ポケモンスカーレットをクリアしたあとも、「あの場面はどういう意味だったのか」「結局テラパゴスは何者なのか」といった疑問が頭から離れない方は多いのではないでしょうか。
本作は3つのメインルートが交差する独自のストーリー構造を持ち、エリアゼロの奥深くで語られる博士の真実や、200年前のスカーレットブックに記された矛盾など、一度のプレイでは拾いきれないほどの伏線が張り巡らされています。
さらにDLC「ゼロの秘宝」やその番外編を経てもなお、回収されていない謎がいくつも残されている状況です。
この記事では、ストーリーの全体構造から個々の伏線の意味、テラパゴスの正体、藍の円盤のポケモンたちが物語にもたらした影響、そして次回作へのつながりまで、主要な考察ポイントを網羅的に整理しています。
物語の深層を読み解く手がかりとして、ぜひ最後までご覧ください。
ポケモンスカーレットのストーリー考察で押さえるべき全体像
ポケモンスカーレットの物語を深く考察するには、まず作品全体がどのような構造で設計されているのかを把握する必要があります。
本作はシリーズ初のオープンワールドでありながら、3つの異なるルートが最終的に1つの真実へ集約されるという緻密な構成を採用しています。
この全体像を理解することで、個々の伏線や謎が持つ意味がより鮮明に浮かび上がってきます。
3つのルートが交差する物語構造とは?
ポケモンスカーレットのストーリーは、「チャンピオンロード」「レジェンドルート」「スターダスト★ストリート」という3本のメインルートで構成されています。
チャンピオンロードではライバルのネモとの切磋琢磨を通じてバトルの頂点を目指し、レジェンドルートではペパーの相棒であるマフィティフを救うためにひでんスパイスを集め、スターダスト★ストリートではボタンと共にスター団の真相に迫ります。
この3つのルートはプレイヤーが自由な順序で進められるのですが、それぞれが独立した物語ではなく、最終的に「エリアゼロ」という1つの場所へ収束する点が大きな特徴です。
3人の仲間との関係を深めたうえでエリアゼロに挑むからこそ、物語のクライマックスが強い感情的なインパクトを持つ仕掛けになっています。
多くのプレイヤーからは、この構成が「ポケモンシリーズの中でも最も完成度の高いストーリー」と評価されており、考察が盛んになった大きな理由の一つといえるでしょう。
裏シナリオ「ザ・ホームウェイ」が描くテーマの核心
3つのルートをすべてクリアすると解禁される裏シナリオ「ザ・ホームウェイ」は、物語の核心に迫るパートです。
ネモ、ペパー、ボタンの3人と共にパルデアの大穴の奥地であるエリアゼロへ向かい、パラドックスポケモンの正体やオーリム博士の真実と対面することになります。
このシナリオで語られる中心テーマは「喪失と向き合い、それでも前へ進む」ことだと広く考察されています。
大切な存在を失った悲しみ、取り戻せない過去への執着、そしてそれを乗り越えて新しい一歩を踏み出す勇気が、メインキャラクターたちの姿を通じて描かれます。
特にペパーにとっては、研究に没頭する親への複雑な感情と、最終的に明かされるAIの真実が重なり、「家族」というテーマが鋭く問いかけられる展開となっています。
「過去と未来」が対になる世界観の意味
スカーレットとバイオレットという2つのバージョンは、それぞれ「過去」と「未来」を象徴しています。
スカーレット版には古代のポケモンとオーリム博士が登場し、バイオレット版には未来のポケモンとフトゥー博士が登場します。
オーリム(Olim)はラテン語で「かつて」、フトゥー(Futurus)は「未来の」を意味しており、名前の時点で過去と未来の対比が明確に組み込まれています。
この対比構造は単なるバージョン違いの演出ではなく、物語全体の根幹に関わるものです。
「過去にとらわれるのか、未来を見据えるのか」という選択が、博士の生き方、タイムマシンの使い方、そしてパラドックスポケモンの存在意義すべてに通底しています。
こうした世界観の設計を踏まえて個別の考察に進むと、細部に込められた意味がより深く理解できるようになります。
オーリム博士とAIの正体に関する考察
エリアゼロの最深部で主人公たちを待ち受けるオーリム博士の正体は、本作最大の衝撃といっても過言ではありません。
博士をめぐる一連の描写には多くの謎が含まれており、考察の中でも特に議論が活発な領域となっています。
博士はいつ・なぜ命を落としたのか?
