タルタロスの探索中に遭遇する強敵の中でも、特に高い耐久力と攻撃力でプレイヤーを苦しめるのが「血のヘカトンケイル」です。
依頼の達成条件になっていることもあり、どうしても倒さなければならない場面で出現せず、困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、血のヘカトンケイルの弱点や効率的な倒し方、出現場所から、同じエリアに出現する要注意シャドウの攻略情報までを網羅的に解説します。
探索の効率を上げ、スムーズに攻略を進めるための参考にしてください。
【結論】血のヘカトンケイルの弱点・耐性まとめ
弱点は「闇属性」のみ
血のヘカトンケイルを倒す上で最も重要な情報は、弱点が「闇属性」であるという一点です。
戦闘を有利に進めるためには、エイハ系やムド系のスキルを持つペルソナや仲間を編成することが必須となります。
特に、このシャドウはHPが高めに設定されているため、弱点を突いて「1more」を取り、総攻撃でダメージを稼ぐ戦法が基本かつ最短の攻略ルートです。
闇属性攻撃手段を持たずに遭遇してしまった場合は、クリティカル狙いの物理攻撃でダウンを奪うか、逃走を検討するのも一つの手です。
無効・耐性の詳細ステータス
ペルソナ3リロードにおける血のヘカトンケイルの耐性データは以下の通りです。
| 属性 | 相性 |
| 斬撃 | – |
| 打撃 | – |
| 貫通 | – |
| 火炎 | – |
| 氷結 | – |
| 電撃 | – |
| 疾風 | – |
| 光 | – |
| 闇 | 弱点 |
表の通り、闇属性以外に特別な耐性や無効化する属性は設定されていません。
物理攻撃や他の魔法攻撃も通常通り通りますが、HPが高いため等倍ダメージだけで削り切るのは時間がかかります。
SPの節約と被ダメージを抑えるためにも、弱点攻撃を中心とした速攻を心がけましょう。
ドロップアイテムと経験値
血のヘカトンケイルを倒すことで得られる主な報酬は以下の通りです。
主にエリザベスの依頼達成に必要となるアイテムをドロップするケースがあります。
- ドロップアイテム: 血染めの皮(依頼品として指定される場合があります)、宝石類(スファレライトなど)
- 経験値: タルタロス後半の敵であるため、比較的多めの経験値を獲得できます
アイテムドロップを狙う際は、主人公のペルソナの「運」ステータスを上げたり、大アルカナカードの効果を活用したりすることで効率を高められます。
血のヘカトンケイルの出現場所と階層(ハラバ)
出現エリアは「焦炎の庭ハラバ」後半
血のヘカトンケイルが出現するのは、タルタロスの第五エリア「焦炎の庭ハラバ」の後半部分です。
具体的な階層は 198Fから226F の間となります。
このエリアは敵のレベルも上がり、強力なスキルを使用してくるシャドウが増えるため、探索には十分な準備が必要です。
特に200階層を超えたあたりからは、複数の強敵と同時にエンカウントする可能性もあるため、常にHPを高く保ちながら進んでください。
血のヘカトンケイルが出ない時の対処法(ポップ条件)
「探しているのに血のヘカトンケイルが出てこない」という場合は、以下の対処法を試してください。
タルタロスのマップや出現エネミーは、フロアに入るたびにランダムで生成される仕様です。
- 階層移動を繰り返す: 階段を見つけたらすぐに次の階へ進むか、一度エントランスに戻って再度同じ階層に挑み直すことで、出現エネミーの構成をリセットします。
- 敵シンボルの確認: 血のヘカトンケイルは大型のシャドウシンボルとして表示されることが多いため、通常の敵よりも大きなシンボルを優先的に狙ってください。
- 強敵フロアの活用: 稀に発生する「強敵ばかりが出現するフロア」では、遭遇率が高まる傾向にあります。
