FF6ピクセルリマスターには、SFC版とは異なる独自のバグ技が数多く存在します。
世界崩壊前に戻れるリサイズバグや、レオ将軍を仲間にできる裏技など、プレイヤーの間で大きな話題を呼んでいるものばかりです。
一方で、アイテム増殖バグのようにアップデートで修正されたものも少なくありません。
「今でも使えるバグ技はどれなのか」「リサイズバグの具体的なやり方は?」「SFC版のバニシュデスは使えるのか」といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
この記事では、FF6ピクセルリマスターにおけるバグ技を現役・修正済みに分けて整理し、やり方や注意点、アップデートの修正履歴まで網羅的に解説していきます。
FF6ピクセルリマスターのバグ技とは?SFC版との違いを解説
FF6ピクセルリマスターのバグ技は、SFC版とは大きく性質が異なります。
オリジナル版で親しまれた裏技の多くが使えなくなった一方、リマスター版特有の新しいバグが複数発見されました。
ここでは、SFC版との違いとピクセルリマスター版固有のバグ技の全体像を整理します。
SFC版の有名バグ技はピクセルリマスターで使えるのか
結論から言えば、SFC版で有名だったバグ技のほとんどはピクセルリマスター版では使用できません。
代表的なものとして「バニシュデス」があります。
これは敵を透明状態にしてから即死魔法デスを当てるという、SFC版では定番の攻略法でした。
しかしピクセルリマスター版ではこの挙動が修正されており、再現することは不可能です。
同様に「頭にドリル」と呼ばれた機械装備バグも完全に削除されています。
SFC版では本来装備できないアイテムを強制的に装備させることで、序盤からキャラクターを大幅に強化できました。
リルムの「スケッチ」コマンドに関連する大規模なバグも再現できなくなっています。
基本的にSFC版のバグ技はピクセルリマスター版で通用しないと考えておくのが正確でしょう。
ピクセルリマスター版で新たに発見された固有バグの全体像
ピクセルリマスター版では、リマスターに伴うプログラムの書き換えによって、SFC版には存在しなかった新たなバグが多数発見されました。
中でも最も大きな影響力を持つのが、Windows版限定で発生する「リサイズバグ」です。
ディスプレイの解像度を変更するだけでゲームの進行順序を破壊できるこのバグは、発売から数年が経過した現在も修正されていません。
それ以外にも、ガウの「とびこむ」を利用したアイテム増殖バグ、未入手の魔石を装備できるバグ、連続魔をものまねすると4回発動するバグなど、様々な固有バグが報告されています。
ピクセルリマスターシリーズの中でもFF6は特にバグの報告数が多く、多くのユーザーから「シリーズで最もバグが多い作品」と評されてきました。
バグ技を使う前に知っておくべきセーブデータ破損リスク
バグ技の使用には、セーブデータが破損するリスクが伴います。
特にリサイズバグやアイテム増殖バグは、ゲームの内部データを想定外の状態にしてしまうため、使用後にセーブすると進行不能に陥る場合があります。
過去にはガウの「とびこむ」を利用したアイテム増殖バグで、セーブデータ自体が壊れる可能性があるとして、スクウェア・エニックスが早期に修正パッチを配信した例もありました。
バグ技を試す際は、事前に別のセーブスロットにバックアップを取っておくことが必須です。
通常のセーブデータとバグ技を試すためのデータを明確に分けて管理するようにしましょう。
最強バグ「リサイズバグ」のやり方と仕組み【Windows版限定】
リサイズバグは、FF6ピクセルリマスターで発見されたバグ技の中で最も強力かつ多機能なバグです。
ストーリーの進行順序を完全に無視できるため、通常プレイでは不可能な体験を実現できます。
ここでは発生原理から具体的な手順、対応プラットフォームの情報までを解説します。
リサイズバグとは?ディスプレイ解像度変更で発生する原理
