璃月の広大な大地を旅する中で、岩王帝君(モラクス)とかつての盟友である塵の魔神・帰終(きしゅう)の物語に心を打たれた方は多いのではないでしょうか。
かつて帰離原で共に民を導いた二人の魔神の絆と、魔神戦争による悲劇的な別れ。
その物語は単なる過去の伝承にとどまらず、現在実装されている岩元素キャラクターたちが持つ「神の目」の条件や、その裏にある「代償」とも深く関わっていると考えられます。
この記事では、鍾離の過去を深く掘り下げながら、そこから見えてくる「岩の意志」と神の目の謎について考察していきます。
岩王帝君と帰終の過去:契約の終わりと璃月の人間への継承
璃月の広大な大地を旅する中で、「岩王帝君と帰終の物語に心を打たれた」という人も多いはず。
もちろん、僕もその一人です。ぶっちゃけ、かなり泣けますよね。
かつて帰離原で共に民を導いた二人の魔神の絆、そして魔神戦争による悲劇的な別れ。
この物語は単なる過去の伝承にとどまらず、現在実装されている岩元素キャラクターたちが持つ「神の目」の条件や、その裏にある「代償」とも深く関わっている気がします。
なお、本記事では「鍾離の過去」を深掘りしつつ、そこから見えてくる「岩の意志」と神の目の謎について考察していきます。
岩元素キャラが好きな方は、ぜひ読み進めてみてください。
岩王帝君モラクスと塵の魔神・帰終の出会いと契約
璃月の歴史を語る上で欠かせないのが、岩王帝君モラクスと塵の魔神・帰終の関係性ですね。
今の璃月港が発展するよりも遥か昔、彼らは「帰離原」という地で共に民を導いていました。
武力に長けたモラクスに対し、帰終は知恵と機関術に長けた魔神でした。
彼女は人間に農業を教え、生活を豊かにするための知恵を授けたと言われています。
そして二人の出会いは、琉璃百合が咲き乱れる野原であったとされています。
そこで帰終はモラクスに対し、ある「錠」を渡しました。
これが現在、法器「浮世の錠」として知られる遺物ですね。
彼女はこの錠を渡す際、「私の知恵のすべてをここに隠した」と告げました。
そして、「もしあなたがこれを開けることができれば…」という言葉を残し、実質的な盟約、すなわち「契約」を結んだのです。
この契約は、単なる主従関係や同盟以上の、互いの欠けた部分を補い合う深い信頼に基づくものでした。
モラクスの圧倒的な「力」と、帰終の慈悲深い「知恵」。
この二つが合わさることで、古代の璃月の民は安寧の日々を送ることができたわけですね。
しかし、この契約には「終わり」が訪れることになります。
それは、モラクス自身が最も重んじる「契約」という概念に、永遠の別れという悲哀が刻まれた瞬間でもありました。
帰離原の悲劇と帰終の最期が遺した「契約」の意味
平和だった帰離原にも、魔神戦争の戦火が及びました。
激しい戦いの中で、帰終は命を落とすことになります。
彼女の最期の瞬間、周囲にはかつて出会った場所と同じように琉璃百合が咲いていたと伝えられています。
帰終はモラクスに対し、かつて渡した錠について「その錠の謎を解こうとしなくていい」と言い残しました。
これは、彼女なりの最後の優しさであり、モラクスを「契約」という縛りから解放するための言葉だったのかな、と思います。
あるいは、知恵の神である彼女にとって、謎が解けないまま終わることこそが、永遠に相手の記憶に残るための「契約」だったとも解釈できますね。
帰終の死により、帰離原は壊滅し、生き残った民は現在の璃月港がある南へと移動を余儀なくされました。
この出来事は、岩王帝君にとって「契約」というものの重みを決定づける経験だったんじゃないかな、と思います。
契約は不変のものではなく、いつか終わりが来るもの。
しかし、その意志や記憶は岩のように残り続けるという信念が、この時に形成されたのかもしれません。
塩の魔神の最期など、璃月には魔神との悲しい別れの歴史が多く刻まれていますが、帰終との別れは鍾離の人格形成に最も大きな影響を与えたエピソードの一つと言えます。
さらに深掘りして解説しますね。
岩元素の神の目を持つ者の共通点と条件
岩王帝君の過去を踏まえた上で、現代のテイワットにおいて「岩元素の神の目」を与えられるキャラクターたちの共通点について考察してみましょう。
多くの旅人の間で考察されている説として、岩元素の神の目を持つ者は「強い責任感」や「不屈の意志」、あるいは「契約」に対する独自のスタンスを持っていることが挙げられます。
