ブレワイこと「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は、2017年の発売から9年が経過した今もなお、数多くのバグ技が発見され続けています。
ウィンドボムで空を飛び回ったり、増殖バグで貴重な装備を量産したりと、通常プレイでは味わえない遊び方がプレイヤーの間で根強い人気を誇っています。
一方で、2025年6月のNintendo Switch 2 Edition発売に合わせたアップデートや、2026年2月の最新バージョンVer.1.9.0の配信により、一部のバグ技が使えなくなったという報告も広がっています。
「どのバグ技がまだ使えるのか」「修正されたのはどれか」「Switch 2では動作が変わるのか」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ブレワイに存在するバグ技を体系的に分類し、最新バージョンでの動作状況をひとつひとつ整理してお伝えしていきます。
ブレワイのバグ技とは?基本の仕組みと種類を解説
ブレワイのバグ技を理解するうえで、まずは基礎知識を押さえておくことが大切です。
ここでは、バグ技の定義、主な分類、そして実行する前に知っておくべきリスクについて解説します。
そもそもバグ技(グリッチ)とは何か?
バグ技とは、ゲーム開発者が意図していないプログラム上の不具合を利用して、通常ではありえない動作を引き起こすテクニックのことです。
英語では「グリッチ(Glitch)」と呼ばれ、スピードラン(RTA)コミュニティを中心に研究・発展してきました。
ブレワイは物理演算エンジンが非常に精巧に作られている反面、複数のアクションを同時に実行したり、特定の条件を揃えたりすることで、想定外の挙動が発生しやすいという特徴があります。
こうした想定外の挙動を体系化し、再現性のある手順として確立されたものが、一般にバグ技と呼ばれています。
改造やチートとは異なり、ゲーム内の操作だけで実現できる点が特徴です。
移動系・壁抜け系・アイテム操作系の3分類で理解する
ブレワイのバグ技は、大きく分けて3つのカテゴリに分類されます。
1つ目は移動系バグです。
ウィンドボムやBLSS、BTB(バレットタイムバウンス)など、リンクを高速で移動させたり、空中を飛行させたりする技がこのカテゴリに含まれます。
RTAにおいて特に重要視されるジャンルで、フィールド移動の時間を大幅に短縮できます。
2つ目は壁抜け系バグです。
シールドスキュークリップやスコープクリップなど、本来通過できない壁や障害物をすり抜けるテクニックが該当します。
ダンジョンのショートカットや、通常ではアクセスできないエリアへの侵入に活用されています。
3つ目はアイテム操作系バグです。
IST(インベントリスロットトランスファー)やDICといった技を使い、装備や素材の増殖、本来入手不可能なアイテムの持ち出しなどが可能になります。
この3分類を把握しておくと、個別のバグ技がどのような目的で使われるのかを理解しやすくなります。
バグ技を試す前に知っておくべきリスクと注意点
バグ技はあくまでゲームの不具合を利用した行為であり、いくつかのリスクが伴います。
最も深刻なのは、セーブデータの破損です。
特にマップ外に出るタイプのバグ技では、誤った場所でセーブしてしまうと、正常なゲームプレイに戻れなくなるケースが報告されています。
また、ゲームがフリーズしたり、ソフトロック(操作不能な状態)に陥ったりする可能性もあります。
バグ技を試す際は、事前に手動セーブを作成しておくことを強くおすすめします。
さらに、アップデートによって挙動が変わる可能性がある点も覚えておきましょう。
あるバージョンでは問題なく動作していた技が、次のアップデートで使えなくなることは珍しくありません。
最新バージョンで使えるバグ技と修正されたバグ技の一覧
ブレワイのバグ技は、アップデートのたびに動作状況が変化します。
ここでは、2026年2月配信のVer.1.9.0を基準に、現在の対応状況を整理します。
Ver.1.9.0時点で使えるバグ技の最新リスト
2026年2月17日にリリースされたVer.1.9.0は、ブレワイの最新バージョンです。
このバージョンでも多くのバグ技が健在であることが、プレイヤーたちの検証によって確認されています。
主な使用可能バグ技は以下の通りです。
| バグ技名 | カテゴリ | 概要 |
|---|---|---|
| ウィンドボム | 移動系 | 爆弾の爆風とスローモーションを組み合わせた高速移動 |
| BTB(バレットタイムバウンス) | 移動系 | 敵を踏み台にした超高速飛行 |
| スタシスバウンス | 移動系 | ビタロックで飛ばした物体に乗る移動技 |
| 口笛ダッシュ | 移動系 | スタミナを消費せずに高速走行 |
| シールドスキュークリップ | 壁抜け系 | 盾の角度を利用した壁すり抜け |
| スコープクリップ | 壁抜け系 | 望遠鏡を利用した壁抜け |
| IST | アイテム操作系 | インベントリ操作による装備入れ替え・増殖 |
| DIC | アイテム操作系 | 素材を最大999個まで増殖 |
| WMC | アイテム操作系 | 武器の増殖・耐久値の移植 |
| マスターソード早期入手 | その他 | 条件を満たさずにマスターソードを引き抜く |
IST系統のバグ技については、長年にわたり修正されていないことから、多くのプレイヤーの間では「任天堂が修正を見送ったのではないか」という見方が広まっています。
アップデートで修正されたバグ技はどれ?
