『モンスターハンター』シリーズに登場する数々のモンスターたち。
その中で「一番強いモンスターは誰なのか?」と考えたことはありませんか。
この問いの答えは、実は一つではありません。
世界観や伝承における「設定上の強さ」と、プレイヤーが実際に戦って感じる「ゲームプレイ上の難易度」という、2つの異なる視点が存在するからです。
この記事では、モンハン歴代最強モンスターランキングを「設定」と「ゲーム難易度」の2つの軸から徹底的に解説します。
禁忌のモンスターからプレイヤーを絶望させた強敵まで、あなたの知らない最強モンスターの真実に迫ります。
【結論】モンハンの最強モンスターは「設定上の強さ」と「ゲームプレイ上の難易度」で変わる
【設定・世界観での最強】は全ての元凶「ミラボレアス」とその特殊個体
モンスターハンターの世界観や公式設定において最強と謳われるのは、禁忌のモンスターに分類される「ミラボレアス」とその亜種・特殊個体です。
これらのモンスターは、単に戦闘能力が高いだけでなく、存在そのものが世界の理を超越した「現象」として扱われ、伝承では世界を滅ぼすほどの力を持つとされています。
特に、ミラボレアスがさらにパワーアップした「ミラバルカン」や「ミラルーツ」、そしてその特殊個体である「ミララース」は、最強議論において常に筆頭に挙げられる存在です。
【ゲームプレイでの最強】はMHW:IBの「ミラボレアス」や「極ベヒーモス」の声多数
一方で、プレイヤーが実際に操作して戦う「ゲームプレイ上の難易度」という視点では、作品ごとに最強モンスターの意見が分かれます。
中でも特に名前が挙がるのが、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に登場した「ミラボレアス」です。
圧倒的な攻撃力と短い制限時間で、多くの熟練ハンターを絶望させました。
また、同作に登場したコラボモンスター「極ベヒーモス」も、従来のモンハンとは異なる戦術が要求され、歴代屈指の強敵としてプレイヤーの記憶に刻まれています。
2つの視点から歴代最強モンスターをランキング形式で徹底解説
このように、モンハンの「最強」は一概には決められません。
本記事では、この「設定上の強さ」と「ゲームプレイ上の難易度」という2つの側面から、歴代の最強モンスターたちをランキング形式で深掘りしていきます。
それぞれのモンスターがなぜ最強と呼ばれるのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
【設定・世界観】モンハン歴代最強モンスターランキングTOP6【禁忌モンスター編】
1位:紅龍 ミララース(全てを終焉に導く”赤き伝説”)
設定上の最強モンスターランキング、その頂点に立つのは「ミララース」です。
このモンスターは、後述するミラバルカンがさらに憤激し、覚醒を遂げた特殊個体とされています。
「弥終の導き手」とも呼ばれ、その覚醒は世界に真なる終焉をもたらすと古文書に記されています。
ミラボレアス一族の中でも最も謎が多く、目撃情報も神話や予言レベルでしか存在しない、究極の禁忌モンスターです。
2位:祖龍 ミラルーツ(全ての龍の祖とされる”白き王”)
第2位は、白き姿が神々しい「ミラルーツ」です。
『伝説の中の伝説』と称され、その存在自体がほとんど確認されていない幻のモンスター。
「全ての龍の祖」ではないかという考察もあるほど、その起源は謎に包まれています。
伝承にすらほとんど登場しない神秘性と、ミラバルカンに匹敵するとされる戦闘力から、ミラボレアス一族の中でも特別な存在として位置づけられています。
3位:紅龍 ミラバルカン(怒りで天変地異を操る邪龍)
第3位は、ミラボレアスが怒りによってその身を紅に染めた姿「ミラバルカン」です。
ブチギレ状態のミラボレアスとも言える存在で、その怒りは火山を噴火させ、天から隕石を降らせるほどの天変地異を引き起こすとされています。
原種であるミラボレアスが持つ世界を焦土に変える力に加え、自然現象すら操る能力を持つ、まさに「終末」をもたらす邪龍です。
4位:黒龍 ミラボレアス(一夜で王国を滅ぼした”現象”)
全ての元凶であり、伝説の黒龍として語り継がれる「ミラボレアス」が第4位です。
遥か昔、栄華を極めたシュレイド王国をたった一夜で滅ぼし、その城に棲みついたとされています。
その存在はもはや生物という枠を超え、「ミラボレアスという現象」と評されるほど。
数日で世界全土を焦土へ変える力を持つとされ、全てのハンターにとって「いずれ倒すべき究極の目標」として君臨しています。
