ポケモン ダイパリメイクはなぜ「ひどい」?評価と理由を徹底解説

2021年に発売された『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(BDSP)』は、多くのファンが待ち望んだリメイク作品でした。

しかし、発売直後からインターネット上では「ひどい」「黒歴史」といった厳しい評価が飛び交う事態となりました。

これから遊ぼうと考えている方や、なぜこれほどまでに批判されたのかを知りたい方にとって、ネット上の情報は感情的なものが多く、事実関係が分かりにくいかもしれません。

この記事では、ポケモン ダイパリメイクが「ひどい」と言われる理由を、グラフィック、バグ、ゲーム仕様など多角的な視点から冷静に分析し、現在のプレイ環境や購入価値について詳しく解説します。

目次

ダイパリメイク(BDSP)が「ひどい」「黒歴史」と言われる決定的な理由とは?

多くのユーザーが本作に対して厳しい評価を下した背景には、明確な理由が存在します。

単なる好みの問題ではなく、ゲームとしての品質やリメイクの方向性が、ファンの期待と大きく乖離していたことが主な原因です。

結論:手抜きと感じさせる「2頭身グラフィック」と「バグ」が炎上の主因

ダイパリメイクが批判される最大の要因は、現代のゲーム水準に見合わないグラフィック表現と、発売当初に多発した致命的なバグにあります。

Switch世代のポケモンといえば『ソード・シールド』のようなリアルな等身と美しい3D表現が期待されていました。

ところが、本作ではDS版を忠実に再現するという名目で、キャラクターが「2頭身のちびキャラ」として描かれました。

これが「手抜きに見える」「スマホゲームのようだ」という第一印象を植え付け、さらに進行不能バグや挙動の怪しさが重なったことで、品質に対する不信感が爆発しました。

なんJやSNSでの評価まとめ:「過去最悪のリメイク」という声の真相

掲示板サイトの「なんJ」やX(旧Twitter)などのSNSでは、発売直後から辛辣なコメントが相次ぎました。

具体的には「リメイクではなく劣化移植」「手抜きリマスター」といった声が多く見られます。

特に、過去のリメイク作品である『ハートゴールド・ソウルシルバー(HGSS)』や『オメガルビー・アルファサファイア(ORAS)』が、当時の最新技術で大幅に進化していたことと比較され、相対的に評価を下げてしまいました。

ファンの熱量が高かった分、期待を裏切られたと感じた層からの反動が大きかったと言えるでしょう。

Amazonレビューやメタスコアから見る国内外のリアルな評価

Amazonのカスタマーレビューや、海外のレビュー収集サイト「Metacritic(メタスコア)」を確認すると、評価は賛否両論に分かれています。

「懐かしい」「普通に楽しめる」という肯定的な意見がある一方で、低評価レビューではやはりグラフィックとバグ、そして追加要素の乏しさが指摘されています。

海外メディアの評価も、原作の面白さは認めるものの、リメイク作品としての野心のなさや技術的な問題点に対しては厳しいスコアをつけている傾向があります。

理由① グラフィック・ビジュアル面の失望感

ポケモンのリメイク作品において、ビジュアルの進化は最も期待される要素の一つです。

しかし、ダイパリメイクではそのビジュアルこそが最大の批判の的となってしまいました。

パワプロくん?スマホゲー?批判殺到した「2頭身ちびキャラ」の違和感

フィールド上での主人公やキャラクターのグラフィックは、丸みを帯びた2頭身で描かれています。

このデザインが「実況パワフルプロ野球(パワプロ)のキャラクターに似ている」と揶揄されました。

ドット絵時代の表現を3Dでそのまま再現しようとした結果、シリアスな場面や感動的なシーンでもキャラクターがコミカルに見えてしまい、没入感を削ぐ結果となりました。

また、キャラクターの表情が乏しく、作り込みが甘いと感じさせる点も「スマホゲームレベル」と批判される要因となりました。

剣盾(ソード・シールド)からの退化?グラフィックの質を比較

前作にあたる『ポケットモンスター ソード・シールド』では、キャラクターは高い等身で描かれ、着せ替え要素や表情の豊かさが好評でした。

多くのファンは、ダイパリメイクも同等のクオリティでシンオウ地方を冒険できると期待していました。

しかし実際には、剣盾よりも以前の世代に退化したようなビジュアル提示されました。

背景の質感や水面の表現など一部綺麗な箇所もありますが、全体的な統一感やキャラクターモデルの質において、剣盾からの落差にショックを受けるファンが続出しました。

伝説のポケモンやシリアスなシーンが台無しになった演出の問題点

ストーリーのクライマックスである、伝説のポケモン(ディアルガ・パルキア)との対峙や、敵組織「ギンガ団」のボス・アカギとの対決シーンでも、この2頭身グラフィックが足を引っ張りました。

