ウィッチャー3にModを導入してみたいけれど、種類が多すぎて何を選べばいいかわからない。
そんな悩みを抱えている方は少なくないでしょう。
2015年の発売から11年が経過した現在も、ウィッチャー3のModシーンは驚くほどの活気を見せています。
公式ツール「REDkit」の登場により新規クエストを丸ごと追加できるModが増え、2026年にはコンソール版へのMod対応も予定されるなど、話題は尽きません。
一方で、Nexus Modsには8,400件を超えるModが公開されており、初心者にとっては選定も導入も大きなハードルとなっています。
この記事では、おすすめModの目的別リストから、Vortexを使った具体的な導入手順、美人化Modの注意点、よくあるトラブルの解決策まで、ウィッチャー3のMod体験に必要な情報をすべて網羅しました。
初めてModに触れる方から、久しぶりに復帰する方まで、この一本で迷わず最高の環境を構築できるはずです。
ウィッチャー3のModとは?2026年最新の全体像を解説
ウィッチャー3のModとは、ユーザーが制作した非公式の拡張データのことで、グラフィックの改善やゲームシステムの変更、新しいクエストの追加など、ゲーム体験を自在にカスタマイズできる仕組みです。
PC版を中心に発展してきたMod文化ですが、2024年以降は公式ツールの充実やコンソール対応の動きによって、かつてない盛り上がりを見せています。
発売から11年経っても進化し続けるModシーンの現状
ウィッチャー3のModコミュニティは、2026年現在も衰えるどころか拡大を続けています。
Nexus Modsには8,400件以上のModが公開されており、複数のModをまとめたコレクションも82件以上が存在します。
2026年1月には、本来シングルプレイ専用であるウィッチャー3をオンライン化する「Witcher Online」が公開され、同じワールドに複数のプレイヤーが同時に表示されるという画期的な試みが世界中で話題になりました。
全プレイヤーがゲラルトとして表示される「ゲラルト大量発生」のシュールな光景はSNSでも大きな反響を呼んでいます。
また、テクスチャやモデルを数千単位で刷新する「HD Reworked Project NextGen Edition」の2026年版が開発中であり、風シミュレーションやキャラクターモデルの詳細化など、現行のグラフィックを大幅に超えるビジュアルが予告されています。
発売から11年が経った今もなお、ウィッチャー3は新たなModによって「別のゲーム」と言えるほどの変貌を遂げ続けているのです。
公式ツール「REDkit」登場でModの質はどう変わった?
2024年5月にリリースされた「REDkit」は、ウィッチャー3のMod制作に革命をもたらしました。
REDkitは、CD PROJEKT REDとYigsoftが共同開発した本格的なModツールで、開発者自身が使用したものと同等の機能を備えています。
Steamで無料配布されており、誰でもダウンロードして使い始めることができます。
それ以前の公式ツール「MODkit」(2015年リリース)では、アセットの差し替えなど簡易的な改変に限られていました。
REDkitではオリジナルのクエスト設計、新マップの構築、NPCの会話シーンの制作まで可能になり、Mod制作の自由度が飛躍的に高まっています。
この変化を象徴するのが、CD PROJEKT RED公式主催の「REDkit Moddingコンテスト」です。
2024年に開催されたこのコンテストでは、完全新規のストーリーを持つクエストModが多数応募され、優勝作品の「A Witcher Can Hide Another」は本編DLCに匹敵するクオリティだと多くのユーザーから高い評価を受けました。
クロスプラットフォーム対応でコンソール版にもModが解禁へ
これまでPC版限定だったウィッチャー3のMod体験が、PS5やXbox Series X|Sにも広がろうとしています。
CD PROJEKT REDは2025年5月、ウィッチャー3の発売10周年を記念して、PC・PS5・Xbox Series X|Sでのクロスプラットフォームmodサポートを発表しました。
mod.ioを通じてPCで作成されたModをコンソール版でも利用可能にするという、「最後のパッチ(one more patch)」と位置付けられた大型アップデートです。
当初は2025年内の配信が予定されていましたが、2025年9月に2026年への延期が公式に発表されました。
2026年3月時点で具体的なリリース日はまだ明かされていないものの、実現すればコンソールユーザーにとって初めてのMod体験となるため、コミュニティの期待は非常に高い状態が続いています。
