ソウルライク シューティングの全貌と失敗しない選び方完全ガイド

「ダークソウルのような緊張感を銃で味わえたら」と考えたことはないでしょうか。

近年、高難易度アクションRPGの代名詞であるソウルライクに、シューティング要素を融合させた新たなジャンルが注目を集めています。

しかし、まだ歴史の浅いジャンルだけに「どんなゲームがあるのか」「自分に合う作品はどれか」と迷う方も少なくありません。

この記事では、ソウルライクシューティングの定義から代表的なタイトルの比較、初心者向けの選び方、さらには2026年の最新動向まで、知っておくべき情報を体系的に整理しています。

銃で戦うソウルライクの世界に興味がある方にとって、最適な一本を見つけるための手がかりとなるはずです。

目次

ソウルライクシューティングとは何か

ソウルライクシューティングとは、フロム・ソフトウェアの「DARK SOULS」シリーズに代表されるソウルライクの設計思想を、銃などの遠距離武器を主体とした戦闘に応用したサブジャンルです。

ソウルライクの核となる要素には、スタミナ管理による行動制限、死亡時にリソースを失うペナルティ、チェックポイントで敵が復活する仕組み、回復アイテムの使用回数制限などがあります。

ソウルライクシューティングでは、こうした緊張感のあるゲーム設計を維持しつつ、剣や魔法の代わりにアサルトライフルやショットガンといった銃火器で敵と戦います。

従来のソウルライクが近接戦闘の「間合い管理」を重視していたのに対し、シューティング型では射撃のエイム精度やカバーポジションの確保が生死を分ける要素となる点が大きな違いです。

このジャンルはごく最近生まれたもので、明確な定義はまだ確立されていません。

チェックポイントやローリング回避、パリィといったソウルライクの仕組みを忠実に取り入れた作品から、銃で攻撃できる高難易度ゲーム全般まで、幅広いタイトルが含まれています。

視点の違いとしては、三人称視点のTPSタイプと、一人称視点のFPSタイプに大別できます。

現時点ではTPS型が多数派を占めていますが、FPS型のタイトルも徐々に増加している状況です。

代表的なソウルライクシューティングの一覧

現在プレイ可能な主要タイトルを、発売時期やプラットフォームとともに整理しました。

以下の表は、各作品の基本情報を比較したものです。

タイトル 視点 対応機種 発売年 Co-op
Remnant: From the Ashes TPS PC/PS4/Xbox One/Switch 2019年 最大3人
Returnal TPS PS5/PC 2021年 2人
Scars Above TPS PC/PS5/Xbox Series 2023年 なし
Remnant II TPS PC/PS5/Xbox Series 2023年 最大3人
Witchfire FPS PC 2023年(早期アクセス) なし
Flintlock: The Siege of Dawn TPS PC/PS5/PS4/Xbox Series 2024年 なし
Soulslinger: Envoy of Death FPS PC/PS5/Xbox Series 2026年 なし

ジャンル全体のタイトル数は、近接武器主体のソウルライクと比較すると限られています。

オンラインコミュニティでも「銃で戦えるソウルライクは意外と少ない」という声が多く、まだ発展途上のジャンルといえるでしょう。

レムナント2がジャンルの代名詞と呼ばれる理由

ソウルライクシューティングを語るうえで外せないのが、Gunfire Gamesが開発した「Remnant II(レムナント2)」です。

このタイトルは、文明崩壊後の世界を舞台にしたTPSアクションシューティングRPGで、発売からわずか4日間で100万本を突破し、2023年11月時点では累計200万本超、純売上高は約100億円に達したことが発表されています。

