FF13をプレイし始めたものの、聞き慣れない造語が次々と飛び出してきて戸惑った経験はないでしょうか。
ファルシとは何なのか、ルシとは一体どういう存在なのか、コクーンやシ骸といった言葉の意味がわからないまま物語が進んでしまい、ストーリーを楽しめなかったという声は非常に多く聞かれます。
FF13の世界観は、独自の造語によって緻密に構築されています。
裏を返せば、専門用語さえ理解すれば物語の奥深さを存分に味わえるということでもあります。
この記事では、FF13に登場するすべての主要な専門用語を、初めてプレイする方にもわかりやすい言葉で体系的に整理しました。
世界設定の基本用語からバトルシステムの仕組み、さらには神話体系まで、FF13の用語を網羅的に解説していきます。
FF13の専門用語が難しいと言われる理由
FF13は2009年にスクウェア・エニックスから発売されたRPGで、シリーズ屈指の美麗なグラフィックと独自の戦闘システムが高く評価された作品です。
一方で、発売当初から「専門用語が多すぎて意味がわからない」という声がプレイヤーの間で絶えませんでした。
なぜここまで難解だと言われるのか、その根本的な原因を整理していきます。
造語だらけの世界観が初見プレイヤーを混乱させる
FF13の舞台は現実世界とはまったく異なる架空の異世界であり、登場する固有名詞のほぼすべてがオリジナルの造語で構成されています。
一般的なファンタジー作品であれば「王国」「騎士」「魔法使い」といった馴染みのある言葉が使われますが、FF13では「ファルシ」「ルシ」「コクーン」など、日常では耳にしない言葉が冒頭から説明なしに飛び交います。
しかも登場人物たちはこれらの用語を当然のように使って会話を進めるため、プレイヤーは置き去りにされたような感覚に陥りやすいのです。
さらに「ファルシ」と「ルシ」のように響きが似た単語が同時に使われることも、混乱に拍車をかけている要因といえるでしょう。
「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」とは何だったのか
FF13の専門用語の難解さを象徴するフレーズとして、ネット上で広く知られているのが「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」という一文です。
これは体験版の段階でFF13のストーリー概要を圧縮した表現として広まり、やがてインターネットミームとして定着しました。
実際の意味を平易な日本語に置き換えると「下界の神に選ばれた奴隷が、楽園から追放される」という、ファンタジー作品としてはごく王道の設定を説明しているにすぎません。
つまりFF13の物語自体が難解なのではなく、造語の壁が理解を阻んでいるだけなのです。
ニコニコ大百科やピクシブ百科事典にも独立した解説記事が存在するほどで、「専門用語の羅列で内容が伝わらない」現象の代名詞として、ゲーム以外の分野でも引用されることがあります。
ゲーム内の用語説明機能「オートクリップ」の活用法
FF13には、ストーリーの進行に合わせて専門用語や背景情報が自動的に記録される「オートクリップ」という機能が搭載されています。
メニュー画面からいつでも閲覧でき、新しい用語が登場するたびに項目が追加されていく仕組みです。
ただし、多くのプレイヤーからはオートクリップの存在自体に気づかなかった、あるいは気づいていても読むのが面倒だったという声が挙がっています。
物語を十分に理解するためには、新しいオートクリップが追加された時点でこまめに確認する習慣をつけることが最も効果的です。
特に序盤のチャプター1〜3で追加される項目は世界観の根幹に関わる用語が多いため、ここを押さえるだけでもストーリーの理解度は大きく変わってきます。
FF13の世界を理解するための基本用語
FF13の物語を読み解くうえで、まず押さえておくべきなのが舞台となる世界の構造です。
この作品の世界は大きく分けて二つの領域で成り立っており、さらに政治体制や社会構造にも独自の用語が使われています。
ここでは物語の土台となる基本用語を順番に確認していきましょう。
コクーンとは?天空に浮かぶ繭の都市世界
コクーンは、FF13の物語の主な舞台となる天空に浮かぶ球状の世界です。
英語で「繭(まゆ)」を意味する言葉から名付けられており、外殻に包まれた内部に複数の都市が広がっています。
