ダークソウル3を進めていくと、多くのプレイヤーが最初にぶつかる大きな壁が「深淵の監視者」です。
Bloodborneを彷彿とさせる素早い剣技、複数体が同時に襲いかかる乱戦、そして炎をまとった第2フェーズと、序盤のボスとは思えない手強さに心を折られた経験を持つ方も少なくないでしょう。
一方で、悲壮感あふれるBGMや薪の王としての復活演出は、シリーズ屈指の名場面として語り継がれています。
この記事では、深淵の監視者の弱点や耐性といった基本データから、フェーズごとの具体的な攻略法、撃破前に済ませておくべきNPCイベント、ドロップするソウルから生成できる武器の比較まで、知っておくべき情報を網羅的に解説していきます。
法王サリヴァーンや冷たい谷の踊り子といった後半の強敵に挑む前に、ここで戦闘の基礎をしっかり身につけておきましょう。
深淵の監視者とは?ダークソウル3における位置づけ
深淵の監視者は、ダークソウル3のストーリー進行上で必ず倒さなければならないボスであり、ゲーム内で最初に対峙する「薪の王」です。
英語名は「Abyss Watchers」で、ファランの城塞の最奥部に位置するボス部屋で戦闘が始まります。
撃破しなければカーサスの地下墓以降のエリアへ進むことができないため、すべてのプレイヤーが避けて通れない関門となっています。
深淵の監視者の正体は、ファランの不死隊と呼ばれる武装旅団の中核メンバーたちです。
不死者だけで構成されたこの集団は、世界を蝕む「深淵」の脅威を監視し、兆候が現れた国を丸ごと滅ぼすことで深淵の拡大を食い止める使命を負っていました。
初代ダークソウルの英雄「深淵歩きのアルトリウス」の遺志を継ぎ、狼の血を分かち合うことで一つのソウルを共有しているという設定は、シリーズファンの間で特に深い考察の対象となっています。
ボス部屋に足を踏み入れると、監視者たちがすでに互いに殺し合っているという衝撃的な光景が目に飛び込んできます。
赤い目をした個体は深淵に侵食されており、深淵を滅ぼす使命に従って仲間同士でも斬り合うという、悲劇的な矛盾がこの戦いの背景にあるのです。
深淵の監視者の基本ステータスと弱点・耐性一覧
深淵の監視者を効率よく倒すためには、弱点属性と耐性を正しく把握しておくことが不可欠です。
以下の表に主要なデータをまとめました。
| 項目 | 数値・内容 |
|---|---|
| HP(1周目) | 約1,548〜1,584 |
| 獲得ソウル(1周目ソロ) | 18,000 |
| 弱点属性 | 雷(吸収率-12%) |
| 有効な攻撃 | 刺突、冷気(耐性約200)、奇跡系攻撃 |
| 耐性あり | 闇(吸収率35%)、出血(耐性600〜700) |
| 無効 | 毒・猛毒(完全無効) |
| パリィ | ほぼ全攻撃に有効 |
| バックスタブ | 両フェーズで有効 |
| ドロップ | 狼血のソウル、王の薪 |
最も注目すべきは雷属性への脆さです。
吸収率がマイナスになっているため、雷属性の攻撃は実質的に1.12倍のダメージが入ります。
雷の松脂を武器に塗布するだけでも大幅にダメージ効率が上がるため、戦闘前に必ず用意しておきましょう。
冷気属性も耐性が約200と低めで、イルシールの直剣などを所持していれば有効な選択肢になります。
反対に、毒や猛毒はお供の監視者も含めて一切効かないため、毒系の戦法は完全に無意味です。
出血も耐性が600〜700と非常に高く、蓄積させるのは現実的ではありません。
闇属性も吸収率35%とかなり軽減されるため、闇術主体のビルドでは苦戦する可能性があります。
深淵の監視者の推奨レベルと事前準備
適正レベルは35前後が目安
深淵の監視者に挑む際の適正レベルは、一般的にソウルレベル30〜35程度とされています。
武器の強化段階は+4程度が推奨されており、このラインを満たしていれば無理のない難易度で戦えるでしょう。
海外コミュニティではソウルレベル25〜45の幅広い範囲で撃破報告があり、20前後の低レベルで挑むプレイヤーもいますが、初心者にとっては厳しい水準です。
レベルが足りないと感じた場合は、ファランの城塞内のグルーやダークレイスを倒してソウルを稼ぐのが効率的な方法になります。
装備と消耗品の準備
武器は振りの速い直剣やエストックなどの刺突武器が使いやすく、雷の松脂を併用すると弱点を突けるため特に有効です。
