ダークソウル バグ技の全種類と安全な使い方を完全ガイド

ダークソウルシリーズを遊んでいると、「バグ技」や「グリッチ」という言葉を目にする機会が増えてきます。

ソウル増殖でレベルを一気に上げたい、スピードランに挑戦してみたい、あるいは2周目以降の新しい楽しみ方を見つけたいなど、バグ技に興味を持つ理由はさまざまでしょう。

一方で、セーブデータが壊れないか、オンラインでペナルティを受けないかといった不安を感じている方も多いはずです。

この記事では、ダークソウルシリーズの主要なバグ技を初心者にもわかりやすく分類・整理しながら、バージョンごとの対応状況、実行時の注意点、スピードランとの関係、そして2025年以降に発見された最新グリッチまで、網羅的に解説していきます。

目次

ダークソウルのバグ技とは?基本的な仕組みと種類

ダークソウルにおける「バグ技」とは、ゲームプログラムの想定外の挙動を利用したテクニックの総称です。

英語圏では「グリッチ(Glitch)」と呼ばれることが多く、日本のコミュニティでも両方の呼び方が混在しています。

バグ技は大きく分けて「アイテム系」「移動・ワープ系」「戦闘系」の3つのカテゴリに分類できます。

アイテム系はソウルやアイテムを増殖させるもの、移動・ワープ系は本来到達できないエリアに瞬時に移動するもの、戦闘系は攻撃やモーションに関する意図しない挙動を活用するものです。

これらのバグ技はゲームの攻略を大幅に変える可能性がある一方で、使い方を誤るとセーブデータの破損やオンラインでのペナルティにつながるリスクもあります。

そのため、バグ技を楽しむ前に、仕組みとリスクを正しく理解しておくことが重要です。

グリッチとバグの違いを理解しよう

「バグ」と「グリッチ」は似た意味で使われがちですが、厳密にはニュアンスが異なります。

一般的に、バグはゲームシステムに深刻な影響を及ぼす可能性のある不具合を指します。

一方、グリッチは開発者が意図しなかった突発的な誤作動やコード上のちょっとした隙間を利用した一時的な現象として区別されることが多いです。

ダークソウルのコミュニティでは、プレイヤーが意図的に再現するテクニックを「グリッチ」、ゲームプレイ中に不意に発生する不具合を「バグ」と呼び分ける傾向があります。

スピードラン(RTA)の世界では「グリッチ」の語が好まれており、Speedrun.comのカテゴリ名にも「Glitchless(グリッチなし)」という表記が使われています。

この記事では両者を厳密に区別せず、「バグ技」として統一的に取り扱います。

ダークソウルシリーズ各作品のバグ技の傾向

ダークソウルシリーズは3作品が展開されており、それぞれバグ技の傾向が異なります。

初代ダークソウル(2011年発売)は、メニュー操作のタイミングを突いたアイテム増殖系のバグ技が豊富で、発売から10年以上経った現在も新たなグリッチが発見され続けている点が特徴的です。

ダークソウル2(2014年発売)は、シリーズの中ではバグ技の数が比較的少なく、スピードラン用途で使われるグリッチもダクソ1やダクソ3ほど多くはありません。

ダークソウル3(2016年発売)は、弓を使った対人戦向けの不正バグや、梯子を利用したワープ(Ladder Warp)など、独自のグリッチが発見されてきました。

2021年5月には弓バグの修正パッチが配信されるなど、フロム・ソフトウェアによる対応も行われています。

いずれの作品においても、バグ技の発見と修正はコミュニティと開発元の間で長年にわたり続いてきた歴史があります。

ダークソウル1で使える主要なバグ技一覧

初代ダークソウルは、シリーズの中でも特にバグ技が多彩な作品です。

PS3オリジナル版からリマスター版まで、バージョンやプラットフォームによって使用できるグリッチが異なるため、自分の環境で何が可能かを把握しておくことが大切です。

ここでは、コミュニティで広く知られている代表的なバグ技を紹介します。

ソウル増殖バグ(かぼたまバグ)の仕組みと手順

ソウル増殖バグは、通称「かぼたまバグ」として知られるダークソウルの代表的なバグ技です。

このバグを利用すると、ボスソウルや火防女の魂といった本来1回しか使えないアイテムを無限に使用でき、序盤から大量のソウルを獲得してレベルを大幅に上げることが可能になります。