レムナント2がジャンルの旗手とされる最大の理由は、ソウルライクの核心的な仕組みをシューティングに高い完成度で落とし込んでいる点にあります。

チェックポイントに戻ると敵が復活する設計、回復薬の使用回数制限、ローリング回避を駆使した立ち回りなど、ダークソウルの遺伝子を色濃く受け継いでいます。

加えて、ワールドがプレイごとにランダム生成される仕組みがリプレイ性を大幅に高めており、何度遊んでも新鮮な体験を得られる構造になっています。

最大3人での協力プレイに対応している点も強みです。

フレンドと連携してボスに挑む体験は、ソロとはまた異なる戦略性と達成感を生み出しています。

一方で、注意すべき点もあります。

多くのユーザーが指摘しているのが日本語ローカライズの品質で、機械翻訳に近い不自然な訳文がストーリーやシステムの理解を妨げるケースが報告されています。

有志による日本語修正MODが配布されるほどの状態であり、日本語でプレイする際は留意が必要でしょう。

ソロプレイとCo-opで変わる難易度のバランス

ソウルライクシューティングを選ぶ際に見落としがちなのが、ソロプレイとマルチプレイで難易度体感が大きく変わるという点です。

レムナント2は協力プレイを前提に難易度が設計されている傾向が強く、ソロプレイ時にはボス戦の厳しさが顕著に上がるとされています。

特にボス本体と雑魚敵が同時に出現するパターンでは、一人で対処しきれない場面が多いという声が一般的です。

VCなしの野良マッチングでは達成困難な協力前提の謎解きも一部存在するため、フレンドとの事前の連携が推奨されています。

一方、Returnalはシングルプレイを主軸に設計されており、後日アップデートで2人Co-opが追加された経緯があります。

難易度調整機能が存在しないため、すべてのプレイヤーが同じ条件で挑むことになります。

Scars AboveやWitchfireは完全ソロ専用で、自分のペースで進められる設計です。

レムナント2には4段階の難易度設定(サバイバー、ベテラン、ナイトメア、災厄)が用意されており、ソロプレイヤーには最も易しいサバイバーが推奨されています。

キャラクターや武器を十分に強化した後に高難易度に挑戦する流れが一般的です。

FPS型とTPS型の違いと特徴を比較

ソウルライクシューティングは、視点の違いによってプレイ感覚が大きく異なります。

TPS型はキャラクターの全身が見えるため、ローリング回避の距離感やキャラクターの位置関係を把握しやすいという利点があります。

従来のソウルライクと視覚的な共通点が多いことから、ダークソウルシリーズに慣れたプレイヤーにとっては馴染みやすい形式といえるでしょう。

レムナントシリーズ、Returnal、Scars Aboveがこのタイプに該当します。

FPS型は没入感の高さが魅力です。

Witchfireはダークファンタジーの世界を一人称視点で探索するRPGシューターで、銃と魔法を組み合わせた戦闘が特徴となっています。

元「People Can Fly」のスタッフが開発しており、映像美とアクションの質が高く評価されています。

正式版は2026年中頃のリリースが見込まれています。

2025年にトレーラーが公開されたCovenantは、元Halo、DOOM、Battlefieldなどの開発者が集結したLegion Studiosによるfps型のダークファンタジーソウルライクで、格闘術や秘密魔法を駆使する戦闘とメトロイドヴァニア的なワールド構造を融合させた意欲作として大きな注目を集めています。

