世界中で話題のマスコットホラーゲームシリーズ第4弾、「ガーテンオブバンバン 4」がついに登場しました。
不気味ながらも愛らしいキャラクターたちや、深まる謎に魅了されている方も多いのではないでしょうか。
今作では、地下深くに広がる「王国」を舞台に、新たなモンスターや衝撃のストーリー展開が待ち受けています。
この記事では、新キャラクターの特徴から、詰まりやすいポイントの攻略法、そして物語の核心に迫るネタバレ考察までを詳しく解説します。
ゲームをクリアした方も、これからプレイする方も、本作の魅力を余すところなく理解できるようになります。
Garten of Banban 4(ガーテンオブバンバン 4)とは?発売日・値段・対応機種
Garten of Banban 4は、Euphoric Brothersが開発・販売するサバイバルホラーゲームです。
2023年8月11日にSteam版がリリースされ、その後スマートフォン版やコンソール版も展開されています。
行方不明になった子供を探すために、プレイヤーは幼稚園のさらに深い階層へと足を踏み入れます。
Steam・Switch・スマホ版(iOS/Android)の価格と違いはある?
プラットフォームによって販売価格には違いがあります。
PC(Steam)版は1,200円で販売されています。
一方、iOSおよびAndroidのスマートフォン版は700円から800円程度と、PC版よりも安価に設定されています。
Nintendo Switch版などのコンソール版もリリースされており、操作性や画面の大きさなど、プレイスタイルに合わせて選択可能です。
ゲームの内容自体に大きな違いはありませんが、PC版の方がグラフィックの解像度や操作の精密さにおいて有利な場合があります。
手軽に遊びたい方はスマホ版、没入感を重視する方はPC版やSwitch版を選ぶと良いでしょう。
日本語対応はどう?翻訳の質と設定方法について
本作は日本語に対応しており、字幕でストーリーを楽しむことができます。
前作「チャプター 3」では翻訳の精度に課題がありましたが、今作では大幅に改善されています。
設定方法は、ゲーム開始時のメニュー画面または設定(Settings)から言語(Language)を選択し、「Japanese」を選ぶだけです。
ただし、依然として直訳調の表現や、文字が見切れてしまう箇所が一部存在します。
とはいえ、ストーリーの大筋や謎解きのヒントを理解するには十分なレベルになっていますので、英語が苦手な方でも安心してプレイできます。
あらすじ紹介:今度の舞台は地下深くに広がる「王国」
物語は、前作のラストでエレベーターに乗り込み、さらに地下へと降りていくところから始まります。
到着したのは、女王「クイーン・バウンセリア」が統治する地下世界、「王国」です。
ここでは、人間を敵視するモンスターたちとは異なり、秩序を重んじる保安官や女王が存在しています。
プレイヤーは彼らの協力を得ながら、故障したエレベーターを修理するための部品を集めることになります。
しかし、その道中には「ジェスター」と呼ばれる道化師の影や、新たな脅威が待ち受けています。
【新キャラ一覧】ガーテンオブバンバン 4の登場キャラクターと特徴
今作の最大の見どころは、個性的で強力な新キャラクターたちです。
物語の鍵を握る重要なキャラクターから、プレイヤーを襲う凶暴なモンスターまで、その特徴を詳しく見ていきましょう。
シェリフ・トードスター(Sheriff Toadster):頼れる保安官の過去と正体
シェリフ・トードスターは、茶色のヒキガエルの姿をした保安官です。
左胸に黄色い星のバッジを付け、頭には小さな帽子を被っています。
彼はかつて人間によって実験体として作られ、無残にも捨てられた過去を持っています。
その絶望の淵でクイーン・バウンセリアに救われたことから、彼女に絶対的な忠誠を誓い、王国の秩序を守る存在となりました。
プレイヤーに対しても比較的友好的で、共にエレベーターの部品を探してくれる頼もしいパートナーとなります。
クイーン・バウンセリア(Queen Bouncelia):王国の女王と「袋」の秘密
