2026年2月13日に発売されたホラーアドベンチャー『REANIMAL(リアニマル)』は、発売直後からストーリーの深さとエンディングの衝撃で大きな話題を呼んでいます。
『リトルナイトメア』シリーズを手がけたTarsier Studiosの最新作とあって、結末に込められた意味や隠された伏線を読み解こうとする考察がプレイヤーの間で活発に交わされている状況です。
しかし、本作は台詞が極端に少なく、物語の全容は一度のプレイだけでは掴みきれません。
「エンディングの意味がわからなかった」「隠しエンディングの条件を知りたい」「あの羊は何だったのか」といった疑問を抱えているプレイヤーは多いのではないでしょうか。
この記事では、リアニマルのネタバレを含むストーリー全体の流れから、通常エンディングと隠しエンディングの詳細、各キャラクターの正体と死因、そして考察の核心である戦争テーマやループ構造まで、網羅的に解説していきます。
未クリアの方はご注意ください。
リアニマルとはどんなゲームか?基本情報まとめ
リアニマルは、Tarsier Studiosが開発しTHQ Nordicが販売する3Dサバイバルホラーアドベンチャーです。
対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PC(Steam)の4機種で、価格は通常版が5,720円(税込)となっています。
プレイ人数は1〜2人で、ローカル協力プレイ(おすそわけ)とオンライン協力プレイの両方に対応しています。
フレンドパス機能により、製品版を1本持っていればフレンドは無料でダウンロードして一緒に遊ぶことも可能です。
Tarsier Studiosは『リトルナイトメア』と『リトルナイトメア2』を開発したスタジオであり、リアニマルはその精神的続編と位置づけられています。
ただし『リトルナイトメア3』はIPを引き継いだ別会社(Supermassive Games)が開発しており、リアニマルとは開発元が異なる点を理解しておくと、両作品の性質の違いが見えてきます。
リアニマルのストーリー全体をネタバレ解説
物語の導入と姉弟の再会
リアニマルの物語は、暗い海に浮かぶ小舟の上から始まります。
頭にフードのような布を被った少年(弟)が、赤い光だけを頼りにボートを漕いでいるところからオープニングが展開されます。
弟は海中で姉(少女)を発見し、引き上げて合流を果たします。
姉はウサギの仮面を身につけており、白いワンピースに裸足という他のキャラクターとは明らかに異なる出で立ちです。
弟は姉に「死んだと思ってた」と声をかけます。
この一言が、のちにエンディングを理解するうえで極めて重要な伏線となっています。
ふたりがたどり着いたのは故郷の島ですが、かつての面影はまったくなく、荒廃した地獄のような有様に変わり果てていました。
全9章で描かれる逃避行の概要
リアニマルは全9章で構成されており、姉弟は行方不明になった友人たちを探しながら島からの脱出を目指します。
1章「水中死」では水没した施設を探索し、フードという仲間と出会います。
2章「掃除屋」では最初のボスであるスニッファー(アイスクリーム屋)が登場し、アイスクリームトラックで追いかけてくる恐怖のチェイスが展開されます。
3章以降では洪水に沈んだ町を機雷の浮かぶ水面をボートで進み、4章では孤児院のような施設で子供の石膏像に追われます。
5章「穴の中へ」では首のない巨大な蜘蛛のような存在「マザー」が待ち受け、6章「誰も置き去りにしない」では海底でクジラや馬といった異形の巨大生物と遭遇します。
7章「戦利品」と8章「監視者」では物語のトーンが一変し、塹壕戦、機関銃による銃撃、手榴弾で自爆する兵士など、直接的な戦争描写が前面に出てきます。
そして9章「すべてを焼き尽くす過去」で物語は衝撃的な結末を迎えます。
仲間たちとの合流と協力
リトルナイトメアシリーズが孤独な恐怖を描いていたのに対し、リアニマルでは仲間との協力が物語の大きな特徴です。
包帯を巻いたバンデージ、バケツを被ったバケット、フード付き帽子のフードといった仲間が各章で合流し、姉弟と共に困難を乗り越えていきます。
仲間たちは全員何らかの被り物やマスクをしており、素顔を隠しています。
唯一、弟だけがマスクをつけずフードを深く被るだけの姿で行動しており、この違いがキャラクターの性質の差を暗示しているとされています。
仲間が「早く逃げて、逃げられるうちに」と焦りを見せる場面もあり、彼らが何かを知っている、あるいは思い出しつつあるような描写が随所に見られます。