リサイズバグとは、プレイヤーが操作できないデモシーンやイベントシーンの再生中に、Windowsのディスプレイ解像度を変更することで発生するバグです。
通常、デモシーン中はプレイヤーの入力を受け付けない状態になっていますが、解像度変更によってゲームウィンドウのリサイズ処理が割り込むと、デモシーンが中断されてゲームが先に進んでしまいます。
この状態でゲームがフリーズしますが、リセットしてオートセーブから再開すると、本来のストーリー進行では到達できない場所やタイミングでゲームを操作できるようになります。
デモシーンごとに発生する結果が異なるため、どのタイミングで実行するかによって、できることが大きく変わってきます。
リサイズバグの具体的な手順と成功させるコツ
リサイズバグの基本的な手順は以下の通りです。
まず、ゲーム内でデモシーンやイベントが始まるタイミングを把握します。
デモシーンが再生されたら、Windowsの「設定」から「ディスプレイ」を開き、解像度またはテキスト・アプリのサイズ変更を実行します。
すると画面がフリーズし、ゲームが操作不能になります。
この状態でゲームをリセットし、タイトル画面からオートセーブのデータをロードすれば、通常では行けない状態からゲームを再開できるという仕組みです。
成功率を上げるコツとして、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」設定を使う方法も一般的に共有されています。
解像度そのものを変更するよりも手軽に実行でき、同様の結果が得られると報告されています。
どのデモシーンでリサイズバグを実行するかによって到達できる場所が変わるため、目的に応じたタイミングの選択が重要です。
リサイズバグはSwitch・PS4・スマホ版でも使えるのか
リサイズバグはWindows(Steam)版限定のバグであり、Nintendo Switch版、PlayStation 4版、スマートフォン版では再現できません。
このバグはWindowsのOS機能であるディスプレイ解像度変更を利用して発生させるものです。
Switch、PS4、スマートフォンではゲーム起動中にディスプレイ解像度をリアルタイムで変更する手段がないため、同じ条件を満たすことが物理的に不可能です。
iPhoneでの再現可否について関心を持つプレイヤーも多いようですが、現時点では不可能とされています。
リサイズバグを利用したい場合は、Steam版を選択する必要があります。
2025年最新アップデートでも未修正?現在の対応状況
リサイズバグは2022年の発売直後に発見されましたが、2025年3月5日配信のVer1.2.0においても修正されていません。
2024年1月頃に配信された大規模アップデート(Ver1.1.0)では、ブースト機能やBGM音源切替といった新機能が多数追加されましたが、リサイズバグへの対応は含まれていませんでした。
このアップデートに合わせてセールが実施された際、新規購入者の間でリサイズバグが改めて話題になり、大手ソフトウェア情報サイトでも取り上げられました。
発見から3年以上が経過しても修正されていない状況から、「意図的に残されているのではないか」「修正の優先度が低いのではないか」といった推測がコミュニティ内で語られています。
ただし公式には修正予定について言及がなく、今後のアップデートで対応される可能性は否定できません。
リサイズバグで何ができる?実現可能なシーケンスブレイク一覧
リサイズバグの最大の特徴は、ストーリーの進行順序を破壊する「シーケンスブレイク」が可能になる点です。
通常プレイでは絶対にできない体験が複数実現できるため、やり込みプレイヤーやRTA走者の間で特に注目を集めています。
世界崩壊前に戻る方法と崩壊前マップの探索
リサイズバグを使えば、世界崩壊後(WoR)の状態から崩壊前(WoB)のマップに戻ることが可能です。