防具は物理カット率の高いものを優先し、第2フェーズの炎攻撃に備えて炎防御の高い盾やリングがあるとさらに安定します。
受け能力46以上の中盾を装備しておくと、監視者の左手の短剣攻撃をガードした際に相手が怯むため、反撃のチャンスが生まれます。
ただし、大剣のコンボを盾で受け続けるとスタミナが急速に削られてジリ貧になるため、基本は回避主体の立ち回りを意識してください。
撃破前に済ませるべきNPCイベント
深淵の監視者を倒すと取り返しのつかない変化がいくつか発生するため、事前に以下の項目を確認しておく必要があります。
まず最も重要なのが、ロンドールのヨエルの利用です。
深淵の監視者を撃破するとヨエルが死亡してしまうため、無料レベルアップ5回分とダークシギルの付与を済ませていない場合は、必ず事前に完了させましょう。
次に、シーリスのクエストラインに関わる注意点があります。
ロザリアの指に「青ざめた舌」を捧げるとシーリスのクエストが失敗し、猫の指輪や日無しセットなどが入手不能になります。
さらに、NPC関連のクエストを安全に進めたい場合は、結晶の古老と深みの聖堂を先に攻略しておくことが広く推奨されています。
深淵の監視者の攻略法:第1フェーズ(複数戦)
第1フェーズの基本メカニズム
戦闘開始時は監視者1体のみですが、約20秒ごとに追加の監視者が起き上がります。
最大で2体まで追加され、合計3体が同時にフィールド上に存在する状態になります。
1体目の追加監視者はプレイヤーに敵対しますが、2体目は赤い目をした特殊な個体で、他の監視者を優先的に攻撃してくれます。
この赤目の監視者はプレイヤーの味方として機能するため、無闘に倒さず利用するのが攻略の鍵です。
追加の監視者は倒しても一定時間後に同じ場所で復活するため、雑魚を永遠に処理し続けても意味がありません。
攻撃はあくまでHP管理対象の本体に集中させましょう。
具体的な立ち回り
開幕直後はボスステージの奥側まで移動すると、追加監視者の感知範囲から外れやすくなり、乱戦を回避しやすくなります。
本体が突進斬りやコンボ攻撃を繰り出した後には大きな隙が生まれるため、1〜2回の反撃を入れてからすぐに距離を取るのが安全な戦い方です。
赤目の監視者が出現したら、無理に攻撃せず防御的に立ち回りつつ、赤目がボス本体のヘイトを引き受けてくれるタイミングで背後からバックスタブを狙いましょう。
パリィに自信がある場合は、監視者の大剣攻撃に合わせてパリィを決めることで、致命攻撃による大ダメージを与えられます。
人間型のボスであるためパリィが非常に有効で、ほとんどの攻撃をパリィできる点は大きなアドバンテージです。
NPC白霊を召喚できる状態であれば、黒い手のゴットヒルトやシーリスを呼んでおくと、ターゲットが分散してさらに戦いやすくなります。
深淵の監視者の攻略法:第2フェーズ(炎の薪の王)
第2フェーズへの移行演出
本体のHPをゼロにすると、周囲に散らばった死体から狼血が湧き出し、中央の1体に注ぎ込まれるカットシーンが流れます。
狼血を吸収した監視者は薪の王として復活し、剣に炎をまとった姿で立ち上がります。
この演出は多くのプレイヤーからシリーズ屈指の名場面として高く評価されており、悲壮感あふれるBGMの転調と相まって強い印象を残す瞬間です。
第2フェーズで変わるポイント
第2フェーズでは追加の監視者が一切出現せず、完全な一対一の戦いになります。
一見すると楽になったように感じるかもしれませんが、ボスの攻撃力と攻撃範囲が大幅に強化されています。
最大の特徴は、すべての剣撃に炎の追加判定が付与される点です。
剣の本体ダメージに加えて、一瞬遅れて炎のダメージが発生するため、回避のタイミングがずれると被弾しやすくなっています。
突き攻撃では進行方向に炎の帯が走り、叩きつけでは周囲に爆発が起こるなど、技ごとに異なる炎のパターンを把握することが重要です。
第2フェーズの具体的な立ち回り
基本戦術は中距離を維持しながら、コンボ終了後の隙に反撃するパターンの繰り返しです。
特に有効なのが、3連撃コンボの最後に繰り出されるジャンプ叩きつけの後にバックスタブを狙う方法になります。
ダッシュ斬り2回からジャンプ叩きつけへ繋がるコンボを見極め、最後の叩きつけの範囲外に位置取りつつ、着地の瞬間に背後へ回り込みましょう。
回避直後にすぐ接近するのではなく、炎の追加判定が消えるまで一拍待ってから攻撃に移ることで、事故死のリスクを大きく減らせます。