数千万人もの市民がこの中で暮らしており、エネルギー供給や食糧生産、気象制御に至るまで、すべてファルシと呼ばれる超常の存在によって管理されています。
コクーンの住民は発達したテクノロジーとファルシの加護のもとで快適な生活を送っており、外の世界に出ることは禁じられています。
しかし住民の多くは外を恐れているため、そもそも出たいと思うこともなく、安逸な暮らしを謳歌しているのが実態です。
物語はこのコクーンの平穏が崩れるところから始まります。
グラン=パルスとは?コクーンの外に広がる下界
グラン=パルスは、コクーンの外に広がる広大な大地の世界です。
コクーンの住民からは「下界」と呼ばれ、危険な魔物が跋扈する恐ろしい場所として忌み嫌われています。
作中では「外なる下界」とも表現され、コクーンとは対照的に文明の痕跡が少なく、荒々しい自然が支配する未開の大地として描かれています。
コクーンの人々にとって、パルスに関わること自体がタブーとされており、パルスのファルシに触れた者は社会から排除される対象となります。
しかし物語が進むにつれて、主人公たちはこのグラン=パルスに足を踏み入れることになり、ゲームの雰囲気が大きく変わるターニングポイントとなっています。
聖府とは?コクーンを統治する絶対権力機関
聖府は、コクーン社会を統治する政府機関です。
立法・行政・司法のすべての権限が集中しており、強力な政府軍を擁しています。
コクーンを築いたのはファルシですが、ファルシ自身は政治にほとんど介入せず、社会の管理運営は人間による聖府に委ねられています。
聖府の代表者はガレンス・ダイスリーという人物で、物語において非常に重要な役割を果たします。
聖府はコクーンの市民を守る立場にありますが、パルスに関わった者を問答無用で追放する「パージ」を実行するなど、その姿勢には市民の安全を盾にした強権的な側面も垣間見えます。
FF13の核心「ファルシとは何か」をわかりやすく解説
FF13の世界を語るうえで絶対に避けて通れないのが「ファルシ」という存在です。
ファルシとは何かを正しく理解することが、物語全体を把握するための最大の鍵になります。
ここではファルシの基本的な定義から、種類ごとの違い、主要な個体の情報までを詳しく見ていきましょう。
ファルシの正体は人智を超えた超常の存在
ファルシとは、強大な魔力を操る人智を超えた超常の存在です。
内部にクリスタルを宿しており、それぞれが特定の「使命」を与えられて活動しています。
人間のように意思疎通を図ることは基本的にできず、人間を選んで「ルシ」に変える力を持っています。
ファルシは自らの使命を果たすための道具として人間を利用する面があり、人類の保護者であると同時に、人間を支配する存在でもあるという二面性を持っています。
一般的なファンタジー作品でいえば「神」や「上位存在」に近い概念ですが、FF13のファルシはより機械的・機能的な側面が強調されている点が特徴的です。
聖府のファルシ─コクーンの暮らしを支える守護者たち
コクーンの内部には、市民生活を支える多数のファルシが存在しています。
これらは「聖府のファルシ」と呼ばれ、エネルギー供給、食糧生産、光と熱の供給、気象制御など、それぞれが特定の役割を担っています。
聖府のファルシは支配者としてふるまうことなく、コクーンの統治を人間に任せてほとんど介入しません。
一説によれば、低級の個体も含めるとその総数は八百万にも上るとされており、コクーンという世界がいかにファルシの存在に依存しているかがわかります。
市民はファルシの恩恵を受けながら平穏に暮らしており、ファルシと聖府に対する信頼は非常に厚いものとなっています。
下界のファルシ─コクーンに敵対する脅威の存在
ファルシにはコクーンを守る側だけでなく、コクーンに敵対する存在も含まれます。
グラン=パルスに存在するファルシは「下界のファルシ」と呼ばれ、コクーンの人々にとっては恐怖の対象です。
下界のファルシは接触した人間に呪いをかけてルシに変え、「コクーンを滅ぼせ」という使命を与えるとされています。
このため、コクーンの市民は「下界のファルシに近づいた者は追放すべきだ」と考えており、パージという政策を支持する世論の根拠にもなっています。
物語の発端も、下界のファルシがコクーン内部で発見されたことがきっかけとなっており、FF13のストーリーを動かす最大の引き金となっています。
オーファンやバルトアンデルスなど主要ファルシ一覧
