世界的な人気を誇るホラーゲーム『Garten of Banban 3(ガーテンオブバンバン3)』は、ポップなキャラクターと不気味な世界観が融合した話題作です。
前作に続き、行方不明になった子供を探すために、幼稚園のさらに深い地下施設へと足を踏み入れることになります。
しかし、今作は単なる探索だけでなく、難易度の高いアクションや複雑な謎解き、そして衝撃的なストーリー展開が待ち受けています。
「攻略法がわからず先に進めない」「ストーリーの意味や考察を知りたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ゲームの基本情報から新キャラクターの詳細、謎解きの完全攻略チャート、そして物語の核心に迫る考察までを網羅的に解説します。
これを読めば、バンバン幼稚園の深層で何が起きているのかを深く理解し、スムーズにクリアできるようになるでしょう。
Garten of Banban 3(ガーテンオブバンバン3)とは?Switch版の発売日・値段・日本語対応
まずは、本作をプレイする前に知っておきたいプラットフォームごとの情報や、言語設定などの基本スペックについて解説します。
対応ハードが増えたことで、より多くのプレイヤーがこの奇妙な世界を楽しめるようになりました。
発売日とプラットフォーム(Steam/Switch/PS4/PS5/スマホ)の価格一覧
『Garten of Banban 3』は、PC(Steam)版が2023年5月に先行してリリースされ、その後家庭用ゲーム機やスマートフォン向けにも展開されました。
主なプラットフォームと価格の目安は以下の通りです。
Steam版は通常価格で680円前後となっており、頻繁にセールが行われることもあります。
Nintendo Switch版やPlayStation 4/5版は、2024年以降に順次リリースされており、価格はダウンロード版で600円台後半から設定されていることが多いです。
スマートフォン版(iOS/Android)は比較的安価で、400円から500円程度で購入可能ですが、操作性はタッチパネルに最適化されています。
どのハードで遊ぶ場合も内容は基本的に同じですが、グラフィックの質感やロード時間にはハードウェアごとの差があります。
日本語には対応している?翻訳の質と設定方法について
本作は公式に日本語に対応しており、オプション画面から言語設定を変更することが可能です。
ただし、翻訳の質については独特な特徴があり、機械翻訳をそのまま適用したような不自然な日本語が多く見受けられます。
例えば、キャラクターのセリフが直訳すぎて意味が通じにくかったり、UIの表示が崩れていたりすることがあります。
しかし、この「ガバガバな翻訳」も本作の魅力の一つとしてファンの間では楽しまれており、ストーリーの大筋を理解する上では大きな支障はありません。
もし正確なニュアンスを知りたい場合は、英語音声と英語字幕でプレイしつつ、考察サイトなどを参照するのも一つの手です。
前作(チャプター2)との違いとあらすじの導入
物語は、前作『Garten of Banban 2』のラストで主人公がエレベーターの事故によりさらに地下深層へ落下した直後から始まります。
今作の舞台となるのは、これまで以上に広大で謎に満ちた「アクアティックセクター(水生区画)」や「メディカルセクター(医療区画)」です。
前作との大きな違いは、パズル要素に加えてアクション性の高いボス戦やミニゲームが増加している点です。
単に鍵を探すだけでなく、タイミングよくボタンを押したり、敵の攻撃を避けながら反撃したりするプレイヤースキルが求められます。
また、バンバンやジャンボジョッシュといった既存キャラクターに加え、物語の核心を握る重要な新キャラクターたちが多数登場し、幼稚園の謎がより一層深まっていきます。
ガーテンオブバンバン 3の新キャラクター図鑑:スティンガーフリンとナブナリーナ
チャプター3では、個性的で恐ろしい新モンスターたちが次々とプレイヤーの前に立ちはだかります。
ここでは、ストーリーに大きく関わる主要な新キャラクターたちの特徴や役割について詳しく見ていきましょう。
スティンガーフリン(Stinger Flynn):一つ目のクラゲの正体と目的