なお、コンソール版ではPC版と比較して一部制限が設けられる見込みですが、詳細な仕様は未発表の段階です。
ウィッチャー3のおすすめMod厳選リスト【目的別に紹介】
ウィッチャー3のModは膨大な数が公開されていますが、目的に応じて選べば迷うことはありません。
ここでは「グラフィック」「ゲームプレイ」「コンテンツ追加」「マルチプレイ」の4つのカテゴリから、2026年時点で特に評価の高いModを厳選して紹介します。
グラフィックを劇的に向上させるビジュアル系Modの決定版
ウィッチャー3のビジュアルを現行のハイエンドタイトルに匹敵するレベルまで引き上げたいなら、まず注目すべきは「HD Reworked Project NextGen Edition」です。
テクスチャ、3Dモデル、環境エフェクトなど数千単位のアセットが改良されており、2022年の次世代アップデートで一部が公式に本編へ組み込まれたことからも、品質の高さがうかがえます。
2026年版ではさらに風シミュレーションの導入やキャラクターモデルの精密化が予告されており、リリースが待たれています。
HDR表示に問題を感じているプレイヤーには「RenoDX HDR Fix」が有効です。
HDR環境でのカラーマッピングを適切に修正し、白飛びや色味の不自然さを解消してくれます。
これらのビジュアル系Modは、ストーリーやゲームプレイに影響を与えずに導入できるため、初めてModを試す際の第一歩としても適しています。
戦闘やゲームバランスを改善するゲームプレイ系Mod
バニラの戦闘に物足りなさを感じたら、ゲームプレイ系のModが新たな体験を提供してくれます。
「Brothers In Arms」は戦闘システムを根本から刷新するModで、敵のAIや攻撃パターンが大幅に変更され、一戦一戦に緊張感が生まれます。
「Affliction」は疾病や状態異常のシステムを追加するModです。
毒沼を歩けば体調が悪化し、寒冷地では凍傷のリスクが発生するなど、サバイバル要素が加わることで世界への没入感がぐっと深まります。
「Monsters Reworked」はモンスターのAIと挙動を改修するModで、敵ごとの個性がより際立つようになり、ウィッチャーとしての「怪物退治」の手応えを再発見できるでしょう。
ただし、ゲームプレイ系のModは互いに競合しやすい傾向があるため、一度に大量に導入するよりも、少しずつ追加しながら動作確認を行うのが安全です。
新クエストや新エリアを追加するコンテンツ拡張Mod
REDkitの登場によって爆発的に増えたのが、本編に新しいストーリーやエリアを加えるコンテンツ拡張Modです。
REDkit Moddingコンテストで優勝した「A Witcher Can Hide Another」は、複数の結末を持つオリジナルクエストを追加するModで、公式DLCのようなプレイ体験が無料で楽しめます。
2位の「Tales of the Witcher」、3位の「Echoes of Play」も高い物語性を備えており、本編クリア後の新たな冒険として支持を集めています。
エリア追加系では「Novigrad Sewers」がノヴィグラドの地下に広大な下水道マップを構築し、探索好きのプレイヤーから高い人気を得ています。
「Unreasonable Plot Redesigned」はメインストーリーの展開そのものを再設計するModで、周回プレイでも新鮮な驚きを味わえる点が魅力です。
コンテンツ拡張Modは本編との整合性が重要になるため、導入前にMod説明ページで対応バージョンや前提Modの有無を必ず確認してください。
話題のマルチプレイMod「Witcher Online」でできること
2026年1月に公開された「Witcher Online」は、シングルプレイ専用のウィッチャー3に非公式のオンライン機能を追加するModです。
専用サーバーに接続することで、同一ワールドに最大5人以上のプレイヤーが同時に存在できるようになります。
ただし、これは厳密には「協力プレイ」ではありません。
クエストの進行状況やNPCの状態、戦闘結果はプレイヤーごとに独立して管理されており、他のプレイヤーが自分の戦闘に直接参加する仕組みはない点に注意が必要です。
チャット機能やエモートには、別途「Chill Out」というModとの組み合わせで対応しています。
酒場に集まって交流したり、同じタイミングでクエストを受注して並走プレイを楽しんだりと、「同じ世界に友人がいる」という独特の体験が魅力といえるでしょう。
対応環境はPC版(Steam/GOG)のバージョン4.04以上に限られ、コンソール版には対応していません。
また、デフォルトでは全員がゲラルトの外見で表示されるため、外見変更Modの「Custom Player Characters」を併用すると、より個性的なオンライン体験が楽しめます。