ゼロラボで明かされる真実として、主人公たちの前に現れたオーリム博士はすでに人間ではなく、AIであることが判明します。
ゼロゲートに残された書き置きの記述を読み解くと、博士はタイムマシンの操作中に肉体が破損し、生命を維持できなくなったことがわかります。
正確な時期は明言されていませんが、ペパーとの連絡が途絶えた時期と重なると考えられており、博士の死後はAIがタイムマシンを管理し続けていたと解釈されています。
ここで注目すべきは、博士が人間としての限界を超えてまでタイムマシンの研究に没頭していたという事実です。
家族であるペパーを置いて研究を優先した博士の姿は、科学への情熱と人間としての生き方の矛盾を強く印象づけるものとなっています。
AIが自ら未来へ旅立つ結末の真意
ストーリーの終盤、オーリム博士のAIは自らタイムマシンに乗り込み、未来の世界へ旅立つことを選択します。
AIが消えることでタイムマシンの制御が失われ、装置が機能を停止するというのがこの行動の目的です。
しかし、この結末にはもう一つの意味が込められていると考えられています。
AIであっても博士の記憶と人格を引き継いだ存在が、自らの消滅を受け入れて「未来へ送り出す」という行為は、ペパーに対する最後の親としてのメッセージだったのではないか、という解釈が広く支持されています。
データの集合体であるAIが、人間的な「別れ」を選ぶこの場面は、本作のストーリーが最も感動的に評価される瞬間の一つです。
ペパーとの親子関係が暗示する「喪失と再生」
レジェンドルートを通じて描かれるペパーの物語は、研究に没頭する親への不満と、それでも親を慕う複雑な感情の表現です。
マフィティフの怪我を治すためにひでんスパイスを集める旅は、表向きにはポケモンの治療が目的ですが、ペパーにとっては博士に認めてもらうための旅でもあったと読み取ることができます。
エリアゼロで博士の正体がAIだったと知ったときのペパーの反応は、「親を二度失う」という残酷な体験を表現しています。
一度目は研究に取り憑かれて家庭を顧みなくなったとき、二度目はAIですらなくなったときです。
それでもストーリーの終盤では、仲間たちとの絆を支えにペパーが前を向く姿が描かれます。
この「喪失を経て再生へ向かう」という流れは、本作のストーリー全体を貫く最も重要なテーマの一つだと広く認識されています。
パラドックスポケモンの存在が生む時間的矛盾
パラドックスポケモンは、ポケモンスカーレットの考察において最も議論が分かれるテーマの一つです。
タイムマシンによって古代や未来から転移してきたとされる一方で、その存在自体に大きな時間的矛盾が含まれています。
200年前のスカーレットブックに古代種が描かれている謎
スカーレットブックとは、200年前にブライアの祖先であるヘザーが率いたエリアゼロ観測隊の記録です。
この書物にはイダイナキバやテツノワダチといったパラドックスポケモンのスケッチが残されており、当時すでにこれらのポケモンが大穴の内部に存在していたことを示しています。
ヘザーの観測隊はパラドックスポケモンの猛攻によって隊員が致命傷を負い、撤退を余儀なくされました。
つまり、200年前の時点でパラドックスポケモンは確実に存在していたわけです。
問題は、博士のタイムマシンが完成したのは「少し前の現代」であるという点にあります。
まだ作られていないはずの装置で転移してきたポケモンが、なぜ200年前から存在しているのか。
この根本的な矛盾こそが「パラドックス」の名に込められた意味であり、現在も最も活発に議論される考察ポイントとなっています。
タイムマシン完成前にパラドックスポケモンがいた理由
この時間的矛盾に対して、いくつかの仮説が提唱されています。
最も有力な説の一つは、パラドックスポケモンの出現にはタイムマシンだけでなく、テラパゴスの力が関与しているという考え方です。
テラパゴスが周囲の存在の強い願望を現実化する能力を持つとすれば、200年前の観測隊が「大穴の奥に未知のポケモンがいてほしい」と強く願った結果、パラドックスポケモンが具現化した可能性があります。
別の説としては、エリアゼロの特殊な環境そのものが時空の歪みを引き起こしており、タイムマシンは既存の歪みを利用・拡大しただけだという解釈も存在します。
