超能力アクションゲームとして名高い『CONTROL』ですが、購入を検討する際に「日本語翻訳がひどい」という評判を目にして不安を感じていませんか?
せっかくの重厚な世界観も、翻訳の質が悪ければ没入感が台無しになってしまうのではないかと心配になるのは当然です。
この記事では、多くのプレイヤーから指摘されている翻訳の違和感や具体的な事例、そしてアップデートによる改善状況について詳しく解説します。
さらに、翻訳に難があっても本作をプレイする価値があるのか、アクションゲームとしての魅力も深掘りしてお伝えします。
翻訳の壁を越えて、この傑作を楽しむための判断材料としてお役立てください。
ゲーム『CONTROL』の日本語翻訳はなぜ「ひどい」と言われるのか?
発売当初から指摘される「機械翻訳」のような違和感
結論から申し上げますと、『CONTROL』の日本語訳が批判される最大の要因は、文脈を無視した「機械翻訳」のようなテキストが散見される点にあります。
本来、ローカライズとは単なる翻訳ではなく、その国の文化やキャラクターの性格に合わせて言葉を再構築する作業です。
しかし、本作においては単語をそのまま日本語に置き換えただけの直訳調が多く、会話のキャッチボールが成立していない箇所が存在します。
プレイヤーはキャラクターの感情や状況を読み取るためにテキストを読みますが、そのテキストが不自然であるため、ストーリーへの没入が阻害されてしまうのです。
この「翻訳の質の低さ」が、ゲーム体験そのものの評価に影を落としてしまっているのが現状です。
世界観が難解な「ニュー・ウィアード」ジャンルと翻訳精度の関係
本作は「ニュー・ウィアード(新怪奇)」と呼ばれる、非常に独特で難解なSFジャンルに分類されます。
ただでさえ抽象的な概念や専門用語が飛び交うストーリーであるため、翻訳には高度な正確さと表現力が求められます。
しかし、翻訳精度が十分でないために、本来理解できるはずの設定まで謎のまま放置されてしまうケースが少なくありません。
「難解なストーリー」と「不親切な翻訳」が組み合わさることで、プレイヤーの混乱が加速し、「意味が分からない」という感想に繋がってしまっています。
このジャンル特有の複雑さが、翻訳の粗さをより際立たせてしまっていると言えるでしょう。
公式のローカライズ対応が遅れた経緯と背景
翻訳の質が問題視される背景には、ローカライズ対応の経緯も関係しています。
PS4版の発売当初、PC版では日本語データが含まれているにも関わらず、設定で日本語を選択できない(ロックされている)状態が続いていました。
その後、公式アップデートによりPC版でも日本語が正式にアンロックされましたが、期待された翻訳の修正はほとんど行われませんでした。
待ち望んでいた日本語対応にも関わらず、質が向上していなかったという落胆も、「ひどい」という評価を強める一因となっています。
ここがおかしい!CONTROLの日本語訳「ひどい」事例集
シリアスな局長トレンチがいきなり「オネェ言葉」を話す謎
翻訳の違和感を象徴する有名な事例として、登場人物である「トレンチ前局長」の口調が挙げられます。
彼は組織を統率する威厳ある人物として描かれていますが、日本語訳ではなぜか突然「オネェ言葉」のような話し方になる場面があります。
これは英語において男性言葉と女性言葉の区別が曖昧であるため、翻訳者がキャラクターの性別や性格を正しく把握せずに訳してしまった結果だと推測されます。
シリアスな場面で急に女性的な口調になるため、プレイヤーは思わず笑ってしまうか、興ざめしてしまうことになります。
基本的なキャラクター設定すら反映されていない翻訳ミスは、ローカライズのチェック体制の甘さを露呈しています。
文脈が通じない?直訳すぎて意味不明な会話のやり取り
会話の流れにおいて、文脈とかけ離れた直訳が登場することもプレイヤーを困惑させます。
例えば、相手に対して「Happy?」と問いかけるシーンで、本来なら「これで満足か?」といったニュアンスで訳すべきところを、単に「ハッピー?」と訳している箇所があります。
緊迫した状況下で突然「ハッピー?」と聞かれれば、違和感を覚えるのは当然です。
英語の原文が持つ皮肉や裏の意味を汲み取れず、辞書通りの意味を当てはめただけの翻訳が、キャラクターの知性を損なってしまっています。
このような細かいニュアンスの欠如が積み重なり、ストーリー全体の理解を難しくしています。
字幕の黒塗り表現やフォント表示の不自然さ
テキストの内容だけでなく、表示形式における不自然さも指摘されています。
本作では機密文書の黒塗り演出が頻繁に登場しますが、翻訳された日本語の文字数と黒塗りの長さが一致していないことがあります。
また、日本語フォントの表示が一部崩れていたり、改行位置が不自然だったりと、視覚的な読みづらさも存在します。
これらは変数による自動処理の結果である可能性が高いですが、日本語環境でのテストプレイや調整が不足していたことを示唆しています。
UI(ユーザーインターフェース)周りの粗さも、翻訳品質への不信感を助長する要素となっています。
アップデートで日本語の質は改善されたのか?