原作ではドット絵の想像力で補完されていた緊張感が、中途半端にリアルな背景とチープなキャラクターモデルの組み合わせによって、シュールな映像になってしまったのです。

特に、世界が改変されようとする重大な局面で、棒立ちのちびキャラが映し出される演出には、多くのプレイヤーが失望を覚えました。

理由② ゲーム進行を妨げる致命的なバグと操作性の悪さ

ゲームの面白さ以前の問題として、製品としての品質管理(デバッグ)不足も大きな批判材料となりました。

発売初期の状態は、通常のプレイに支障をきたすレベルの不具合が散見されました。

発売直後は「バグのデパート」?進行不能や謎の場所への侵入バグ

発売直後のバージョンでは、SNS上で毎日のように新しいバグ報告が上がる異常事態となりました。

「メニュー画面を開くと操作不能になる」「壁を抜けて本来行けない場所(なぞのばしょ)に行ける」「イベントがスキップされる」など、その種類は多岐にわたりました。

これらを利用した不正なクリア方法(RTAなど)が話題になる一方で、普通に遊んでいるプレイヤーが進行不能になるリスクもあり、ゲームとしての信頼性を大きく損ないました。

自転車の操作性が最悪?壁に引っかかるストレスフルな移動

フィールド移動の操作性についても、多くの不満が寄せられました。

特に自転車に乗った際の操作感は「最悪」と評されることが多いです。

原作のマップはマス目(グリッド)ベースで作られていましたが、リメイク版ではアナログスティックによる360度移動が可能です。

しかし、当たり判定の調整が甘いため、斜めに移動しようとすると壁や岩の角に頻繁に引っかかり、スムーズに進めない現象が多発しました。

結果として、自転車を使わない方が快適という本末転倒な状況が生まれました。

UI・メニュー画面の挙動がおかしい・レスポンスが悪い問題

ユーザーインターフェース(UI)周りの作り込み不足も指摘されています。

戦闘突入時のロード時間の長さや、技エフェクトのチープさなど、全体的にレスポンスが悪いと感じる場面があります。

また、手持ちポケモンの確認画面やボックス操作などの基本的なUIデザインが、近年の作品に比べて洗練されておらず、使い勝手が悪いという意見も少なくありません。

理由③ 「プラチナ」要素の削除とリメイクとしての手抜き感

『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』には、その完成版とも言えるマイナーチェンジ版『プラチナ』が存在します。

ファンは当然、プラチナでの改善要素が含まれたリメイクを期待していましたが、実際はそうではありませんでした。

原作(DP)に忠実すぎる?「プラチナ」での改善点が反映されていない

開発陣が「原作に忠実」であることを重視しすぎた結果、初期のダイヤモンド・パールにあった不便な点まで再現されてしまいました。

『プラチナ』で改善された「バトルのテンポ」や「ストーリーの展開」「ジムリーダーの部屋のギミック」などは反映されておらず、あくまで初期DPのリメイクにとどまっています。

例えば、プラチナで追加された「やぶれたせかい」などのダンジョンやストーリー要素が本編に含まれていないことは、完全版を知るファンにとって大きなマイナスポイントでした。

