ダークソウル2 エンディングの全分岐条件と考察を徹底解説

ダークソウル2のエンディングは、シリーズ全体の物語を読み解くうえで欠かせない要素です。

しかし、分岐の条件がわかりにくかったり、演出が淡白に感じられたりして、意味を掴みきれないまま終わってしまったという声も少なくありません。

「玉座に進むべきか、去るべきか」「もう一つのエンディングを見るにはどうすればいいのか」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。

この記事では、ダークソウル2のエンディングについて、分岐の条件から考察、ヴァンクラッドや原罪の探究者が果たす役割まで、あらゆる情報を網羅的に解説しています。

エンディングの全体像を把握することで、ダークソウル2という作品が伝えようとしたメッセージがはっきりと見えてくるはずです。

目次

ダークソウル2のエンディングは全部で2種類ある

ダークソウル2には「玉座に進む」と「玉座を去る」という2種類のエンディングが用意されています。

ダークソウル1が「火を継ぐ」か「闇の王になる」かの明確な二択だったのに対し、本作ではどちらを選んでも世界の循環は止まらないという点が大きな特徴です。

なお「玉座を去る」エンディングは、オリジナル版のパッチ1.10以降、またはScholar of the First Sin版でのみ選択可能となっています。

パッチ未適用の初期版では「玉座に進む」しか存在しなかったため、プレイ環境によっては1種類しか見られない場合がある点に注意してください。

エンディング名 追加時期 必要条件の有無
玉座に進む(Proceed to Throne) 初期版から存在 なし(ラスボス撃破のみ)
玉座を去る(Leave Throne) パッチ1.10以降 / SotFS版 複数の条件あり

エンディング①「玉座に進む」の内容と意味

「玉座に進む」は、特別な条件なしで到達できるデフォルトのエンディングです。

ラスボスであるデュナシャンドラを撃破した後、渇望の玉座に向かって歩を進めると、ゴーレムたちが一斉に動き出して橋を形成します。

主人公はゴーレムの上を渡り、玉座の間へと足を踏み入れます。

このとき、シャナロット(緑衣の巡礼)が語りかけてきます。

「火を継ぐ者よ、呪いを背負う者よ。

火が継がれれば、ソウルは再び栄え、この全てがまた繰り返される。

受け入れるか、捨てるか、それはあなた次第」という言葉です。

つまり主人公は、火を継いで薪の王となるか、火を消して闇の王となるか、どちらかを選ぶことになります。

しかしゲーム上ではどちらを選んだかは描写されず、扉が閉まってエンドロールへと移行します。

この演出は、どちらを選んでも世界の循環には何の影響もないというメッセージを暗示しています。

火を継げば一時的に世界は栄えるものの、やがて火は衰え、新たな不死者が同じ旅を繰り返すことになるからです。

エンディング②「玉座を去る」の内容と意味

「玉座を去る」は、特定の条件を満たした場合にのみ選択可能となるエンディングです。

デュナシャンドラに続いて原罪の探究者アン・ディールを撃破した後、玉座に進む代わりに霧の壁から退出するとこのルートに入ります。

アン・ディール(アルディア)は主人公に向かってこう語ります。

「道はない。

光の及ぶ範囲の彼方、闇の届く先の彼方に、一体何が待っているのか。

それでも我々は、飽くことなく求め続ける。

それが我々の宿命」。

主人公は玉座を拒絶し、火の循環そのものに背を向けて立ち去ります。

「玉座に進む」エンディングが循環の受容を意味するのに対し、こちらは循環からの離脱を模索する第三の道を選ぶエンディングです。

火を継ぐことでも消すことでもなく、火と闇の二項対立そのものを超越しようとする意志が示されています。

多くのファンがこちらを「真のエンディング」と見なしている理由は、DLCの王冠イベントとの組み合わせによって、主人公が不死でありながら正気を保つ唯一の存在になるという設定上の裏付けがあるからです。