5位:煌黒龍 アルバトリオン(全属性を操る”神をも恐れる古龍”)
第5位は、炎、氷、雷、龍、水という全ての属性を操る能力を持つ「アルバトリオン」です。
その特異な能力から「神をも恐れさせる最強の古龍」と称され、アルバトリオンが出現した地は自然の理が崩壊し「神域」と呼ばれる異常な地域へと変貌します。
他のミラボレアス一族とは異なり、人類へ明確な敵意を向けているわけではありませんが、その計り知れない力はまさしく禁忌の領域にあります。
6位:煉黒龍 グラン・ミラオス(海を沸騰させる”世界を滅ぼす悪魔”)
第6位は、禁忌モンスターの中で最大の体躯を誇る「グラン・ミラオス」です。
神話では「世界を滅ぼす悪魔」として描かれ、遥か昔に海域一帯を煮立たせ、数多の島々を海の底に沈めたとされています。
永遠に脈動を続ける心臓を持つ不死の存在とも言われ、その巨体から放たれる力は、生命を超越した異次元のものと伝えられています。
【ゲーム難易度】プレイヤーを苦しめた歴代最強モンスターランキング
1位:ミラボレアス (MHW:IB) – 圧倒的火力と30分の時間制限
ゲーム難易度における最強モンスターとして最も多くの声が挙がるのが、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』で登場した「ミラボレアス」です。
過去作とは比較にならないほどモーションが強化され、剣士ですら一撃でキャンプ送りにされるほどの圧倒的な攻撃力を誇ります。
さらに、非常に高い体力にもかかわらず制限時間はわずか30分という厳しい条件が、多くのハンターを時間切れによるクエスト失敗へと追い込みました。
まさにラスボスにふさわしい、モンハン史に残る最強の敵と言えるでしょう。
2位:極ベヒーモス (MHW) – モンハンの常識を覆したコラボモンスター
第2位は、『ファイナルファンタジーXIV』とのコラボで登場した「極ベヒーモス」です。
このモンスターは、従来のモンハンのセオリーが通用しない特殊なギミックでハンターたちを苦しめました。
タンク役による「敵視」の維持や、必殺技「エクリプスメテオ」をコメットで回避するなど、パーティーでの緻密な連携が不可欠。
上位モンスターでありながらマスターランクの装備でも苦戦を強いられる理不尽な強さは、今なお語り草となっています。
3位:アルバトリオン (MHW:IB) – 対策必須の即死技「エスカトンジャッジメント」
第3位は、アイスボーンで劇的な変貌を遂げた「アルバトリオン」です。
最大の特徴は、回避不能の全体即死技「エスカトンジャメント」。
この技の威力は、特定の属性武器で攻撃し続けることでしか抑制できず、ギミックを理解していないと即座にクエスト失敗となります。
対策装備が必須となる初見殺しの仕様と、モドリ玉使用不可という厳しい制約が、多くのハンターを絶望させました。
4位:歴戦王イヴェルカーナ (MHW:IB) – 隙を許さない超高速モーション
第4位は、アイスボーンのメインモンスターが超強化された「歴戦王イヴェルカーナ」です。
通常個体とは比べ物にならないほど全てのモーションが高速化・高火力化しており、わずかな油断も許されません。
特に、攻撃を加えてもほとんど怯まないため、反撃のチャンスが極端に少ないのが特徴です。
絶え間なく繰り出される攻撃を冷静に見切り、わずかな隙を突いてダメージを与えていく、純粋なプレイヤースキルが試される強敵でした。
シリーズ別|みんなが選んだ最高難易度クエスト一覧
各シリーズで「最も難しかった」と語られるクエストは様々です。
ここでは、プレイヤーたちの間で特に名前が挙がる高難易度クエストをシリーズごとにまとめました。
シリーズ | クエスト名 | 主なモンスター |
---|---|---|
MHG | 災厄の逆鱗 | リオレウス希少種, リオレイア希少種 |
MHP2G | 双獅激天 | 激昂したラージャン 2頭 |
MHP3 | 最強への挑戦 | イビルジョー, ティガレックス亜種, ナルガクルガ亜種 |
MH3G | 黒曜石は砕けない | 強化ブラキディオス |
MH4G | 頽廃の沼 | 強化ゴグマジオス |
MHXX | 宝纏 G5 | 宝纏ウラガンキン, 獰猛化ブラキディオス |
MHW | 極ベヒーモス討滅戦 | 極ベヒーモス |
MHW:IB | 伝説の黒龍 | ミラボレアス |
MHRise | 高難度:赫耀動乱 | 奇しき赫耀のバルファルク |
シリーズ外伝・特殊な作品での最強モンスターは誰?