FF13の物語で重要な役割を果たす主要なファルシを整理すると、以下のようになります。
| 名称 | 所属 | 役割・特徴 |
|---|---|---|
| オーファン | 聖府 | ファルシ=エデンに力を与える存在。オーファンの死はコクーンの滅亡を意味する |
| バルトアンデルス | 聖府 | 聖府代表ダイスリーの正体。ルシを誘導しオーファンを討たせようとする黒幕 |
| エデン | 聖府 | 首都に君臨する三位一体のファルシ。コクーン全体の機能を統御する |
| フェニックス | 聖府 | 光と熱の供給を使命とし、コクーンの中天で太陽のように輝く |
| クジャタ | 聖府 | エウリーデ峡谷でエネルギー生産を担当する |
| カーバンクル | 聖府 | パルムポルム地下で食糧生産を管理する |
バルトアンデルスはFF13における最大の黒幕であり、コクーン市民数千万の命を犠牲にして、去った神を呼び戻そうとしています。
物語の中盤以降は、このバルトアンデルスの思惑に主人公たちがどう立ち向かうかが大きなテーマとなっていきます。
ファルシに選ばれた者「ルシとは何か」を徹底解説
FF13の主人公たちは全員が「ルシ」としての運命を背負っています。
ルシとは何かを理解することは、キャラクターたちの葛藤や行動原理を読み解くうえで欠かせません。
ここではルシの定義から始めて、烙印の仕組み、クリスタル化の運命、そして召喚獣との関係までを解説します。
ルシの意味とファルシから与えられる使命の仕組み
ルシとは、ファルシに選ばれ、特殊な使命と魔法の力を授けられた人間のことです。
選ばれるという表現が使われますが、実態は「ファルシに呪われた存在」に近く、本人の意思に関係なく強制的にルシにされてしまいます。
ルシになると魔法を操る能力を得る代わりに、ファルシから与えられた「使命」を果たすことを義務づけられます。
厄介なのは、使命の内容が明確に言葉で伝えられるわけではなく、断片的なビジョンとして示されるだけだという点です。
ルシにされた人間を元に戻す治療法は存在せず、一度ルシになったら後戻りはできないという、極めて過酷な運命が待っています。
ルシの証である烙印の進行と残酷なタイムリミット
ファルシに選ばれたルシの体には「烙印」と呼ばれる紋章が現れます。
この烙印はルシの証であると同時に、残された時間を示すタイマーのような役割を果たしています。
烙印は時間の経過とともに徐々に形が変化し、中央の「目」に当たる部分が完全に開くとシ骸に変化してしまいます。
変化の速度は使命の難易度や重要性に左右されるだけでなく、ルシ本人の精神状態にも大きく影響されます。
強いショックや絶望を受けると烙印の進行が一気に加速し、最悪の場合はルシにされた瞬間にシ骸と化すケースすらあるとされています。
この烙印のシステムが、主人公たちに常に焦りと緊張感を与え、物語の推進力となっています。
使命を果たした先に待つクリスタル化という運命
ルシが使命を果たした場合、体がクリスタルに変化して「永遠を手に入れる」と伝説では語られています。
一見すると救いのある結末に思えますが、実際にはクリスタルとなって動くことも話すこともできなくなるため、事実上は死と同義です。
つまりルシに与えられた選択肢は「使命を果たしてクリスタルになる」か「使命を果たせずシ骸になる」かの二択しかなく、どちらに転んでも人間としての生活は失われます。
この絶望的な運命の構造こそがFF13の物語の根幹であり、主人公たちが「運命に抗う」という選択をする動機になっています。
コクーンの一般市民が「ルシにされること=死」と捉えて恐怖するのも、この背景を知れば十分に納得できるはずです。
召喚獣はなぜルシのもとに現れるのか
FF13における召喚獣は、ごく限られたルシのもとにだけ遣わされる特別な存在です。
使命に縛られたルシを救うために到来するとされていますが、興味深いことに、現れた召喚獣は例外なくルシを攻撃してきます。
これはルシが絶望の淵に立たされた瞬間に出現する仕組みになっており、ルシが召喚獣との戦いを通じて再び立ち上がる意志を取り戻すための「試練」として機能しています。
ゲームプレイ上でも、各キャラクターが精神的に追い詰められたタイミングで召喚獣との戦闘イベントが発生する演出がなされています。
数百年間ルシが出現していなかったコクーンでは、召喚獣に関する正確な情報はおとぎ話同然の扱いとなっており、その真意を知る者はほとんどいません。