バトルフロンティア消滅!クリア後のやり込み要素不足への不満

『プラチナ』や『HGSS』『エメラルド』などで好評だったやり込み施設「バトルフロンティア」が、本作には実装されていません。

クリア後に挑戦できるのは「バトルタワー」のみです。

過去のリメイク作である『ORAS』でもバトルフロンティアが未実装で批判されましたが、今回も同様の失望を招く結果となりました。

対戦勢ややり込み勢にとって、クリア後の目標となるコンテンツが大幅に削がれた形となります。

HGSSやORASと比較して「新要素」が圧倒的に少なすぎた

過去のリメイク作品と比較しても、追加要素の少なさが際立ちます。

『HGSS』ではポケスロンや連れ歩きの完全実装、『ORAS』ではメガシンカの導入やエピソードデルタの追加など、リメイク独自の新しい遊びが提供されました。

しかし、ダイパリメイクでは「地下大洞窟」や「ハマナスパーク」といった追加はあるものの、ゲーム体験を大きく変えるようなインパクトのある新要素は乏しいのが現実です。

開発会社「イルカ(ILCA)」と増田順一氏への批判

本作の評価を語る上で避けて通れないのが、開発体制に関する話題です。

シリーズ本編のリメイクとしては異例の体制が敷かれました。

なぜゲームフリークが作らなかったのか?初の外注開発の背景

これまでのポケットモンスターシリーズ本編は、一貫して「ゲームフリーク」が開発を担当してきました。

しかし、ダイパリメイクは初めて外部の会社である「株式会社イルカ(ILCA)」に開発が委託されました。

これは同時期にゲームフリークが、完全新作アクションRPGである『Pokémon LEGENDS アルセウス』の開発に注力していたためと考えられます。

リソースの分散を防ぐための戦略でしたが、結果としてリメイク版の品質低下を招いたと見られています。

開発会社イルカ(ILCA)の実績と「技術力不足」と言われる根拠

開発を担当したイルカは、CG制作などに定評がある会社ですが、ポケモン本編のような大規模RPGの開発実績は未知数でした。

Unityという汎用ゲームエンジンを使用して制作されましたが、前述したバグの多さや操作性の悪さから、技術力不足を指摘する声が上がりました。

特に、ポケモンの挙動やエフェクトの処理落ちなど、最適化不足が目立ったことが批判の根拠となっています。

クレジットに載る増田順一氏への失望とファンの嘆き

本作のディレクターは、イルカのスタッフと共に、ゲームフリークの増田順一氏が務めました。

増田氏はオリジナルのダイヤモンド・パールのディレクターでもあり、ポケモンの生みの親の一人です。

そのため、「オリジナルの制作者が関わっていてなぜこうなったのか」という失望の声が大きく上がりました。

増田氏の名前がクレジットされていることで、手抜きではなく「これが公式の意図したリメイクなのか」という絶望感をファンに与えてしまった側面があります。

逆に評価されている点は?「面白い」と感じる部分

ここまで批判的な点を中心に解説してきましたが、全てが悪いわけではありません。

実際にプレイして「楽しい」と感じる要素も確かに存在します。

地下大洞窟は進化!ポケモンの隠れ家や化石掘りの楽しさ

原作の「地下通路」は「地下大洞窟」として大幅にパワーアップしました。

ここでは「ポケモンの隠れ家」というエリアが存在し、地上では出現しない様々なポケモンを捕まえることができます。

また、化石掘りのミニゲームは中毒性が高く、友人とオンラインで協力しながら発掘作業を楽しむことができます。

秘密基地にポケモンの石像を飾ることで特定タイプの出現率が上がるなど、独自の遊びも盛り込まれています。

BGMのアレンジや原曲の良さは健在

ポケモンの魅力の一つである音楽については、評価が高いポイントです。

ダイヤモンド・パールの名曲たちが、原曲の雰囲気を壊すことなく丁寧にアレンジされています。

特に、209番道路や戦闘曲、ピアノを基調としたシロナ戦のBGMなどは、当時の思い出を蘇らせつつ、高音質で楽しむことができます。

また、専用アイテムを使用することで、当時のDS音源に切り替えることも可能です。

四天王・シロナ戦の難易度がガチ仕様(努力値・持ち物)で歯ごたえがある

ストーリー終盤のポケモンリーグ、特に四天王とチャンピオン・シロナとのバトルは、シリーズ屈指の高難易度となっています。

敵のポケモンは「努力値」が最適に振られ、強力な「持ち物」を持たされており、AIも賢く設定されています。

生半可なパーティでは返り討ちに合うほどの強さであり、「近年のポケモンは簡単すぎる」と不満を持っていた熟練プレイヤーからは、この歯ごたえのあるバトルが高く評価されています。

【購入ガイド】今からダイパリメイクを買う価値はある?