パッケージやタイトル画面でも目立つ、オレンジ色で一つ目の巨大なクラゲのような姿をしたモンスターです。
彼は非常に知能が高く、テレパシーのように直接脳内に語りかけてきたり、幻覚を見せたりする能力を持っています。
スティンガーフリンは「多くの腕で多くの人々を助ける」という理念を掲げていますが、実際には主人公を自らの精神世界(ビーチや車の中など)に引きずり込み、翻弄します。
彼は幼稚園の地下施設から脱出し、本物の海を見ることを夢見ており、そのために「正気を保った人間」である主人公を利用しようと画策しています。
敵対的な行動を取ることもありますが、バンバンとは対立関係にあるような描写も見られ、単純な悪役とは言い切れない複雑な立ち位置のキャラクターです。
ナブナリーナ(Nabnaleena):ナブナブとの関係と手術イベント
前作で登場した青いクモのようなモンスター「ナブナブ(Nabnab)」のパートナーとして作られた、女性版の個体です。
外見はナブナブに似ていますが、リボンをつけており、プレイヤーが初めて遭遇するときは未完成の状態で動くことができません。
バンバンの指示により、プレイヤーは彼女を完成させるための外科手術(ジバニウムの注入)を行うことになります。
手術が成功すると彼女は動き出し、ナブナブと感動の対面を果たしますが、その直後に予想外の展開が待ち受けています。
彼女の存在は、ナブナブの「孤独」を癒やすために作られたという悲しい背景を持っています。
タマタキ&チャマタキ(Tamataki & Chamataki):2つの頭を持つ亀ボス
一つの体に二つの頭を持つ、亀とカメレオンが融合したような奇妙なモンスターです。
亀の頭をしているのが「タマタキ」、カメレオンの頭をしているのが「チャマタキ」と呼ばれています。
彼らは建設作業員のようなヘルメットを被っており、口から弾を発射したり、巨大な舌で押しつぶそうとしたりして攻撃してきます。
今作における中ボス的な存在であり、彼らを倒すためにはドローンと大砲を使ったギミック操作が必要不可欠です。
非常に攻撃力が高く、一度のミスがゲームオーバーに繋がるため、攻略の難所の一つとなっています。
タルタバード(Tarta Bird)とオピラキッズ:味方か敵か?
「タルタバード」は、チャプター1のメイン敵であったオピラバードと対になる存在と思われる、水色の鳥型モンスターです。
彼はオピラバードと共に巣を守っており、プレイヤーに対して最初は敵意を向けてきますが、ある条件を満たすことで協力関係を築くことができます。
また、小さなヒナである「オピラキッズ」も登場し、彼らを誘導することが謎解きの鍵となります。
終盤のチェイスシーンでは、タルタバードの背中に乗って逃走することになり、彼との連携がクリアへの生命線となります。
ミスターカボブマン(Mr. Kabob Man)やその他の新キャラ・既存キャラの動き
「ミスターカボブマン」は、ケバブの串のような形状をした奇妙なロボット(またはマネキン)です。
通常は動きませんが、あるアイテムを装着させることで起動し、重要な役割を果たします。
また、前作から引き続き登場する「ジャンボジョッシュ」や「バンバン」も物語に深く関わります。
特にバンバンは、電話越しにプレイヤーをサポートするふりをしながら、自身の目的(膵臓の収集など)のために動いており、その本性が徐々に明らかになっていきます。
ガーテンオブバンバン 3 完全攻略チャートと謎解きの答え
ここからは、実際にゲームをクリアするための具体的な手順と、詰まりやすい謎解きの答えを解説します。
ドローンの操作やアクション要素が複雑化しているため、ポイントを押さえて進めることが重要です。
序盤攻略:クレヨン集めからゴンドラの起動まで
ゲーム開始直後は、まずエリア内にある「電池」を探してドローンのリモコンを起動させます。
その後、最初のミッションとして散らばった「クレヨン」をすべて回収し、指定された穴(掃除機のような場所)に入れる必要があります。
クレヨンを集め終わると掃除ロボットが稼働し、ゴンドラを動かすためのキーカードが入手できます。
このゴンドラが各セクター(水生、医療など)への移動手段となるため、まずはここを拠点として探索を進めていきましょう。
スティンガーフリンの精神世界:車の運転と砂浜のイベント