ウィッチャー3を美人化するModの選び方と注意点
キャラクターの外見をより美しく変更する、いわゆる美人化Modはウィッチャー3で根強い人気を持つジャンルです。
導入自体は難しくありませんが、選び方やロード順を誤ると不具合の原因になるため、基本的な知識を押さえておきましょう。
キャラクターの顔・体型を変更するリモデル系Modの種類
美人化Modは大きく分けて「テクスチャ変更型」と「モデル置換型」の2種類があります。
テクスチャ変更型は、キャラクターの肌や目の解像度を上げたり色味を調整したりするもので、導入の手軽さと安定性に優れています。
一方、モデル置換型は顔の骨格や体型そのものを3Dデータとして差し替えるため、変化が大きい反面、他のModとの競合リスクも高くなります。
Nexus Modsでは、イェネファー、トリス、シリといった主要キャラクターごとに多数の美人化Modが公開されています。
選ぶ際は、サムネイル画像だけでなく、対応バージョンの表記やユーザーコメントでの不具合報告にも目を通すことが重要です。
美人化Modを入れると世界観は崩れる?見た目と没入感のバランス
美人化Modを導入する際にしばしば議論になるのが、ウィッチャー3が持つダークファンタジーの世界観との整合性です。
キャラクターの外見を過度に変更すると、戦乱や疫病が蔓延する重厚な世界観とのギャップが生じ、没入感が損なわれる可能性があります。
多くの経験豊富なユーザーが推奨しているのは、「微調整型」の美人化Modを選ぶというアプローチです。
肌のテクスチャ解像度を上げつつも顔の骨格は変えない、あるいは目の色味だけを鮮やかにするといった控えめな変更であれば、ゲーム全体の雰囲気を維持しながらキャラクターの魅力を引き出せます。
もちろん、大胆にビジュアルを変更して楽しむのも自由なカスタマイズの醍醐味です。
世界観重視か見た目重視か、自分のプレイスタイルに合わせて判断しましょう。
美人化Modの競合・不具合を避けるためのロード順の設定方法
美人化Modで最もトラブルが起きやすいのは、複数のModが同じキャラクターのデータを書き換えようとして競合するケースです。
たとえば、イェネファーの顔テクスチャを変更するModと、全キャラクターのモデルを一括で変更するModを同時に入れると、片方の変更が無視されるか、表示が崩れる原因になります。
競合を防ぐための基本ルールは「同じ対象に対して変更を加えるModは一つだけにする」ということです。
もし複数導入したい場合は、Mod管理ツール上でロード順(優先順位)を調整し、どちらの変更を優先するかを明示的に指定します。
Vortexであれば「ルール設定」で「このModを先に読み込む」「このModを後に読み込む」と個別に指定でき、手動でのファイル上書き判断も可能です。
不具合が発生した場合は、美人化Modを一つずつ無効化しながら原因を特定していく方法が最も確実といえます。
Vortexでウィッチャー3のModを導入する手順を初心者向けに解説
ウィッチャー3にModを導入する方法としては、Vortex Mod Managerを使うのが最も手軽で一般的です。
Vortexは、Nexus Modsが公式に提供している無料のMod管理ツールで、初めてModを触る方でも直感的に操作できる設計となっています。
Vortex Mod Managerのインストールと初期設定の方法
まず、Nexus Modsの公式サイトでアカウントを作成し、Vortex Mod Managerをダウンロードしてインストールします。
インストール完了後にVortexを起動すると、管理するゲームの選択画面が表示されるので、一覧から「The Witcher 3: Wild Hunt」を探して「管理」をクリックします。
この際、ウィッチャー3のインストール先フォルダが自動検出されますが、検出に失敗した場合は手動でゲームフォルダのパスを指定してください。
Steam版であれば通常「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\The Witcher 3」にインストールされています。
初期設定として、Vortex内の「設定」メニューから「Modのステージングフォルダ」と「ダウンロードフォルダ」の保存先を確認しておくとよいでしょう。
ゲームとは別のドライブに保存先を設定すると、ストレージ容量の管理がしやすくなります。
Nexus ModsからModをダウンロードしてVortexで有効化する流れ
VortexとNexus Modsアカウントを連携させると、ブラウザからワンクリックでModをVortexに取り込めるようになります。