基本的な操作手順は、ローリングなどの動作中にアイテム使用ボタンを先行入力し、スタートボタンでメニューを開いてから別のアイテムを使用するというものです。

この一連の操作により、ゲーム内部でアイテムの消費判定と使用判定がずれ、消費されないまま効果だけが発動する仕組みになっています。

リマスター版でも動作が確認されており、全プラットフォーム(PS4、PC、Nintendo Switch)で実行可能とされています。

ただし、一部のバージョンでは修正されている場合があるため、実行前にアップデート状況を確認することをおすすめします。

アイテム999個使用バグで大量ソウルを獲得する方法

アイテム999個使用バグは、ソウル系の消費アイテムを1つでも所持していれば、上限の999個分まで使い続けられるグリッチです。

このバグを活用するには、まず木の矢などの安価なアイテムを999個購入する必要があります。

999個のアイテムがインベントリに存在する状態で特定の操作を行うと、ソウルアイテムの使用回数が999回までカウントされるようになります。

例えば「勇敢な勇者のソウル」(1個あたり20,000ソウル)を999回使用すると、約2,000万ソウルを一度に獲得できる計算です。

このバグはかぼたまバグと組み合わせて使われることが多く、2周目以降の効率的なレベリングに活用されています。

Prompt Swap(プロンプトスワップ)によるアイテム増殖

Prompt Swapは、メニュー画面のフェードイン時間を利用したグリッチです。

具体的には、輝度調整画面を開きながらアイテム一覧を背後に表示させ、確認ダイアログの「はい」を別のアイテム操作に転用する手法になります。

この操作により、原盤(武器強化素材)やソウルアイテムなどを増殖させることが可能です。

PC版ではコントローラーとマウスを併用することで操作がしやすくなるため、多くのユーザーにPC版での実行が推奨される傾向にあります。

一方、Nintendo Switch版ではボタン配置の違いや30fpsの制約から、タイミングの取り方がやや難しいという声が多数報告されています。

このグリッチはリマスター版の全プラットフォームで動作確認がされていますが、操作のコツを掴むまでに練習が必要です。

竜頭石バグ・スペル速射バグなどPS3版限定の技

PS3版のダークソウル(特にVer1.0)には、リマスター版では使用できない強力なバグ技が複数存在します。

竜頭石バグは、竜頭石の使用中に左スティックと十字キーを特殊な順番で入力することで、アイテムの大量消費やキャラクターの異常挙動を引き起こすバグです。

スペル速射バグは、R1、左スティック、十字上、R1の順に素早く入力すると、魔法や奇跡を通常よりもはるかに高速で連射できるグリッチになります。

これらのバグはコミュニティ内で「Ver1.0の最強バグ四天王」と呼ばれており、竜頭石バグ、スペル速射バグに加えて段差バグや増殖バグが含まれます。

Ver1.03以降のアップデートで大半が修正されたため、現在これらを使用するにはPS3版をアップデートせずに保持しておく必要があります。

歴史的な価値を持つバグ技として、現在もアーカイブ動画で検証・記録が行われています。

ダークソウル3で使えるバグ技と修正状況

ダークソウル3にもさまざまなバグ技が存在しますが、対人戦への影響が大きいものについてはパッチで修正が行われてきました。

ここでは、ダクソ3特有のグリッチと、現在の修正状況を確認していきましょう。

弓バグが対人戦に与えた影響と修正の経緯

ダークソウル3で最も物議を醸したバグ技の一つが「弓バグ」です。

左手に弓を装備した状態で特定の操作を行うと、通常ありえない挙動が発生し、大弓の矢を連射クロスボウのように高速で発射できるようになります。

この不正行為により対人戦で即死級のダメージを与えることが可能になり、多くのプレイヤーから批判の声が上がりました。

攻略Wikiでは「他人に迷惑がかかる可能性があるため詳細は伏せる」という方針が取られるほど深刻な問題として認識されていました。

2021年5月に配信されたパッチで弓バグは修正され、現在のバージョン(App Ver.1.15 / Regulation Ver.1.35)では再現できなくなっています。