【フロンティア】の最強候補は?サーバーを揺るgasu「ラヴィエンテ」
オンライン専用タイトルであった『モンスターハンター フロンティア』には、メインシリーズとは一線を画す強力なモンスターが登場しました。
その中でも最強候補として名高いのが、超大型モンスター「ラヴィエンテ」です。
最大32人のプレイヤーが協力して挑むこのモンスターは、その巨体と圧倒的な力で多くのプレイヤーを魅了し、フロンティアを象徴する存在となりました。
設定上も生態系の頂点に君臨するとされ、フロンティアにおける最強モンスターと言えるでしょう。
【モンハンワイルズ】最新作の最強モンスターは?プレイヤー投票1位は「ゴアマガラ」
発売が待たれる最新作『モンスターハンターワイルズ』においても、最強モンスターの議論はすでに始まっています。
先行して公開された情報サイトのプレイヤーアンケートでは、過去作から登場する「ゴアマガラ」が「強いと思ったモンスター」として1位に輝いています。
特に、強化個体である「歴戦個体」が強すぎるとの声が多く、狭いエリアでの戦闘や変身後の破壊的な攻撃がハンターたちを苦しめているようです。
ワイルズの世界で、ゴアマガラがどのようにハンターの前に立ちはだかるのか期待が高まります。
モンハンの「最強」に関するよくある質問
結局、ミラボレアスとアルバトリオンはどっちが強い?
これは非常に多くのファンが議論するテーマですが、「人類や世界に対する脅威度」という設定上の視点では、明確な破壊と滅びの意思を持つ「ミラボレアス」が上だと考えられています。
一方、アルバトリオンは全ての属性を操るという特異な能力を持っており、純粋な戦闘能力では甲乙つけがたい存在です。
ゲーム上の強さは登場作品によって大きく異なるため、一概にどちらが強いと断定することはできません。
ラージャンやイビルジョーは古龍に匹敵する強さ?
はい、匹敵する、あるいはそれを超える強さを持つと言えます。
ラージャンやイビルジョーは、生物学的な分類上「古龍」ではありませんが、その戦闘能力は多くの古龍を凌駕します。
特にラージャンは古龍であるキリンを捕食することが知られており、「古龍級生物」としてハンターギルドからも特別に警戒されています。
イビルジョーもまた、縄張りに入ったあらゆるモンスターを襲う凶暴性から「恐暴竜」の異名を持っています。
モンスターの強さは大きさ(サイズ)と関係ある?
必ずしも関係があるとは言えません。
例えば、「ダラ・アマデュラ」や「ゾラ・マグダラオス」は山のように巨大なモンスターですが、設定上の最強格とされるミラボレアスは、それらと比較するとかなり小さいサイズです。
大きさは強さの一つの要素ではありますが、ミラボレアスが持つ世界を滅ぼすほどの力や、ラージャンのように小柄ながら古龍を圧倒する戦闘能力を考えると、サイズだけで強さを測ることはできないと言えるでしょう。
ミラボレアスが最強と言われる根拠は?公式設定を解説
ミラボレアスが最強と言われる最大の根拠は、公式設定におけるその圧倒的な存在感にあります。
「一夜にしてシュレイド王国を滅ぼした」「存在そのものが”現象”と評される」「数日で世界を焦土に変える」といった伝承は、他のモンスターとは一線を画すものです。
ゲーム内でも禁忌のモンスターとして扱われ、その存在に関する情報は厳しく制限されています。
この徹底した情報規制と、世界そのものを脅かすという設定が、ミラボレアスを最強たらしめる根拠となっています。
まとめ:モンスターハンターの中で一番強いモンスターを徹底解剖
この記事では、モンスターハンターにおける「最強モンスター」を、「設定・世界観」と「ゲームプレイ上の難易度」という2つの視点から解説しました。
設定上の最強は、世界を滅ぼす力を持つ禁忌のモンスター「ミラボレアス」とその一族が君臨しています。
一方で、ゲーム難易度としての最強は、時代や作品によって異なり、プレイヤー一人ひとりの記憶に刻まれた強敵たちが存在します。
どちらの視点も、モンスターハンターの奥深い世界観を形作る重要な要素です。
20周年を迎え、コラボ腕時計が発売されるなど、ますます盛り上がりを見せるモンハンワールド。
あなたにとっての「最強モンスター」は誰なのか、思いを馳せてみるのも一興かもしれません。
- モンハンの最強は「設定」と「ゲーム難易度」の2軸で語られる
- 設定上の最強格は「禁忌のモンスター」と呼ばれる存在である
- 禁忌の中でもミラボレアスとその特殊個体は別格とされる
- ゲーム難易度ではMHW:IBのミラボレアスが最強との声が多い
- 極ベヒーモスは他作品とのコラボながら歴代屈指の強敵である
- アルバトリオンは特殊なギミックで多くのハンターを苦しめた
- フロンティアにはラヴィエンテという超大型モンスターが存在する
- モンスターの強さは必ずしも身体の大きさに比例しない
- ラージャンなどは古龍ではないが古龍級の戦闘力を持つ
- 最強の定義はプレイヤーの経験や視点によって異なる
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