デスストランディング2をプレイしていて、突然画面が白く染まり巨大なクレーターが出現した経験はないでしょうか。
この現象こそが「ヴォイドアウト(対消滅)」であり、ゲーム進行に深刻な影響を及ぼすシステムです。
前作から仕様が大きく変更されたため、シリーズ経験者でも正確な発生条件や対処法を把握しきれていないケースが少なくありません。
本記事では、ヴォイドアウトの発生メカニズムから回避テクニック、クレーターの修復方法、さらには前作との違いまでを徹底的に解説していきます。
読み終えるころには、ヴォイドアウトへの不安を解消し、安心してサムの配達旅を楽しめるようになるはずです。
ヴォイドアウト(対消滅)とは何かをわかりやすく解説
ヴォイドアウトとは、死者の存在であるBT(Beached Things)が生きた人間と接触した際に発生する大爆発現象のことです。
物理学における「対消滅(アナイアレーション)」に似た概念がベースになっており、反物質的な存在であるBTと生者が衝突すると、莫大なエネルギーが一気に放出されます。
ゲームの世界観において、この現象は「デス・ストランディング」と呼ばれる怪異が起きた後、世界各地で頻発しました。
当初は核兵器によるものと疑われましたが、放射性物質は検出されず、代わりにカイラル物質が発見されたことでBTとの関連が明らかになった、という設定です。
ヴォイドアウトがもたらした最大の影響は、人類が移動そのものを恐れるようになったことにあります。
外に出ればBTに遭遇する危険があり、ヴォイドアウトが起きれば周囲のあらゆるものが消滅してしまう恐怖から、人々は各地のシェルターに引きこもり、孤立と分断が進みました。
この「断絶した世界を再びつなぐ」というテーマこそが、デスストランディングシリーズの根幹を成しています。
プレイヤーが操作する主人公サム・ポーター・ブリッジズは「帰還者(リパトリエイト)」と呼ばれる特殊体質の持ち主で、死後もビーチ(死の世界)から肉体を回収して蘇生できます。
帰還者であるサムが引き起こすヴォイドアウトは、通常の人間のものより規模が小さいという特性がありますが、ゲーム内では依然として甚大な被害をもたらすので油断はできません。
デスストランディング2でのヴォイドアウト発生条件
サムが大型BTの掴み・捕食攻撃を受けると即発動する
デスストランディング2でヴォイドアウトが発生するのは、サムが大型BTに捕まった場合のみです。
具体的には、キャッチャーやウォッチャーといった大型BTが繰り出す「掴み」や「捕食」のモーションを受けると、サムの残りHPに関係なく即座にヴォイドアウトが発動します。
通常の攻撃でHPがゼロになるケースとは異なり、特定の攻撃パターンが直接トリガーとなっている点に注意が必要です。
小型のBT(ゲイザーなど)に触れただけではヴォイドアウトは起きませんが、発見されるとキャッチャーが出現するきっかけになるため、間接的な危険因子であることに変わりはありません。
前作にあった遺体放置によるヴォイドアウトは廃止された
前作では、敵を殺害して放置した遺体が約48時間(ゲーム内時間)でネクローシス(壊死)を起こし、BT化して近くの生者と接触するとヴォイドアウトに至る、という緊張感のある仕組みがありました。
デスストランディング2では、この連鎖が完全に撤廃されています。
遺体を放置しても発生するのは「マイナスいいね」のペナルティのみとなり、ヴォイドアウトにはつながりません。
遺体1体あたりマイナス1,000いいねが差し引かれ、放置からリアル時間で約1時間後にNPCの死体処理班が自動的に処理する仕組みに変更されました。
つまり、デスストランディング2においてヴォイドアウトを引き起こすのは「サムがBTに捕まる」という1パターンのみです。
前作との違いを徹底比較
デスストランディング1と2では、ヴォイドアウトに関する仕様が大幅に変更されています。
以下の表で主要な違いを整理しました。
| 項目 | デスストランディング1 | デスストランディング2 |
|---|---|---|
| ヴォイドアウトの発生条件 | BTに捕食される、または遺体放置→ネクローシス→BT化→生者接触 | サムが大型BTの掴み・捕食攻撃を受けた場合のみ |
| 遺体放置のペナルティ | ネクローシス発生→ヴォイドアウトの危険 | マイナスいいね(-1,000/体)のみ |
| 遺体処理方法 | 焼却炉へ運搬、タール湖に沈める、拠点付近で死体処理班に任せる | 配送センターへ運搬、タール沼に沈める、コフィンボードで処理 |
| クレーターの消滅条件 | タイムフォール(時雨)による修復(長期間残るケースあり) | ストーリークリア(17章到達)で全消滅、またはリアル時間経過で自然消滅 |