このバグの経験は、ダークソウルコミュニティにおいて「オンラインでのバグ技使用はマナー違反」という共通認識を強める一因となりました。

ダークソウル3に残る未修正のバグ一覧

ダークソウル3には、最終パッチ適用後も修正されていないバグが多数残っています。

攻略Wikiによれば、NPC関連のイベントフラグの不具合が特に多く報告されています。

例えば、特定のNPCイベントにおいて移動フラグを反映させるタイミングによっては、一部のアイテムが入手不可能になるケースがあります。

具体的には「手招き」のジェスチャーや「モーリオンブレード」「パッチ座り」など、条件を満たしていても取得できなくなる不具合が確認されています。

マルチプレイ関連では、レベルや武器強化レベルが極端に離れたプレイヤーとマッチングする不具合や、霊体召喚時の同期ズレなども報告されています。

これらのバグはゲーム進行に致命的な影響を与えるものは少ないですが、完全主義的なプレイスタイルの方は注意が必要でしょう。

フロム・ソフトウェアは既にダークソウル3の定期アップデートを終了しているため、今後これらが修正される可能性は低いと考えられます。

移動・ワープ系グリッチの詳細解説

移動・ワープ系のグリッチは、主にスピードラン(RTA)で活用される技術です。

通常のプレイでは数十時間かかるゲームを数十分でクリアすることを可能にする、まさにダークソウルのバグ技の花形ともいえるカテゴリになります。

Wrong Warp(ロングワープ)とSpell Swapの基礎知識

Wrong Warpは、ダークソウルのスピードランにおいて最も重要なグリッチの一つです。

奇跡「家路」や「フォース」を特定のタイミングで使用することにより、本来は行けないエリアへ直接ワープすることが可能になります。

このWrong Warpを実行するための前提技術がSpell Swap(スペルスワップ)です。

Spell Swapは、魔法スロットの切り替え操作を特殊な手順で行い、装備していない魔法を発動させるテクニックで、Wrong Warpの起点となる奇跡を任意のタイミングで発動するために使われます。

Wrong Warpを使えば、ニト、シース、四王といった大ボスをスキップしてゲーム終盤のエリアに直接到達できるため、Any%(最速クリア)カテゴリのスピードランでは必須のテクニックとなっています。

操作の難易度は非常に高く、スピードランコミュニティでも「心が折れるかもしれない」と表現されるほど習熟に時間がかかります。

Ladder Warp(ラダーワープ)が変えたスピードランの歴史

2024年11月に発見されたLadder Warp(ラダーワープ)は、ダークソウルのスピードラン史に革命をもたらしたグリッチです。

梯子(はしご)の登り降り中に特殊な操作を行うことで、キャラクターを本来到達できない座標に移動させることができます。

このグリッチの発見は、Prepare to Die Edition(PC版オリジナル)において特に大きな影響を及ぼしました。

PTDE版はリマスター版と比べてWrong Warpの制約が多く、スピードランのタイムに限界があるとされていましたが、Ladder Warpの登場によりこの壁が突破されたのです。

ダークソウル3でもLadder Warpの応用が見つかり、Any%の世界記録が一気に数分単位で短縮されました。

「たった1本のはしごがダークソウルのスピードランを壊した」という表現で海外メディアに取り上げられるなど、発見から短期間で大きな話題となりました。

Kiln Escape:2025年に発見された新グリッチ

2025年12月に発見されたKiln Escape(キルンエスケープ)は、ダークソウル1における最新のグリッチの一つです。

ゲーム最終エリアである「最初の火の炉(Kiln of the First Flame)」で、ラスボスのグウィン戦に入る際の強制転送を回避できるテクニックです。

従来のスピードランではグウィン戦への突入は避けられないものでしたが、Kiln Escapeの発見により新たなルート構築の可能性が生まれています。

このグリッチの発見が示すように、発売から10年以上が経過したタイトルであっても、プレイヤーコミュニティの探究心により未知のバグ技が掘り起こされ続けています。

バージョン・プラットフォーム別のバグ技対応表

ダークソウルのバグ技は、プレイしているバージョンやプラットフォームによって使えるものと使えないものがあります。

ここでは、主要なグリッチの対応状況を一覧で確認していきます。

PS3版・リマスター版・PTDE版の違い

プラットフォームごとに使用可能なバグ技は大きく異なります。

以下の表で主要なグリッチの対応状況を確認してください。

バグ技 PS3版(Ver1.0) PS3版(最新Ver) リマスター版(PS4/PC) リマスター版(Switch) PTDE(PC)
かぼたまバグ 使用可 使用可 使用可 使用可 使用可
999個使用バグ 使用可 使用可 使用可 使用可 使用可
Prompt Swap — — 使用可 使用可(難) 使用可
竜頭石バグ 使用可 修正済 使用不可 使用不可 使用不可
スペル速射バグ 使用可 修正済 使用不可 使用不可 使用不可
Wrong Warp 使用可 使用可 使用可 使用可 使用可
Ladder Warp — — — — 使用可
中ロリバグ 使用可 使用可 使用可 使用可 使用可