使命を果たせなかったルシの末路「シ骸」とは
ルシの運命について語るうえで避けては通れないのが「シ骸」の存在です。
シ骸とは、使命を果たせなかったルシが変化してしまう魔物のことで、FF13の世界観における最も悲劇的な概念の一つです。
ここではシ骸の詳細と、そこからさらに派生する存在について解説します。
シ骸になると心も体も二度と元に戻れない
シ骸とは、ファルシから与えられた使命を期限内に果たせなかったルシが変化する異形の存在です。
シ骸と化した者の心は無念と悲嘆に塗りつぶされ、人間としての記憶や感情はすべて失われてしまいます。
元の姿に戻す方法は一切存在せず、シ骸になった時点で人間としての救いは完全に断たれます。
クリスタル化が「凍りつく死」であるならば、シ骸化は「苦しみ続ける死」ともいえる存在で、ルシにとっては最も恐れるべき末路です。
ゲーム内ではシ骸は通常の敵モンスターとして各地に出現しますが、そのすべてがかつては使命を背負った人間であったという事実が、戦闘に独特の重みを加えています。
冥碑と死将─シ骸のさらなる変化形態
シ骸には、長い時間の経過によってさらに変化した形態が存在します。
「冥碑」は、シ骸が歳月の果てに力尽きて石と化したものです。
石になっても無念と嘆きは晴れることがなく、冥碑は自分が果たせなかった使命の代行を他のルシに懇願し続けます。
ゲーム中ではグラン=パルスの各地に冥碑が点在しており、話しかけるとサブクエスト(ミッション)が発生する仕組みになっています。
一方の「死将」は、特に強靭な精神力を持っていたために冥碑にもならず、あらゆる生命への憎しみにとらわれた凶暴な破壊者です。
死将は通常のシ骸よりもはるかに強力で、ゲーム内では手強いボス級の存在として立ちはだかります。
コクーンの人々がルシを恐れる本当の理由
コクーンの市民がルシを忌避し、パージを支持する背景には、シ骸に対する根深い恐怖があります。
ルシが使命を果たせなければシ骸という魔物に変貌し、周囲の人間に危害を加える可能性がある以上、ルシの存在自体がコクーンの安全を脅かすリスクとなるのです。
加えて、下界のファルシによってルシにされた者は「コクーンを滅ぼせ」という使命を帯びている可能性があるため、市民にとっては二重の恐怖といえます。
聖府はこの恐怖心を利用して、パルスに関わった人間を一律に排除するパージ政策を推し進めており、実際には直接パルスのファルシに触れていない一般市民まで巻き添えにしています。
FF13の物語は、こうした差別と恐怖の構造に巻き込まれた主人公たちが、自らの運命と社会の理不尽に抗っていく姿を描いています。
物語の背景を読み解くファブラ ノヴァ クリスタリスの神話用語
FF13の世界には、ゲーム本編で直接語られる設定よりもさらに深い神話体系が存在します。
「ファブラ ノヴァ クリスタリス」と呼ばれるこの神話は、FF13だけでなくFF13-2やライトニング リターンズ、さらにはFF零式やFF15にも共通する大きな物語の枠組みです。
創造神ブーニベルゼと三柱の神々の関係
ファブラ ノヴァ クリスタリスの神話において、すべての始まりとなるのが全能の創造神ブーニベルゼです。
ブーニベルゼは三柱の神を創造しました。
世界を切り拓く力を持つ大神パルス、コクーンを守護する邪神リンゼ、そして死と生の境界を司る女神エトロの三柱です。
「ファブラ ノヴァ クリスタリス」はラテン語で「新しいクリスタルの物語」を意味しており、この神話を基盤としながら、各作品がそれぞれ異なる世界と物語を展開しています。
FF13の世界における「ファルシ」は、これらの神々が創り出した存在であり、神話が現実の世界設定と直結している点がFF13シリーズの大きな特徴です。
大神パルス・邪神リンゼ・女神エトロの役割
三柱の神々はそれぞれ異なる領域と役割を持っています。
大神パルスは世界そのものを拓いた神であり、グラン=パルスという大地の名前はこの神に由来しています。
邪神リンゼはコクーンの守護に関わる神で、コクーンの住民はリンゼを信仰しています。
ただし「邪神」という呼称はパルス側の視点による名づけであり、コクーン側から見ればリンゼは守り神にあたります。
女神エトロは死者の魂が通る「門」を司る存在で、FF13本編では直接登場しないものの、続編であるFF13-2やライトニング リターンズで極めて重要な役割を担うことになります。