いずれの仮説もゲーム内で明確に肯定される描写はなく、プレイヤーの解釈に委ねられている部分が大きいのが現状です。
人々の想像が現実化したとする仮説の根拠
この「想像の具現化」仮説を補強する有力な根拠が、スカーレットブックに描かれた「幻のポケモンのイメージ」です。
ブック内で、観測隊のスケッチ担当がまだ見ぬ幻のポケモンを想像して描いたイラストが収録されています。
ゲーム中でも、このイラストは「想像で描いたもの」であり実在しないポケモンであることが明言されています。
ところが、DLCで登場するウネルミナモやテツノイサハは、この空想のスケッチと酷似した姿をしているのです。
存在しないはずのポケモンが現実に出現しているという事実は、「人々の想像がテラパゴスの力を介して現実になった」という仮説と強く結びつきます。
この考え方を採用すれば、パラドックスポケモンは純粋な過去や未来の生物ではなく、人間の想像力が形を得た存在ということになります。
ポケモンの世界観にこうした概念が含まれている点は、シリーズ全体を通しても非常にユニークな試みだといえるでしょう。
テラパゴスとは何者なのか?その正体と能力を考察
テラパゴスは、ポケモンスカーレットのストーリーとDLC全体を通じて最も重要な存在でありながら、その正体について多くの謎が残されているポケモンです。
図鑑の説明でも「絶滅したと考えられていた」と曖昧に記されるにとどまっており、考察の中核をなすテーマとなっています。
テラスタル現象の源とされる理由
テラスタルはパルデア地方特有の現象で、ポケモンのタイプを変化させる結晶化を引き起こすバトルシステムです。
この現象のエネルギー源はエリアゼロの結晶体にあるとされていますが、テラパゴスこそが結晶体のエネルギーの根源であるという見解が広く支持されています。
テラパゴスの名前自体がテラスタルを想起させるものであり、体の形状や模様が結晶体と類似している点も、この関連性を裏付ける要素として注目されています。
DLCの後編では、テラパゴスが暴走した際にテラスタルエネルギーが暴走する場面が描かれており、両者の因果関係がより明確に示されました。
願いを叶える力を持つポケモンという説の根拠
テラパゴスに関する最も有力な考察の一つが、「周囲の強い願いを現実にする能力を持っている」という仮説です。
前述したパラドックスポケモンの出現の矛盾を説明できるだけでなく、複数のゲーム内イベントがこの説を補強しています。
観測隊が想像で描いたポケモンが実在する点、エリアゼロという特殊な環境下で異常な現象が発生する点、そしてテラパゴスの近くで時空を超えた出来事が起こる点は、いずれもこの仮説と整合します。
ただし、ゲーム中でテラパゴスが「願いを叶えるポケモン」であると直接的に言及される場面はありません。
あくまでゲーム内の描写を総合した考察であることには留意が必要です。
てらす池イベントが示す平行世界への干渉能力
DLC後編「藍の円盤」をクリアしたあと、テラパゴスを連れてキタカミの里にあるてらす池を訪れると、驚くべきイベントが発生します。
霧の中からオーリム博士(バイオレット版ではフトゥー博士)が姿を現し、主人公と会話する場面です。
注目すべきは、ここで会える博士の発言です。
「AIが実用化されれば便利そうだな」と語ることから、タイムマシンを完成させる前の時代の博士であることが示唆されます。
さらに博士は「時空の可能性は無数に存在し、この出会いは地続きの過去や未来ではない可能性がある」と語ります。
この発言は、テラパゴスの力が時間だけでなく平行世界にも干渉し得ることを暗示しています。
加えて、博士からブライアの著書「ゼロの秘宝」と引き換えにスカーレットブックを受け取れるのですが、本来のストーリーでは博士が「ゼロの秘宝」を持っているはずがありません。
この矛盾は、てらす池で出会った博士が主人公の世界の過去の博士ではなく、別の世界線からやってきた存在であることを強く示唆しています。
藍の円盤のポケモンとしてのテラパゴスの役割
DLC後編「藍の円盤」では、テラパゴスがストーリーの中心に据えられました。
ブルーベリー学園に所属するスグリとブライアが、それぞれ異なる動機からテラパゴスの力を求め、物語が大きく動きます。
スグリがテラパゴスにテラスタルを使用した結果、テラパゴスが暴走してステラフォルムへと変化する場面は、藍の円盤のクライマックスとして描かれました。