FF6のストーリーでは中盤に世界が崩壊するイベントが発生し、以降は崩壊後の世界でゲームが進行します。
通常、崩壊前のマップに戻る手段は一切用意されていません。
しかしリサイズバグを特定のタイミングで実行することで、崩壊前のワールドマップに再びアクセスできるようになります。
崩壊前限定のイベントを再度体験したり、本来は一度しか訪れることのできないエリアを再探索したりと、通常プレイでは不可能なプレイ体験が広がります。
源氏の小手やガントレットを複数入手する手順
リサイズバグを活用すると、通常は1個しか入手できない「源氏の小手」や「ガントレット」を複数個入手できます。
源氏の小手は二刀流を可能にする重要なアクセサリーで、ガントレットは武器を両手持ちにして攻撃力を大幅に上げるアイテムです。
いずれもゲーム内で入手機会が極めて限られているため、複数のキャラクターに装備させることは本来不可能でした。
リサイズバグによってアイテムの入手イベントを繰り返し発生させることで、これらの限定アクセサリーを量産できます。
パーティー全員に源氏の小手を装備させて二刀流にするといった、夢のような編成が実現します。
レオ将軍を正規パーティーに加入させる方法
レオ将軍はストーリー中に一時的に操作できるキャラクターですが、通常はイベント後に離脱し、正規の仲間として使い続けることはできません。
しかしリサイズバグを利用すると、レオ将軍を恒久的にパーティーメンバーとして加入させることが可能です。
具体的には、レオ将軍が一時加入するイベント中にリサイズバグでシーケンスを破壊し、離脱イベントをスキップさせることで実現します。
レオ将軍はSFC版の時代から「仲間にしたい」というプレイヤーの願いが根強く存在していたキャラクターであり、ピクセルリマスター版でこの夢が叶えられるようになったことは大きな話題となりました。
加入後はレベルアップや装備変更も通常通り行えるため、最強育成に挑戦するプレイヤーも見られます。
ケフカを仲間にする応用テクニック
リサイズバグの応用として、本来は敵キャラクターであるケフカをパーティーに加入させる手法も発見されています。
ゲーム内部にはキャラクターのデータを管理する「アクタースロット」が16個用意されており、リサイズバグでイベントの進行順序を操作することで、通常は使用されないスロットにアクセスできるようになります。
この仕組みを利用して、ケフカのデータをパーティーメンバーとしてロードさせることが可能です。
ただし、レオ将軍と比べると手順がかなり複雑で、成功させるには高度な知識と正確な操作が求められます。
あくまで実験的なプレイとして認識されており、安定したゲーム進行は保証されません。
魔導アーマーでフィールドを移動する裏技
ゲーム序盤のデモシーンでリサイズバグを実行すると、魔導アーマーに搭乗したままワールドマップに出られる場合があります。
通常、魔導アーマーは特定のイベント戦闘でのみ使用でき、フィールドを自由に歩き回ることはできません。
しかしリサイズバグによってイベントの進行状態が崩れると、魔導アーマー搭乗状態のまま街の外に出る不具合が発生します。
見た目のインパクトが大きく、動画サイトなどでも話題になった現象のひとつです。
ただし、この状態ではゲームの進行が不安定になりやすく、進行不能に陥る可能性も高いため注意が必要です。
修正済みだが知っておきたい主要バグ技まとめ
FF6ピクセルリマスターでは、発売後のアップデートで多くのバグ技が修正されてきました。
現在は使用できないものの、かつて大きな話題を呼んだバグ技は知識として知っておく価値があります。
修正の経緯とともに振り返りましょう。
アイテム増殖バグ(ガウのとびこむ利用)の仕組みと修正経緯
アイテム増殖バグは、ガウの固有コマンド「とびこむ」を利用した装備品の増殖技で、Ver1.0.3(2022年3月3日)で修正されました。
手順としては、まず増殖したいアイテムをガウに装備させます。
次に獣ヶ原で「とびこむ」を実行すると、ガウが一時離脱して装備品が所持欄に戻ります。