この三柱の関係性を理解しておくと、シリーズ全体を通じた物語の流れが格段に見通しやすくなります。
FF13-2やライトニング リターンズへつながる神話の伏線
FF13本編の物語はコクーンとグラン=パルスを舞台とした人間ドラマが中心ですが、その背景には神話レベルの壮大な仕掛けが埋め込まれています。
バルトアンデルスが「去った神を呼び戻す」ためにコクーンの滅亡を画策していたことは、ファブラ神話における神々の不在と深く結びついています。
続編のFF13-2では時間軸を超えた冒険が描かれ、女神エトロの存在が前面に出てきます。
さらにシリーズ完結編であるライトニング リターンズでは、世界の終末と再生というテーマのもと、ブーニベルゼを含む神話の核心に物語が踏み込んでいきます。
FF13本編だけでは断片的にしか見えなかった神話の全体像が、三部作を通じて徐々に明らかになっていく構成になっているため、シリーズを通してプレイすることでより深い理解が得られます。
FF13のバトルで使われる戦闘システム専門用語
FF13の専門用語は世界設定だけにとどまらず、バトルシステムにも独自の用語が多数存在します。
従来のFFシリーズとは大きく異なる戦闘の仕組みが採用されているため、ここではバトル関連の重要な専門用語を一つずつ整理していきます。
オプティマとは?ロールの組み合わせで戦況を操る仕組み
オプティマは、FF13のバトルシステムの中核をなす仕組みです。
パーティメンバーそれぞれに「ロール」と呼ばれる役割を割り当て、その組み合わせをあらかじめ登録しておくことで、戦闘中にワンボタンで切り替えられるようになっています。
海外版では「パラダイム(Paradigm)」という名称が使われており、日本語版のオプティマはラテン語で「最適」を意味する言葉に由来しています。
攻撃重視の組み合わせ、防御重視の組み合わせ、回復優先の組み合わせなど、状況に応じて最適な編成に素早く切り替えていくことがFF13の戦闘の醍醐味です。
どのオプティマをどのタイミングで使うかという判断が、ボス戦の勝敗を大きく左右します。
6つのロール(アタッカー・ブラスター・ヒーラーなど)の役割
FF13のロールは全部で6種類あり、それぞれ明確に異なる役割を持っています。
| ロール名 | 略称 | 海外名 | 主な役割 |
|---|---|---|---|
| アタッカー | ATK | Commando | 物理・魔法による直接攻撃。チェーンゲージの減少を抑える |
| ブラスター | BLA | Ravager | 属性魔法でチェーンゲージを大きく上昇させる |
| ヒーラー | HLR | Medic | ケアル系魔法でパーティのHPを回復する |
| ディフェンダー | DEF | Sentinel | 敵の攻撃を引きつけ、ダメージを軽減する |
| エンハンサー | ENH | Synergist | 味方にプロテスやシェルなどの強化魔法をかける |
| ジャマー | JAM | Saboteur | 敵にスロウやデプロテなどの弱体化魔法をかける |
バトルの基本は、ブラスターでチェーンゲージを溜め、アタッカーでダメージを与え、ヒーラーで回復するという流れです。
強敵との戦いではディフェンダーで攻撃を凌ぎつつ、エンハンサーとジャマーで有利な状況を作り出すことが求められます。
チェーンボーナスとブレイクの関係を図解で理解する
FF13のバトルにおいて、ダメージ効率を飛躍的に高めるために欠かせないのが「チェーン」と「ブレイク」の仕組みです。
敵を攻撃するとチェーンゲージが蓄積されていき、同時にチェーンボーナスの倍率が上昇します。
この倍率が高いほど、与えるダメージが大きくなります。
チェーンゲージが敵ごとに設定された「ブレイク値」に到達すると、敵がブレイク状態になります。
ブレイク中は通常の何倍ものダメージを与えることが可能となり、大型の敵がのけぞって行動不能になることもあります。
ブラスターはチェーンゲージを大きく上昇させる代わりに減少も早く、アタッカーは上昇量が少ない代わりにゲージの減少を抑える効果があります。
この二つのロールを適切に切り替えながらブレイクを狙っていくのが、FF13のバトルの基本戦術です。
なお、敵ごとに「チェーン耐性」という値が設定されており、耐性が高い敵ほどゲージが溜まりにくくなっています。
成長システム「クリスタリウム」の基本的な進め方
クリスタリウムは、FF13におけるキャラクター育成システムです。