日本語正式アンロック・DLC配信後の修正状況
多くのプレイヤーが期待したアップデート後の修正状況ですが、残念ながら劇的な改善は見られていません。
PC版で日本語が正式にアンロックされた際も、以前から非推奨の方法で表示できていた翻訳データと比較して、大きな変更はありませんでした。
DLC(ダウンロードコンテンツ)の配信に伴いテキスト量は増えましたが、本編の既存テキストに対する大規模なリライト(書き直し)は行われていないのが実情です。
そのため、これからプレイする方も、発売当初に指摘された翻訳の違和感とはある程度向き合う必要があります。
PC版とPS4/PS5版(アルティメット・エディション)の違い
現在、PC版やPS4/PS5版など複数のプラットフォームで『CONTROL』が遊べますが、翻訳の質に関して機種による違いはありません。
全てのDLCを含んだ「アルティメット・エディション」においても、基本となる翻訳データは共通しています。
したがって、どの機種を選んだとしても、同じ翻訳テキストでプレイすることになります。
機種選びにおいては、翻訳の質よりも、レイトレーシング機能の有無やロード時間などのパフォーマンス面を重視することをおすすめします。
有志による日本語化MODや修正パッチの有無
海外ゲームでは、翻訳の質が悪い場合に有志のファンが作成した「日本語化MOD」や「修正パッチ」が出回ることがあります。
しかし、『CONTROL』に関しては、公式の日本語対応が存在するため、翻訳を全面的に修正するような大規模なMODは一般的ではありません。
一部のコミュニティで細かな調整が試みられることはあっても、導入には専門的な知識が必要であり、全てのプレイヤーに推奨できる解決策とは言えません。
基本的には、公式から提供されている現状の日本語テキストでプレイすることになります。
翻訳に難ありでも『CONTROL』をプレイする価値はあるか?
ストーリーが分からなくてもアクションゲームとして面白い理由
翻訳に問題があるとしても、本作をプレイする価値は十分にあります。その最大の理由は、アクションゲームとしての完成度が極めて高いからです。
超能力を使って物体を持ち上げて敵にぶつける「投擲(とうてき)」や、空中浮遊しながらの銃撃戦は、他のゲームでは味わえない爽快感があります。
操作性も非常に良好で、直感的に超能力を操る感覚は、翻訳のストレスを忘れさせてくれるほどの没入感を生み出します。
ストーリーの細部が理解できなくても、「超能力で敵をなぎ倒す」というゲームプレイの核心部分は十分に楽しむことができます。
難解なストーリーは「考察」として楽しむのが正解
難解なストーリーと不親切な翻訳は、逆説的ですが「考察の余地がある」と捉えることもできます。
1周目のプレイで全てを理解しようとせず、分からない部分は「謎」として受け入れ、クリア後に考察サイトやWikiを読んで答え合わせをする楽しみ方があります。
また、2周目をプレイすることで、当時は意味不明だった台詞が、背景知識を持った状態だと理解できることもあります。
翻訳の不備も含めて、ミステリアスな世界観の一部として楽しむ姿勢があれば、本作の魅力はさらに深まるでしょう。
没入感を削がないためのおすすめ設定(音声英語・日本語字幕など)
少しでも違和感を減らしてプレイしたい場合は、音声設定を工夫することをおすすめします。
音声言語を「英語」に設定し、字幕を「日本語」にすることで、オネェ言葉のような口調の違和感を、英語の演技力で中和することができます。
耳からはシリアスな英語の演技が入ってくるため、字幕のニュアンスがおかしくても、脳内で補完しやすくなります。
オリジナルの雰囲気を重視する設定にすることで、映画のような臨場感を保ちながらプレイすることが可能です。
まとめ:『CONTROL』の日本語訳は完璧ではないが遊ぶ価値あり
翻訳の壁を越えて体験すべき超能力アクションの魅力
『CONTROL』の日本語翻訳には確かに難点があり、ストーリー理解の妨げになることは否定できません。
しかし、それを補って余りあるほど、超能力アクションの面白さと映像美は圧倒的です。
翻訳の粗さに目を瞑ってでも体験する価値がある、唯一無二のゲームプレイがそこにはあります。
これからプレイする人へ:購入前に知っておくべきこと
- 日本語訳には直訳調や口調の不統一などの問題がある。
- ストーリーは元々難解であり、翻訳の質が理解をさらに難しくしている。
- 公式アップデートによる翻訳の大幅な修正は行われていない。
- アクションパートの爽快感と完成度は非常に高い。
- 機種による翻訳の質の違いはないため、環境に合わせて選んで良い。
- ストーリー理解には、2周目のプレイや外部サイトでの考察が役立つ。
- 音声を英語に設定することで、雰囲気の違和感を軽減できる。
- 細かいテキストにこだわらず、雰囲気を楽しむ姿勢が重要である。
- 映画化の企画も進行中であり、コンテンツとしての注目度は高い。
- アクションゲーム好きなら、翻訳を理由に避けるのはもったいない傑作である。

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