戻った装備品を他のキャラクターに装備させ、所持欄から該当アイテムをなくした状態にしておきます。
その後ガウが帰還すると、ガウ側にも装備が残ったままになっており、所持欄の該当アイテムが「-1個」という異常な状態になります。
この状態でショップに売却すると個数データが固定化され、仲間の人数分まで増殖させることが可能でした。
スクウェア・エニックスはセーブデータ破損の危険性もあるとして、発売からわずか1週間ほどで修正パッチを配信しています。
ライトブリンガー・ソウルオブサマサ量産はなぜ不可能になったか
最強武器「ライトブリンガー」やアクセサリー「ソウルオブサマサ」の量産は、前述のアイテム増殖バグに依存していたため、Ver1.0.3の修正と同時に不可能となりました。
ライトブリンガーは、コロシアムで武器「ラグナロク」を賭けることで入手できる唯一の方法が用意されています。
アイテム増殖バグが健在だった時期は、ラグナロクを増殖させてからコロシアムに繰り返し賭けることで、ライトブリンガーを複数本手に入れることができました。
ソウルオブサマサも同様に、本来は入手個数が限られるアクセサリーですが、増殖バグで大量に確保するプレイヤーが続出しました。
現在のバージョンでは、これらのアイテムを正規ルート以外で増やす手段は残されていません。
未入手魔石を装備できるバグとゴゴの魔石装備バグ
未入手の魔石を装備できるバグは、Ver1.0.5(2022年3月28日)で修正されました。
Steam版において、マウスのクリックを離すタイミングとゲームパッドのカーソル移動を同時に行うと、所持していない魔石のスロットにアクセスできてしまうというものです。
これにより、ストーリー上まだ入手していない魔石を先行して装備し、本来は習得できないタイミングで魔法を覚えることが可能でした。
さらに、このバグを応用すると、通常は魔石を装備できないキャラクター「ゴゴ」にも魔石を装備させることができました。
ゴゴは「ものまね」を主体とするキャラクターで、仕様上は魔石による成長ができない設計になっています。
多くのプレイヤーから「修正してほしくないバグ」として惜しまれましたが、仕様上の問題としてVer1.0.5で対応されています。
アラームピアスで挟み撃ちを回避できたバグ
アクセサリー「アラームピアス」を装備すると、本来は必ず挟み撃ちになるイベントバトルでも通常の正面戦闘になってしまうバグがありました。
SFC版のアラームピアスは一般的なエンカウントにおける先制攻撃の確率を上げる効果を持つアイテムですが、イベントで固定された挟み撃ちまで無効化することはありませんでした。
ピクセルリマスター版では挟み撃ち判定の処理に問題があり、本来回避できないはずの戦闘でも正面戦闘に変換されるケースが発生していました。
こちらもVer1.0.5で修正され、現在はイベント固定の挟み撃ちバトルが正常に発生するようになっています。
現在も使えるバグ技・小技はどれ?最新バージョン対応リスト
アップデートで多くのバグが修正されてきた中で、2025年3月のVer1.2.0時点でもなお使用可能なバグ技や仕様上の小技が存在します。
ここでは現在も再現可能なものを紹介します。
連続魔ものまねで4連続魔法が発動する現象
「れんぞくま」をゴゴの「ものまね」でコピーすると、本来2回の連続魔法が4回連続で発動する現象が報告されています。
れんぞくまは1ターンに2回の魔法を連続で使えるコマンドですが、ものまねで再現した場合に回数が倍になるという不具合です。
攻撃魔法を4連続で使用できるため、通常の2倍のダメージを叩き出すことが可能になります。
ゴゴとれんぞくまの組み合わせは元々強力ですが、このバグによってさらに破格の火力を実現できます。
修正されていないため、ゴゴを主力にした編成では積極的に活用できるテクニックです。
ギル増殖はバグ?ブースト機能×ゾゾの仕様を利用した稼ぎ方