ゲーム中盤、スティンガーフリンによって強制的に幻覚の世界へ飛ばされるイベントが発生します。
一つは美しい砂浜の夢、もう一つは車に乗って砂漠を移動する悪夢のようなシーンです。
ここでは特別な操作は必要ありませんが、キャラクターたちの会話(バンバンとフリンの口論など)に重要なストーリーのヒントが含まれています。
特に車内での会話は、各キャラクターの関係性や施設の過去を知る上で非常に重要ですので、字幕をしっかり確認することをおすすめします。
ナブナリーナの手術(調合)パズル:正しい色の順番と手順
医療セクターで行うナブナリーナの手術は、時間制限と手順の正確さが求められる緊張感のあるミニゲームです。
モニターに表示される色に合わせて、適切な色のジバニウム溶液を配合し、注射器で吸い取ってナブナリーナに注入します。
同時に、部屋にあるパイプの色が勝手に変わってしまうため、トングを使って正しい色(すべて緑など指定された状態)に戻す作業も並行して行わなければなりません。
さらに、時折ドローンのボタンが赤く点灯するので、それをドローンで押す必要もあります。
これら3つのタスクをマルチタスクでこなす必要があり、失敗するとナブナリーナに襲われてゲームオーバーとなります。
ジャンボジョッシュのラウンジ:ブロックパズルの解き方と監視回避
ジャンボジョッシュの監視下で進めるエリアでは、「だるまさんがころんだ」のようなルールが適用されます。
ジャンボジョッシュが見回りに来たときは、プレイヤーは指定された椅子に座り、部屋の状態(ブロックの位置やドアの開閉)を「最初と同じ状態」に戻しておかなければなりません。
彼が去った隙にブロックを移動させて足場を作り、高い場所にあるキーカードなどを入手します。
少しでも部屋の変化に気づかれると即座にゲームオーバーになるため、彼が来る予兆(音や光の変化)を感じたら、すぐに作業を中断して原状復帰する慎重さが求められます。
タマタキ&チャマタキ戦の攻略法:舌への攻撃タイミング
タマタキ&チャマタキとのボス戦は、アクション要素が非常に強いパートです。
敵は中央で舌を伸ばす攻撃と、周囲に移動して弾を撃つ攻撃を繰り返します。
攻略の手順は以下の通りです。
- 敵が弾を撃ってきたら、その弾を拾う。
- ドローンを使って壁にあるスイッチを押し、大砲を起動させる。
- 敵が中央に戻り、カメレオンの頭が舌を伸ばして攻撃してくるタイミングを待つ。
- 舌の上に、先ほど拾った弾(爆弾)を設置する。
これを数回繰り返すことでダメージを与え、倒すことができます。
舌攻撃は即死級のダメージを受けるため、正面に立ちすぎず、設置の瞬間だけ近づくヒットアンドアウェイを心がけましょう。
終盤のチェイス攻略:タルタバードへの乗り方とオピラバードとの連携
物語のクライマックスでは、凶暴化したバンバン(鬼バンバン)から逃げるチェイスシーンが発生します。
ここではタルタバードの背中に乗り、自動で走る彼を操作して障害物を避ける必要があります。
重要なのは、並走するオピラバードとの連携です。
前方のゲートのランプが「緑(または青)」の場合は自分が進み、「ピンク」の場合はオピラバードを先に行かせる(自分は速度を落とす)というルールがあります。
色の判断を間違えると壁に激突して追いつかれてしまうため、ゲートの色を注視しながら加速・減速を使い分けましょう。
ガーテンオブバンバン 3の考察とストーリーネタバレ解説
チャプター3のエンディングは衝撃的であり、多くの謎を残しました。
ここで語られた出来事が何を意味するのか、隠された要素も含めてストーリーの深層を考察します。
ストーリー要約:地下深層「アクアティックセクター」で何が起きたのか
今回の探索で、プレイヤーはバンバンたちマスコットキャラクターが、実は人間(職員や子供たち)のDNAと「ジバニウム」を混ぜて作られた実験体であることをより深く知ることになります。
バンバンは当初、プレイヤーを助けるふりをしていましたが、実は彼もまたジバニウムの欠乏や本能的な飢え(膵臓への執着)に苦しんでおり、理性を失いつつありました。
スティンガーフリンはそんなバンバンの欺瞞を見抜き、プレイヤーに警告を発しつつ、自らの脱出計画を進めていたのです。
エンディング解説:ジャンボジョッシュ対スティンガーフリン、鬼バンバンの結末
ラストシーンでは、完全に理性を失い怪物と化したバンバンがプレイヤーを襲います。
