ポケモンスカーレット・バイオレットで対戦用のポケモンを育成するとき、個体値の補完は避けて通れない工程です。
「銀の王冠はどこで手に入るの?」「金の王冠との違いがわからない」「使うときに気をつけることはある?」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、ぎんのおうかんの全入手方法から効果の詳細、金の王冠との使い分け、さらには使ってはいけないケースまで、育成に必要な知識を体系的に解説していきます。
読み終えるころには、王冠を最大限活用した効率的な育成ルートが明確になっているはずです。
ぎんのおうかんとは?基本的な効果を解説
ぎんのおうかん(銀の王冠)とは、ポケモンの個体値を1つだけ最大値に引き上げるためのアイテムです。
ポケモンにはHP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さの6つのステータスそれぞれに個体値と呼ばれる隠しパラメータが設定されています。
この値は0から31までの範囲でランダムに決まり、最大値の31は一般的に「V」と呼ばれています。
ぎんのおうかんを使うと、任意の1つのステータスの個体値を実質的に31(V)と同じ状態にできるのです。
つまり、6つすべてのステータスを最大にしたい場合は、ぎんのおうかんが6個必要になります。
対戦やテラレイドバトルなど、ポケモンの性能を最大限に発揮させたい場面では欠かせないアイテムといえるでしょう。
すごいとっくんの仕組み
ぎんのおうかんは単体では効果を発揮しません。
「すごいとっくん」という育成システムを通じて初めてポケモンに使用できます。
すごいとっくんの利用条件は、対象のポケモンがレベル50以上であることだけです。
過去のシリーズではレベル100が条件でしたが、スカーレット・バイオレットではレベル50に大幅緩和されました。
さらに、殿堂入りの前であってもフリッジタウンに到達していれば利用可能という点も見逃せません。
すごいとっくんを担当するNPCは、フリッジタウンのポケモンセンター裏にいるユキノオーを連れた男性です。
話しかけてぎんのおうかんを渡すと、手持ちまたはボックス内のレベル50以上のポケモンを選び、鍛えたいステータスを指定できます。
「きたえた!」と「さいこう」の違い
すごいとっくんで個体値を上げた場合、ジャッジ機能での表示が通常の「さいこう」ではなく「きたえた!」に変わります。
この2つは表示が異なるだけで、実際のステータス数値にはまったく差がありません。
バトルでの性能は完全に同一と考えて問題ないでしょう。
ただし、ポケモン交換の際に相手が「きたえた!」表示を見れば、王冠で補完された個体値であることがわかる点は頭に入れておくとよいかもしれません。
ぎんのおうかんの入手方法一覧
ぎんのおうかんは複数のルートで入手できます。
それぞれ入手の手軽さやタイミングが異なるため、自分のプレイ進行度に合った方法を選びましょう。
デリバードポーチで購入する方法
最も確実かつ手軽な入手手段は、デリバードポーチでの購入です。
ジムバッジを6個集めると、テーブルシティ・ハッコウシティ・カラフシティのデリバードポーチで1個20,000円で販売されるようになります。
在庫制限がないため、資金さえあれば何個でも購入可能です。
多くの攻略情報でも「王冠は基本的にデリバードポーチで買えば十分」と紹介されており、コストパフォーマンスの面でも最も推奨される入手ルートとなっています。
テラレイドバトルの報酬で入手
星5以上のテラレイドバトルをクリアすると、報酬としてぎんのおうかんがドロップすることがあります。
確定報酬ではなくランダムですが、テラレイドを周回するプレイヤーにとっては副産物として自然に貯まっていくでしょう。
星6レイドの方がドロップ率は高い傾向にあるため、高難易度に挑戦できる戦力が整っているなら積極的に狙いたいところです。
学校最強大会の周回で入手