クイーン・バウンセリアは、王国の支配者であり、巨大なカンガルーの姿をした女王です。
王冠を被り、王笏(ステッキ)を持った姿は威厳に満ちていますが、どこか慈悲深い雰囲気も漂わせています。
彼女の最大の特徴は、腹部にある「袋(ポーチ)」です。
この袋の中には「いたずらっ子(Naughty Ones)」と呼ばれる危険な存在が封印されています。
もし彼女が笑ってしまうと、袋の口が開き、世界を滅ぼしかねない脅威が解き放たれてしまうという秘密を抱えています。
ビター・ギグル(Bittergiggle):ジェスター(道化師)と呼ばれる最大の敵
ビター・ギグルは、本作のメインヴィランとも言える存在で、左半身が紫色で怒った表情、右半身が緑色で笑った表情をしている道化師(ジェスター)です。
彼は「ジョーク」や「笑い」に異常な執着を持っています。
その目的は、決して笑ってはいけない女王バウンセリアを笑わせることです。
かつてはシェリフ・トードスターと共に働いていたようですが、現在は王国を混乱に陥れる危険な存在として指名手配されています。
キティサウルス(Kittysaurus):猫と恐竜の融合体モンスター
キティサウルスは、その名の通り猫と恐竜(ティラノサウルス)を掛け合わせたような姿をしたモンスターです。
巨大な体躯と鋭い牙を持ち、プレイヤーを見つけると猛スピードで突進してきます。
非常に凶暴ですが、知能はそれほど高くないようで、壁に激突すると気絶してしまうという弱点も持っています。
ビター・ギグルによってけしかけられる中ボス的な存在として登場します。
タマタキ&チャマタキ(Tamataki & Chamataki):亀とカメレオンのハイブリッド
タマタキ&チャマタキは、亀(タマタキ)とカメレオン(チャマタキ)が融合した双頭のモンスターです。
亀の甲羅とカメレオンの尾を持ち、それぞれの頭にはヘルメットを被っています。
前作でも登場しましたが、今作ではゲーム序盤の廊下でプレイヤーを執拗に追いかけてきます。
彼らは異様な速さで移動しますが、狭い通路には入り込めないという特徴があります。
再登場キャラの現状(バンバン、ジャンボジョッシュ、ナブナブ他)
過去作でおなじみのキャラクターたちも、意外な形で登場します。
バンバンは前作の激闘で傷ついた姿で医務室に現れ、プレイヤーに協力を申し出ます。
ジャンボジョッシュやバンバリーナ、スロー・セリーヌといった面々は、シェリフ・トードスターによって捕らえられ、牢獄に収容されています。
彼らがなぜ捕まったのか、それぞれの牢屋の前にある音声ログでその経緯を知ることができます。
【完全攻略】チャートで見るクリアまでの手順と謎解きの答え
ここでは、ゲーム進行に詰まりやすいポイントを中心に、具体的な攻略手順を解説します。
序盤攻略:タマタキ&チャマタキから逃げるルートとコツ
ゲーム開始直後、オピラ・チック(ヒナ)を抱えて進むと、タマタキ&チャマタキが出現し、追いかけっこが始まります。
ここは一本道ですので、後ろを振り返らずにひたすら前へ走り続けてください。
突き当たりにある狭い通路へ滑り込めば、彼らは巨大な体がつかえて入ってくることができません。
その後、床にある2つのスイッチを同時に押すギミックが登場します。
ここでは、片方のスイッチに自分が乗り、もう片方のスイッチに抱えているオピラ・チックを置くことで扉を開けることができます。
シェリフ・トードスターの尋問パート:正解の選択肢一覧
シェリフ・トードスターに捕まると、尋問室でいくつかの質問をされます。
左右のボタン(右がYES、左がNO)を使って回答します。
1問目の「バケツの犯罪者たちを閉じ込めたのはお前か?」は、前作の内容に基づき「YES」と答えます。
続く質問では、モニターに表示されるキャラクターに遭遇したことがあるかを聞かれます。
ジャンボジョッシュ、スティンガー・フリン、ナブナブなどの既存キャラクターには「YES」と答えます。
ジェスター(ビター・ギグル)が表示された場合は、まだ遭遇していないため「NO」が正解です。
最後にトードスター自身が表示された場合は、今まさに会っているため「YES」で問題ありません。