炎のダメージが痛い場合は、炎防御リングや炎カット率の高い盾を装備して被ダメージを軽減するのも有効な対策です。
魔術師ビルドの場合は、とにかく走り続けて距離を取り、ボスの攻撃が空振りした隙にソウルの大矢や結晶槍を撃ち込むスタイルが推奨されています。
狼血のソウルで入手できる武器の比較と選び方
深淵の監視者を撃破すると手に入る「狼血のソウル」は、ソウル錬成によって2種類の武器のどちらかに変換できます。
1周目では片方しか選べないため、自分のビルドやプレイスタイルに合った選択が重要です。
| 比較項目 | ファランの大剣 | 狼騎士の大剣 |
|---|---|---|
| カテゴリ | 特大剣(短剣との二刀流) | 大剣 |
| 補正 | 筋力D / 技量D | 筋力D / 技量C |
| 戦技 | L1で監視者と同じ回転斬りコンボ | R2で獅子斬り級の叩きつけ |
| 特殊効果 | なし | 深淵特攻(対象に+20%ダメージ) |
| 向いているビルド | 上質ビルド全般 | やや技量寄りの上質ビルド |
| 主な用途 | ロマン・コスプレ | 実用・攻略 |
ファランの大剣は、深淵の監視者と同じモーションで回転斬りを繰り出せる点が最大の魅力です。
左手に短剣を構える独特の二刀流スタイルは見た目のかっこよさで群を抜いており、監視者になりきるコスプレビルドで愛用されています。
ただし、ダメージ効率とスタミナ消費のバランスでは他の特大剣に劣る面があり、対人戦でも戦技のモーションが読まれやすい点はデメリットとなります。
狼騎士の大剣は、大剣カテゴリで最長のリーチを持ち、深淵の眷属に対して20%のダメージボーナスを得られる実戦向きの一振りです。
覇王ウォルニールやハーラルド騎士、竜狩りの鎧といった深淵系の敵に幅広く有効なため、攻略を効率よく進めたい場合はこちらの選択が合理的でしょう。
戦技のR2は高火力の叩きつけで、一撃の重さを求めるプレイヤーに適しています。
総合的に見ると、実用性を重視するなら狼騎士の大剣、演出やロマンを楽しみたいならファランの大剣というのが、多くのユーザーの間で定着している選び方です。
深淵の監視者のロア考察と背景ストーリー
狼血の正体とアルトリウスとの関係
深淵の監視者たちが共有する「狼血」は、ファランの城塞に棲む一匹の老狼から分け与えられたものです。
この老狼は、初代ダークソウルに登場した騎士アルトリウスの相棒「灰色の大狼シフ」の遥か未来の姿であるとされています。
シフが長い時を経て老いた姿で狼血を宿し、それを不死隊の戦士たちに分かち合ったことで、全員がアルトリウスのソウルを内包する存在となりました。
つまり、深淵の監視者は個々に独立したソウルを持つのではなく、狼血を介して一つのソウルを共有する特殊な集団なのです。
なぜ監視者たちは互いに殺し合っているのか
ボス部屋で繰り広げられている同士討ちの理由は、深淵を監視する者自身が深淵に侵食されるという皮肉な矛盾にあります。
赤い目をした個体は深淵の影響を受けており、深淵に汚染されたものは敵味方を問わず排除するという使命に基づいて仲間を攻撃しています。
しかし不死者である彼らは死んでも蘇るため、殺し合いは永遠に終わることがありません。
この無限の戦いこそが、薪の王としての責務を放棄したまま朽ちていく監視者たちの悲劇を象徴しています。
火を継いだのは一人か全員か
狼血のソウルの説明文には「一人で火を継いだのか、全員で闇を押し返したのかは不明」と記されています。
コミュニティで有力な考察として挙げられているのは、狼血を介してソウルが一つに繋がっているため、たった一人が窯に赴いて火を継いだとしても、全員が薪の王として焼かれたという説です。
第2フェーズで一体の監視者に全員分の狼血が集約される演出は、まさにこの設定を戦闘で体現していると解釈されています。
ホークウッドとの関係
撃破後に火継ぎの祭祀場で脱走者ホークウッドに話しかけると、ファランの指輪が入手でき、かつての仲間に対する複雑な感情が垣間見える台詞が聞けます。
ホークウッドは盾を使うことを嘲笑されて不死隊を脱走した元メンバーですが、狼血のソウルを共有していない可能性が指摘されており、監視者より階級が低かったとする説も存在します。
「あいつらは多分、死に場所を探していたろうから」という台詞は、薪の王としての運命に翻弄された監視者たちへの哀悼として、多くのプレイヤーの記憶に残っている名台詞です。