この展開は、テラパゴスの力が人間の意志によって制御できるものではないことを示すと同時に、強い感情がテラパゴスの能力を暴走させる引き金になり得るという解釈を裏付けています。
藍の円盤でのポケモンたちとテラパゴスの関わりは、本編で張られた伏線のいくつかに回答を与えましたが、それと同時に新たな疑問も生み出す結果となりました。
エリアゼロに隠された秘密と考察
パルデアの大穴の最深部に広がるエリアゼロは、ポケモンスカーレットの物語において最も多くの謎が集中する場所です。
テラスタル現象の源、パラドックスポケモンの出現地、そしてタイムマシンの設置場所と、あらゆる考察の起点がこのエリアに存在しています。
大穴の結晶体とテラスタルエネルギーの関係
エリアゼロの内部には、巨大な結晶体が数多く存在しています。
これらの結晶体がテラスタルエネルギーの発生源であり、パルデア地方全体にテラスタル現象をもたらしていると考えられています。
博士の研究記録によれば、結晶体のエネルギーを分析する過程でタイムマシンの理論が生まれたとされており、テラスタルエネルギーとタイムマシンの技術は密接に関連しています。
つまり、エリアゼロの結晶体は単なるエネルギー源ではなく、時空に作用する力を秘めた特殊な存在ということになります。
テラパゴスが結晶体の根源であるとする説が正しければ、エリアゼロそのものがテラパゴスの力の影響下にある場所だと考えることができます。
ヘザーの観測隊が遭遇したものの正体は?
200年前にヘザーが率いた観測隊は、エリアゼロの内部で何者かに襲撃され、隊員が重傷を負い撤退しました。
この襲撃者の正体について、ゲーム内で明確な答えは提示されていません。
スカーレットブックに描かれたスケッチからは、パラドックスポケモンと思われる存在の姿が確認できるため、観測隊を襲ったのはパラドックスポケモンであったと考えるのが自然でしょう。
しかし、当時タイムマシンは存在していなかったはずです。
この事実は、前述した「テラパゴスの能力が200年前から作用していた」とする仮説を補強する材料の一つとなっています。
また、観測隊が「大穴の奥に宝がある」と強く信じて探索に挑んだこと自体が、テラパゴスの力を発動させるトリガーになった可能性も指摘されています。
タイムマシンの技術はどこから生まれたのか
博士が開発したタイムマシンは、エリアゼロの結晶体が持つエネルギー特性を応用したものとされています。
ゼロゲートの書き置きには「古代(未来)からのポケモンの転移に成功」と記されており、結晶体の研究がタイムマシン完成の鍵であったことがうかがえます。
興味深いのは、アインシュタインの相対性理論に基づく時空の概念がゲーム内で暗に示唆されている点です。
光の速度と重力の関係がタイムマシン理論の基礎になっていると推測する声もあり、ファンタジーでありながら科学的な説得力を持たせようとする制作意図が感じられます。
一方で、博士一人の力でタイムマシンを完成させるのは不可能ではないかという疑問も残ります。
テラパゴスの力が博士の願いに呼応して技術の実現を後押しした、という解釈もこの文脈では成立しうるでしょう。
DLC「ゼロの秘宝」で回収された伏線と残された謎
DLC「ゼロの秘宝」は、前編「碧の仮面」、後編「藍の円盤」、そして番外編「キビキビパニック」の3部構成で展開されました。
本編で張られた伏線の一部はこのDLCを通じて回収されましたが、同時に新たな謎も浮上しています。
碧の仮面で明かされたオーガポン伝承の真実
DLC前編「碧の仮面」の舞台であるキタカミの里では、オーガポンにまつわる伝承が語られます。
里に伝わる物語では、オーガポンは「鬼」として恐れられていますが、実際にはオーガポンは4つの仮面を使い分ける心優しいポケモンでした。
伝承の中で「魂を抜き取る」と語られている能力は、オーガポンのどの仮面にも対応する描写がなく、別の存在の能力が混同されていたと考えられています。
のちに番外編で明かされるモモワロウの能力こそが、この伝承に本来結びつくものだったわけです。
キタカミの里の看板に残された「影が鬼であれば最期」という文言は、オーガポンではなくモモワロウを指していたと解釈するのが自然でしょう。
モモワロウの登場で判明したともっこの主従関係