PS3版Ver1.0が最も多くのバグ技に対応しており、リマスター版では一部が修正されつつも主要なグリッチは引き続き使用可能です。

PTDE版はLadder Warpが使える唯一のプラットフォームという特殊な立ち位置にあります。

Switch版でバグ技を使う場合の注意点

Nintendo Switch版のダークソウルリマスターは30fpsで動作しており、PS4版やPC版の60fpsとは異なります。

このフレームレートの違いにより、フレーム単位でのタイミングが求められるグリッチでは操作感が変わります。

特にPrompt Swapの輝度調整画面を使った操作は、Switch版ではボタンの同時押しタイミングがシビアになるため、成功率が下がるという報告が多く見られます。

かぼたまバグや中ロリバグといった操作手順がシンプルなグリッチは問題なく実行可能です。

携帯モードでプレイする場合、画面サイズの制約でメニュー操作がやりにくいと感じるケースもあるため、テーブルモードやTVモードでの実行を検討するとよいでしょう。

スピードラン(RTA)とバグ技の関係

ダークソウルのバグ技が最も体系的に研究されている領域がスピードラン(RTA)です。

世界中のランナーがより速いタイムを追求する中で、新しいグリッチの発見がそのまま記録の大幅な短縮につながるという、独特のエコシステムが形成されています。

Any%とGlitchless:カテゴリの違いと選び方

スピードランには複数のカテゴリが設けられており、バグ技の使用範囲によって分類されています。

代表的なカテゴリの違いを以下の表にまとめました。

カテゴリ バグ技使用 ダクソ1リマスター世界記録の目安 ダクソ3世界記録の目安 特徴
Any% すべて許可 約19分台 約24分台 最速を追求、大部分のボスをスキップ
Any% No Wrong Warp Wrong Warpのみ禁止 約39分台 — ワープなしでの最速を競う
Any% Glitchless 一切禁止 約49〜59分台 約41分台 正規ルートに近い攻略
All Bosses 許可(全ボス撃破必須) 約1時間台 約1時間台 全ボスを倒しつつ最速を目指す

初心者がスピードランを始める場合は、Any% Glitchlessカテゴリがおすすめです。

グリッチの練習に膨大な時間を割く必要がなく、通常プレイの延長線上で挑戦できるため、スピードランの楽しさを体感しやすいカテゴリといえます。

逆に、グリッチの面白さやゲームの限界に挑みたい上級者には、Any%カテゴリが刺激的な選択肢となるでしょう。

2025年〜2026年の世界記録と最新動向

2025年以降、ダークソウルシリーズのスピードラン世界記録は大きく塗り替えられています。

ダークソウル1のAny%では、2025年2月に19分28秒の世界記録が樹立されました。

前記録の19分35秒から約7秒の更新で、数秒を削り合う極限の戦いが続いていることがわかります。

ダークソウル3のAny%では、2025年2月に26分41秒の記録が出た後、同年7月には24分57秒まで一気に短縮されました。

この約2分の大幅更新は、Ladder Warpの応用やTeardrop中の高度制御という新技術によるものです。

GamesRadarやGamereactorといった海外大手ゲームメディアは「発売から8年後に驚異的な世界記録」と報じ、大きな話題を呼びました。

2026年1月のAwesome Games Done Quick(AGDQ)2026では、ダークソウルのスピードランが28分25秒で披露され、イベント視聴者にグリッチ技術が広く紹介される機会となっています。