深淵の監視者のBGMとコミュニティでの評価
シリーズ屈指の名曲と評される戦闘BGM
深淵の監視者戦のBGMは、フロム・ソフトウェアの作曲家である北村友香氏が手がけた楽曲です。
冒頭の鐘の音から始まり、男女の合唱が折り重なるように続く構成は、恐怖よりも悲愴感を前面に押し出した作りとなっています。
ゲーム音楽の人気投票では上位に常連としてランクインしており、第10回ゲーム音楽ベスト100では141位を記録しました。
第2フェーズに移行すると曲調が一変し、より激しく力強いアレンジへと転調する演出も高く評価されているポイントです。
なお、後半部分のアレンジはサウンドトラックに未収録であることが惜しまれると、ファンの間で長年語られています。
コミュニティでの評価は賛否両論
海外の大手コミュニティRedditで2026年1月に行われたボスランキング投票では、深淵の監視者はAランクに分類されました。
演出やBGM、ロアの深さを評価する声がある一方で、「最も過大評価されたボス」に選出された投票結果も過去に存在しています。
肯定的な意見の代表としては、第2フェーズへの移行カットシーンの美しさ、初見での衝撃度、アルトリウスの伝説を継承する物語性といった要素が挙げられています。
批判的な意見としては、周回プレイでは簡単になりすぎること、第1フェーズの乱戦に理不尽さを感じる場合があること、戦闘そのものの奥深さでは奴隷騎士ゲールや双王子に及ばないといった指摘がみられます。
総合的に見ると「演出・BGM・設定はトップクラスだが、戦闘面の完成度だけを見れば最高峰ではない」という評価が、コミュニティにおける主流の見解と言えるでしょう。
深淵の監視者に関するよくある質問
召喚できるNPC白霊は誰がいる?
深淵の監視者戦では、条件を満たすことで最大4体のNPC白霊を召喚できます。
黒い手のゴットヒルトはボス部屋手前の階段付近にサインが出現し、特別な条件は不要です。
薄暮の国のシーリスは、夢追い人の灰を侍女に渡してからシーリスと会話を済ませると、ボス扉の左側にサインが出ます。
ロンドールの白い影は、ヨエルから5つのダークシギルを受け取りユリアと良好な関係を保っている場合に召喚可能です。
黄指のヘイゼルは、侵入を撃退した上でロザリアに青ざめた舌を捧げると呼べるようになりますが、シーリスのクエストと競合する点に注意が必要です。
第2フェーズで死ぬと最初からやり直し?
はい、第2フェーズで倒されると第1フェーズの最初からやり直しになります。
カットシーン中にエスト瓶で回復する時間が確保できるため、フェーズ移行時には必ずHPとFPを万全にしておきましょう。
後半の強敵に向けた練習になる?
深淵の監視者は人間型ボスのパリィやバックスタブを練習するのに最適な相手です。
ここで培った回避やパリィのタイミング感覚は、後に控える法王サリヴァーンとの戦いで確実に活きてきます。
さらに、第2フェーズの炎攻撃への対処経験は、冷たい谷の踊り子が繰り出す属性攻撃への対応にも通じるため、攻略の基礎力を底上げする意味でも重要な一戦です。
まとめ:ダークソウル3深淵の監視者の攻略と全知識
- ファランの城塞最奥部に出現する必須ボスで、ゲーム内で最初に対峙する薪の王である
- 適正レベルはSL30〜35、武器強化は+4程度が目安となる
- 弱点属性は雷で、吸収率が-12%のため雷の松脂や雷属性武器が特に有効である
- 毒・猛毒は完全無効、出血と闇属性も高い耐性を持つため属性選びに注意が必要である
- 第1フェーズでは赤目の監視者を味方として活用し、本体にダメージを集中させるのが定石である
- 第2フェーズの炎追加判定には一拍遅れて発生する特性があり、回避後すぐの接近は危険である
- パリィとバックスタブが両フェーズで有効なため、人間型ボスとの戦い方を習得する絶好の機会となる
- 撃破前にロンドールのヨエルの無料レベルアップ5回を必ず済ませておく必要がある
- 狼血のソウルは実用重視なら狼騎士の大剣、ロマン重視ならファランの大剣に変換するのが一般的な選び方である
- 演出・BGM・ロアの総合評価はシリーズトップクラスだが、戦闘の奥深さでは後半ボスに譲るとの見方が主流である

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