Ver1.1.0で追加されたブースト機能を利用したギルの増殖は、厳密にはバグではなく仕様上の挙動と考えられています。
ブースト機能では戦闘後の獲得ギルを0倍から4倍まで変更できます。
ゾゾの街に出現する敵「ハーベスター」はプレイヤーからギルを盗む特性を持っていますが、盗まれたギルを敵を倒して回収する際にブースト倍率が適用されます。
たとえば8000ギルを盗まれた後に4倍ブーストの状態で敵を倒すと、回収額が大幅に増えるという仕組みです。
意図された仕様かどうかは不明ですが、ブースト機能自体が公式に提供されている機能であるため、利用にあたっての倫理的なハードルは低いといえるでしょう。
金策に困った場合の効率的な手段として知られています。
バトルスピード設定による死の宣告カウント加速とリジェネ連続回復
バトルスピードを「速い」に設定すると、戦闘中の各種タイマーに影響が出る現象が確認されています。
具体的には、攻撃エフェクトの再生中にも内部のカウントが進行するため、「死の宣告」のカウントダウンがエフェクト再生中に大きく減少してしまいます。
逆にリジェネ(HP自動回復)の効果も同様にエフェクト中に何度も発動するため、長いエフェクトの間に大量のHPを回復できるという利点もあります。
ティナのトランス(変身)もバトルスピードの影響を受け、行動する前にトランスが解除されてしまうケースが報告されています。
プレイスタイルに応じてバトルスピードを調整することで、有利にも不利にもなり得る挙動です。
即死した敵への追撃やその他の軽微な挙動バグ
即死した敵に対して後続のキャラクターが攻撃を実行してしまう現象が散見されます。
ATB(アクティブタイムバトル)の仕様上、複数キャラクターのコマンドがほぼ同時に処理されると、すでに倒れた敵に攻撃が当たってしまうタイミングが発生します。
ゲーム進行に致命的な影響はありませんが、見た目の違和感を覚えるプレイヤーもいるようです。
そのほか、イベント中にキャラクターが瞬間移動する表示の乱れや、隊列がイベント後に全員前列にリセットされる現象なども、軽微なバグとして現在も残っています。
SFC版では使えたのにピクセルリマスターで削除されたバグ技
SFC版FF6には数々の有名なバグ技が存在しましたが、ピクセルリマスター版では大半が修正・削除されています。
ここでは特に知名度の高い3つのバグ技について、使えなくなった経緯と代替手段を解説します。
バニシュデスが使えない理由と代替の攻略法
バニシュデスはSFC版FF6で最も有名なバグ技のひとつで、魔法「バニシュ」で敵を透明状態にしてから即死魔法「デス」を当てると、本来即死が効かないボスにも即死が成功するというものでした。
ピクセルリマスター版ではバニシュによる透明状態が即死耐性を無効化する挙動が修正されており、この手法は完全に使えなくなっています。
代替手段としては、レベルを上げてアルテマなどの強力な魔法を習得する正攻法のほか、ブースト機能を活用して経験値を効率的に稼ぐ方法が挙げられます。
ピクセルリマスター版はブースト機能の追加によって難易度調整がしやすくなっているため、バニシュデスがなくても攻略に詰まる場面は少なくなっています。
頭にドリル(機械装備バグ)はなぜ完全削除されたのか
「頭にドリル」と呼ばれた機械装備バグは、装備変更画面での特定の操作によって、本来装備できないアイテムを任意のキャラクターに装備させることができたバグです。
エドガーの「機械」コマンドで使用するオートボウガンやドリルを防具スロットに装備することで、序盤から圧倒的なステータスを得ることが可能でした。
ピクセルリマスター版では装備画面のプログラムが根本的に作り直されており、装備可能アイテムの判定が厳密に行われるようになっています。
SFC版のようなメモリ操作に近い挙動は再現できなくなっており、復活の可能性はほぼないと考えられます。
スケッチバグや飛空艇バグの再現可否