Speedrun.comのカテゴリ分類と最新のルール変更

ダークソウルのスピードラン記録は、Speedrun.comで一元的に管理されています。

2025年には、All Bossesカテゴリに「Dropmod」と「No Dropmod」のサブカテゴリが新設されました。

Dropmodとは、アイテムのドロップ率を変更するモッドのことで、使用の可否でリーダーボードが分割されたことにより、より公平な記録の比較が可能になっています。

従来の記録はすべて「No Dropmod」のリーダーボードに移行され、デフォルトのカテゴリとして維持されています。

カテゴリの細分化はコミュニティの成熟を示すものであり、プレイスタイルの多様性を尊重しながら公正な競争を保つための仕組みとして機能しています。

バグ技を使う際の注意点とデメリット

バグ技は適切に使えばゲーム体験を拡張する楽しい要素ですが、リスクを理解せずに使用すると思わぬ問題に発展する場合があります。

ここでは、事前に知っておくべき重要な注意点を解説します。

セーブデータ破損のリスクと対策

バグ技の使用中にゲームがフリーズまたはクラッシュすると、セーブデータが破損する可能性があります。

ダークソウルシリーズは「ゲーム終了」メニューを経由せずに電源を切った場合、セーブデータが正常に保存されない仕様を持っています。

アイテム増殖バグでは、所持重量をカンスト(上限値に到達)させる操作が含まれるケースがあり、この過程で予期せぬ挙動を引き起こすリスクが指摘されています。

各攻略Wikiやコミュニティでも「使用は完全に自己責任」「事前にセーブデータのバックアップを取ることを強く推奨」と注意喚起されています。

PS4であればUSBストレージやPlayStation Plusのクラウドストレージ、PC版であればセーブフォルダのコピーにより、バックアップが可能です。

バグ技を試す前には必ずバックアップを取得し、万が一の破損に備えておきましょう。

オンラインプレイでのBAN・ペナルティのリスク

バグ技の使用がオンラインプレイに及ぼす影響は、タイトルによって異なります。

ダークソウル リマスター版では、ソウル増殖などのグリッチで直接BANされたという報告はコミュニティ内で極めて少ないとされています。

一方、ダークソウル3にはアンチチートシステムが実装されており、セーブデータの異常が検出されると「YOU HAVE BEEN PENALIZED」というメッセージが表示されます。

このペナルティの実態は「シャドウBAN」と呼ばれるもので、ペナルティを受けたプレイヤーは同じくペナルティを受けたプレイヤーとしかマッチングできない隔離状態に置かれます。

特にPC版では「押し付けチート」と呼ばれる悪意ある攻撃が存在し、他のプレイヤーから不正アイテムをインベントリに強制挿入されることで、被害者側がBAN検知に引っかかる事例も報告されています。

バグ技を安全に楽しみたい場合は、オフラインモードで実行することが最も確実な対策です。

PC版で発生したRCE脆弱性問題とその影響

2022年1月、PC版ダークソウル3にRCE(リモートコード実行)と呼ばれる深刻なセキュリティ脆弱性が発見されました。

この脆弱性を悪用されると、オンラインマッチング中に攻撃者がプレイヤーのPCで任意のプログラムを実行でき、PCの乗っ取りや個人情報の窃取が可能になるという極めて危険なものでした。

フロム・ソフトウェアはこの報告を受けて、PC版ダークソウルシリーズ全3作品のゲームサーバーを一時停止する措置を取りました。

IGN、Gigazine、カスペルスキーなど国内外の大手メディアやセキュリティ企業がこの問題を報道し、ゲームのセキュリティに関する意識を高めるきっかけとなっています。

脆弱性はその後修正されサーバーは復旧しましたが、コンシューマ版(PS4、Xbox One、Switch)にはこの問題は影響していません。

PC版でオンラインプレイを行う場合は、ゲームを常に最新バージョンに保ち、コミュニティで推奨されているアンチチートMODの導入を検討するとよいでしょう。

ダークソウルのバグ技に対するコミュニティの評価

バグ技に対する評価は、プレイヤーの立場や利用目的によって大きく分かれます。

ここでは、コミュニティ内でどのような議論が行われているかを客観的に整理します。

Toggle Escapeをめぐる賛否とマナー論争

Toggle Escape(トグルエスケープ)は、敵の攻撃によるスタン(のけぞり)をメニュー操作でキャンセルするテクニックです。

このテクニックは対人戦(PvP)で広く利用されてきましたが、「バグ技をPvPで使うのは不正行為か、高等テクニックか」という議論を巻き起こしました。

擁護派は「デモンズソウルにもムーブセットスワップやバフスワッピングなどの操作テクニックが存在しており、Toggle Escapeもゲーム内の操作の延長として許容されるべきだ」と主張しています。