番外編「キビキビパニック」で登場した幻のポケモン・モモワロウは、ともっこ3匹のボスであることが公式に明かされました。
イイネイヌ、マシマシラ、キチキギスの3体は図鑑で「けらいポケモン」と分類されており、主に当たる存在が不在であることは以前から指摘されていました。
モモワロウの登場によってこの主従関係が確定し、ともっこたちが身に着けている「どくのくさり」もモモワロウに由来するものだと理解できるようになりました。
ゆびをふるで出現する技「じゃどくのくさり」のエフェクトがともっこの鎖を巻き付けるものである点も、この関係性を補強しています。
モモワロウがオーガポンと敵対していた過去は、公式の映像作品「知られざるモモワロウ物語」で詳しく語られており、伝承の真相がDLC全体を通じて段階的に明かされる巧みな構成となっていました。
休学中のスグリが番外編で復帰した経緯
藍の円盤のストーリー終了後、ブルーベリー学園の生徒に話しかけると「スグリは休学中」という情報が得られます。
エンディングでスグリは主人公に「ゼロからまた友達になってくれる?」と語りかけ、主人公もうなずくという描写があったにもかかわらず、クリア後は一切会えないという不自然な状態でした。
この伏線は番外編「キビキビパニック」で回収されます。
番外編の物語を通じてスグリは復帰し、クリア後にはブルーベリー学園でスグリやゼイユと再会できるようになりました。
また、それまで入れなかった黄色フロアの3つ目の部屋がスグリの部屋として解禁されるなど、ゲーム内の空間にもスグリの回復が反映される細やかな演出が施されています。
マフィティフを傷つけたポケモンが未だ不明な理由
レジェンドルートの物語の起点であるマフィティフの負傷原因は、本編からDLC全編を通じても明かされていません。
エリアゼロでパラドックスポケモンに遭遇した際、ペパーは「マフィティフを傷つけたポケモンだ」という趣旨の発言をしていません。
さらに、DLCで追加されたタケルライコなどの新たなパラドックスポケモンを連れていっても、ペパーから特殊な反応は得られないことが確認されています。
テラパゴスについても、藍の円盤の時点では長く休眠状態にあったため候補からは外れます。
この伏線が意図的に残されているのか、あるいは今後の作品で回収される余地を残しているのかは、現時点では判断できません。
ファンの間では次回作や関連作品での回収を期待する声が上がっている状況です。
ポケモンスカーレットで未回収の伏線一覧
DLCの番外編まで含めた全コンテンツを経てもなお、ポケモンスカーレットには回収されていない伏線がいくつか存在します。
これらは今後の展開への布石なのか、あるいは解釈をプレイヤーに委ねた意図的な空白なのか、さまざまな議論が続いています。
ゼロの秘宝ロゴの黄色い点が意味するもの
DLC「ゼロの秘宝」のロゴをよく観察すると、「秘宝」の文字に緑、青、赤(桃)、黄色の4つの点が配置されていることに気づきます。
緑はDLC前編「碧の仮面」に登場するオーガポン、青はDLC後編「藍の円盤」のテラパゴス、赤(桃色)は番外編のモモワロウとそれぞれ対応すると考えられています。
しかし、黄色の点に対応するコンテンツはまだ配信されていません。
一方で、海外版のポケモン公式チャンネルでは番外編が「エピローグ(終幕)」と紹介されており、追加DLCは存在しない可能性も指摘されています。
黄色い点が単なるデザイン上の配色なのか、まだ語られていない物語の暗示なのかは、ファンの間で意見が分かれたままです。
スカーレットブックの隠されたページに関する推測
スカーレットブックには、ゲーム中でプレイヤーが直接閲覧できないページが存在すると考えられています。
ヘザーの観測隊が記録した内容のうち、エリアゼロ最深部で具体的に何を発見したのかが詳細に語られていない点が、この推測の根拠です。
ブックの最終ページ付近に少しだけ描かれているテラパゴスの記述も、なぜ観測隊がテラパゴスの存在を知っていたのかという疑問を残しています。
ブライアが祖先の著書に強い執着を見せ、テラパゴスの探索に固執していた理由も、ブックに記されたまだ見ぬ情報に基づいていた可能性があります。
ゲーム内で確認できる記述だけでは情報が不足しており、この部分は考察で補うしかないのが現状です。
アニメ「リコとロイの旅立ち」で謎は回収されるのか?