一方で、これまでのアップデートによって使用不可になったバグ技も存在します。
特に大きな影響があったのが、2025年6月4日配信のVer.1.8.0です。
このアップデートで修正が確認されたのは、主に以下の2つです。
1つ目はBLSS(ボウリフトスマグリングスライド)です。
弓と盾とリモコンバクダンを組み合わせた高速空中浮遊バグで、RTAにおいて最も多用されていた移動技でした。
Ver.1.8.0以降、弓を持ったまま走行する段階までは動作しますが、段差に差し掛かった際の空中浮遊が発動しなくなっています。
2つ目はヒノックスカースです。
ヒノックスという大型敵を滝に押し込むことで物理演算が崩壊するバグでしたが、こちらも同バージョンで修正されました。
ヒノックスを滝に押し込んだ際の異常な挙動は残っているものの、敵がデスポーン(消失)する現象は発生しなくなっています。
なお、任天堂のパッチノートには具体的な修正内容が明記されておらず、毎回「いくつかの問題を修正しました」という文言にとどまっています。
Switch 2 Editionで動作が変わったバグ技はある?
Nintendo Switch 2 Editionでは、ハードウェア性能の向上に伴い、一部のバグ技の挙動に変化が生じています。
最も顕著な影響を受けたのが、処理落ちを前提とするタイプのバグ技です。
たとえばスーパーランチ(SL)は、Nintendo Switchの処理能力の限界を意図的に引き起こすことで発動する技ですが、Switch 2の強化されたプロセッサでは処理落ちが起きにくく、再現が困難になったと報告されています。
一方で、ウィンドボムやBTB、IST系統のバグ技はSwitch 2 Editionでも問題なく動作しています。
フレームレートが30fpsから60fpsに向上した影響で、タイミングの調整が必要になったという声はあるものの、技自体が使えなくなったわけではありません。
装備の複製バグについても、手順の安定性に若干の差が生じているものの、成功が確認されています。
ウィンドボムのやり方と成功させるコツ
ウィンドボムは、ブレワイのバグ技の中でも特に人気が高く、幅広いプレイヤーに愛用されている移動系テクニックです。
ここでは、操作手順から失敗しやすいポイントまで詳しく解説します。
ウィンドボムの基本的な操作手順
ウィンドボムとは、空中でのスローモーション(バレットタイム)中に丸型リモコンバクダンと四角型リモコンバクダンの2種類を使い、爆風の力でリンクを高速で吹き飛ばす技です。
基本的な手順は以下の通りです。
まず、高い場所からパラセールで飛び出します。
次に、空中でパラセールを閉じて自由落下に入り、弓を構えてバレットタイムを発動させます。
バレットタイム中に丸型リモコンバクダンを出し、すぐに四角型リモコンバクダンに切り替えます。
2つのバクダンがリンクの周囲に配置されたタイミングで、丸型バクダンを起爆します。
爆風がリンクと四角型バクダンの両方に作用し、四角型バクダンがリンクにぶつかることで猛烈な推進力が生まれます。
成功すると、リンクがパラセールを開いた状態で超高速スライドし、広大なフィールドを一気に横断できます。
初心者が失敗しやすいポイントと対処法
ウィンドボムの成功率を左右する最大の要因は、バクダンを出すタイミングです。
丸型と四角型を切り替える間隔が短すぎると、2つのバクダンが近くに配置されすぎて推進力が不十分になります。
逆に間隔が長すぎると、リンクの落下が進んでしまい、バクダンとの位置関係が崩れてしまいます。
もうひとつのよくある失敗は、起爆するバクダンの種類を間違えることです。
必ず先に出した丸型バクダンを起爆してください。
四角型を先に起爆すると、リンクに推進力を与える仕組みが成立しません。
練習場所としては、始まりの大地の塔周辺が定番です。
高低差が十分にあり、失敗してもすぐにやり直せる環境が整っています。
ウィンドボムは最新バージョンでも使える?
