原神の物語の根幹には、「カーンルイア」という謎の国がありますよね。
500年前に滅亡した国ですが、いまだに多くの謎が残っています。
神を信仰せずに、人間の力だけで繁栄した国ですが、じゃあ、なぜ滅びることになったのか？
今回は、その真相を考察していこうと思います。
特に、国に最後まで仕えた「黒蛇騎士」と、彼らを率いたダインスレイヴの物語に焦点を当てて、情報を整理しつつ解説していきますね。
500年前の悲劇「漆黒の災い」とカーンルイア
カーンルイアは、七神がいない、人類だけの強大な地下国家でした。
「土地は農具で耕すものではなく、鉄と血で争奪するものだ」という理念があって、独自の技術がかなり発展していた感じですね。
その代表が「耕運機」というコードネームで呼ばれていた戦争機械でして、つまりは今の「遺跡守衛」のことです。
しかし500年前に、「漆黒の災い」という大きな災害がテイワット全土を襲います。
カーンルイアからアビスの魔獣が溢れ出して、各国に攻め込んだ感じです。
これに対して天理が七神を呼び出して、結果としてカーンルイアは神々に滅ぼされてしまいました。
そして、生き残った民は恐ろしい呪いを受けることになります。
カーンルイアの騎士たち｜黒蛇騎士と白鵠騎士
国が滅びそうになる中でも、最後まで国と民のために戦った騎士たちがいました。
黒蛇騎士：民を守る最後の盾
黒蛇騎士は、カーンルイアの宮廷親衛隊の中でも、特に強い騎士団だったようです。
災害が起きたとき、隊長だった「末光の剣」ダインスレイヴが、彼らに最後の命令を出しました。
「いかなることが起きようとも、カーンルイアの民を守り抜け」と。
例えば、層岩巨淵の奥にいるハールヴダンのように、彼らは不死の呪いを受けながらも、その命令を500年間も守り続けていたんですね。
カーンルイアの騎士としての誇りを感じます。
白鵠騎士：スメールで戦ったもう一つの騎士団
カーンルイアには、黒蛇騎士のほかにも「白鵠騎士」という騎士団もいました。
彼らは「漆黒の災い」のときに、スメールの砂漠で遺跡巨像に乗って、学者たちと一緒にアビスの魔獣と戦ったと記録されています。
国を守るという目的は同じでしたが、彼らも呪いからは逃げられず、最後はアビスの魔物になってしまったようです。
末光の剣ダインスレイヴと不死の呪い
物語の重要人物であるダインスレイヴは、カーンルイアの滅亡を経験した生き証人ですね。
宮廷親衛隊隊長としての役割
ダインスレイヴは、カーンルイア最後の宮廷親衛隊「末光の剣」の隊長でした。
国が危なくなったとき、王の計画を止めようとしたのですが、「五大罪人」と呼ばれる国の偉い人たちに見捨てられてしまいます。
仲間にも国にも裏切られた、という感じです。
じゃあ、ダインスレイヴがアビス教団と七神の両方を憎んでいるのはなぜかというと、この経験が理由かなと思っています。
天理が与えた「不死の呪い」
カーンルイアが滅んだあと、天理は生き残った民に呪いをかけました。
混血の民はヒルチャールになる「荒野の呪い」を受けましたが、ダインスレイヴのような純血のカーンルイア人には「不死の呪い」が与えられました。
これは、死ぬことすら許されないという、かなり過酷な罰ですね。
彼の終わらない旅は、この呪いがきっかけになっています。
隻眼に隠された謎
ダインスレイヴやガイアといったカーンルイアの血を引く人たちは、片目を隠していることが多いですよね。
これは、カーンルイア最後の王だった「独眼の王」イルミンズールに倣ったものなのか、それとも呪いの影響なのか、まだはっきりしていません。
彼らの隻眼は、カーンルイアが抱えていた秘密の象徴なのかもしれないですね。
【考察】なぜカーンルイアは滅びなければならなかったのか
じゃあ、カーンルイアはなぜ滅びたのか？
神々が一方的に破壊したのか、それとも滅びる運命だったのか。
いくつか考察できる点があります。
アビスの力と「禁忌の知識」
カーンルイアは、アビスの力を利用しようとして、「禁忌の知識」に触れていた可能性があります。
世界のルールを壊しかねないこの行動が、テイワットの秩序を守る天理の怒りを買った、という感じですね。
アビスの力をコントロールしようとして、逆に飲み込まれてしまったのかもしれません。
「黄金」レインドットの錬金術
大錬金術師「黄金」レインドットの存在も、原因の一つかなと思います。
彼女は生命を創り出す「黒土術」という禁忌の術で、魔龍ドゥリンや黄金王獣といった強力な生物を生み出しました。
これらの魔獣がテイワットに放たれたことが、神々が介入するきっかけになった、という考え方もできますね。
天理の「不義の裁き」
とはいえ、聖遺物「血染めの騎士道」のストーリーを読むと、この滅亡は「不義の裁き」、つまり理不-尽な裁きだったとも書かれています。
ある騎士が世界の底で真相を知って、アビスに忠誠を誓ったという話です。
なので、カーンルイアだけが100%悪かった訳ではなく、天理による一方的な側面もあったんじゃないかなと思います。
事実として、この戦いでは雷電眞や先代の水神エゲリアも亡くなっているので、神々にとっても大きな犠牲があった壮絶な戦争だったようです。
まとめ
というわけで、今回はカーンルイア滅亡の真相について考察してみました。
- カーンルイアの滅亡は、アビスの力や禁忌の錬金術が原因で、天理と七神の介入を招いた。
- 「黒蛇騎士」はダインスレイヴの命令を守り、不死の呪いを受けながらも500年間民を守り続けた。
- ダインスレイヴは「不死の呪い」を受け、国と仲間を失った経験から、アビスと天理の両方に復讐を誓っている。
- 滅亡の理由は複雑で、カーンルイア側だけの問題ではなく、天理による理不尽な裁きの側面もある。
こんな感じです。
ダインスレイヴたちが背負っている過去は、旅人がテイワットの真実を知る上で、とても重要なポイントになりますね。
彼らの物語を知ることで、今後の原神のストーリーが、さらに面白くなるんじゃないかなと思います。
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