ストーリークリア後に解放される学校最強大会でも、2周目以降の優勝報酬としてぎんのおうかんがランダムで手に入ります。
この方法の魅力は、賞金稼ぎと王冠入手を同時にこなせる点にあります。
おまもりこばんを持たせたポケモンで周回すれば賞金が2倍になり、稼いだお金でさらにデリバードポーチから王冠を追加購入するという効率的な循環が生まれます。
フィールド上の固定アイテムとして入手
テーブルシティの屋根の上に赤いアイテムとして1個だけ配置されています。
また、DLC「碧の仮面」のエリアでは、しるしの木立ちの東側にも落ちています。
いずれも1回限りの入手ですが、序盤の資金が乏しい時期には貴重な1個となるでしょう。
マリナードタウンの競りで入手
マリナードタウン中央の市場で行われるオークションに、ぎんのおうかんが出品されることがあります。
3個から10個のセットで出品され、NPCとの競り合いで落札価格が決まります。
ただし、1個あたりの落札額がデリバードポーチの購入価格(20,000円)を上回るケースが多いため、コスト面では非効率になりがちです。
一般的に、競りでの銀の王冠購入はあまり推奨されていません。
DLC「藍の円盤」の道具プリンターで入手
DLC後編「藍の円盤」で解放される道具プリンターからも、確率でぎんのおうかんが排出されます。
リーグ部部室のPCから科学部に200BPを支援することで道具プリンターが使えるようになり、試行回数を重ねて改良することでレアアイテムの排出率を高められます。
道具プリンターから出た不要アイテムを売却し、得た資金で王冠を購入するという運用も効果的でしょう。
キタカミ図鑑・ブルーベリー図鑑の報酬で入手
DLC「碧の仮面」のキタカミ図鑑を100体埋めると、報酬としてぎんのおうかんを受け取れます。
図鑑埋めを進めるついでに獲得できるため、DLCをプレイしているなら意識しておくとよいでしょう。
ぎんのおうかんときんのおうかんの違い
王冠には銀と金の2種類が存在し、効果と入手難度に大きな差があります。
どちらを使うべきかはポケモンの運用方法によって変わるため、特性を正しく理解しておくことが重要です。
効果・入手難度・コストの比較表
| 比較項目 | ぎんのおうかん | きんのおうかん |
|---|---|---|
| 効果範囲 | 任意の1ステータスを最大化 | 全6ステータスを一括最大化 |
| 入手難度 | 低い | 高い |
| ショップ購入 | 20,000円で購入可能 | ショップ販売なし |
| 全ステータス最大化のコスト | 6個で合計120,000円 | 1個(確実な入手手段が限られる) |
| 主な入手先 | デリバードポーチ、テラレイド、学校最強大会、道具プリンター | 学校最強大会(低確率)、ブルーベリー図鑑報酬、道具プリンター(低確率) |
6つのステータスすべてを最大化したい場合、銀の王冠6個で代用できる点は覚えておきましょう。
コストは120,000円かかりますが、金の王冠をマリナードタウンの競りで落札すると120,000円を超えることも珍しくありません。
その場合、銀の王冠6個をデリバードポーチで購入した方が経済的です。
銀の王冠のほうが優れているケース
金の王冠は便利なアイテムですが、全ステータスを一律で最大化してしまう点がデメリットになる場合があります。
たとえば特殊アタッカーとして運用するポケモンは、攻撃の個体値が低い方が「イカサマ」というわざで受けるダメージを軽減できます。
また、トリックルーム下で運用する鈍足ポケモンは、素早さの個体値が低いほうが有利に動けます。
こうしたケースでは、不要なステータスを避けて必要な箇所だけ鍛えられる銀の王冠のほうが適しているのです。
金の王冠を安易に使って後悔したという声も少なくないため、使用前にポケモンの運用方針を固めておくことが大切でしょう。
銀の王冠を効率的に集める方法
育成を本格的に進めると、銀の王冠は何十個と必要になります。
効率よく集めるためには、安定した金策ルートを確立することがカギとなります。