結論から言えば、ウィンドボムはVer.1.9.0の時点でも問題なく使用可能です。
Nintendo Switch版だけでなく、Switch 2 Editionでも動作が確認されています。
60fpsで動作するSwitch 2 Edition ではバレットタイムの体感速度が若干異なるため、慣れるまで多少の調整が必要だとされていますが、基本的な手順は全く同じです。
発売直後からほぼすべてのバージョンで一貫して使用可能であり、今後も修正される可能性は低いと考えられています。
ウィンドボムはバグ技の入門として最適なテクニックと言えるでしょう。
移動系バグ技の使い方を個別に解説
ウィンドボム以外にも、ブレワイには複数の移動系バグ技が存在します。
それぞれ特性が異なるため、状況に応じた使い分けが重要です。
BLSSが修正された経緯と代替の移動手段
BLSS(ボウリフトスマグリングスライド)は、かつてブレワイの移動系バグ技の中で最強と呼ばれていたテクニックです。
弓を持った状態で盾を構え、リモコンバクダンなどのアイテムを腕にくっつけた状態でダッシュし、段差に差し掛かると空中を高速で滑空できるという仕組みでした。
リモコンバクダンさえあればどこでも発動可能という手軽さから、RTAで最も多用される移動手段となっていました。
しかし、2025年6月4日のVer.1.8.0アップデートにより、段差で空中浮遊が発動しなくなっています。
弓の持ち替えやアイテムの腕への装着といった前段階までは依然として動作するため、意図的にBLSSだけをピンポイントで修正したのか、物理演算の調整に伴う副次的な影響なのかは判明していません。
BLSSが使えなくなった現在、代替手段としてはウィンドボムやBTBが主流になっています。
BTB(バレットタイムバウンス)で超高速移動する方法
BTBは、凍らせた敵やラグドール状態の敵を踏み台にして、超高速で飛び出すバグ技です。
手順としては、まず敵を凍結させるか、赤色の個体(最初からラグドール化しやすい)を用意します。
続いて、敵を見下ろせる高い場所に登り、盾サーフィンでジャンプしつつ弓を構えてバレットタイムに入ります。
バレットタイム中に敵の体にリンクの盾が接触した瞬間、すかさずバレットタイムを解除すると、物理演算の補正によって通常の20倍近い速度でリンクが弾き飛ばされます。
飛ぶ方向は、敵の体のどの部分に盾が当たったかによって変わるため、狙った方向に飛ぶにはある程度の練習が必要です。
バレットタイムの解除が早ければ早いほど威力が増すという特性があり、最速の1フレーム解除を安定させることが上級者への道と言われています。
スタシスバウンスとスーパーランチの違いと使い分け
スタシスバウンスは、ビタロックで固定したオブジェクトを叩いてエネルギーを蓄積し、解除されたオブジェクトの上に乗ることで一緒に飛んでいくテクニックです。
大きな岩や木の幹など、比較的どこにでもあるオブジェクトを利用できるため、状況を選ばず使えるのが利点です。
飛距離はBTBほど長くはありませんが、操作の安定性が高く、初心者でも比較的成功しやすいとされています。
一方、スーパーランチ(SL)は、意図的にゲームの処理落ちを引き起こすことで、物理演算を暴走させて超距離を飛ぶ技です。
元々Nintendo Switchの処理能力の限界に依存するテクニックであったため、Switch 2 Editionでは処理能力が大幅に向上した影響で再現が極めて困難になっています。
またWii U版でも挙動が異なるため、プラットフォームを選ぶバグ技です。
安定性を重視するならスタシスバウンス、旧Switch環境で最大飛距離を求めるならスーパーランチという使い分けが一般的です。
増殖バグで装備や素材を増やす方法
ブレワイの増殖バグは、貴重な装備や素材を効率的に確保するための強力なテクニックです。
RTAだけでなく、通常プレイを楽にしたいプレイヤーにも広く活用されています。
IST(インベントリスロットトランスファー)の仕組みと手順
IST(インベントリスロットトランスファー)は、2022年頃に発見された、ブレワイのアイテム操作系バグの中で最も汎用性の高いテクニックです。
インベントリ(持ち物画面)のスロット管理に存在する不具合を突くことで、装備の入れ替え、耐久値の移植、本来入手不可能なアイテムの持ち出しなどが実現できます。
基本的な仕組みは、特定の操作でインベントリのスロット参照先をずらし、別のアイテムのデータを上書きするというものです。
代表的な応用例が「光の弓」の持ち出しです。