換気セクター・給餌セクター:エレベーター部品の集め方とパズルの解法
エレベーターを修理するために3つの部品を集める必要があります。
換気セクターでは、オピラ・チックの特殊能力を活用します。
ダクト迷路を進む際、危険があるルートに近づくとチックが鳴いて警告してくれます。
チックが鳴かない安全なルートを選んで進みましょう。
給餌セクターでは、ドローンを使ったスイッチ操作がメインとなります。
壁のXマークにドローンを誘導し、隠されたスイッチを押していくことで、部屋の奥にあるギミックを解除できます。
最難関ボス!キティサウルス戦の倒し方と立ち回り
従業員運動セクターでは、ボスであるキティサウルスとの戦闘になります。
この戦闘では、直接攻撃するのではなく、部屋の四隅にあるパネルを利用します。
まず、床にあるボタンを踏んでパネルを活性化(赤く点灯)させます。
その状態でキティサウルスを誘導し、突進攻撃をパネルに誤爆させます。
これを4箇所すべてのパネルで行うと、キティサウルスはダウンし、勝利となります。
突進は非常に速いので、ボタンを踏んだらすぐに移動し、パネルの前で待ち構えて直前で避ける動きが重要です。
隠し部屋への行き方とカードキー(キーカード)の入手場所
本作には、通常のルートでは見つけにくい隠し部屋やアイテムが存在します。
特定の条件を満たすと、換気セクターなどの壁の一部が開いたり、ドローンで破壊できる場所が現れたりします。
隠し部屋では、ストーリーの背景を補完するビデオテープや、特別な色のカードキーを入手できます。
特に給餌セクターの奥や、尋問室の周辺などは怪しい場所が多いので、ドローンを使って探索してみましょう。
ガーテンオブバンバン 4 ストーリー完全ネタバレ解説:王国の謎
ここからは、物語の核心に触れるネタバレ解説を行います。
未プレイの方はご注意ください。
バンバンの衝撃告白:ウスマン・アダムとしての記憶と真実
今作で最も衝撃的な事実は、バンバン自身の口から語られます。
彼は自分の中に「ウスマン・アダム」という人間の記憶と人格があることを告白します。
ウスマン・アダムとは、この施設の研究者であり、かつてバンバリーナの元となった人物「ウェバリー・メイソン」と共に働いていた人物です。
バンバンは単なるモンスターではなく、人間の意識や記憶を強く残した存在であることが明らかになりました。
彼は、自分がモンスターになってしまったこと、そしてかつての同僚たちが変貌してしまったことに深い悲しみと混乱を抱いています。
スティンガー・フリンの精神世界とチャールズ(コラボ)の意味
スティンガー・フリンとの会話中に、プレイヤーは彼の精神世界へと飛ばされます。
そこには、なぜかホラーゲーム「Choo-Choo Charles(チューチューチャールズ)」の機関車モンスター、チャールズが登場します。
これは開発者同士の友情出演的なコラボレーションですが、ストーリー上では「悪夢」や「恐怖」の象徴として描かれています。
フリンはこの世界で、過去の悲劇や、制御できない感情(怒りや悲しみ)について語ります。
ナブナブ vs バンバン:激闘の結末とフェラル化(怪物化)
物語中盤、バンバンとナブナブが対峙するシーンがあります。
ナブナブが、バンバンが運んでいたロボット「カボブマン」を奪ったことがきっかけです。
激しい戦闘の末、バンバンは理性を失い、恐ろしい怪物の姿(フェラル化)に変貌してしまいます。
圧倒的な力でナブナブをねじ伏せますが、その代償としてバンバン自身も深く傷つき、倒れ込んでしまいます。
このシーンは、バンバンが抱える内なる狂気と、それを抑え込もうとする理性の葛藤を象徴しています。
エンディング解説:女王の笑いと解放された「いたずらっ子(Naughty Ones)」
物語のクライマックス、ついにビター・ギグルは女王バウンセリアの元へ辿り着きます。
彼は女王に対して、「車掌がカンガルーに何と言った? 乗りなさい(Hop on)」というジョークを放ちます。
英語の「Hop」には「跳ねる」という意味と「乗り込む」という意味がかかっており、カンガルーとかけた駄洒落です。