学校最強大会の周回が基本
ストーリークリア後のプレイヤーにとって、学校最強大会の周回は最もバランスの良い収集方法です。
おまもりこばんを持たせたポケモンで大会に優勝すれば、高額の賞金を獲得しつつ、ランダムで王冠そのものもドロップする可能性があります。
1回の周回で得られる賞金を王冠購入に充てれば、着実に在庫を増やしていけるでしょう。
道具プリンターを活用した金策
DLC「藍の円盤」をクリアしているなら、道具プリンターを使った金策が最高効率とされています。
BPとポケモンの落とし物を投入してアイテムを生成し、不要なアイテムを売却する流れです。
1時間あたり約100万円を稼げるという情報もあり、この資金をデリバードポーチでの王冠購入に回せば大量確保が可能になります。
テラレイドバトルとの並行収集
星5以上のテラレイドバトルを日常的にこなしていれば、報酬として自然にぎんのおうかんが集まります。
テラレイドではけいけんアメやわざマシンの素材も手に入るため、育成全般を効率化する意味でも優秀な周回先です。
オンラインで他のプレイヤーと協力すれば、高難易度レイドもスムーズにクリアできるでしょう。
銀の王冠を使う際の注意点とデメリット
非常に便利なアイテムですが、仕様を正しく理解していないと想定外の事態を招くことがあります。
使用前に必ず押さえておきたいポイントを整理しました。
すごいとっくんで上げた個体値はタマゴに遺伝しない
最も重要な注意点として、すごいとっくんで強化した個体値は孵化時に子ポケモンへ遺伝しないという仕様があります。
遺伝するのはあくまで親が元々持っていた個体値です。
孵化厳選で強い個体を量産したい場合、高個体値のメタモンや親ポケモンを用意する必要があり、王冠で補完した個体を親にしても意味がありません。
この仕様を知らずに王冠を使い、孵化厳選で思った結果が出ないというトラブルは少なくないようです。
全ステータスに使うべきではないケースがある
前述の通り、特殊アタッカーの攻撃個体値やトリックルーム要員の素早さ個体値は、あえて低いほうが有利になります。
こうしたポケモンに対して、考えなしに全ステータスへ銀の王冠を使ってしまうと、本来の運用意図から外れた個体になってしまうでしょう。
使用前に「このポケモンはどのステータスを最大にすべきか」を必ず検討してください。
個体値を下げるアイテムは存在しない
ポケモンSVには、個体値を最大にするアイテム(王冠)はあっても、個体値を最低値の0(逆V)にするアイテムは実装されていません。
一度すごいとっくんで上げた個体値を元に戻すリセット手段も存在しないため、王冠の使用は慎重に判断する必要があります。
素早さ0や攻撃0の個体が必要な場合は、孵化厳選で地道に狙うしかないのが現状です。
ジャッジ機能の解放タイミングに注意
個体値を確認するジャッジ機能は、殿堂入り後にポケモンセンターで回復することで解放されます。
すごいとっくん自体は殿堂入り前から使えますが、どのステータスの個体値が低いのかを正確に判断するにはジャッジ機能が必要です。
ジャッジなしで王冠を使うと、すでにVのステータスに重複して使ってしまう無駄が生じかねないため、基本的にはジャッジ解放後の使用を推奨します。
銀の王冠を使うおすすめのポケモン
どのポケモンに王冠を優先的に使うべきか迷う方も多いでしょう。
一般的に推奨されているのは、孵化厳選ができない・しにくいポケモンです。
伝説・準伝説ポケモン
コライドン、ミライドン、パオジアン、チオンジェン、ディンルー、イーユイといった伝説・準伝説ポケモンはタマゴを作ることができません。
個体値を補完する唯一の手段が王冠となるため、最優先で使用する価値があります。
レイドやランクバトルで使う機会も多いことから、王冠の投資効果は非常に高いといえるでしょう。
色違いポケモン
色違い厳選で個体値まで完璧な個体を狙うのは極めて困難です。
色違いという希少な外見を持つ個体を入手できたなら、足りない個体値は王冠で補完するのが現実的な選択肢になります。
