| 主人公の立ち位置 | 両陣営を行き来 | 境井仁として一貫 |
| エンディング | 複数あり | 選択で2種類に分岐 |
ツシマは一本道のストーリーながら整合性が高く、主人公境井仁の成長と葛藤を丁寧に描いています。
ローニンは選択肢の自由度を売りにしていますが、その自由度がかえってシナリオの矛盾を生み出す原因となっています。
戦闘システムはローニンが高評価を獲得
戦闘システムの評価においては、ライズオブローニンに軍配が上がるという意見が多く見られます。
9種類の武器と多彩な流派、そして石火(パリィ)を中心とした戦闘は、Team NINJAの真骨頂と言える完成度です。
ツシマの戦闘が「重みのある太刀筋の美しさ」で魅せるのに対し、ローニンは「軽快でスピード感のあるモーション」で爽快感を追求しています。
アクションゲームとしての手触りや中毒性においては、ローニンを高く評価するプレイヤーが多いことは間違いありません。
どちらを選ぶべきか目的別おすすめ
両作品は目指しているゲーム体験の方向性が異なるため、単純な優劣比較は難しいものがあります。
映像美、没入感、ストーリーの整合性を重視するならゴーストオブツシマがおすすめです。
戦闘アクションの爽快感、武器や流派の多様性、幕末という時代設定に興味があるならライズオブローニンが適しています。
時代設定も鎌倉時代と幕末で全く異なるため、興味のある時代で選ぶというのも一つの判断基準になります。
購入前に知っておくべき注意点とデメリット
ライズオブローニンを購入する前に、知っておくべき注意点やデメリットを整理しておきましょう。
期待値を適切に調整することで、購入後の満足度を高めることができます。
「自分だけの幕末を作れる」は期待しすぎ注意
公式の謳い文句である「自分だけの幕末を作れる」という表現は、やや誇大広告気味であると認識しておく必要があります。
史実の大筋は変えることができず、倒幕派を選んでも佐幕派を選んでも、最終的には同じような展開に収束します。
「幕末にもし隠し刀という暗躍する浪人がいたら」というコーエーテクモ独自の解釈を楽しむゲームであり、プレイヤーが自由に歴史を書き換えられるわけではありません。
この点を理解した上で購入すれば、過度な期待による失望を避けることができます。
史実キャラの生存ルートは3人のみ
生存させられるキャラクターが限定的であることも、事前に知っておくべき情報です。
生存ルートが存在するのは沖田総司、高杉晋作、坂本龍馬の3人のみです。
吉田松陰を救って長州藩のトップに据えたい、近藤勇を最後まで守り抜きたいといった願望は、システム上実現できません。
好きな歴史上の人物を救いたいという動機で購入を検討している場合は、対象キャラクターを事前に確認することをおすすめします。
探索が80%を超えると作業感が増す
オープンワールドゲームの宿命とも言えますが、探索要素は一定のラインを超えると作業感が強くなります。
猫集め、社への参拝、治安悪化地域の開放など、やることが基本的に同じパターンの繰り返しになりがちです。
「浪人を斬る」という行為に帰結することが多く、変化に乏しいと感じるプレイヤーもいます。
探索率80%を超えたあたりから作業感が顕著になるため、コンプリートを目指す場合は覚悟が必要です。
PC版(Steam)の初期評価と最適化問題
2025年3月11日に発売されたPC版(Steam)については、初期レビューで最適化問題が指摘されています。
ハイスペックなPC(RTX4090搭載マシン)でもカクつきが報告されており、初期のレビュー評価は44%が肯定的という低めの数値に留まっています。
8K解像度、120fps、ウルトラワイド対応などPC版ならではの機能は追加されていますが、購入を検討している場合はパッチによる改善を待つことも選択肢の一つです。
ストーリーの不満を補う戦闘システムの魅力
ストーリーへの批判が多い一方で、戦闘システムに対する評価は非常に高く、これがユーザースコアを押し上げている要因となっています。
9種類の武器と流派で飽きない戦闘体験
本作最大の魅力は、多彩な武器と流派による戦闘システムです。
刀、二刀、大太刀、薙刀、槍、野太刀、棍棒、素手、そして遠距離武器と、9種類もの武器種が用意されています。
さらに各武器には複数の流派が存在し、同じ武器でも全く異なるアクションを楽しむことができます。
2種類の武器を戦闘中に切り替えられるため、敵に合わせた戦術を組み立てる楽しさがあります。
石火(パリィ)が決まった時の爽快感
Team NINJAの真骨頂とも言える石火(パリィ)システムは、多くのプレイヤーを虜にしています。
敵の攻撃を弾き、体勢を崩して致命の一撃を叩き込む爽快感は、一度味わうと病みつきになります。
相手の動きを見切り、タイミングを合わせて石火を成功させた時の達成感は格別で、「これだけでお釣りがくる」と評価するアクションファンも多いほどです。
敵ごとに異なる攻撃パターンを覚え、見切りの精度を上げていく過程にやりがいを感じられます。
難易度設定が柔軟でアクション苦手でも安心
本作は「死にゲー」の印象が強いTeam NINJA作品ですが、難易度設定は非常に柔軟に設計されています。
薄明(イージー)、黄昏(ノーマル)、宵闘(ハード)の3段階から選択でき、ミッション中でも難易度変更が可能です。
薄明を選べばアクションが苦手なプレイヤーでもストーリーを楽しめますし、協力プレイで他のプレイヤーに助けてもらうこともできます。
「難しすぎて詰む」という心配は、難易度設定をうまく活用すればほぼ回避できます。
まとめ:ライズオブローニンのストーリー評価と購入判断
- ストーリー批判の最大の原因は佐幕派と倒幕派を自由に行き来できることによるシナリオの矛盾である
- 選択肢を選んでも史実の大筋は変わらず「自分だけの幕末を作れる」という謳い文句は期待しすぎ注意
- 京都編以降は「同人誌レベル」と評される脚本の粗さが目立つ
- 井伊直弼の描写や桜田門外の変の演出など、部分的に高評価を得ているシーンも存在する
- 生存ルートがあるのは沖田総司、高杉晋作、坂本龍馬の3人のみ
- ゴーストオブツシマと比較すると映像美と没入感では劣るが戦闘システムでは勝る
- 戦闘アクションの完成度は業界トップクラスでユーザースコア9.0の原動力となっている
- メタスコア76点とユーザースコア9.0の乖離はストーリーと戦闘評価の差を反映している
- ストーリー重視派には不向きだが戦闘アクション好きや幕末ファンには強くおすすめできる
- PC版は最適化問題が報告されておりパッチを待つという選択肢もある

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