この決して面白いとは言えないジョークに対し、女王はなぜか大爆笑してしまいます。
その結果、女王の袋が開き、紫色の光と共に「いたずらっ子」たちが解き放たれてしまいました。
王国は崩壊し、プレイヤーはシェリフ・トードスターやスティンガー・フリンと共に、さらに下の階層へと脱出します。
ジェスター(ビター・ギグル)の考察:なぜ女王を笑わせようとしたのか
本作の敵役であるビター・ギグルの行動には、悲しい背景が隠されています。
笑顔に取り憑かれた道化師「ビター・ギグル」の悲しい目的
ビター・ギグルは、人々に笑顔をもたらす「道化師」として作られました。
彼の存在意義は「誰かを笑わせること」そのものです。
しかし、王国の女王は「笑うと世界が滅ぶ」という事情から、決して笑うことが許されません。
ギグルにとって、観客(女王)を笑わせられないことは、自分の存在価値を否定されることに等しいのです。
たとえそれが破滅を招くとしても、彼は「究極のジョーク」で女王を笑わせることに執着しました。
シェリフ・トードスターとの関係性と「犯罪者」の定義
かつてギグルとトードスターは、共に女王に仕える仲間でした。
しかし、笑いを追求するギグルと、秩序を守るトードスターは対立することになります。
トードスターにとって、王国の安全を脅かす者はすべて「犯罪者」です。
ギグルが「犯罪者」として追われるようになったのは、彼が悪人だからではなく、彼の「笑わせたい」という純粋な本能が、王国のシステムにとって致命的なバグだったからと言えます。
最後のジョークの意味とは?崩壊する王国のその後
ギグルが放った最後のジョークは、内容自体よりも「彼が成し遂げたこと」に意味があります。
彼はついに女王を笑わせ、自分の役割を全うしました。
しかし、その結果として王国は崩壊し、彼自身も混乱の中に飲み込まれました。
エンディング後の世界では、解き放たれた「いたずらっ子」たちが新たな脅威となることが示唆されています。
ギグルの行動は、施設の崩壊を加速させる決定的なトリガーとなりました。
Garten of Banban 4 の評価とクリア後の感想
本作をクリアしたプレイヤーからは、様々な評価が寄せられています。
プレイ時間はどのくらい?前作と比較したボリュームと難易度
クリアまでのプレイ時間は、スムーズに進めば2時間から3時間程度です。
前作「チャプター 3」と比較すると、マップの広さやストーリーの密度が増しており、ボリュームアップを感じさせます。
難易度に関しては、パズルの理不尽さが減り、直感的に解けるものが増えたため、遊びやすくなっています。
一方で、アクション要素(逃走パートやボス戦)は緊張感があり、適度なやりごたえを提供しています。
続編(チャプター 6)への伏線と期待される展開
次回作(チャプター 6)への伏線も多く残されています。
特に、女王の袋から出た「いたずらっ子」の正体や、行方不明の子供の安否、そしてバンバンたち主要キャラクターのその後が気になるところです。
また、タイトルのナンバリングが「4」から「6」へ飛ぶという予告もあり、時間軸や舞台がどのように変化するのか、ファンの間で考察が白熱しています。
まとめ:ガーテンオブバンバン 4を遊び尽くすポイント
- Steam版、スマホ版など環境に合わせてプラットフォームを選べる
- 日本語翻訳は改善されたが、設定で言語変更が必要
- 新キャラ「シェリフ・トードスター」は頼れる味方として登場
- 敵役「ビター・ギグル」は女王を笑わせることに執着する道化師
- 序盤のタマタキ&チャマタキ戦は振り返らずに逃げるのが正解
- 尋問パートでは実際に会ったキャラにはYES、会っていないならNOと答える
- ボス「キティサウルス」はパネルに突進させて自滅を狙う
- バンバンの中には人間「ウスマン・アダム」の記憶が存在する
- エンディングで女王が笑い、世界を脅かす何かが解放されてしまった
- 次回作では崩壊した世界のその後が描かれる可能性が高い

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