通常はラスボス戦でしか使用できない光の弓を、ISTを利用して通常フィールドに持ち込むことが可能になります。
ISTの手順は複雑で、数十ステップに及ぶ操作が必要です。
しかし、各ステップ自体は「メニューを開いてアイテムを選択する」「装備を付け替える」といった単純な操作の組み合わせであるため、手順を丁寧に追えば再現は十分に可能です。
素材を最大数まで増やせるDICの具体的なやり方
DICは、ISTの派生テクニックとして確立されたバグ技で、素材アイテムを一度に最大999個まで増やすことができます。
名称の「DIC」は、操作手順に関連した略称としてコミュニティ内で定着しました。
DICの基本的な流れは、ISTでスロットの参照先をずらした後、素材スロットに対して特殊な操作を行い、アイテム数のカウンターを書き換えるというものです。
増殖できる対象は、料理素材、鉱石、モンスター素材など、スタック可能な全アイテムに及びます。
特に需要が高いのは、古代のコアや星のかけらといった入手困難な素材の増殖です。
ゲーム後半の装備強化に必要な希少素材を短時間で確保できるため、通常プレイのプレイヤーにとっても実用価値の高いテクニックとなっています。
DICはISTの仕組みを前提としているため、まずISTの基本操作を習得してから挑戦することをおすすめします。
増殖バグは最新バージョンでも使えるのか?
IST、DIC、WMCといったアイテム操作系のバグ技は、2026年2月配信のVer.1.9.0時点ですべて使用可能です。
Switch 2 Editionでも動作が確認されており、プラットフォームを問わず利用できる状況です。
多くのプレイヤーの間では、ISTとその派生技は発見からかなりの年月が経過しているにもかかわらず一度も修正されていないことから、「任天堂が意図的に修正を見送っているのではないか」という推測が根強く存在します。
ただし、今後のアップデートで修正される可能性はゼロではありません。
増殖バグを活用する際は、アップデート前にオフラインで作業を完了させるなど、リスクを想定した対策を取っておくと安心です。
壁抜け系バグで行けない場所に侵入する方法
壁抜け系バグは、ブレワイの広大なマップを自由に探索するための鍵となるテクニックです。
ダンジョンの壁をすり抜けたり、通常ではアクセスできないエリアに入ったりすることが可能になります。
シールドスキュークリップの基本操作
シールドスキュークリップは、盾サーフィンの際に生じるリンクの「傾き(スキュー)」を保存し、壁に対して斜めに突入することで壁をすり抜けるテクニックです。
まず、坂道で盾サーフィンを行い、着地の瞬間にサーフィンをキャンセルします。
この操作によって、リンクの体が傾いた状態が内部データとして記録されます。
次に、すり抜けたい壁に対して盾ジャンプを行い、ジャンプ中に盾を外すとリンクの体が傾いたまま壁に接触し、壁の判定をすり抜けることができます。
壁の厚さや種類によっては通常のシールドスキュークリップでは突破できないケースもありますが、拡張版のESC(エクステンデッドシールドクリッピング)を使えば、より多くの壁に対応できるようになります。
RTAにおいてはハイラル城内部のショートカットに頻繁に使用されており、実用性の高いバグ技のひとつです。
スコープクリップで始まりの大地を脱出する手順
スコープクリップは、望遠鏡やカメラのルーンを起動した際のカメラワークの特性を利用して、壁をすり抜けるテクニックです。
壁際に立ち、壁と反対方向にカメラを向けた状態で望遠鏡を覗くと、カメラの動きに引っ張られてリンクが壁の内部に入り込むことがあります。
このテクニックの最も有名な活用例が、「始まりの台地」からの脱出です。
通常、始まりの台地はパラセールを入手するまで離れることができません。
しかし、スコープクリップを使って回生の祠から壁抜けすることで、パラセールなしでハイラルの大地に降り立つことが可能になります。
RTAのオープニングシーケンスでは定番のテクニックとして確立されており、大幅なタイム短縮に貢献しています。
操作自体はシールドスキュークリップよりもシンプルですが、成功する場所が限られるため、使い所を見極めることが重要です。
RTAやスピードランで活用される実戦的なバグ技
ブレワイのバグ技は、RTAコミュニティによって磨き上げられてきました。
ここでは、実際のスピードランでどのようにバグ技が活用されているのかを解説します。
RTAで頻繁に使われるバグ技の組み合わせとは
ブレワイのRTAでは、単体のバグ技だけでなく、複数のテクニックを組み合わせたルート構築が勝敗を分けます。