戦闘で獲得した「CP(クリスタルポイント)」を消費して、クリスタリウム上のノードを解放していくことで、ステータスの向上や新しいアビリティの習得ができます。
各キャラクターにはロールごとに個別のクリスタリウムが用意されており、どのロールを優先的に育てるかはプレイヤーの判断に委ねられています。
序盤はキャラクターごとに伸ばせるロールが限定されていますが、ストーリーの進行に応じてクリスタリウムの上限が段階的に解放されていく仕組みになっています。
すべてのキャラクターが全ロールを最終的に習得できるものの、キャラクターごとに得意なロールが異なるため、得意分野を優先して伸ばしていくのが効率的な育成方針です。
FF13の組織・軍事に関する専門用語まとめ
FF13の物語には、世界設定やバトルの用語に加えて、組織や軍事制度に関する専門用語も数多く登場します。
ストーリーの展開に直結する用語が含まれているため、ここで一通り確認しておきましょう。
PSICOM(サイコム)と警備軍の違いとは
FF13の聖府軍は、二つの系統に分かれて組織されています。
PSICOMは「聖府治安維持軍特殊作戦部隊」の略称で、重武装の特務機関です。
下界からの侵略に対する防衛を専門としており、警備軍が保有しない強力な兵器や飛空艇を多数装備しています。
物語序盤でパージを実行し、主人公たちを追い詰めるのもPSICOMの部隊です。
一方の警備軍は、コクーン内各地域の治安維持を担当する軽武装の組織で、いわば一般的な警察や地方軍に近い存在です。
主人公の一人であるライトニングは、この警備軍に所属する軍人として物語に登場します。
PSICOMが外敵対応の精鋭部隊、警備軍が国内の治安担当というすみ分けを把握しておくと、序盤の軍事描写がわかりやすくなります。
パージとは?住民追放政策の背景と目的
パージは英語で「追放する・切り離す」を意味する言葉で、FF13ではパルスに関わった疑いのある人間をコクーンから強制的に排除する政策を指します。
聖府は、下界のファルシがコクーン内で発見されたことを受けて、ファルシに接触した可能性のある地域の住民を丸ごとグラン=パルスへ追放する決定を下しました。
問題は、実際にファルシに触れたかどうかに関係なく、同じ地域に住んでいたというだけで追放の対象にされてしまう点です。
表向きは「安全な移住」と説明されていますが、実態は命の保証すらない事実上の棄民政策であり、FF13の物語はこのパージの列車に乗せられた人々の反乱から幕を開けます。
レジスタンス組織ノラとスノウたちの立ち位置
ノラ(NORA)は、主人公の一人であるスノウ・ヴィリアースが率いる若者たちのグループです。
正規の軍隊や組織ではなく、コクーンのボーダム地区を拠点とする自警団のような存在で、普段はカフェを営みながら活動しています。
パージが実施された際に、ノラのメンバーたちは住民を守るために聖府軍に立ち向かい、レジスタンスとしての側面を強めていきます。
メンバー構成は少人数ながら、物語の序盤でスノウの行動原理を支える重要な集団として描かれています。
なおノラという名前は「No Obligation, Rules, or Authority(義務、規則、権威は不要)」の頭文字から取られたとされています。
黙示戦争とは?数百年前に起きた天地の闘争
黙示戦争は、FF13の物語が始まる数百年前に起きた、下界の軍勢によるコクーン侵略戦争です。
この戦争では聖府のファルシとルシが応戦し、下界の軍勢を撃退することに成功しました。
「黙示」の名が付いている理由は、ファルシが戦いの詳細を市民に一切明かさず、沈黙のままコクーンを防衛したことに由来しています。
コクーンの外殻近くのエリアは戦闘で傷つきましたが、人的被害は軽微にとどまり、この結果としてファルシと聖府に対する市民の信頼はさらに強固なものとなりました。
物語の中で明かされる事実として、この黙示戦争にはパーティメンバーであるファングとヴァニラが深く関わっており、二人がラグナロクとなってコクーンを襲ったとされています。
この過去の出来事が、現在の物語における二人の行動と葛藤に直結しています。
FF13の専門用語に関するよくある質問
FF13の専門用語について、プレイヤーの間でよく挙がる疑問をまとめました。
これからプレイする方や、途中で挫折してしまった方の参考になれば幸いです。
FF13の用語は覚えないとストーリーを楽しめない?