Nexus Modsで目当てのModページを開き、「FILES」タブにある「MOD MANAGER DOWNLOAD」ボタンをクリックすると、自動的にVortexが起動してダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了したら、Vortexの「Mod」タブで該当Modの「インストール」ボタンを押し、続けて「有効化」を実行します。
有効化が完了すればMod導入は完了で、ゲームを起動して反映を確認できます。
この一連の操作を覚えてしまえば、2つ目以降のModも同じ手順で簡単に追加していけるはずです。
なお、手動でダウンロードしたModファイルについても、Vortexの画面左下にある「ファイルをドロップしてインストール」のエリアにドラッグすることで取り込むことが可能です。
Modの競合が発生したときの対処法とロード順の調整
複数のModを導入すると、同じファイルを書き換えようとする「競合」が発生することがあります。
Vortexでは競合が検出されると通知アイコンが表示されるため、見落とす心配はほとんどありません。
競合の解決方法は主に2つあります。
1つ目は「ルール設定」による優先順位の指定です。
どちらのModの変更を優先するかをVortex上で選択すれば、指定した側の変更内容が適用されます。
2つ目は、不要な方のModを無効化して競合そのものを解消する方法です。
特に美人化Modやグラフィック系Modは競合が起きやすいカテゴリなので、導入のたびにVortexの通知を確認する習慣をつけておくと安心です。
ロード順は「依存関係」タブから確認・調整でき、ドラッグ操作で順番を入れ替えることもできます。
Script Mergerの使い方とマージが必要になるケース
Vortexだけでは解決できない競合が発生することもあります。
それが、複数のModが同じスクリプトファイル(.wsファイル)を変更しようとするケースです。
この場合に必要となるのが「Script Merger」というツールで、異なるModによるスクリプト変更を1つのファイルに統合(マージ)してくれます。
Script MergerもNexus Modsから無料でダウンロードでき、起動するとウィッチャー3のModフォルダを自動スキャンして競合箇所をリストアップします。
多くの場合は「自動マージ」で解決しますが、変更箇所が重複している場合は手動でどちらの変更を採用するかを選択する画面が表示されます。
ゲームプレイ系のModを3つ以上導入する場合はScript Mergerの出番がほぼ確実に訪れるため、Modを本格的に活用するなら早い段階でインストールしておくことをおすすめします。
マージ後はゲームを起動して正常に動作するかを確認し、問題があれば一度マージ結果を削除してやり直すのが基本的な手順です。
ウィッチャー3のMod導入でよくあるトラブルと解決策
Modの導入は楽しい反面、予期しないトラブルに遭遇することもあります。
ここでは、多くのユーザーが経験する代表的な問題と、確実性の高い解決方法をまとめます。
Modを入れたらゲームが起動しないときの原因と対処法
Mod導入後にゲームが起動しなくなる最も多い原因は、Mod同士の競合かModの対応バージョン違いです。
まず試すべきは、直前に導入したModを無効化してから起動を確認する方法です。
これで起動すれば、無効化したModに問題があったと特定できます。
複数のModを一度に追加した場合は、すべてのModを無効化した状態から1つずつ有効化していき、どの時点で起動しなくなるかを切り分けていきます。
地道な作業ですが、最も確実なトラブルシューティング方法です。
また、Modとは無関係に見えるケースでも、ゲームの「user.settings」ファイルが破損していることがあります。
このファイルを削除してゲームを起動すると初期設定で再生成されるため、設定ファイルの破損が原因の場合はこれだけで解決するケースも少なくありません。
次世代アップデート版(Ver4.04)との互換性を確認する方法
ウィッチャー3は2022年の次世代アップデート(バージョン4.0以降)でゲームの内部構造が大きく変わったため、旧バージョン向けに作られたModは動作しないものが多数あります。
Nexus Modsの各Modページには対応バージョンが記載されているので、「4.04」や「Next-Gen」「4.0x compatible」といった表記があるかを必ず確認してください。
古いMod紹介記事やガイドを参考にする際は特に注意が必要です。
2022年以前に書かれた情報では、次世代アップデートに非対応のModが推奨されている可能性があるためです。
判断に迷った場合は、Nexus Modsの各Modページに寄せられているユーザーコメントや「Bug Reports」タブを確認すると、実際の動作報告が得られます。