最速クリアを目指す「Any%」カテゴリでは、まずスコープクリップで回生の祠を早期脱出し、始まりの大地での時間を短縮するのが定石です。
フィールド移動にはウィンドボムやBTBが使われ、目的地までの距離を最短ルートで飛び越えていきます。
かつてはBLSSがフィールド移動の主力でしたが、Ver.1.8.0での修正以降は、ウィンドボムを軸にBTBで補完するスタイルが主流に変わりました。
アイテム取得においてはISTが活躍し、必要な装備を効率的に揃えることで準備時間を削減します。
最終局面のガノン戦では、壁抜け系のテクニックを駆使してハイラル城内部をショートカットし、直接ボス部屋に向かうルートが一般的です。
BLSSの修正がスピードラン記録に与えた影響
BLSSの修正は、ブレワイのRTAコミュニティに大きな影響を与えました。
BLSSはリモコンバクダンさえあればどこでも発動でき、安定した高速移動が可能だったため、あらゆるRTAカテゴリにおいて中核的な移動手段として位置づけられていました。
Ver.1.8.0で使えなくなったことにより、最新バージョンでの記録はBLSS使用時と比べてタイムが伸びる傾向にあります。
ただし、RTAコミュニティは早くも新しいルートの開拓に着手しており、ウィンドボムとBTBを組み合わせた代替ルートの研究が進んでいます。
失われたBLSSの利便性を完全に補うことは難しいものの、新しい制約の中で最適解を追求する動きが活発です。
バージョンごとのレギュレーションはどう分かれている?
BLSSの修正を受けて、RTAコミュニティではバージョンとプラットフォームに応じたレギュレーションの整備が進んでいます。
大まかな分類としては、以下のような区分が想定されています。
旧Switch版のVer.1.6.0以前は、BLSSを含むすべてのバグ技が使用可能なバージョンです。
最も自由度が高く、歴代の記録の多くがこのバージョンで樹立されています。
Switch版のVer.1.8.0以降は、BLSSとヒノックスカースが修正されたバージョンで、新しい記録カテゴリとして扱われる方向です。
Switch 2 Editionは、ハードウェア性能の違いにより処理落ち系のバグ技の再現が困難なため、さらに独立したカテゴリになる可能性が示されています。
また、Wii U版はVer.1.5.0で更新が止まっており、BLSSを含むすべてのバグ技が使用可能な状態が維持されています。
Wii U版固有のバグ技も存在するため、独自のカテゴリとして扱われています。
Switch 2 Editionのバグ事情と旧Switch版との違い
2025年6月に発売されたNintendo Switch 2 Editionは、グラフィックやパフォーマンスが大幅に強化されました。
その一方で、バグ技の動作環境にも少なからず影響が及んでいます。
フレームレート向上で再現できなくなったバグ技
Switch 2 Editionの最大の変更点のひとつが、フレームレートの30fpsから60fpsへの向上です。
この変更により、特定のフレーム数に依存するバグ技のタイミングが変化しています。
前述のスーパーランチ(SL)のように処理落ちを前提とするバグ技は、Switch 2の高い処理能力では処理落ちが発生しにくいため、実質的に再現不可能となっています。
また、装備の複製バグについても、メニューの操作速度やフレーム単位の判定に微妙な差異が生じるケースがあり、旧Switch版と全く同じ手順では成功しないことがあると報告されています。
ただし、手順を微調整すれば多くの場合は対応可能で、「完全に使えなくなった」というよりも「慣れが必要になった」という表現がより正確です。
旧バージョンを維持するメリットとデメリット
バグ技を積極的に活用するプレイヤーの中には、意図的にアップデートを適用せず、旧バージョンのまま遊び続けるという選択肢を取る人もいます。
旧バージョンを維持する最大のメリットは、BLSSを含むすべてのバグ技が使用可能な状態を保てることです。
RTAの記録を狙うプレイヤーにとって、使えるテクニックの選択肢が多いことは大きなアドバンテージになります。
一方で、デメリットも存在します。
最新バージョンで追加された「ゼルダノーツ」機能が利用できないほか、ゲームプレイを快適にするための不具合修正も受けられません。
また、Switch 2 Editionの高解像度・高フレームレートの恩恵を受けることもできません。
バグ技の利用を優先するか、快適な環境を優先するかは、プレイヤーのプレイスタイルによって判断が分かれるところです。
Wii U版にはすべてのバグ技が残っているのか?