リアニマルの結末を完全解説【通常エンディング】
9章ラスト:儀式と生贄
通常エンディングでは、9章のラストで姉(少女)が白いウサギで描かれた円の中心に立たされます。
この円は魔法陣のような形状をしており、何らかの儀式が行われたことを示唆しています。
儀式における円の中心は伝統的に神に最も近い場所とされ、生贄を配置する位置として歴史的にも一般的です。
つまり、姉は生贄として儀式に捧げられた可能性が非常に高いのです。
ウサギの円は9章だけでなく、1章のパソコン画面や2章の映画館の映像にも登場しており、島全体でこの儀式が繰り返されてきたことが伺えます。
井戸に落とされる姉
儀式のあと、姉は弟と仲間たちによって引きずられ、井戸の前まで連れて行かれます。
そして4人の手によって井戸へと投げ捨てられてしまいます。
このとき井戸の周囲には異様な数の羊が集まっており、宗教的な文脈で生贄の象徴として扱われる羊が、姉の運命と深く結びついていることが示されています。
現実の歴史においても、隠蔽のために井戸へ遺体を投じる行為は珍しくなく、姉もまた儀式の痕跡を消すために井戸に捨てられたと解釈できます。
羊水の溢出と冒頭への回帰
エンディングの最後、井戸から水がせり上がり、姉が浮かんでくるシーンで物語は幕を閉じます。
この水をよく観察すると、通常の水とは異なり少し粘性があるように見えます。
多くのプレイヤーの間で、この液体は羊水ではないかと考察されています。
姉が復活(誕生)する際に羊水が溢れ出たと捉えれば、ゲームの冒頭で弟が海上の小舟にいたシーンに直接つながります。
弟が「死んだと思ってた」と語りかけた理由も、エンディングの出来事が時系列としては冒頭よりも前の過去であったと考えれば説明がつきます。
つまり、ストーリー全体が時間軸を巧みに入れ替えて構成されていたことになります。
隠しエンディングの条件と内容
解放条件:5つの棺桶をすべて開ける
リアニマルには通常エンディングに加え、隠しエンディングが存在します。
解放するためには、ゲーム内に存在する5つの棺桶をすべて確認する必要があります。
棺桶は各章の目立たない場所に配置されているため、意識的に探索しなければ見逃してしまうケースが多いでしょう。
棺桶を開けると、中から各仲間の亡霊が出現し、それぞれの死亡状況が影によって再現されます。
注目すべきは、姉に対応する棺桶からは姉本人ではなくウサギが出てくる点です。
これはウサギが姉の身代わりとなり、姉だけは死を免れていた可能性を強く示唆しています。
隠しエンディングで追加されるシーン
5つの棺桶をすべて確認した状態でエンディングに到達すると、通常の結末に追加シーンが挿入されます。
井戸の底に落ちた姉のもとに、ウサギの仮面をつけた黒い人物が近づき、姉に触れようとする場面が加わります。
この黒い人物は、過去に同じ儀式で井戸に捨てられた別の生贄の子供だと考えられています。
井戸に落とされたはずの存在が生きているという事実は、復活の儀式が実際に成功していたことを暗示しています。
追加シーンの後は通常エンディングと同じ流れに戻り、井戸から羊水が溢れ出して姉が浮かび上がります。
儀式の成功に気づけない皮肉
ウサギは復活祭(イースター)の象徴であり、リアニマルにおいても復活の意味が込められていると一般的に考察されています。
タイトルの「REANIMAL」に含まれる「Reanimate」(蘇生)という単語との関連も指摘されています。
儀式によって実際に復活が起きているにもかかわらず、大人たちがそのことに気づかないまま儀式を繰り返し続けている構造は、深い皮肉として受け取れます。
隠しエンディングは、単なるおまけではなく、物語の根幹にかかわる情報を提示する重要な要素です。
主人公・仲間キャラの正体と死因
少年(弟):絞首刑で命を落とした主人公
シングルプレイ時の操作キャラクターである弟は、首にロープのような跡が残っています。
棺桶から出現する亡霊の動きを見ると、何者かによって吊るされた様子が確認でき、絞首刑で命を落としたと考察されています。
3章の棺桶が置かれたエリアは洪水被害が甚大な地域であり、井戸の水を溢れさせて町を破壊した姉の責任を弟に転嫁するスケープゴートとして処刑された可能性があります。
弟は劇中で唯一マスクを外して行動し、バールで敵に反撃もできる勇猛さを持っています。
恐怖の世界でも物怖じしない行動力は、他の子供たちとの明確な差異として描かれています。
少女(姉):儀式の生贄となった異質な存在
姉は白いワンピースに裸足という他の仲間とはまったく異なる服装をしており、最初から物語の中で「異質な存在」として描かれています。