「List of unneeded mods for Next-Gen Update」という、次世代アップデートで不要になったModをまとめたリストもNexus Modsで公開されており、これを参照すると無駄な導入を避けられるでしょう。
Mod導入数の上限に達したときのMod Limit Fixの使い方
ウィッチャー3には、デフォルトで同時に読み込めるModの数に上限が設定されています。
この上限に達すると、新しいModを追加してもゲームに反映されなかったり、起動時にエラーが発生したりします。
この問題を解決するのが「Mod Limit Fix」です。
Nexus Modsからダウンロードして所定のフォルダに配置するだけで、Modの読み込み上限が大幅に拡張されます。
一般的には200件以上のModを同時に運用する環境で必要になるツールですが、将来的にModを増やしていく予定があるなら、早めに導入しておいて損はありません。
ただし、Modの数が増えるほどゲームの起動時間やロード時間が長くなる傾向があります。
また、200件を超えるModを同時運用する場合はPCスペックにも相応の余裕が求められるため、動作が不安定になったらMod数の見直しも検討してください。
初回プレイでModは入れるべき?目的別の導入タイミングガイド
ウィッチャー3のModに興味があっても、「初めてのプレイでModを入れていいのか」という疑問は多くの方が抱くものです。
結論から言えば、初回プレイか2周目以降かで推奨されるModの方向性は大きく異なります。
初めてのプレイならバニラに最低限のQoL改善だけが安全
多くの経験者が口を揃えるのは、「初回プレイはバニラ(Mod無し)を基本にすべき」というアドバイスです。
ウィッチャー3はバニラの状態でも完成度が非常に高いゲームであり、開発者が意図した物語体験やゲームバランスをまず味わうことに大きな価値があります。
ただし、バグ修正系やUI改善系のModだけは例外的に導入しても問題ないとされています。
たとえば、マップ上のクエストマーカーの視認性を向上させるModや、インベントリの整理を便利にするModは、ストーリー体験を損なうことなく快適さだけを向上させてくれます。
戦闘システムの変更や新コンテンツの追加は、本編の流れを把握してからのほうが効果を実感しやすいため、初回は我慢する価値があるでしょう。
2周目以降に導入すると満足度が上がるModの組み合わせ例
本編をクリアした後の2周目こそ、Modの真価が発揮されるタイミングです。
おすすめの組み合わせとして、まずグラフィック系の「HD Reworked Project NextGen Edition」で見た目を一新し、ゲームプレイ系の「Brothers In Arms」や「Affliction」で戦闘に新たな緊張感を加えるという構成があります。
これに加えて、REDkitコンテスト受賞作品のようなクエスト追加Modを入れれば、初回プレイとはまったく異なる体験が待っています。
外見変更系のModもこの段階で導入するのが自然です。
美人化Modやゲラルトの装備を変更するMod、マントを追加する「Ultimate Cloak Mod」などを組み合わせることで、キャラクターの見た目を自分好みにカスタマイズできます。
2周目はModの試行錯誤自体も楽しみの一つなので、気になるModを積極的に試してみるとよいでしょう。
2026年版おすすめModコレクションの活用法
Modの選定や競合の調整に自信がない場合は、Nexus Modsで公開されている「Modコレクション」を活用するのが効率的です。
Modコレクションとは、あるテーマや目的に沿って複数のModをまとめたパッケージのことで、ロード順や互換性があらかじめ調整された状態で提供されています。
Vortexにはコレクションをワンクリックで一括導入する機能が備わっており、手動で一つずつ設定する手間を大幅に省けます。
2026年版の構成を意識したコレクションも複数公開されており、「初心者向け」「グラフィック重視」「ゲームプレイ重視」といったカテゴリから選べるものが増えています。
コレクションの内容が自分の好みに完全に合わない場合でも、ベースとして導入した後に個別のModを追加・削除することは可能です。
まずはコレクションで安定した環境を作り、そこから自分好みにカスタマイズしていくのが、失敗の少ないアプローチといえます。
ウィッチャー3のMod文化と今後の展望
ウィッチャー3のModシーンは、単なるユーザーの趣味活動にとどまらず、ゲーム業界全体のMod文化を牽引する存在へと成長しています。
開発元の姿勢や今後の動きを知ることで、Modコミュニティの全体像がより立体的に見えてくるはずです。