| NPC自動処理 | 拠点付近でのみ作動 | リアル時間約1時間で全フィールドで自動作動 |
最も大きな変更点は、遺体管理のプレッシャーが大幅に軽減されたことでしょう。
前作では遺体の扱いを一歩間違えると取り返しのつかない事態に発展しかねませんでしたが、今作ではマイナスいいねという軽度のペナルティに留まります。
新たな処理手段としてコフィンボードが追加されたことも利便性の向上に寄与しており、フィールド上で手軽に遺体処理を完了できるようになりました。
一方で、クレーターの消滅仕様も変更されています。
前作ではタイムフォールが修復のトリガーでしたが、タイムフォールが起きにくいエリアではプレイ時間200時間以上経っても残り続けたという報告がありました。
今作ではリアル時間の経過やストーリークリアで確実に消える仕組みに改善されており、長期的なストレスが軽減されています。
ヴォイドアウトのデメリットと影響範囲
巨大クレーターによる通行不能エリアの発生
ヴォイドアウトが発生すると、爆発地点に巨大なクレーターが出現します。
クレーターとなったエリアには一切立ち入ることができず、配送ルートや移動経路が大きく制限されてしまいます。
場所によっては主要な配送先への最短ルートが絶たれることもあり、大幅な迂回を強いられるケースも珍しくありません。
さらに、クレーター範囲内にあった建造物は全て消滅します。
他のプレイヤーと共有していた橋やハシゴ、国道の一部などが巻き込まれる可能性もあるため、影響は自分だけにとどまらない点を意識しておく必要があります。
装備品と荷物への深刻なダメージ
ヴォイドアウト発生時、サムが装備していたスケルトンや手袋は破壊されます。
スケルトンは積載量や移動速度に直結する重要装備であり、失われた場合は最寄りの施設で作り直さなければなりません。
加えて、所持している全ての荷物ケースの衝撃吸収率がゼロになります。
荷物が即座に壊れるわけではないものの、少しの衝撃で中身がダメージを受ける状態となるため、配達中にヴォイドアウトが起きた場合は依頼の評価に大きく響くことになるでしょう。
クレーターの修復方法と消し方
ヴォイドアウトで発生したクレーターを即座に修復する手段は、残念ながら存在しません。
ただし、以下の3つの方法でクレーターを消すことが可能です。
セーブデータのロードが最も確実
ヴォイドアウトが発生した直後に、最新のセーブデータをロードしてやり直す方法が最も推奨されています。
クレーターが世界に残り続けるリスクをゼロにできるため、ほとんどのプレイヤーがこの対処法を選択しています。
重要なのは、普段からこまめにセーブしておくことです。
BTが多いエリアの通過前や大型BT戦の前には手動セーブを徹底することで、ヴォイドアウトが起きても最小限のロスでリカバリーできます。
メインストーリークリアで全クレーターが消滅する
メインストーリーを最後まで進め、17章が開始されると、ゲーム内に存在する全てのクレーターが一斉に消滅します。
配送ルート上の邪魔な位置にクレーターを作ってしまい、ロードもしたくないという場合は、ストーリーの進行を優先することで解決を図れるでしょう。
ただし、17章到達までには相応のプレイ時間が必要となるため、序盤や中盤で発生したクレーターへの即効性はありません。
リアル時間の経過で自然消滅する
ヴォイドアウトで生まれたクレーターは、リアル時間の経過によっても自然に消滅することが確認されています。
プライベートルームで何度休憩してゲーム内時間を進めてもクレーターは消えなかったという検証結果があり、ゲーム内時間ではなく現実の経過時間に依存している可能性が高いとされています。
具体的に何時間で消えるかは公式に明示されておらず、コミュニティでも正確な数値は特定されていない状況です。
確実を期すなら、セーブデータのロードかストーリークリアを目指すのが得策でしょう。
ヴォイドアウトを回避するための実戦テクニック
BT遭遇時はステルスと回避を最優先にする
ヴォイドアウトを防ぐ最大の鉄則は、そもそもBTに捕まらないことです。
BTが出現するエリアでは姿勢を低くし、R1長押しで息を止めながらゆっくり移動してください。
背中に装着されたセンサー「オドラデク」の色が重要な判断基準となります。
オレンジ色に光っている場合はBTが至近距離にいるサインなので、必ず息を止めましょう。
水色であれば多少の余裕がありますが、油断は禁物です。
万が一BTに発見され、タールが湧き出してキャッチャーが出現し始めた場合は、無理に戦わずエリア外へ走り抜けることも有効な選択肢となります。
キャッチャーの出現範囲には一定のエリアが設定されており、境界の外に出れば戦闘を回避できるためです。
戦闘時はミサイルランチャーと距離感が鍵
BT戦闘を避けられない場面では、ミサイルランチャー系の武器が最も効果的です。