生贄として選ばれた理由については複数の考察が存在します。
一つは、戦時下において労働力として貢献できなかった「役に立たない子供」だったために選ばれたという説です。
劇中でも姉は弟の指示がなければ積極的に動かない受動的な性格を見せる一方で、ナイフや銛を手にすると急に活発になり躊躇なく敵を攻撃する暴力性を秘めています。
平和な時代であれば普通の子供として許容される特性が、戦争という異常事態の中では排除の対象となり得るという構造は、多くのプレイヤーに強い印象を残しています。
バンデージ(包帯の子):火災による焼死
顔に包帯を巻いたバンデージは、火事で焼けて亡くなった子供だと推測されています。
2章の映画館の映像には火傷を負ったと思われる人物が描かれており、3章の棺桶から出現する亡霊には生気がありません。
棺桶が機雷の中に収められていることから、戦争の爆撃が火災の原因であった可能性が高いとされています。
6章では姉を心配そうに見る描写があり、優しい性格の子供であったことが伺えます。
バケット(バケツの子):突き落とされて転落死
バケツを被ったふくよかな体型の少年バケットは、何者かに蹴り落とされて転落死したと考察されています。
4章の棺桶では、後ろから蹴られて崖から落ちる様子が亡霊によって再現されます。
戦争による食糧難の中、食料を盗んだ罪で殺された可能性や、孤児院でのいじめの結果という説もあります。
4章で主人公たちを誘い出す餌(罠)としてバケット自身が利用されている点も、生前の彼の運命を暗示しているようです。
フード(三角帽の子):捕虜として銃殺
1章「水中死」で最初に登場する仲間のフードは、捕虜として敵に捕まり処刑された子供だと推測されています。
棺桶から出た亡霊は後ろ手に手を組んだ状態で崖に追い詰められ、躊躇しているところを背後から撃たれる動きを見せます。
三角帽の色と模様から何らかの宗教団体に属していた可能性もあり、仲間割れや異端者としての処刑も考えられます。
初登場時に囚われの身のような姿で現れる点も、過去の境遇を示唆しています。
各章のボスとクリーチャーの考察
スニッファー(アイスクリーム屋):誘拐の恐怖
2章で初めて遭遇するボスであるスニッファーは、アイスクリームトラックで暗闘を駆け回る不気味な存在です。
海外に伝わる「アイスクリームトラックで子供を誘拐する」という都市伝説がモチーフとされています。
人間の皮をアイロンでペラペラにする、死体から死体へ移動する、三輪車に乗って追いかけてくるなど、人型の怪物ならではの多彩な恐怖演出がこのボスには詰め込まれています。
リトルナイトメアに最も近いテイストのボスであり、過去作から本作への「橋渡し」の役割を果たしているとも言われています。
マザー(母グモ):歪んだ母性の象徴
5章に登場するマザーは首から上がなく、多数の腕を持つ蜘蛛のような姿をした巨大な存在です。
人間の家のような場所に住んでおり、人間用のピアノが置かれている点から、元々は人間だった可能性が高いとされています。
4章ではマザーの子供たちが光に当たると悲鳴を上げて消える描写があり、常に暗い場所に閉じ込められていた可能性が示唆されています。
子供を守りたいという母性が歪み、監禁という形に変質した姿が描かれているのかもしれません。
兵士たち:命の軽さを体現する存在
7章と8章に集中的に登場する兵士たちは、リアニマルの中でも際立って恐ろしいと多くのプレイヤーが語っています。
塹壕で近づいただけで自決する者、機関銃を容赦なく撃ち続ける者、病院のベッドから手榴弾を持って這い寄ってくる者など、バリエーションは豊富です。
怪物よりも恐ろしいのは、明確にこちらを殺そうとする人間だったという感想は、プレイヤーコミュニティで広く共有されています。
足がない兵士が多い点は、現実の地雷被害を反映しているとも考察されています。
羊の進化:無垢から怪物への変容
6章ラストで姉が吐き出す羊は、物語を通じて段階的に進化していきます。
最初は普通の小さな羊ですが、フードを食べて巨大化し、バケットを食べると二足歩行になり、さらに他のキャラクターを取り込むとクモのような多足形態へと変わります。
最終的には弟すら飲み込んで膨張し、9章ラストで姉を食べるに至ります。
子供たちを食べるたびに進化するこの羊は、無垢な存在が周囲を取り込んで怪物へと変容していく過程を象徴しています。
姉が羊を吐き出す行為は「子供の部分を手放して大人になろうとした」と解釈され、しかし実際に大人になったのは吐き出された羊の側だったという皮肉な構造が読み取れます。