すべての用語を暗記する必要はありませんが、核となる5つの用語だけは押さえておくことを強くおすすめします。
具体的には「コクーン」「グラン=パルス」「ファルシ」「ルシ」「パージ」の5つです。
この5つさえ理解していれば、物語の大筋は十分に追えるようになります。
一般的に、専門用語を理解したうえで改めてプレイし直すとストーリーの面白さが段違いに上がったという感想が多く見られます。
前述のオートクリップ機能も活用しながら、気になった用語をその都度確認していくスタイルが最も負担が少ないでしょう。
FF13-2やライトニング リターンズでも同じ用語が使われる?
FF13の基本用語は、続編であるFF13-2およびライトニング リターンズでも引き続き使用されています。
ファルシ、ルシ、コクーン、グラン=パルスといった世界設定の根幹をなす用語は三部作を通じて共通です。
ただし続編ではそれぞれ新たな専門用語が追加されます。
FF13-2では「時空の歪み」「ヒストリアクロス」といった時間旅行に関する用語が登場し、ライトニング リターンズでは「ノウス=パルトゥス」「光の使徒」「女神の信徒」などの宗教的な概念が加わります。
FF13本編の用語をしっかり理解しておけば、続編で新しい用語が出てきても混乱しにくくなるため、まずは本編の用語を固めておくのが得策です。
FF零式やFF15の用語との共通点と違い
FF13、FF零式、FF15は、いずれも「ファブラ ノヴァ クリスタリス」という共通の神話体系をベースに開発された作品群です。
FF零式にも「ルシ」「ファルシ」「クリスタル」といった共通の用語が登場しますが、それぞれの意味や扱いは作品ごとに異なっています。
たとえばFF零式のルシにはFF13と違って寿命がなく、戦闘で致命傷を受けない限り永遠に生き続けるという設定になっています。
FF15(旧ヴェルサスXIII)は開発途中で独立した作品へと方向転換したため、ファブラ神話の要素は大幅に薄められていますが、クリスタルや神話をめぐる物語という共通項は残されています。
同じ用語であっても作品によって定義が変わる場合があるため、別作品の知識をそのまま当てはめようとすると混乱する可能性がある点には注意が必要です。
まとめ:FF13の専門用語を理解して物語を楽しもう
- FF13の専門用語が難解とされる最大の原因は、オリジナル造語が冒頭から説明なしに使われることにある
- 「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」は、平易に言えば「下界の神の奴隷が楽園から追放される」という王道設定である
- コクーンは天空に浮かぶ繭の都市世界、グラン=パルスはその外に広がる広大な下界を指す
- ファルシとはクリスタルを内蔵する超常の存在で、コクーン側と下界側の二種類に大別される
- ルシとはファルシに選ばれた人間のことで、使命を果たせばクリスタル化、果たせなければシ骸に変貌する
- シ骸はルシの最も悲惨な末路であり、心も体も人間に戻ることは二度とできない
- バトルの核心は「オプティマ」によるロール切り替えと「チェーン&ブレイク」の仕組みにある
- 成長システム「クリスタリウム」ではCPを消費してロールごとにキャラクターを育成する
- ファブラ ノヴァ クリスタリスの神話はFF13三部作だけでなくFF零式やFF15にも関連する共通の物語基盤である
- 最低限「コクーン」「パルス」「ファルシ」「ルシ」「パージ」の5語を押さえれば物語の大筋は理解できる

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