FPS型のソウルライクはまだ数が少ないものの、今後のジャンル拡大を牽引する存在として期待されています。

初心者が最初に選ぶべきタイトルの選び方

ソウルライクシューティングに初めて挑戦する場合、自分のプレイスタイルや求める体験に合わせた選び方が重要です。

まず検討すべきは「難易度の許容範囲」です。

Scars Aboveはプレイ時間が約6〜9時間とコンパクトで、属性(氷・雷など)を活用した戦術的な戦闘が初心者にも取り組みやすい設計となっています。

難易度調整も備えており、ジャンル入門としては最も敷居が低い作品といえます。

ただし、ボリュームの少なさやバックトラックの多さは留意点です。

次に「一緒に遊ぶ仲間がいるかどうか」も選択の分岐点になります。

フレンドと協力プレイを楽しみたいなら、レムナント2が現状では唯一の本格的な選択肢です。

難易度設定を最も易しいサバイバーに下げれば、アクションが得意でないプレイヤーでもCo-opの助けを借りてクリアを目指せます。

ソロで極限の緊張感を味わいたいプレイヤーには、Returnalが適しています。

死亡で最初からやり直すパーマデスの仕組みとステージのランダム生成が組み合わさり、一切の妥協を許さない体験を提供してくれます。

ただし難易度調整がなく、弾幕シューティングの要素も含まれるため、アクションゲームに相応の経験がある方向けです。

一般的に指摘されているデメリットと注意点

ソウルライクシューティングには独自の魅力がある一方で、ジャンル特有の課題も存在します。

購入前に把握しておくべきデメリットを整理します。

最も根本的な指摘は、銃による遠距離攻撃が主体になることで、ソウルライク本来の「間合いの駆け引き」が薄れやすいという点です。

近接ソウルライクではパリィやガードの一瞬の判断が生死を分けますが、シューティングでは距離を取って撃つプレイスタイルが基本となるため、緊張感の質が異なります。

また、弾薬管理という近接型にはないリソース管理が加わることで、独特のストレスが生まれるケースもあります。

弾切れの恐怖と回復アイテムの枯渇が同時に襲いかかる場面は、プレイヤーによっては理不尽に感じることもあるでしょう。

翻訳やローカライズの問題も見逃せません。

前述の通り、レムナント2の日本語訳は機械翻訳レベルとの評価が広まっており、ストーリーへの没入を妨げる要因となっています。

海外産のインディー〜AA級タイトルが多いこのジャンルでは、同様のローカライズ問題が他の作品でも起こり得ます。

さらにジャンル全体として選択肢が限られている点も課題です。

近接主体のソウルライクが毎年数十本単位でリリースされるのに対し、シューティング型は片手で数えられるほどしかありません。

自分の好みに完全に合致する一本を見つけにくいという現実があります。

2026年の最新動向とこれからのトレンド

2026年はソウルライク全体にとって大豊作の年となっています。

CODE VEIN II、仁王3、Phantom Blade Zero、Lords of the Fallen II、Mortal Shell 2など、近接型だけでも大型タイトルが目白押しです。

こうした活況の中で、海外メディアを中心に「ソウルライク疲れ(Soulslike Fatigue)」という議論が2025年後半から活発化しています。

Polygonは「ソウルライクはもう十分だ」と題した記事を掲載し、CBRも「ジャンルが過密状態にある」と指摘しました。

一方で、業界の分析では「実際の売上データにはfatigueの影響は見られない」との反論もあり、見解は二極化しています。

注目すべきは、この飽和問題が主に近接型ソウルライクに向けられたものであり、シューティング型はむしろ供給不足の状態が続いているという事実です。

Witchfireの正式版リリースが2026年中頃に予定されており、FPSソウルライクの可能性を示す重要な節目となるでしょう。

CovenantもAAA経験を持つ開発陣による本格的なFPSソウルライクとして開発が進んでおり、発売時期によってはジャンルの転換点になる可能性を秘めています。

ジャンルのハイブリッド化も顕著なトレンドです。

純粋なソウルライク+シューティングにとどまらず、ローグライク要素を加えたReturnal型、エクストラクション要素を組み合わせたWitchfire型、ルーターシューターを融合させたALTERBORN型など、複数のジャンルを横断する作品が増えています。

レムナント2のDLCは第3弾「The Dark Horizon」をもって完結しており、シリーズの次回作への期待がコミュニティ内で高まっている状況です。

まとめ:ソウルライクシューティングで自分に合う一本を見つけるために

  • ソウルライクシューティングは、ダークソウル的な高難易度設計と銃撃戦を融合させた比較的新しいサブジャンルである
  • ジャンルの代名詞であるレムナント2は発売4日で100万本、累計200万本超を達成した商業的成功作である
  • TPS型が現在の主流だが、WitchfireやCovenantなどFPS型の台頭が始まっている
  • レムナント2はCo-op前提の難易度設計のため、ソロプレイ時は難度が大幅に上がる傾向がある
  • 初心者にはプレイ時間が短く難易度調整のあるScars Aboveがジャンル入門として適している
  • レムナント2の日本語ローカライズは品質に問題があり、有志MODで補完されている状態である
  • 銃主体の戦闘ゆえに近接ソウルライクとは緊張感の質が異なり、弾薬管理という独自のストレス要素が存在する
  • 近接型ソウルライクの「飽和」が議論される一方で、シューティング型はまだ供給不足の段階にある
  • 2026年中頃にWitchfire正式版のリリースが予定されており、FPSソウルライクの評価を左右する節目となる
  • ソロかCo-opか、TPS型かFPS型かという2つの軸で自分の好みを整理することが最適な作品選びの近道である
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