批判派は「意図しない挙動を利用している以上、正当なテクニックとは認められない」という立場です。

この論争はダークソウルコミュニティにおける「バグ技とテクニックの境界線」をめぐる象徴的な議論となり、現在でも意見が分かれるテーマとなっています。

オフラインとオンラインで異なるバグ技の評価

バグ技に対する評価は、使用する場面によって大きく変わります。

オフラインでの使用については、「ゲームの楽しみ方は個人の自由」「2周目以降の効率化として合理的」という肯定的な意見が多く見られます。

スピードランコミュニティでは、バグ技はタイムを競うための正当なツールとして体系的に研究・活用されており、その姿勢は広く尊重されています。

一方、オンラインでの使用については否定的な見方が優勢です。

「増殖バグでレベルを極端に上げた状態での侵入はバランスを崩壊させる」「弓バグのような不正行為は他のプレイヤーの体験を台無しにする」という声が多数報告されています。

攻略Wikiの方針として「オンライン要素に関連する致命的なバグの場合は、他人に迷惑がかかる可能性があるので内容の詳細は伏せる」というガイドラインが設けられているケースもあり、コミュニティ全体として自律的な規範が形成されています。

バグ技を安全に楽しむための実践ガイド

バグ技をリスクなく楽しむためには、事前の準備と適切な判断が欠かせません。

ここでは、実際にバグ技を試す際のチェックリストと推奨される手順をまとめます。

バグ技を試す前の準備チェックリスト

バグ技を実行する前に、以下の項目を確認しておくことをおすすめします。

まず、セーブデータのバックアップを取得してください。

PS4ならUSBストレージまたはPS Plusのクラウドセーブ、PCならセーブフォルダをコピー、Switchならニンテンドーオンラインのセーブデータお預かり機能が利用できます。

次に、オフラインモードに切り替えましょう。

BAN回避だけでなく、他のプレイヤーへの意図しない影響を防ぐ目的もあります。

続いて、自分のプラットフォームとバージョンでそのバグ技が動作するかを事前に確認してください。

前述の対応表を参考にし、修正済みのグリッチに時間を費やすことを避けられます。

フレームレートの違い(30fps / 60fps)がタイミングに影響する点も念頭に置いておくとよいでしょう。

最後に、バグ技を試した後はゲーム内メニューの「ゲーム終了」から正常に終了する習慣をつけてください。

ゲーム中のフリーズ時にやむを得ず強制終了する場合は、次回起動時にセーブデータの状態を確認しましょう。

初見プレイではバグ技を使うべきか?

ダークソウルを初めてプレイする場合、バグ技の使用は避けたほうがよいというのが一般的な意見です。

ダークソウルの魅力は、高難易度をプレイヤーの成長によって乗り越える達成感にあります。

バグ技でソウルを大量に獲得してレベルを上げすぎると、ボス戦の緊張感が失われ、ゲーム本来のデザインが意図した体験を味わえなくなる可能性があります。

一方で、2周目以降の周回やビルド検証、友人と一緒に遊ぶためのキャラクター作成など、目的が明確な場合にはバグ技の活用が効率的な手段となります。

スピードランへの挑戦を目指す場合は、まずGlitchlessカテゴリで走力を磨いてから、徐々にグリッチの練習を取り入れていくという段階的なアプローチが多くのランナーに推奨されています。

まとめ:ダークソウルのバグ技を正しく理解して楽しもう

  • ダークソウルのバグ技は「アイテム系」「移動・ワープ系」「戦闘系」の3種類に大別される
  • かぼたまバグやソウル増殖バグはリマスター版の全プラットフォームで使用可能である
  • PS3版Ver1.0は最もバグ技が豊富で、竜頭石バグやスペル速射バグなど固有の技が存在する
  • Switch版は30fps動作のため、一部グリッチのタイミングがPS4/PC版と異なる
  • Wrong WarpやLadder Warpなどの移動系グリッチはスピードランの根幹技術となっている
  • 2024年11月のLadder Warp発見以降、世界記録が分単位で大幅に更新された
  • バグ技使用時はセーブデータ破損のリスクがあり、事前バックアップが必須である
  • オンラインでのバグ技使用はマナー違反と見なされる傾向が強く、オフライン推奨である
  • ダークソウル3にはアンチチートシステムがあり、不正アイテム所持でシャドウBANの対象となる
  • 初見プレイではバグ技を避け、2周目以降やRTA目的での活用が一般的に推奨されている
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