Wii U版のブレワイは、Ver.1.5.0を最後にアップデートが停止しており、以降の修正は一切適用されていません。
そのため、BLSSやヒノックスカースを含め、Switch版で修正されたバグ技もWii U版ではすべて使用可能です。
さらに、Wii U固有のバグ技も存在します。
たとえば、Wii Uのゲームパッドとテレビ画面の切り替えを利用したソフトロック系のバグは、Wii U版でしか再現できません。
ただし、Wii U版はSwitch版と比較してフレームレートや画面解像度で劣るほか、ハードウェア自体が生産終了しているため、新規にWii U環境を整えるハードルは高いと言えます。
RTAコミュニティでは、Wii U版は独立したプラットフォームカテゴリとして記録が管理されています。
ブレワイのバグ技に関するよくある質問
ここでは、バグ技に関して多くのプレイヤーが疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめます。
バグ技を使うとセーブデータが壊れることはある?
通常のバグ技を手順通りに実行する限り、セーブデータが完全に壊れる可能性は極めて低いとされています。
ただし、マップ外に出た状態でセーブを行った場合は例外です。
特にダークビーストガノン戦からの脱出バグなど、マップ外への侵入を伴うテクニックでは、誤った場所でセーブするとゲームが正常に進行しなくなるリスクがあります。
対策として、バグ技を試す前には必ず手動セーブを作成し、万が一の際にはそのセーブデータからやり直せるようにしておくことが推奨されています。
オートセーブに頼るだけでは、上書きされてしまう危険があるため注意が必要です。
マスターソードを早期入手するバグはまだ使える?
マスターソードの早期入手バグは、Ver.1.8.2時点のSwitch 2 Editionでも動作が確認されています。
通常、マスターソードを引き抜くにはハートが13個以上必要ですが、このバグ技を使えば、ハートの数が足りない状態でもマスターソードを入手できます。
手順のポイントは、空の武器スロットを用意した状態で携帯モード(またはテーブルモード)を使用することです。
有線コントローラーでも成功例が報告されていますが、入力遅延の影響でタイミングがシビアになる場合があるとされています。
Ver.1.9.0での動作については、配信直後の検証が進行中ですが、基本的には使用可能との報告が多い状況です。
オンラインアップデートを避ける方法はある?
バグ技の維持を目的として、アップデートの適用を避けたいプレイヤーもいるでしょう。
Nintendo Switchでは、本体の設定から「ソフトの自動更新」をオフにすることで、自動的なアップデートの適用を防ぐことが可能です。
ただし、インターネットに接続した状態でソフトを起動すると、アップデートが促されるケースがあります。
完全にアップデートを避けるには、機内モードの活用やWi-Fi接続の切断が有効です。
注意点として、アップデートを適用しないとオンライン要素や一部の追加機能が利用できなくなります。
また、Switch 2 Editionで遊ぶ場合はSwitch 2向けの更新が自動的に含まれることがあるため、旧Switch本体を使い続けることもひとつの選択肢です。
まとめ:ブレワイのバグ技の全容と最新の動作状況
- ブレワイのバグ技は移動系・壁抜け系・アイテム操作系の3カテゴリに大別される
- ウィンドボムはVer.1.9.0およびSwitch 2 Editionでも健在の定番移動技である
- BLSSは2025年6月のVer.1.8.0で修正され、現在は使用不可となっている
- ヒノックスカースも同バージョンで修正済みである
- IST・DIC・WMCなどの増殖バグ系統は最新バージョンでもすべて動作する
- Switch 2 Editionではフレームレート向上により処理落ち系バグ技の再現が困難である
- Wii U版はVer.1.5.0で更新停止のため、修正済みバグ技を含めすべて利用可能である
- RTAコミュニティではバージョン・プラットフォーム別のレギュレーション整備が進行中である
- マスターソード早期入手やシールドスキュークリップは最新環境でも使用可能と報告されている
- バグ技実行時はセーブデータ保護のため、事前の手動セーブが強く推奨される

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