特定の階層に固定で出現するわけではないため、根気強くハラバ後半エリアを周回することが解決への近道です。
ペルソナ4(P4G)版との出現場所の違い
シリーズをプレイしている方が混同しやすい点として、ペルソナ4 ザ・ゴールデン(P4G)との違いが挙げられます。
- ペルソナ3リロード(P3R): タルタロス「焦炎の庭ハラバ」後半に出現
- ペルソナ4 ザ・ゴールデン(P4G): ダンジョン「天上楽土」の8F〜9Fに出現
もし過去作の攻略情報を見て「天上楽土」を探している場合は、全く異なるゲームの情報ですので注意してください。
今作P3Rでは、あくまでタルタロス内のエネミーとして登場します。
血のヘカトンケイルの攻略法とおすすめペルソナ
闇属性スキルを持つ「コロマル」や「アリス」が有効
攻略パーティのメンバーには、闇属性スキルを得意とする「コロマル」を編成することを強く推奨します。
コロマルは初期から闇属性攻撃を持っており、血のヘカトンケイルに対して安定してダウンを奪うことができます。
また、主人公のペルソナとしては、強力な闇属性スキル「死んでくれる?」を持つ「アリス」や、ムドオンなどを習得させた高レベルペルソナを用意するのがベストです。
主人公とコロマルの二人で弱点を突き続ければ、相手に行動させる隙を与えずに完封することも可能です。
即死スキル(ムド系)は効くのか?
血のヘカトンケイルに対して、ムドやムドオンといった即死スキルが効くかどうかは確率に依存します。
基本的には「弱点:闇」であるため、即死スキル自体は有効な属性です。
しかし、強敵カテゴリのシャドウは即死耐性を持っている場合や、成功率が低く設定されている場合があります。
確実性を求めるのであれば、即死効果のみのスキルよりも、エイハオンやマハエイガオンといった「ダメージを与える闇属性スキル」を使用した方が安定してHPを削れます。
物理攻撃への対策と立ち回り
血のヘカトンケイルは高い攻撃力からの物理攻撃を行ってくることがあります。
対策として、以下の準備をしておくと安全です。
- タルンダ系スキルの使用: 敵の攻撃力を下げることで、被ダメージを大幅に軽減できます。
- スクカジャ系スキルの使用: 味方の回避率を上げ、物理攻撃を避ける確率を高めます。
- 物理耐性持ちのペルソナ: 主人公には物理攻撃に耐性がある、または無効化できるペルソナ(ジークフリードなど)を装備させておきましょう。
戦闘が始まったらまずは弱点を突いてダウンさせ、総攻撃でダメージを与えつつ、起き上がられた時のためにデバフ(弱体化)を入れておくのが理想的な立ち回りです。
焦炎の庭ハラバ(173F〜225F)の要注意シャドウ・ボス
188Fボス「カオスパンツァー・怨恨の監視者」の弱点・攻略
ハラバエリアの188Fで待ち受ける番人ボスです。
- カオスパンツァー: 弱点なし(火・風・光に耐性あり)
- 怨恨の監視者: 弱点「斬撃」(雷に耐性あり)
攻略の鍵は、弱点のある「怨恨の監視者」を先に処理することです。
斬撃属性が弱点なので、ジークフリードなどの強力な物理アタッカーや、順平のスキルを活用して素早く倒しましょう。
残ったカオスパンツァーには弱点がありませんが、クリティカル率を上げる補助スキル(レボリューション等)を使い、物理クリティカルでダウンを狙う戦法が有効です。
また、状態異常の「悩殺」が効く場合があるため、セクシーダンスなどで動きを封じるのも一つの戦略です。
212Fボス「獄炎の次兄・凶殺の長兄・迅雷の末弟」の弱点・攻略
212Fでは3体の強力なシャドウが同時に出現します。
それぞれの耐性を把握し、適切な属性で攻撃しないと反射や吸収で苦戦を強いられます。