エンディング分岐の条件を完全解説

「玉座を去る」エンディングに到達するためには、いくつかの条件を漏れなく満たす必要があります。

条件の一つでも欠けると、デュナシャンドラ撃破後に自動的に「玉座に進む」エンディングへ直行してしまうため、事前の準備が不可欠です。

条件①:ヴァンクラッドを撃破する

不死廟の最奥にいる亡者化したヴァンクラッド王を倒すことが第一の条件です。

ヴァンクラッドは攻撃しない限り敵対しませんが、HPが極めて高く設定されています。

巨人の記憶で入手できる「巨人のソウル」を所持していると、ヴァンクラッドのHPが大幅に減少するため、最大5個を集めてから挑むことが強く推奨されます。

巨人のソウルなしで挑むと、何百回と攻撃しても倒しきれないほどの耐久力があるので注意してください。

条件②:アルディアと3回会話する

ゲーム中に出現する原罪の探究者アン・ディール(アルディア)と、3つの異なる場所で会話を完了する必要があります。

出現場所は、最後に灯した始まりの篝火、不死廟、竜の祠の3か所です。

特に「最後に灯した始まりの篝火」は攻略の流れで通り過ぎてしまいやすく、見落としが発生しやすいポイントです。

アルディアは篝火に近づくと地面から燃え盛る樹木のような姿で出現し、謎めいた言葉を語ります。

3回すべての会話を完了しないと、ラスボス戦後にアルディアが出現せず、エンディング分岐が発生しません。

条件③:原罪の探究者アン・ディールを撃破する

上記2つの条件を満たした状態でデュナシャンドラを撃破すると、追加ボスとして原罪の探究者アン・ディールが出現します。

アン・ディール戦はデュナシャンドラ戦からの連戦となるため、回復アイテムの残量に余裕を持たせておくことが重要です。

アン・ディールを撃破すると、玉座に進むか、霧の壁から去るかの選択を迫られます。

この時点で帰骨の片や帰還の奇跡を使っても、リロード後に同じ選択画面に戻されるため、逃れることはできません。

ラスボス・デュナシャンドラの正体と背景

デュナシャンドラは、表向きにはドラングレイグ王ヴァンクラッドの王妃として登場するキャラクターです。

しかしその正体は、ダークソウル1のDLCに登場した深淵の主マヌスの「闇の落とし子」の一体にあたります。

マヌスの死後、ソウルが砕け散って生まれた存在であり、デュナシャンドラは「渇望」の感情を司る使徒として分裂しました。

他の闇の落とし子としては、「憤怒」の使徒である穢れのエレナ、「孤独」の使徒である煤のナドラ、「恐怖」の使徒である沈黙のアルシュナが確認されています。

デュナシャンドラの目的は、始まりの火を簒奪することでした。

ヴァンクラッド王に近づき、巨人との戦争を引き起こさせ、結果的にドラングレイグを崩壊に導いた黒幕です。

弱点属性は雷であり、ラスボスとしては難易度が低めに設定されています。

一般的に「ラスボスにしては弱すぎる」と評する声が多く、エンディングのカタルシス不足の一因として指摘されることが少なくありません。

原罪の探究者アルディアが問いかける「原罪」とは

原罪の探究者アン・ディール、すなわちアルディアは、ヴァンクラッド王の兄にあたる人物です。

不死の呪いの本質を解明するため、アン・ディールの館に引きこもって異形の実験を繰り返しました。

その結果、人の顔を模した燃え盛る巨大な樹木のような姿に変容し、篝火に宿る存在になっています。

アルディアがたどり着いた結論は、世界を蝕む不死の呪いの原因が「原罪」にあるというものでした。

ここで言う原罪とは、太陽の光の王グウィンが、世界の自然な摂理に逆らい、最初の火に身を投じて火の時代を延命させた行為を指します。

グウィンは闇の時代が訪れることを恐れ、火を延命させる代償として人間に不死の呪いを背負わせました。