絶体絶命のピンチに現れたのは、なんとジャンボジョッシュでした。
ジャンボジョッシュは圧倒的な怪力でバンバンを叩き伏せますが、そこにスティンガーフリンが仲裁に入ろうとします。
しかし、ジョッシュはそのフリンさえも一撃で沈め、結果として主要キャラクターたちが入り乱れて倒れるというカオスな状況になりました。
この結末は、ジャンボジョッシュが他のキャラクターとは一線を画す別格の強さを持っていること、そして彼らの連携が完全に崩壊していることを示唆しています。
隠し要素とVHSテープの内容:ゾルフィウスの出現条件
ゲーム内には隠されたVHSテープが存在し、それを再生することで断片的な過去の映像や実験記録を見ることができます。
また、特定の条件を満たす(隠し部屋に入るなど)ことで、巨大な顔だけのキャラクター「ゾルフィウス(Zolphius)」と遭遇するイベントが発生します。
彼はスペイン語で「ごめんなさい」と呟く謎めいた存在であり、実験の失敗や過去の悲劇に深く関わっていると考えられています。
壁画の謎とチャプター4への伏線:シェリフトードスターと王国の存在
クリア後のエリアや壁画には、次作以降の重要キャラクターとなる「シェリフトードスター(保安官のカエル)」や「クイーンバウンセリア(カンガルーの女王)」の姿が描かれています。
また、「キングダム(王国)を探せ」「道化師(ジェスター)に見つかるな」といったメッセージも残されており、地下にはさらに別の勢力が支配する「王国」と呼ばれるエリアが存在することが示唆されました。
これはチャプター4以降の舞台が、幼稚園という枠を超えた地下都市のような場所になることを予感させます。
ガーテンオブバンバン 3の評価・レビューとクリア時間
最後に、本作をプレイしたユーザーの評価や、クリアにかかる時間の目安についてまとめます。
購入を迷っている方は参考にしてください。
難易度は高い?アクション要素(ボス戦)の操作性について
チャプター1や2に比べると、難易度は格段に上がっています。
特にタマタキ&チャマタキ戦や最後のチェイスパートは、操作判定がシビアな部分があり、何度もリトライを強いられる可能性があります。
一部のプレイヤーからは「無理ゲー」「理不尽」といった声も聞かれますが、チェックポイントが細かく設定されているため、諦めずに挑戦すればクリアできるバランスにはなっています。
クリアまでにかかる時間はどれくらい?
スムーズに進めば、初見でのクリア時間は1時間半から2時間程度です。
謎解きやボス戦で詰まった場合は3時間ほどかかることもありますが、ボリュームとしては価格相応で、週末にサクッと遊ぶのに適した長さと言えます。
実際にプレイした感想:ホラー要素と「無理ゲー」と言われる理由
ホラーゲームとしての怖さは、突然の音や飛び出し(ジャンプスケア)がメインですが、それ以上にシュールで奇妙な世界観が際立っています。
キャラクターたちが真剣にシリアスな話をしているのに、見た目がコミカルであるため、恐怖と笑いが紙一重の状態を楽しめます。
一方で、翻訳の質の低さや、当たり判定の粗さといったゲームとしての「粗」も目立ちますが、それも含めて「バンバンらしい」と愛されている作品です。
まとめ:ガーテンオブバンバン 3のストーリーと攻略
- Switch版やPS版も発売されており、日本語設定も可能だが翻訳は独特である
- 新キャラ「スティンガーフリン」は幻覚を見せる知能犯で物語の鍵を握る
- 「ナブナリーナ」の手術イベントはマルチタスクが求められる難所である
- 「タマタキ&チャマタキ」は亀とカメレオンの融合体でアクション攻略が必要
- 序盤はクレヨン集め、中盤はジバニウム手術、終盤はチェイスが見せ場となる
- ジャンボジョッシュの部屋では「だるまさんがころんだ」形式の慎重な行動が必要
- ラストは鬼バンバン、フリン、ジョッシュによる怪獣大決戦のような展開になる
- 隠し要素としてゾルフィウスやVHSテープがあり、考察の材料となる
- 次作への伏線として「王国」「シェリフトードスター」の存在が示されている
- 難易度は前作より高く、死にゲー要素も強まっているがリトライは容易である

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