原神の世界を旅していると、数多くの聖遺物や武器を手に入れることになりますよね。
「ステータス強化のための装備」と考えている人もいると思いますが、もちろんそれでもOKです。
とはいえ、実はその一つ一つに、かつてテイワットで生きた人々の「記憶」や「想い」が刻まれていることをご存知でしょうか。
アイテムのテキスト欄にある文章を読み解くと、魔神任務や世界任務の裏側にある壮大な歴史や、悲劇的な運命を辿った人物たちの真実が浮かび上がってきます。
本記事では、ゲーム内では断片的にしか語られない「聖遺物ストーリー」を物語として再構成しつつ、深く考察していきます。
「燃え盛る炎の魔女」の正体や、「雷のような怒り」に隠された約束、そして最新の「深廊の終曲」が示唆する世界の秘密まで。
ただのテキストデータとは思えないほど濃厚な裏ストーリーを、一緒に紐解いていきましょう。
聖遺物ストーリーはどこで見れる?確認方法と楽しみ方
聖遺物のストーリーや考察を楽しむ前に、まずは「どこで確認できるのか」をおさらいしますね。
普段はステータス画面しか見ないという方も、一度じっくり読んでみると新しい発見があるかなと思います。
聖遺物や武器の詳細画面から読む方法
確認方法は、次のとおり。
聖遺物のストーリーは、バッグや装備画面から聖遺物を選んで、「詳細」ボタンを押すことで閲覧できます。
プラットフォームによって操作は違いますが、基本的にはステータスの下とか、別タブに長いテキストがありますね。
聖遺物は「花・羽・時計・杯・冠」の5部位でセットですが、部位ごとに違うエピソードが書かれているのが特徴です。
5つの部位を順番に読むことで、一つの短編小説みたいな物語が完成する仕組みになっています。
断片的な情報を繋ぎ合わせる面白さ
原神の考察の醍醐味は、情報を繋ぎ合わせる点にあります。
聖遺物だけじゃなく、武器ストーリーや書籍、素材のテキストなんかもそうですね。
例えば、ある聖遺物の「騎士」の最期が、別の武器では「英雄」として語られていたりします。
敵として登場したボスの悲しい過去が、聖遺物に書いてあったりもしますね。
こんな感じで、点と点が線で繋がった瞬間の感動は、原神ならではの体験かなと思います。
悲劇の恋人たち「燃え盛る炎の魔女」とロザリンの過去
数あるストーリーの中でも、特に有名で悲劇的なのが「燃え盛る炎の魔女」シリーズですね。
この聖遺物は、ファデュイ執行官の「淑女(シニョーラ)」こと、ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタの過去を描いています。
深掘りして解説しますね。
少女ロザリンと幼い狼ルースタン
500年前、ロザリンはモンドに住む歌が好きな普通の少女でした。
彼女には愛する恋人がいました。
それが、当時の西風騎士団で「幼い狼」と呼ばれていた副団長、ルースタンです。
二人は想い合っていましたが、ロザリンはスメール教令院への留学のため、モンドを離れることになります。
ルースタンは彼女の帰りを待ちつつ、モンドを守る騎士としての務めを果たしていました。
この幸せな日々と約束は、「炎の魔女」になる前の、彼女がまだ少女だった頃の記憶ですね。
500年前の災厄と炎の魔女の誕生
ロザリンが留学している間に、「カーンルイアの災厄」が起きます。
魔獣が大陸になだれ込み、モンドも毒龍ドゥリンの襲撃を受けました。
ルースタンはモンドを守るために戦い、命を落とします。
ロザリンが帰国した時、そこには荒廃した故郷と、愛する人の死という絶望だけが残されていました。
「約束された未来」も「愛する人」も失った彼女は、悲しみと怒りで涙を流します。
そして彼女は、自らの命を燃やして魔物を焼き尽くす「炎の魔女」となることを選びました。