テレビ東京系で放送されたアニメ「ポケットモンスター リコとロイの旅立ち」では、主人公リコの持つペンダントがテラパゴスの仮の姿であったことが明かされました。
アニメのストーリーはゲームとは独立した展開を見せていますが、テラパゴスの能力や起源について、ゲームでは語られなかった新たな情報が描かれる可能性があります。
ポケモンシリーズでは過去にもゲームとアニメが相互に補完し合う関係を築いてきた経緯があり、スカーレットの未回収の謎がアニメを通じて間接的に解明されることへの期待は大きいといえます。
ただし、アニメ独自の設定がゲームの公式設定と完全に一致するかどうかは慎重に見極める必要があるでしょう。
次回作との繋がりが期待される考察ポイント
ポケモンスカーレットで残された伏線は、今後のシリーズ展開で回収される可能性があります。
2025年に発売された「レジェンズZ-A」、そして2027年発売予定の第10世代「ウインド・ウェーブ」との関連に注目が集まっています。
新作「ウインド・ウェーブ」へ続く伏線はあるのか?
2026年2月のポケモンプレゼンツで正式発表された第10世代「ポケットモンスター ウインド・ウェーブ」は、Switch 2専用タイトルとして2027年の発売が予定されています。
舞台は東南アジアやオーストラリアをモチーフにした海洋地方と推測されており、パルデア地方との直接的なつながりがあるかどうかはまだ明らかになっていません。
しかし、ポケモンシリーズでは世代をまたいで伏線が回収された前例があります。
スカーレットで登場したブライアが異なる地方出身である点や、DLCでイッシュ地方との接点が示唆された点などは、世界観の広がりを意識した布石と捉えることもできるでしょう。
新作の情報が出揃うにつれ、スカーレットとの考察上の接点が見つかる可能性は十分にあります。
レジェンズZ-Aとパルデア地方の世界観の接点
2025年10月に発売された「Pokémon LEGENDS Z-A」は、カロス地方のミアレシティを舞台にした作品です。
カロス地方ではメガシンクルが主要なバトルシステムであり、テラスタル現象とは異なる体系が展開されています。
しかし、両者の根源にあるエネルギーの性質に共通点があるのではないかという考察も存在します。
メガシンクルに必要なメガストーンとパルデアのテラスタル結晶が、同様の超自然的エネルギーに由来する可能性は否定できません。
レジェンズZ-Aの物語を通じて明かされるメガシンクルの真実が、テラスタル現象やテラパゴスの正体を理解するヒントになる可能性もあるでしょう。
第10世代でパラドックスポケモンの謎は解明されるか?
パラドックスポケモンの根本的な矛盾は、ポケモンスカーレットのDLCを含めた全コンテンツで明確な解答が示されていません。
タイムマシンの存在しない時代にパラドックスポケモンが確認されているという矛盾、想像で描かれたポケモンが実在しているという不可解な事象は、いずれも宙に浮いたままです。
第10世代「ウインド・ウェーブ」で時空や次元に関するテーマが扱われるのであれば、この謎に対する新たな手がかりが得られるかもしれません。
一方で、ポケモンシリーズには意図的に謎を残し、プレイヤーの考察に委ねるという制作姿勢も見られます。
パラドックスポケモンの矛盾がすべて解明されるのか、それとも開かれた謎として残り続けるのかは、今後のシリーズ展開次第といえるでしょう。
まとめ:ポケモンスカーレット考察の要点と今後の注目ポイント
- ストーリーは3つのルートが「エリアゼロ」で交差する構造を持ち、裏シナリオで真実が明かされる
- オーリム博士の正体はAIであり、本物の博士はタイムマシン操作中に死亡している
- AIが自ら未来へ旅立つ結末は、ペパーへの最後のメッセージと広く解釈されている
- パラドックスポケモンは200年前のスカーレットブックに記録されており、タイムマシン完成前から存在するという時間的矛盾を抱える
- テラパゴスは「周囲の強い願いを現実化する能力」を持つとする仮説が最も有力である
- てらす池イベントでの博士との再会は、テラパゴスが平行世界に干渉できることを示唆する
- DLC「ゼロの秘宝」でモモワロウの正体やスグリの復帰など複数の伏線が回収された
- マフィティフを傷つけたポケモンの正体やロゴの黄色い点の意味は未回収のまま残されている
- アニメ「リコとロイの旅立ち」でのテラパゴスの描写がゲームの謎を補完する可能性がある
- 第10世代「ウインド・ウェーブ」の発表により、スカーレットの伏線が世代を超えて回収される期待が高まっている

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