火の燃料として、呪われた不死者たちが火に身を投じ続けるシステムを作り上げたのです。

アルディアの問いかけは、この構造そのものに疑問を投げかけています。

「火を継ぐことも消すことも、グウィンが作った枠組みの中での選択に過ぎない。

真に求めるべきは、その枠組みの外にある何かではないか」という哲学的な問いです。

DLC王冠イベントとエンディングの深い関係

3つのDLC(深き底の王の冠、鉄の古王の冠、白王の冠)をクリアすると、それぞれ王冠を入手できます。

加えて、ヴァンクラッド撃破後にアマナの祭壇で「王の冠」も手に入ります。

この4つの冠をすべて所持した状態で「王の記憶」内のヴァンクラッドに話しかけると、特別な祝福を受けられます。

祝福の効果は、冠を装備している間は死亡しても亡者化しない(生身を失わない)というものです。

不死でありながら精神が崩壊しないということは、永遠に正気を保ったまま行動し続けられることを意味します。

この状態こそが、「玉座を去る」エンディングで主人公が循環を拒否できる根拠として広く解釈されています。

死なない体を持ち、かつ正気を保つ存在は、他の誰かが火を継いでも、あるいは消しても、影響を受けずに行動し続けられるからです。

ただし、王冠イベントの完遂はエンディング分岐の必須条件ではありません。

あくまでヴァンクラッドの撃破とアルディアとの会話が分岐条件であり、王冠はストーリー上の裏付けという位置づけです。

シャナロットの役割とエンディングの考察

マデューラで主人公を導くシャナロット(緑衣の巡礼)は、レベルアップを担当する火守女にあたる存在です。

アルディアと古の竜が協力して作り出した「最後の火守女」であるとされています。

シャナロット自身が、不死の呪いを断つための実験の産物であり、使命に縛られた存在として描かれています。

「玉座に進む」エンディングでは、シャナロットが「受け入れるか、捨てるか、それはあなた次第」と語りかけます。

この台詞は、表面上は選択の自由を示唆しているように聞こえますが、実際にはどちらを選んでも循環は続くという諦観が含まれているとも読み取れます。

一方「玉座を去る」エンディングでは、シャナロットに代わってアルディアがナレーションを担当します。

一部の考察では、シャナロットは自由を望んでおり、プレイヤーが循環から離脱することに希望を見出しているとも解釈されています。

火守女という使命に縛られた存在が、使命そのものからの解放を願うという構図は、ダークソウル3の火防女エンディングにも通じるテーマです。

シリーズ全体で見るダークソウル2エンディングの位置づけ

ダークソウル2のエンディングは、シリーズ3作品の物語を繋ぐ重要な橋渡しの役割を担っています。

作品 エンディング数 テーマ
ダークソウル1 2種類 火を継ぐか闇の王になるかの二元論
ダークソウル2 2種類 循環の受容か、循環からの離脱の模索
ダークソウル3 4種類 火の終焉と人間の自立

ダークソウル1では「火か闇か」という明快な選択が提示されました。

ダークソウル2では、その選択自体が無意味であるという虚無的な認識が示されたうえで、「循環の外」を求める第三の道が萌芽しています。

ダークソウル3はこの思想を発展させ、「火の簒奪」エンディングにおいて人間が火の支配から完全に脱却する可能性を描きました。

なお、ダークソウル2のどちらのエンディングがダークソウル3に繋がる「正史」なのかについて、公式な見解は示されていません。

ダークソウル3の前提が「火が何度も継がれてきた世界」であることから、「玉座に進む」が正史とする見方が多数派ですが、「どちらを選んでも循環は続く」というのが本作のメッセージである以上、厳密にはどちらでも3の世界に到達し得るという解釈も広く支持されています。