責任と不屈の意志を持つ者たち
岩元素のキャラクターを見渡すと、自らの役割や信念に対して非常に実直な人物が多いことに気づきます。
例えば、ノエルは西風騎士団のメイドとして、いつか正式な騎士になるという目標に向けて献身的に尽くしています。
彼女の「守る」という意志の強さは、岩のように揺るぎないものです。
また、凝光は璃月七星の天権として、璃月港全体の繁栄と安全を守るという強烈な責任感を背負っています。
雲菫は伝統芸能の継承者として、ゴローは海祇島の軍の大将として、それぞれが自分の属する場所や文化を守るために戦っています。
さらに、ナヴィアや千織、荒瀧一斗といったキャラクターたちも、組織のリーダーや親分として、仲間や家族に対する強い責任感を持っています。
これらの特徴は、かつて帰終と共に民を守ろうとしたモラクスの「守護の意志」と重なる部分がある気がしますね。
契約や規則との向き合い方
一方で、岩元素のキャラクターは「契約」や「規則」に対して、必ずしも従順なだけではありません。
むしろ、既存の枠組みや契約から外れてでも、自分の信念を貫こうとする姿勢が見られます。
荒瀧一斗は鬼としての誇りを持ちつつも、社会のルールからはみ出しがちですが、自分なりの「仁義(契約)」を大切にしています。
アルベドは錬金術師として真理を追求する中で、世俗のルールには無頓着な一面があります。
これは、神の目の条件として「契約外」あるいは「独自の契約」を持っていることが鍵となっている可能性を示唆しています。
モラクス自身が「契約の神」でありながら、最終的に自ら神の座を降りるという「契約の終了」を選んだように、岩元素の神の目を持つ者たちもまた、自らの意志で新たなルールを切り開く強さを持っているのかもしれません。
神の目の代償とは?岩神の視点から考える「契約」の重み
原神の考察界隈では、「神の目を得ることには代償がある」という説が根強く囁かれています。
リサのキャラクターストーリーにおける「神の目は甘美な果実だが、その裏には代償がある」という旨の記述がその発端ですね。
岩元素の神の目における代償とは何でしょうか。
一つの仮説として、「孤独な責任」や「契約による束縛」が考えられます。
岩のように強固な意志を持つことは、裏を返せば、周囲に理解されにくい頑固さや、一人で重荷を背負い込む孤独を意味する場合があります。
鍾離自身、長い時の中で多くの友(帰終や若陀龍王など)を見送り、あるいは封印し、一人で璃月の歴史を背負い続けてきました。
彼の「磨耗」という概念もまた、岩の神としての長い契約の代償と言えるでしょう。
また、神の目を持つ者は「原神」と呼ばれ、死後に天空の島へ昇る資格を持つとされています。
しかし、これは「死後も魂が自由にならず、天理のシステムに組み込まれる」という、魂レベルでの契約を強制されることなのかもしれません。
かつて帰終がモラクスに残した「錠」が開かれることのなかったように、岩元素の神の目を持つ者たちは、決して解けない謎や果たせない約束を抱えながら、それでも前へ進む強さを求められているようにも見えます。
鍾離が神の心を意図的に手放し、人間による統治へと移行させたのは、これ以上「神の契約」によって人々や自分自身が縛られることを終わらせるためだったとも解釈できますね。
まとめ
岩王帝君と帰終の過去は、璃月の歴史における最も美しくも悲しい「契約」の物語です。
彼女との出会いと別れは、モラクスに「守るべきもの」と「失う痛み」を教え、現在の岩神としての在り方を決定づけました。
そして、その意志は現代の岩元素キャラクターたちにも受け継がれているように見えます。
彼らに共通する「責任感」や「不屈の意志」、そして既存の枠にとらわれない「独自の契約」は、岩神が人間に求めた強さの形なのかもしれません。
神の目の代償が「魂の束縛」や「孤独な責任」であったとしても、それを背負って立つ覚悟がある者にこそ、岩の元素は輝きを宿すのでしょう。
これからの旅で、岩元素のキャラクターたちのストーリーを読み解く際は、ぜひ彼らが背負っている「契約」や「願い」に注目してみてください。
そこには、かつての帰離原で咲いていた琉璃百合のように、切なくも強い想いが隠されているはずです。


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