CD PROJEKT REDのModコミュニティへの姿勢と公式支援の歴史
CD PROJEKT REDは、業界の中でもModコミュニティに対して特に寛容かつ積極的な姿勢を示してきた開発会社です。
2015年の発売直後に公式Modツール「MODkit」を無料で配布し、2022年の次世代アップデートでは人気の非公式Modを公式に本編へ統合するという異例の対応を取りました。
2024年にリリースされたREDkitは開発者と同等のツールを無料で提供するもので、「ユーザーにゲームを委ねる」という思想を明確に体現しています。
公式主催のModdingコンテストの開催も、コミュニティとの関係を単なる「黙認」ではなく「共創」として位置付ける意思の表れといえるでしょう。
この姿勢は自社の別タイトル「サイバーパンク2077」にも受け継がれており、同作でも公式Modツール「REDmod」が提供されています。
REDkit Moddingコンテストが示すModシーンの成熟度
2024年に開催されたREDkit Moddingコンテストは、ウィッチャー3のModシーンが新たな段階に入ったことを象徴する出来事でした。
優勝した「A Witcher Can Hide Another」は、複数の結末を持つ完全オリジナルストーリーのクエストModで、ボイスデータやカットシーンを含む本格的な作り込みが評価されています。
2位の「Tales of the Witcher」、3位の「Echoes of Play」もそれぞれ独自の物語と演出を備えており、かつてのテクスチャ差し替えやパラメータ調整が中心だった時代とは一線を画す完成度です。
コンテストには複数のチャレンジ部門も設けられ、キャラクターモデリングやシーンデザインといった分野別の技術力も競われました。
こうした取り組みを通じて、Modの制作者がプロの開発者として業界に参入するケースも生まれており、CD PROJEKT RED自身もMod制作を「ゲーム開発への入口」として公式に位置付けています。
ウィッチャー4に向けてModサポートは引き継がれるのか
多くのファンが関心を寄せているのが、現在開発中の「ウィッチャー4」(2027年以降発売予定)でもMod文化が継承されるかどうかという点です。
ウィッチャー4はシリーズ新三部作の第1作として開発が進められており、引き続きシングルプレイ作品となることが公表されています。
CD PROJEKT REDがウィッチャー3で築いてきたModサポートの実績、特にREDkitの開発経験やクロスプラットフォームModサポートのノウハウは、次回作に活かされる可能性が高いと多くのユーザーやメディアが予測しています。
また、サイバーパンク2077でのREDmod提供の経験も含め、CD PROJEKT REDは自社タイトル全体でMod対応を標準化しつつある印象があります。
ウィッチャー3のコンソール版Modサポートが成功すれば、ウィッチャー4では発売初期からコンソール対応のMod環境が整備される可能性も考えられるでしょう。
ウィッチャー4の発売までの期間、ウィッチャー3のMod環境をさらに充実させるCD PROJEKT REDの動きは、次回作への布石としても注目に値します。
まとめ:ウィッチャー3のMod導入で広がる無限の冒険
- ウィッチャー3のModはNexus Modsで8,400件以上が公開されており、2026年現在もコミュニティは拡大を続けている
- 公式ツール「REDkit」の登場により、本編DLC並みの新規クエストModが制作可能になった
- クロスプラットフォームModサポートが2026年中に予定されており、PS5やXbox Series X|Sへの対応が控えている
- グラフィック改善なら「HD Reworked Project NextGen Edition」、戦闘刷新なら「Brothers In Arms」が定番である
- マルチプレイMod「Witcher Online」は協力プレイではなく、同じ世界にプレイヤーを可視化する仕組みである
- 美人化Modはテクスチャ変更型とモデル置換型の2種類があり、競合リスクを考慮して選ぶ必要がある
- Vortex Mod Managerを使えば初心者でもワンクリックでModの導入・管理ができる
- 複数のModがスクリプトで競合した場合はScript Mergerでマージ処理を行う
- 初回プレイはバニラを基本にし、バグ修正やQoL改善のModだけにとどめるのが一般的な推奨である
- CD PROJEKT REDはMod文化に対して業界随一の積極的支援を行っており、ウィッチャー4への継承も期待される

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