1周で両方のエンディングを見る方法

ダークソウル2では、工夫次第で1周のうちに両方のエンディングを確認することが可能です。

渇望の玉座の篝火に「篝火の探究者」をくべることで、ラスボスを含むボスが再出現します。

再戦後にもう一方の選択肢を選べば、NG+に進まなくても両方のエンディングを体験できます。

PC版であれば、セーブデータをバックアップしてから片方を選び、復元後にもう片方を選ぶという方法も一般的に利用されています。

なお、エンディング選択によって変わる個別のトロフィーや実績は存在しません。

ゲームクリアの実績はどちらのエンディングを選んでも取得できるため、トロフィーコンプリートの観点では両方を見る必要はありません。

ただし、トロフィーコンプリート全体では、全ての奇跡や呪術の収集に2周以上が必要となるため、1周でのトロフィー完全達成は不可能です。

エンディング楽曲「Longing」の魅力

エンドロールで流れる楽曲「Longing」は、作曲を桜庭統が手がけ、ボーカルをEmi Evansが担当しています。

Emi Evansは、ダークソウル1のエンディング曲「Nameless Song」やNieRシリーズのサウンドトラックでも知られるボーカリストです。

「Longing」は「玉座に進む」「玉座を去る」のどちらのエンディングでも共通して流れます。

切なくも幻想的な旋律が、長い旅路の終わりにふさわしい余韻を残す楽曲として、多くのファンから高い人気を集めています。

なお、1周目のエンドロールはスキップできない仕様になっています。

2周目以降はスキップ可能となるため、周回プレイの際にはストレスなく進行できます。

エンディングに対する評価と再評価の流れ

ダークソウル2のエンディングに対する評価は、発売当時と現在で大きく変化しています。

発売当初の反応

発売直後は、「玉座に進む」エンディングの演出が淡白すぎるという声が多く聞かれました。

「唐突に終わった感じがしてエンディングとは思えなかった」「ダークソウル1と比較してカタルシスがない」といった不満の声が目立っています。

ラスボスのデュナシャンドラ戦の難易度が低いことも、盛り上がりに欠ける要因として挙げられていました。

また、ストーリー全体が断片的な情報に依存しているため、エンディングの意味を初見で理解できたプレイヤーは少数派だったと言われています。

再評価の動き

ダークソウル3が発売された2016年以降、シリーズ全体の文脈の中でダークソウル2のエンディングを再評価する動きが活発になりました。

「火を継ぐか消すかは意味がない」という虚無的なメッセージと、「循環の外を目指す」という第三の道の提示が、ダークソウル3の「火の簒奪」エンディングの思想的な土台として認識されるようになったためです。

さらに、2022年のエルデンリング発売を機にフロム・ソフトウェア全作品をプレイするユーザーが増加し、ダークソウル2の再プレイと再考察が活発化しています。

「思想的にはシリーズで最も重要な作品」という評価も、近年のコミュニティでは珍しくなくなりました。

クリア後の要素とNG+への引き継ぎ

どちらのエンディングを選んでも、スタッフロール後にマデューラの篝火へ帰還します。

NG+への移行は任意で、マデューラの「遥かな篝火」から「2周目を開始」を選択するまでは1周目の状態が維持されます。

NG+ではステータスや所持品を引き継ぎますが、一部のアイテムは引き継がれません。

引き継ぐもの 引き継がないもの
レベル・ソウル獲得量 王の指輪
エスト瓶の強化状況 貴重品
所持品・アイテムボックスの中身 懐かしい香木
誓約の進行度 封人の鍵

NG+では篝火の熱が1上昇し、敵のHPと攻撃力が大幅に強化されます。

赤色の強化された敵やNPC型の追加敵が各所に配置されるため、1周目とは異なった緊張感で再びエンディングを目指すことが可能です。

篝火の熱が8に達すると敵の強さが最大となり、それ以降は変化しません。

最新の動向とダークソウル2の現在

2024年3月31日をもって、PS3およびXbox 360版のオンラインサービスが終了しました。

PC版(Steam)およびScholar of the First Sin版(PS4/Xbox One/PC)は引き続きプレイ可能な状態が維持されています。

Steamでの月間ピークプレイヤー数は2026年1月時点で約3,000人前後を記録しており、発売から12年が経過した現在も根強いプレイヤー層が存在しています。

有志による大規模ビジュアルMOD「Scholar of the Second Sin」がPC版向けに継続的に開発されており、敵配置やグラフィックの見直しが定期的にアップデートされています。

公式のリマスターやリメイクについては、2026年2月現在で発表はありません。

Scholar of the First Sin版が実質的なリマスターとして機能しているため、さらなるリマスターの必要性は低いとする見方が一般的です。

一方で、ダークソウル3のリマスターが2026年にリリースされるのではないかというインサイダー情報が取り沙汰されており、シリーズ全体への再注目が高まっている状況です。

まとめ:ダークソウル2エンディングの全容と考察

  • ダークソウル2のエンディングは「玉座に進む」と「玉座を去る」の2種類が存在する
  • 「玉座に進む」は条件不要のデフォルトエンディングで、火と闇の循環を受け入れる内容である
  • 「玉座を去る」にはヴァンクラッドの撃破とアルディアとの3回の会話が必須条件となる
  • ラスボスのデュナシャンドラは深淵の主マヌスの闇の落とし子であり「渇望」の使徒である
  • 原罪の探究者アルディアが語る「原罪」とはグウィンが火の時代を延命させた行為を指す
  • DLC王冠イベントでヴァンクラッドの祝福を受けると亡者化を防ぐ効果が得られる
  • シャナロットは不死の呪いを断つために作り出された最後の火守女である
  • ダークソウル2のエンディングはシリーズの思想的転換点として1と3を繋ぐ橋渡しの役割を果たしている
  • 篝火の探究者やセーブバックアップを活用すれば1周で両方のエンディングを確認できる
  • エンドロール楽曲「Longing」は作曲が桜庭統、ボーカルがEmi Evansによる名曲として知られる
  • 発売当初は賛否が分かれたが、ダークソウル3やエルデンリング発売後に再評価が進んでいる
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