リアニマルの考察:戦争とループの深層
「戦争」が本作最大のテーマである根拠
リアニマルのストーリーを読み解くうえで、戦争というテーマは避けて通れません。
終盤で唐突に現れるように見える戦争描写ですが、実は序盤から至るところに伏線が張られています。
海に浮かぶ大量の機雷、各地に貼られたプロパガンダポスター(収集トロフィー名は「プロパガンダを目にして」)、時代が一貫しない舞台設定(第一次世界大戦の塹壕、冷戦時代のブラウン管、現代的な破壊都市)など、戦争の痕跡は作品全体に散りばめられています。
発売前のトレイラーには、1940年にエリザベス女王が行った子供向けラジオ演説の一節が引用されていました。
これは第二次世界大戦中、植民地に疎開した子供たちに向けたメッセージであり、本作が「戦争で犠牲になる子供たち」を描こうとしていることの強い証拠です。
戦争孤児とトラウマの世界
舞台となる「島」が地理的な場所なのか、それとも子供たちの精神状態を反映したメタファーなのかは、考察が分かれるところです。
「島は死後の世界(地獄)である」という説は、棺桶の存在や「死んだと思ってた」「全部思い出すんでしょう」といったセリフから支持を集めています。
この説では、戦争で命を落としたすべての生き物の地獄が舞台であり、まだ戦争をしているつもりで銃を撃ってくる兵士や自爆する者たちは、生前の記憶に囚われた存在ということになります。
一方、子供たちのトラウマが具現化した世界だとする解釈もあります。
歴史的に実在した「ホームチルドレン」政策(孤児を植民地の労働力として移送する人身取引)や、日本の戦後浮浪児の「刈り込み」など、戦争が子供にもたらした悲劇との類似性が各メディアで指摘されています。
ループ構造と「RE」の意味
タイトルに含まれる「RE」が繰り返しを意味するように、リアニマルの物語にはループ構造が組み込まれています。
エンディングで井戸から羊水が溢れるシーンがゲーム冒頭の海上シーンにつながること、映画館でウサギが円を描いて回り続ける映像が流れること、終わりのない戦争が描かれることなど、繰り返しを匂わせる要素は多数あります。
特に重要なのが、ゲーム開始直後に井戸を覗く場面とエンディングで井戸を覗く場面の比較です。
一見同じシーンに見えますが、よく観察するとゲーム開始直後の映像では姉も「落とす側」に加わっています。
生贄を井戸に落とした者が、やがて自らも生贄として落とされるという終わりのない連鎖が、何度も繰り返されてきたことを示す構造です。
プレイヤーを「共犯者」にするゲーム設計
リアニマルには、緊張感と爽快感のサイクルが巧みに組み込まれています。
恐ろしいクリーチャーから逃げるパートの後に、ワゴンやボートで駆け抜ける爽快なパートが用意されており、プレイヤーのストレスを適度に発散させます。
しかし終盤、このサイクルに戦争が組み込まれます。
戦車を操縦して銃を撃ちながら建物を破壊して進む場面は、ゲームとして「気持ちいい」と感じるように設計されています。
プレイヤーは知らず知らずのうちに破壊行為を楽しんでしまい、まさに「共犯者」にされているのです。
この手法はゲームというメディアの特性を最大限に活用した演出として、高く評価されています。
リアニマルとリトルナイトメアの違い
開発元とIPの分離の経緯
リアニマルの開発元であるTarsier Studiosは、『リトルナイトメア』1と2を手がけたオリジナルの開発会社です。
しかし同スタジオはバンダイナムコから離れ、新たなホラー作品を作る道を選びました。
『リトルナイトメア』というブランド(IP)はバンダイナムコに残り、3作目はSupermassive Gamesが開発しています。
つまり「シリーズの魂を受け継いだのがリアニマル」「名前を受け継いだのがリトルナイトメア3」という構図になります。
ゲームデザインの比較
リトルナイトメアシリーズが2.5Dの横スクロールを基本としていたのに対し、リアニマルでは完全な3D空間を活かしたフィールドデザインに進化しています。
カメラは固定ですが、エリア移動に伴い動的に切り替わり、映画のような演出を生み出しています。
恐怖の質も大きく異なります。
開発者インタビューによれば「リトルナイトメアにあった”愛嬌”という安全ネットを今回はプレイヤーに与えていない」と語られており、より生理的な嫌悪感と精神的恐怖を追求した作品となっています。
協力プレイにおいても、リアニマルがローカル(画面共有)とオンラインの両方に対応しているのに対し、リトルナイトメア3はオンラインのみである点は購入判断の大きなポイントとなるでしょう。