SFC版で恐れられた「スケッチバグ」は、リルムの「スケッチ」コマンドを特定の条件下で使用するとゲームデータが大規模に書き換わるという危険なバグでした。
アイテムが増殖する反面、セーブデータが破壊される危険もあり、SFC版プレイヤーの間では有名な存在です。
ピクセルリマスター版ではスケッチの処理が完全に書き換えられており、同様の現象は発生しません。
飛空艇バグ(エアシップグリッチ)は、SFC版でゲームオーバー後に飛空艇上でリスポーンすることを利用したシーケンスブレイク技です。
ピクセルリマスター版ではゲームオーバー後にオートセーブから再開する仕様に変更されたため、従来の飛空艇バグは再現できません。
ただし、リサイズバグによって類似のシーケンスブレイクが可能になっているため、結果として同様の遊び方は実現できる状況にあります。
FF6ピクセルリマスターのアップデート修正履歴とバグ対応状況
FF6ピクセルリマスターは発売以降、複数回のアップデートでバグの修正や機能の追加が行われてきました。
修正されたバグの内容を時系列で把握しておくことは、現在のバージョンで何が使え、何が使えないかを正確に理解する上で重要です。
Ver1.0.3〜Ver1.0.6で修正された戦闘・イベント系バグ一覧
発売直後から2022年7月にかけて、戦闘とイベントに関する重大なバグが集中的に修正されました。
主な修正内容を以下の表にまとめます。
| バージョン | 配信日 | 主な修正内容 |
|---|---|---|
| Ver1.0.3 | 2022年3月3日 | ガウの「とびこむ」アイテム増殖バグ、コロシアム賞品バグ |
| Ver1.0.4 | 2022年3月8日 | 進行不能バグ、マップ遷移不具合、ロックの防具装備不可バグ、正宗未入手バグ |
| Ver1.0.5 | 2022年3月28日 | 未入手魔石装備バグ、アラームピアスバグ、暴れるバグ、ナイトの心得バグ、凍結状態の進行不能バグ |
| Ver1.0.6 | 2022年7月5日 | 魔石ボーナス調整、リレイズ不発バグ、クイック中のアイテム消費不正、ライトブリンガー必中効果不発 |
特にVer1.0.5では戦闘関連の修正が大量に含まれており、30項目以上の不具合が一度に対応されました。
「ぜになげ」の複数ターゲット時ダメージ減少、二刀流ソウルセイバーのダメージ減少、狂信者の塔での逃走可能バグなど、戦闘バランスに関わる修正も多く実施されています。
Ver1.1.0大型アップデートの追加機能とバグ修正の範囲
2024年1月頃に配信されたVer1.1.0は、FF6ピクセルリマスター最大のアップデートとなりました。
新機能として、エンカウントのON/OFF切替や経験値・ギル・魔法修得値の倍率変更ができる「ブースト機能」が追加されています。
BGMをアレンジ版とオリジナル版で切り替えられる「BGM音源」機能や、フォントをモダンとクラシックで選べる「フォントタイプ」機能も実装されました。
タイトルメニューの「モンスター図鑑」から任意のモンスターとバトルできる機能も追加され、やり込みプレイの幅が大きく広がっています。
一方で、バグ修正に関しては「様々な不具合を修正しました」という包括的な記載にとどまっており、リサイズバグのような大きなバグへの対応は含まれていませんでした。
Ver1.2.0(2025年3月)の最新修正内容
2025年3月5日に配信されたVer1.2.0では、ゲームバランスに関する調整とUI改善が中心となっています。
キャラクターがパーティーに再加入した際の経験値補正が調整され、より自然なレベル帯で復帰するようになりました。
シド関連のイベント分岐条件も調整が入っており、ストーリー体験の質が向上しています。
「ひっさつわざ」のコマンド入力操作性が改善されたほか、特定の操作や条件下で進行不能になるバグも修正されています。
ラストバトルのBGMが正しく切り替わらない問題も解消されました。
リサイズバグについてはVer1.2.0でも修正対象に含まれておらず、2025年3月時点で引き続き使用可能な状態が続いています。