高い火力を持ちながら遠距離から攻撃できるため、大型BTの掴み攻撃の射程に入るリスクを最小限に抑えられます。
ブラッドグレネードやヘマティック弾など、サムの血液を使った対BT専用兵器も有効です。
戦闘中に最も警戒すべきは、大型BTが見せる「掴み」と「捕食」のモーション予備動作です。
この攻撃を受けるとHP残量に関係なくヴォイドアウトが即座に発動するため、予備動作を確認したらR2+L2を押した状態で×ボタンの回避動作を必ず行いましょう。
赤いBTへの対処には特別な準備が必要
デスストランディング2には、通常のヘマティック武器が効かない「赤いBT」が存在します。
赤いBTに遭遇した場合は、コードを切断する(息を止めて至近距離まで接近して発動)、カイラルキャノンで攻撃する、タールキャノンで撃退するといった専用の対処法が求められます。
通常の感覚で戦闘に入ると武器が効かずパニックになりやすいので、赤いBTの存在を事前に把握しておくことが大切です。
大型BT捕獲とヴォイドアウトのリスク管理
デスストランディング2のやりこみ要素として人気の高い「大型BT捕獲」は、ヴォイドアウトのリスクと隣り合わせのコンテンツです。
大型BTを捕獲するには、まずHPゲージを赤色になるまで削り、口に向けてExキャプチャーグレネードを投げ入れる必要があります。
メインオーダーNo.033をクリアするとExキャプチャーグレネードが作成可能になるため、捕獲に挑戦できるのはストーリーがある程度進んでからになるでしょう。
問題は、HPを削る長時間の戦闘中に大型BTの掴み・捕食攻撃を受ける危険が常につきまとう点にあります。
多くのプレイヤーが捕獲挑戦中にヴォイドアウトを経験しており、「挑戦前の手動セーブ」が攻略コミュニティでは鉄則として広く共有されています。
味方BTを召喚してターゲットの注意を分散させたり、足の関節を狙ってダウンを取りながら安全に体力を削ったりと、戦術面の工夫もリスク軽減に有効です。
なお、捕獲したBTはカイラル結晶カプセルを掲げることで味方として呼び出せるようになり、以後のBT戦闘を格段に楽にしてくれます。
リスクに見合うリターンがあるコンテンツなので、しっかり準備を整えてから挑みましょう。
遺体処理の正しいやり方と注意点
デスストランディング2でヴォイドアウトの直接原因にはならなくなったとはいえ、遺体処理を怠るとマイナスいいねのペナルティが発生します。
処理の方法は3つあり、状況に応じて使い分けることが推奨されています。
1つ目は、遺体を遺体袋に入れて配送センターまで運び、配送端末から「遺体の処理」を選択する方法です。
最も確実な処理方法ですが、配送センターが遠い場合は時間がかかります。
2つ目は、タール沼やタール海に遺体を沈める方法です。
遺体袋をタールの上に置くと、銀色のハンターが現れて持ち去ってくれます。
配送センターが近くにない場面で重宝する処理法でしょう。
3つ目は、コフィンボードを使った処理です。
遺体をコフィンボードに近づけると「遺体を入れる」という選択肢が出現し、その場で処理を完了できます。
前作にはなかった新しい手段であり、手軽さという点で最もおすすめです。
遺体を放置した場合、リアル時間で約1時間後にNPCの死体処理班が自動処理しますが、遺体1体あたりマイナス1,000いいねが差し引かれてしまいます。
いいねは配達人グレードの上昇やゲーム内の評価に関わるため、可能な限り自分の手で処理することを心がけましょう。
ストーリーで描かれるヴォイドアウトの重要イベント
F8を対消滅の危機から救うサブオーダーNo.114
デスストランディング2のエンドコンテンツとして、ヴォイドアウトが深くストーリーに関わるイベントが用意されています。
サブオーダーNo.114「F8を対消滅の危機から救え」は、ゴーストハンター関連の連続クエストの最終章にあたるミッションです。
このオーダーを解放するためには複数の条件を満たす必要があります。
まずメインストーリーをクリアし、ゴーストハンターの親密度を星4の約80%まで上昇させること、サブオーダーNo.113を完了していること、そしてオーストラリアの全42端末とプレッパーズへの接続を完了していることが求められます。
ゴーストハンター自身がノース・ノットのヴォイドアウトで命を落とした人物であるという背景も、イベントに深みを与えています。
連続クエストの起点は8章で「時間生物学者」の施設に到達した後に受注可能となるサブオーダーNo.109から始まるため、このイベントを楽しみたい方は早めにゴーストハンターとの交流を進めておくとよいでしょう。
分離破壊主義者による意図的なヴォイドアウト
ストーリー中では、分離破壊主義者と呼ばれるテロリストがヴォイドアウトを意図的に起こして都市を破壊する描写があります。