発売から時間が経過し、状況は変化しています。

これから購入を検討している方へ、現在の判断基準を提示します。

バグは修正された?現在のプレイ環境とアップデート状況(Ver. 1.3.0以降)

発売当初に騒がれた進行不能バグやメニューバグなどの致命的な不具合は、その後の更新データ(アップデート)によってほぼ修正されました。

現在は普通にストーリーをクリアし、図鑑埋めや対戦を楽しむ分には問題ないレベルまで改善されています。

また、アップデートにより「コロシアム」機能の開放や、アルセウス・ダークライといった幻のポケモンに出会えるイベントも追加されました。

中古価格が暴落中?安く遊ぶなら選択肢に入るか

批判が多かった影響もあり、中古市場では価格がかなり安くなっています。

新品の半額以下で販売されていることも珍しくありません。

コストパフォーマンスという点で見れば、安価でSwitchで遊べるRPGとして悪くない選択肢と言えます。

「ネットの評判ほど気にならない」「とにかくシンオウ地方を旅したい」という方にとっては、お買い得なソフトかもしれません。

ダイパリメイクを買うべき人 vs プラチナ(DS版)をやるべき人

どちらを遊ぶべきか迷っている方へ、おすすめの判断基準は以下の通りです。

  • ダイパリメイク(BDSP)がおすすめな人:
    • Switchのテレビ画面で遊びたい人。
    • フェアリータイプなど、最新のタイプ相性で対戦したい人。
    • 地下大洞窟や通信交換をオンラインで楽しみたい人。
    • 安くゲームを手に入れたい人。
  • プラチナ(DS版)がおすすめな人:
    • ドット絵の雰囲気が好きな人。
    • バトルフロンティアなどのやり込み要素を重視する人。
    • 「やぶれたせかい」など、より深みのあるストーリーを楽しみたい人。
    • DSまたは3DS本体を持っている人。

まとめ:ダイパリメイクは本当に「歴代最低」なのか

この記事では、ポケモン ダイパリメイクが「ひどい」と言われる理由について解説してきました。

結論として、2頭身のグラフィックやバグの多さ、追加要素の少なさなど、ファンの期待に応えきれなかった点は否めません。

しかし、「歴代最低」という評価は、期待の裏返しによる過剰な反応も含まれています。

ゲーム自体は元々のダイヤモンド・パールが持つ面白さを引き継いでおり、普通に遊ぶ分には十分に楽しめるRPGです。

悲しきリメイクから学ぶ、今後のポケモンシリーズへの期待

今回のダイパリメイクの騒動は、ポケモンというコンテンツがいかに愛され、高いクオリティを期待されているかを浮き彫りにしました。

今後は、リメイク作品であっても本編同様の情熱と技術を持って制作されることが望まれています。

この経験は、将来発売されるであろう『ブラック・ホワイト』などのリメイク作品において、より良いものが作られるための教訓となるはずです。

LEGENDSアルセウスとの扱いの差が決定打だったのか

最後に触れておきたいのは、同時期に発表・発売された『Pokémon LEGENDS アルセウス』の存在です。

こちらはゲームフリークが開発し、オープンワールドに近いフィールドと新しいアクション要素を取り入れた意欲作でした。

アルセウスが高く評価されたことで、相対的にダイパリメイクの「古臭さ」や「保守的な作り」が際立ってしまった側面は間違いなくあります。

もし単体で発売されていれば、ここまで厳しい評価にはならなかったかもしれません。

まとめ:ポケモン ダイパリメイク ひどい

  • 主な批判理由は「2頭身グラフィック」と発売当初の「多発したバグ」。
  • 剣盾と比較してビジュアルが退化したと感じたファンが多かった。
  • 自転車の操作性が悪く、マップ移動にストレスを感じる仕様だった。
  • プラチナ要素やバトルフロンティアがなく、手抜きリメイクと言われた。
  • 初の外注開発(イルカ)であり、技術力不足を指摘する声があった。
  • BGMのアレンジや、四天王戦の高難易度は評価されている。
  • 地下大洞窟は進化しており、化石掘りなどは楽しめる。
  • 現在はアップデートでバグは修正され、普通に遊べる状態にある。
  • 中古価格が安いため、コスパ重視で遊ぶなら選択肢に入る。
  • 本格的なやり込みやストーリーを求めるならDS版プラチナも検討すべき。
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