聖遺物のテキストには、彼女が「液体の炎」を体に流し込み、復讐の鬼となった経緯が書かれています。
蒼白の炎とファデュイへの加入
炎の魔女として魔物を狩り続け、燃え尽きようとしていたロザリンの前に現れたのが、ファデュイの「道化」です。
道化は彼女の炎を抑えるために、女皇から授かった氷の邪眼を与えました。
こうして彼女は「燃え盛る炎」を「蒼白の炎(氷)」で封じ込め、ファデュイ執行官「淑女」として生きることになります。
聖遺物「蒼白の炎」のストーリーでは、彼女が過去を捨て、女皇の理想に共鳴して仮面を被る決意が描かれています。
稲妻の魔神任務で見せた姿の裏には、こうした壮絶な過去があったという感じです。
鶴観の少年ルーと雷鳥の約束「雷のような怒り」
稲妻の「鶴観」を舞台にした世界任務は、多くの旅人の涙を誘いました。
この物語の核心部分は、実はリリース初期からある聖遺物「雷のような怒り」に書かれていたんですよね。
孤独な雷鳥と少年の出会い
かつて鶴観の空を覆っていた雷雲の主、雷鳥カパッチリ。
彼女は人間に興味がない魔物でしたが、ある日、一人の少年の歌声に心を奪われます。
その少年こそが、祭司の一族であるルーです。
ルーは雷鳥を恐れることなく、彼女に名前を付け、また歌を聴かせることを約束しました。
孤独だった雷鳥にとって、それは初めての「種族を超えた友情」だったのかもですね。
すれ違いが生んだ悲劇と滅び
ルーは雷鳥を喜ばせるため、村を守るために、自らが生贄となることを選びます。
当時の人々は、雷鳥への生贄として血を捧げる信仰を持っていました。
再びルーの歌を聴くために来た雷鳥が見たものは、祭壇に捧げられたルーの亡骸でした。
雷鳥は人間たちが「約束」を裏切り、友を奪ったと誤解し、激怒します。
その「雷のような怒り」によって鶴観は滅ぼされ、永遠に霧の中を彷徨う地となりました。
聖遺物のテキストには、雷鳥が少年の歌声を待ちつつ、怒りと悲しみで大地を焼き尽くした様子が綴られています。
この悲しいすれ違いが解消されるのは、数千年後、旅人が訪れるまで待たなければなりませんでした。
タルタリヤの師匠スカークと「深廊の終曲」の謎
フォンテーヌで実装された「深廊の終曲」には、スカークや師匠スルトロッチ、そして深淵に関わる重要な情報があります。
ここも深掘りしますね。
少女と師匠の旅路
「深廊の終曲」のストーリーは、ある少女が師匠の導きに従い、北の果てや深境螺旋を旅する物語です。
この「少女」はスカーク、「師匠」はスルトロッチだと推測されます。
彼女たちは、かつて世界の外から来た「旅の者(記録者)」の痕跡を探して旅をしていました。
テキストには、黄金の都や銀の木、世界が書き換えられる前の記憶なんかが書かれています。
天外の過客と龍王の契約
スカークが辿った記録の中に、「天外の過客(記録者)」と「龍王」の対話が出てきます。
記録者は、滅びゆく運命にあるこの世界を捨てて、共に宇宙へ行こうと龍王を誘います。
しかし、龍王(たぶんニーベルンゲン)はその誘いを断り、自らの骨を大地として世界を守ることを誓いました。
このエピソードは、現在のテイワットが何者かによって作り変えられた後の世界であり、龍たちが敗北した歴史を示唆しています。
タルタリヤ(アヤックス)降臨者説との関連
一部の考察勢の間では、この「深廊の終曲」の要素や、タルタリヤの本名「アヤックス」の伝説から、彼が「降臨者」や「原初の人間」と関わりがあるんじゃないか、という説もあります。
タルタリヤが深淵に落ちてスカークに弟子入りした経緯や、彼が目覚めさせた「極悪騎」の力。
そして「異邦人」としての性質など、謎が多いですね。
「深廊の終曲」は、スカークたちの視点を通して、世界の根幹に関わる真実を見せる重要なテキストと言えるかなと思います。
テイワットの歴史を紐解く重要聖遺物・武器ストーリー考察