FF6ピクセルリマスターのバグ技に関するよくある質問
バグ技に関して多くのプレイヤーが共通して抱く疑問に対し、ひとつずつ回答していきます。
バグ技を使うとトロフィーや実績は獲得できるのか
バグ技を使用した場合でも、基本的にトロフィーや実績の獲得は可能です。
ピクセルリマスター版にはバグ技の使用を検知して実績をロックする仕組みは確認されていません。
ブースト機能を使用した場合も同様で、経験値やギルの倍率を変更してもトロフィーの取得に影響はないとされています。
ただし、バグ技によってゲームの内部データが不整合な状態になると、特定の実績の達成条件が正しく判定されなくなる場合があります。
実際に「青魔道士マスター」や「探求の冒険者」といった実績が、特定の状況下で達成不能になるバグが過去に報告されており、アップデートで修正されました。
実績のコンプリートを目指す場合は、バグ技の使用を控えるか、バグ技用のセーブデータを分けて管理するのが安全です。
バグ技使用後にセーブしても大丈夫?進行不能を防ぐ方法
バグ技使用後のセーブには十分な注意が必要です。
特にリサイズバグのように内部のフラグ状態を大きく変えるバグを使った場合、セーブ後にゲームが進行不能になるケースが報告されています。
進行不能を防ぐための対策として、まずバグ技を使う前に通常のセーブスロットにバックアップを取ることが大前提です。
バグ技専用のセーブスロットを別に確保し、通常プレイ用のデータとは完全に分離して運用しましょう。
オートセーブ機能にも注意が必要です。
リサイズバグの手順ではオートセーブからの再開が前提となるため、意図せずオートセーブが上書きされると復帰が困難になる場合があります。
万が一に備え、重要なセーブデータはクラウドやローカルにバックアップを保存しておくことを強く推奨します。
ピクセルリマスターのバグは他のナンバリング作品でも発生するのか
リサイズバグに関しては、FF1からFF5のピクセルリマスター版でも同じ操作で発生することが確認されています。
ただし、FF6以外の作品ではリサイズバグを実行してもゲームが進行不能になるだけで、有用なシーケンスブレイクにつながるケースはほとんどないと報告されています。
FF6だけがリサイズバグを有効活用できる理由は、ゲーム内のデモシーンやイベントの構造が複雑であり、イベントフラグの書き換えが多様な結果をもたらすためと考えられています。
そのため、リサイズバグが話題になるのは実質的にFF6のみという状況です。
他のナンバリング作品でも軽微な不具合は存在しますが、FF6ほどバグ技として活用できるものは見つかっていません。
まとめ:FF6ピクセルリマスターのバグ技を安全に楽しむために
- SFC版で有名だったバニシュデスや機械装備バグはピクセルリマスター版では全て使用不可
- ピクセルリマスター版最強のバグ技はWindows版限定の「リサイズバグ」で、2025年3月時点でも未修正
- リサイズバグにより世界崩壊前への逆行、源氏の小手の量産、レオ将軍やケフカの加入が可能
- Switch・PS4・スマートフォン版ではディスプレイ解像度の変更手段がなくリサイズバグは再現不可
- ガウの「とびこむ」を利用したアイテム増殖バグはVer1.0.3で修正され、ライトブリンガー量産も不可能に
- 未入手魔石装備バグやアラームピアスバグなどはVer1.0.5で修正済み
- 連続魔ものまねの4回発動やバトルスピード関連の挙動は現在のバージョンでも再現可能
- ブースト機能を利用したギルの効率稼ぎはバグではなく仕様上の挙動と認識されている
- バグ技使用時はセーブデータ破損リスクがあるため、必ず別スロットにバックアップを取るべき
- FF1~FF5でもリサイズバグは発生するが有用なシーケンスブレイクにつながるのはFF6のみ

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