前作でもヒッグスによる襲撃でヴォイドアウトが発生し、サムは帰還者として復活したものの周囲から猛烈な批判を受けるという展開がありました。
このように、ヴォイドアウトは単なるゲームオーバー演出ではなく、作品世界の根幹に関わるテーマとして一貫して描かれています。
難易度別のヴォイドアウトリスク
デスストランディング2には4段階の難易度が設定されており、それぞれでBTとの戦闘バランスが変化します。
| 難易度 | BTの強さ | ヴォイドアウトリスク | 推奨プレイヤー |
|---|---|---|---|
| Story | 非常に弱い | 低い | ストーリーだけを楽しみたい方 |
| Casual | やや弱い | やや低い | ゲームが苦手な方 |
| Normal | 標準 | 中程度 | 大半のプレイヤー向け(公式推奨) |
| Brutal | 非常にタフ | 高い | 高難度を求めるコアプレイヤー |
ヴォイドアウトの発生メカニズム自体は全難易度で共通しており、大型BTの掴み・捕食攻撃を受ければ即発動します。
ただし、Brutal難易度ではBTのHPが大幅に増加し、倒すために膨大な弾薬と時間を要します。
戦闘が長引くほど掴み攻撃を受ける機会も増えるため、実質的なヴォイドアウトのリスクはBrutal難易度で格段に高まるでしょう。
貨物の劣化速度も速くなることから、ヴォイドアウトを起こした際のダメージも他の難易度以上に深刻です。
一方、Story難易度ではBTの攻撃力が控えめで、捕まるリスク自体がかなり低く設定されています。
ヴォイドアウトが不安な方は、まずStoryやCasualでゲームに慣れてから難易度を上げることも検討してみてください。
難易度はゲーム中いつでも変更可能です。
ユーザーの間で話題になっているポイント
遺体管理の緩和は賛否が分かれている
前作のネクローシス→ヴォイドアウトという緊迫した連鎖が廃止されたことに対して、コミュニティでは評価が二分しています。
「初心者にとって理不尽だった仕様が改善された」「遺体管理のストレスから解放されてゲームを純粋に楽しめるようになった」といった好意的な反応が多数を占める一方で、「遺体の取り扱いに伴う緊張感こそがデスストランディングらしさだった」「ペナルティが軽すぎる」というコアファンの声も一定数見られます。
クレーターが世界に残るデザインは高く評価されている
ヴォイドアウトによるクレーターが実際にゲーム世界に刻まれ、通行不能になるという仕組みは、多くのプレイヤーから「自分の失敗が世界に痕跡として残る画期的なデザイン」として支持されています。
初めてヴォイドアウトを経験したプレイヤーの多くが、「単にセーブをロードするだけだと思っていたのに、本当にクレーターが残って衝撃を受けた」という感想を寄せており、この体験のインパクトがゲームの評価を押し上げる要因の一つになっています。
PSストアでの圧倒的な高評価
デスストランディング2はPSストア上で2万件以上のユーザー評価を獲得し、星5の割合が97%という驚異的な数値を記録しています。
Metacriticでも90点(Universal Acclaim)を獲得しており、ヴォイドアウトを含むゲームシステム全体の完成度が高く評価されていると言えるでしょう。
まとめ:デスストランディング2のヴォイドアウトを理解して安全な配達を
- ヴォイドアウトはBTと生者の接触で起こる大爆発であり、デスストランディングの世界で人類が分断された根本原因である
- デスストランディング2での発生条件は「サムが大型BTの掴み・捕食攻撃を受ける」の1パターンのみに統一された
- 前作にあった遺体放置→ネクローシス→ヴォイドアウトの連鎖は廃止され、遺体放置のペナルティはマイナスいいねのみとなった
- ヴォイドアウト発生時は巨大クレーターの出現、装備の破壊、荷物ケースの衝撃吸収率ゼロという3つのデメリットが生じる
- クレーターの即時修復手段は存在せず、セーブデータのロードが最も確実な対処法である
- メインストーリー17章到達で全クレーターが消滅し、リアル時間の経過でも自然に消える
- BT遭遇時はステルス移動と息止めを徹底し、戦闘ではミサイルランチャー系武器と回避動作が有効である
- 赤いBTには通常のヘマティック武器が効かないため、カイラルキャノンやコード切断など専用の対策が必要になる
- 大型BT捕獲はヴォイドアウトのリスクが高いため、挑戦前の手動セーブが攻略コミュニティの鉄則である
- 難易度Brutalでは戦闘が長期化しヴォイドアウトリスクが跳ね上がるため、まずは低難易度でBTの行動パターンを把握してから挑むことが推奨される

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