主要なもの以外にも、歴史を語る上で欠かせないストーリーがあります。
いくつかピックアップして解説しますね。
旧貴族のしつけ & 亡命者:モンドの暗黒時代
「旧貴族のしつけ」は、かつてモンドを支配していた貴族たちが、どうやって腐敗していったかを描いています。
最初は民を守るための「しつけ」だったものが、支配のための道具になっていったという感じです。
一方、「亡命者」などの聖遺物では、貴族支配に抗って故郷を追われた人々の物語が語られています。
これらは現在のモンドの自由が、ヴァネッサたちの革命によって勝ち取られたものであることを裏付けていますね。
愛される少女 & 血染めの騎士道:正義の果てに
「愛される少女」と「血染めの騎士道」は、互いに関連する物語です。
「愛される少女」は、救われた騎士を待ち続ける少女の想いが書かれています。
しかし、その騎士である「白の騎士」は、戦いの中で魔物の血を浴び続け、「血染めの騎士」になってしまいました。
彼は正義のために戦いましたが、やがて「深淵」の真実やカーンルイアの悲劇を知ることになります。
正義を信じていた騎士が、絶望して深淵側へと堕ちていく過程は、ダインスレイヴたちの思想を理解するヒントになりますね。
追憶のしめ縄 & 絶縁の旗印:稲妻を襲った悲劇
稲妻の「追憶のしめ縄」と「絶縁の旗印」は、500年前の災厄が稲妻にもたらした悲劇を描いています。
「追憶のしめ縄」は、浅瀬神社の響と、彼女が慕っていた「狐斎宮」の物語です。
狐斎宮は災厄から稲妻を守るために闇に飲まれ、帰らぬ人となりました。
「絶縁の旗印」は、雷電将軍の側近だった「御輿千代」や「笹百合」たちが、災厄で狂気に蝕まれたり、命を落としたりした歴史を示唆しています。
雷電将軍が「永遠」を求めるようになった背景には、こうした喪失体験が大きく関わっていることが読み取れます。
世界の深淵「天理」や「執政」に関わる考察
最後に、特に抽象的で重要な「冠(祭り)」シリーズについて触れておきます。
冠シリーズに見る天理への信仰と疑念
「〇祭りの人」という冠系の聖遺物には、太古の人々が「天上の使者」や「空からの啓示」を聞いていた様子が描かれています。
これらは、現在の七神体制になる前の、天理や執政たちが直接人類を導いていた時代の記録と考えられています。
しかし、その中には「永遠への疑い」を抱き、怒りに触れて地下深くに落とされた文明の記述もあります。
ドラゴンスパインや層岩巨淵、そしてカーンルイアが辿った運命と重なる感じですね。
パネースと四つの影、そして降臨者
考察勢の間では、これらのテキストや書籍「日月前事」から、「第一降臨者パネース」と「四つの影(執政)」の存在が浮き彫りになってきています。
スカークやタルタリヤ、旅人が関わる「世界の外の力」。
これらが今後どう明かされていくのか、聖遺物のテキストは未来を予言する重要な鍵になっています。
まとめ
原神の聖遺物ストーリーは、単なる説明文ではありません。
そこには、ロザリンやルーのような個人が抱えた物語から、テイワット大陸全体の歴史まで、膨大な情報が詰め込まれています。
- 炎の魔女:恋人を失ったロザリンが、復讐のために魔女となり、淑女となるまでの悲劇。
- 雷のような怒り:鶴観のルーと雷鳥の、種族を超えた友情とすれ違いの結末。
- 深廊の終曲:スカークと師匠の旅路、天外の記録者と龍王の契約から見える歴史。
これらの物語を知ることで、普段戦っている敵や景色が違って見えてくるかなと思います。
もし、バッグの中に眠っている聖遺物があれば、強化素材にする前に一度「詳細」を開いてみてください。
そこには、まだ知らない真実が記されているかもしれません。

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