特にお気に入りの色違いポケモンを対戦でも活躍させたい場合、銀の王冠による個体値調整は必須でしょう。
テラレイドバトルで捕獲したポケモン
星5や星6のテラレイドバトルで捕獲したポケモンは、個体値が4V以上保証されています。
つまり、足りないステータスは多くても2箇所程度です。
ぎんのおうかんを1個から2個使うだけで実質6Vの個体が完成するため、孵化厳選よりも圧倒的に手軽な育成ルートとなります。
多くのプレイヤーが「テラレイド産を王冠で仕上げる」という育成フローを主流としている理由は、この効率の良さにあるのです。
孵化厳選と銀の王冠はどちらを優先すべきか
育成方針として「孵化厳選で最初から高個体値を狙う」か「王冠で後から補完する」かは、多くのトレーナーが悩むポイントです。
ポケモンSVでは王冠での補完が主流
ポケモンスカーレット・バイオレットでは、銀の王冠がデリバードポーチで手軽に購入できるうえ、すごいとっくんの利用条件もレベル50と緩和されています。
そのため、過去作ほど孵化厳選の重要性は高くないと一般的に評価されています。
テラレイドで高個体値のポケモンを入手し、不足分を王冠で補う流れが現在のスタンダードです。
孵化厳選が必要になるケース
ただし、王冠では対応できない場面も存在します。
攻撃個体値0や素早さ個体値0といった逆Vの個体が必要な場合、王冠では実現できないため孵化厳選が唯一の手段となります。
また、孵化厳選では遺伝技やボールの種類も選べるため、こだわりのある育成を目指すなら孵化との併用が理想的です。
高個体値のメタモンを親として活用すれば、孵化厳選の効率も大きく向上します。
6Vのメタモンを入手しておくと、あらゆるポケモンの厳選が格段に楽になるでしょう。
ポケモンSVにおける育成環境の進化
銀の王冠を取り巻く育成環境は、シリーズを重ねるごとに大きく変化してきました。
すごいとっくんの歴史と条件緩和
すごいとっくんが初めて登場したのは第7世代の「サン・ムーン」です。
当時はレベル100のポケモンにしか使用できず、王冠の入手手段も限られていたため、ハードルの高いやり込み要素という位置づけでした。
スカーレット・バイオレットではレベル50への引き下げに加え、ショップでの無制限購入が可能になったことで、育成の敷居が劇的に下がっています。
ポケモンレジェンズZ-Aへの継承
2025年に発売された「ポケモンレジェンズZ-A」でも、すごいとっくんと王冠のシステムは継続されています。
同作ではメインミッション19のクリアで解放される仕組みとなっており、入手方法はモミジリサーチの報酬やバトル異次元のオヤブントレーナー撃破報酬など、作品固有のルートが追加されました。
王冠による個体値補完は、ポケモンシリーズの育成において定着したスタンダードといえるでしょう。
まとめ:ポケモンスカーレットの銀の王冠を使いこなすために
- ぎんのおうかんは任意の1ステータスの個体値を最大値に引き上げるアイテムである
- デリバードポーチで1個20,000円で購入でき、ジムバッジ6個が解放条件となる
- すごいとっくんの利用条件はレベル50以上で、殿堂入り前でもフリッジタウンで利用可能である
- テラレイドバトル、学校最強大会、道具プリンター、マリナードタウンの競りなど入手ルートは多彩である
- すごいとっくんで上げた個体値はタマゴに遺伝しないため、孵化厳選の親には不向きである
- 特殊アタッカーの攻撃やトリックルーム要員の素早さなど、あえて低く保つべきステータスには使わない判断が重要である
- 金の王冠は全ステータスを一括最大化できるが、柔軟性では銀の王冠が勝る場面がある
- 6ステータスすべてを最大化する場合、銀の王冠6個(120,000円)で金の王冠1個と同等の効果を得られる
- テラレイド産の4V以上のポケモンを銀の王冠で補完する育成フローが現在の主流である
- 個体値を下げるアイテムやすごいとっくんのリセット手段は存在しないため、使用は計画的に行う必要がある

コメント