- 獄炎の次兄: 弱点「氷結」 / 火炎反射
- 凶殺の長兄: 弱点なし / 闇反射、氷結・疾風吸収
- 迅雷の末弟: 弱点「疾風」 / 電撃反射
最も厄介なのは、弱点がなく即死級のスキルや状態異常(恐怖)を使用してくる「凶殺の長兄」です。
まずは美鶴の氷結スキルで次兄を、ゆかりの疾風スキルで末弟を攻撃してダウンを奪い、シフトを活用して総攻撃を繰り返します。
長兄に対しては、テウルギアなどの防御無視攻撃や、高火力の物理スキルを集中させて各個撃破を狙ってください。
同時期に出現する「怒りの聖典」の弱点・耐性
血のヘカトンケイルと同じフロア周辺に出現する「怒りの聖典」も注意が必要な敵です。
- 弱点: 火炎
- 耐性/無効: 氷結(反射)、光(吸収)
火炎属性が弱点なので、順平のアギ系スキルや、主人公のペルソナで火炎攻撃を行えば簡単に処理できます。
ただし、光属性は吸収されてしまうため、ハマ系のスキルやコウガ系の攻撃は厳禁です。
巨大レアシャドウ「使命の王手」の倒し方
ハラバエリアで稀に出現する巨大なレアシャドウです。
- 弱点: 火炎
非常に逃げ足が速いため、遭遇したら迷わず弱点である火炎属性の最大火力スキルを叩き込んでください。
物理攻撃で攻めることも可能ですが、確実に1ターンキルを目指すなら弱点攻撃からの総攻撃が最も安定します。
倒すことで大量の経験値と換金アイテムを入手できるため、見つけたら優先的に戦闘を挑みましょう。
プレイヤーが使うペルソナ「ヘカトンケイル」との違い
刑死者「ヘカトンケイル」の作り方と合体レシピ
ここまで解説してきたのは「敵(シャドウ)」としての情報ですが、プレイヤー自身もペルソナとして「ヘカトンケイル」を使役することができます。
- アルカナ: 刑死者
- 初期レベル: 47
主な合体レシピ例:
- オセ(愚者) × トート(皇帝)
- シキオウジ(戦車) × サキュバス(悪魔)
- ドミニオン(正義) × ラケシス(運命)
主人公のレベルが47以上であれば作成可能です。
物理攻撃に特化したステータスを持っており、中盤のアタッカーとして活躍します。
習得スキルと受胎アイテム(P3R版)
ペルソナとしてのヘカトンケイルは、優秀な物理スキルとパッシブスキルを習得します。
- 主な習得スキル:
- マッドアサルト(敵単体に貫通大ダメージ)
- 真・打撃見切り(打撃回避率アップ)
- マハラクカオート(戦闘開始時に味方全体の防御アップ)
特に「マハラクカオート」は、戦闘開始直後の安定感を高める非常に強力なスキルです。
これを覚えるためだけに作成し、他の主力ペルソナへスキル継承させる素材としても重宝されます。
また、受胎アイテムを持たせてレベルを上げることで、特定の装備品やアイテムを入手できる場合もありますので、育成する価値は十分にあります。
まとめ:ペルソナ3R 血のヘカトンケイル攻略ガイド
- 血のヘカトンケイルの弱点は「闇属性」のみである
- 出現場所はタルタロス「焦炎の庭ハラバ」後半の198F〜226Fである
- 出現しない場合は階層移動を繰り返して再抽選を行う
- P4Gの「天上楽土」とは出現場所が異なるため注意する
- 攻略にはコロマルや闇属性スキル持ちのペルソナが必須である
- 物理攻撃が強力なため、スクカジャやタルンダでの対策が有効である
- 同エリアボスの「怨恨の監視者」は斬撃、「獄炎の次兄」は氷結が弱点である
- レアシャドウ「使命の王手」は火炎属性で速攻撃破を狙う
- プレイヤー用ペルソナのヘカトンケイルは「マハラクカオート」要員として優秀である
- しっかり準備を整えれば決して倒せない相手ではない

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