リアニマルの注意点とデメリット
ボリュームに対する価格の議論
リアニマルで最も多く指摘されているデメリットは、プレイ時間に対する価格のバランスです。
初見クリアまでの所要時間は約5〜7時間で、手際よく進めれば4時間弱で終わったという報告もあります。
5,720円という価格に対してこのボリュームは物足りないと感じるプレイヤーが少なくありません。
ただしトロフィーコンプリートや考察を含めた周回プレイまで視野に入れれば14時間程度は楽しめるため、短いながらも密度の高い体験であると肯定的に評価する声もあります。
バグ・不具合の現状
発売直後の時点で、AIが操作する姉キャラクターがオブジェクトに引っかかるスタック現象がやや多く報告されています。
ワープによる自動復帰が実装されているため致命的ではありませんが、没入感を損なう場面はあります。
オンライン協力プレイ時の同期ズレ、暗い場面での光バグによる視界異常、一部ボス戦での操作案内が表示されない不具合なども報告されています。
進行不能になるレベルの重大なバグは少ないものの、早期のアップデートが待たれます。
戦争描写の精神的負荷
終盤の戦争パートは、ホラーゲームとしての恐怖とは質の異なる精神的負荷をプレイヤーに与えます。
塹壕での自害、手榴弾による自爆、爆発後の長い耳鳴り演出など、リアリティのある描写は人によってはかなりこたえるでしょう。
「怪物よりもずっと怖いのは人間だった」という感想が多く共有されており、戦争描写への耐性が低い方は心構えが必要です。
このテーマを子供向けの見た目のゲームで扱うこと自体に対して賛否があることも事実です。
今後のDLC展開と最新情報
DLC「The Expanded World」は全3チャプター
リアニマルには全3チャプターで構成されるDLC「The Expanded World」の配信が予定されています。
第1弾は2026年夏の配信を予定しており、新たな主人公の視点からオリジナルストーリーが展開されます。
デジタルデラックスエディション(8,470円)には全3チャプターを含む「REANIMALシーズンパス」が付属しています。
DLCの主人公は本編の姉弟とは別の子供たちが務めるとされ、戦争で荒廃した世界を舞台に新たな物語が描かれる見込みです。
DLCで考察が覆る可能性
現在プレイヤーの間で交わされている考察は、DLCの配信によって大きく覆る可能性があります。
本編だけでは情報が不足している「仮面の意味」「馬の正体」「島そのものの正体」といった謎が、DLCで新たな視点から語られることで全く異なる解釈が生まれるかもしれません。
開発者がインタビューで「人には人の解釈がある」「自分なりの考察を楽しんでほしい」と述べていることからも、正解を一つに定めず議論を促す方針であることが伺えます。
考察の余地を残しつつ新情報を追加していくスタイルは、リトルナイトメアシリーズから受け継がれたTarsier Studiosの特徴といえるでしょう。
まとめ:リアニマルのネタバレと考察の全体像
- リアニマルは全9章構成のホラーアドベンチャーで、孤児の姉弟が荒廃した故郷の島から脱出を目指すストーリーである
- 通常エンディングでは姉が儀式の生贄として井戸に落とされ、井戸から羊水が溢れてゲーム冒頭のシーンに回帰する構造になっている
- 隠しエンディングの解放条件は全5つの棺桶を確認することで、過去の生贄が井戸の底で復活していた可能性が示される
- 姉以外の仲間はすでに死亡しており、棺桶から各自の死因(絞首刑・焼死・転落死・銃殺)が暗示される
- 物語の最大のテーマは「戦争と子供の犠牲」であり、終盤の直接的な戦争描写はプレイヤーに強い精神的負荷を与える
- タイトルの「RE」はループ(繰り返し)を象徴しており、生贄の連鎖が終わらない構造がストーリーの核心にある
- ゲーム内の破壊行為を楽しませることでプレイヤーを「共犯者」にする巧みなゲーム設計が評価されている
- リトルナイトメアシリーズとは開発元は同じだが完全な新規IPであり、3D空間・ローカル協力プレイ対応など多くの進化がある
- 初見クリアは約5〜7時間とボリューム面での不満が多いが、世界観の密度と考察の深さは高く評価されている
- 2026年夏より全3チャプターのDLC配信が予定されており、新主人公による新たなストーリーで考察が大きく広がる可能性がある

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