2025年1月にPS5とPS4向けに復刻配信されたバイオハザード ディレクターズカットですが、トロフィーに対応しているのかどうか気になっている方は多いのではないでしょうか。
PS Plusプレミアムのクラシックスカタログにも追加され、手軽に遊べるようになった一方で、トロフィー機能の有無はプレイするかどうかの判断材料になり得ます。
この記事では、バイオハザード ディレクターズカットのトロフィー対応状況を網羅的に解説します。
トロフィーがない理由や今後の追加の可能性、トロフィーを楽しみたい場合の代替手段、さらにはHDリマスターとの比較まで、知りたい情報をすべてまとめました。
バイオハザード ディレクターズカットにトロフィーはあるのか
PS5およびPS4向けに配信されているバイオハザード ディレクターズカットの復刻版には、トロフィー機能が実装されていません。
プラチナトロフィーはもちろん、ブロンズ、シルバー、ゴールドのいずれのトロフィーも存在しない状態です。
2026年2月時点においても、この状況に変化はありません。
PS4やPS5のタイトルとしては極めて異例の対応であり、多くのユーザーが配信開始直後から落胆の声を上げています。
PlayStation Storeの商品ページにもトロフィー非対応である旨の明確な記載がないため、購入してから初めてトロフィーがないことに気づくケースも報告されています。
トロフィーの有無を重視する方は、ダウンロード前に必ず確認しておくことをおすすめします。
バイオハザード ディレクターズカット復刻版の基本情報
PS5・PS4向け復刻版の概要と配信経緯
バイオハザード ディレクターズカットは、1997年に初代PlayStation向けに発売されたサバイバルホラーゲームです。
1996年に発売された初代バイオハザードをベースに、新モードの追加やカメラアングルの変更などが施されたパワーアップ版として登場しました。
PS5・PS4向けの復刻版は2025年1月21日にカプコンから突如として配信が開始されました。
価格は税込1,000円で、PS Plusプレミアムの加入者であればクラシックスカタログの対象として追加費用なしでプレイできます。
配信の経緯としては、2022年6月にPS Plusプレミアムのクラシックスカタログとして一度配信されたものの、レーティングの再審査が必要となり約14日間で配信が停止されていました。
その後2024年11月頃にPS Plus限定ではなく単体購入も可能となり、2025年1月の復刻配信で正式にアップデートが実施されています。
復刻版で追加された新機能
復刻版では、現代のプレイヤーに配慮した複数の新機能が追加されています。
アップレンダリング機能では、PS1時代の低解像度映像を処理して高解像度に変換し、グラフィックが強化されています。
巻き戻し機能を使えば、ゲームプレイを任意のタイミングで巻き戻すことが可能です。
クイックセーブ機能により、オリジナル版で必須だったインクリボンを使わずにいつでもセーブできるようになりました。
カスタムビデオフィルターで映像の見た目を変更したり、ボタンマッピングでコントローラーの割り当てを変えたりすることもできます。
なお、2025年1月21日のアップデートでは、欧州向けのPAL版(50Hz)に加えてNTSC版(60Hz)を選択できるようになりました。
NTSC版はフレームレートが高く動作速度も快適なため、特にこだわりがなければNTSC版でのプレイが推奨されています。
収録されている3つのゲームモード
復刻版には、オリジナルに準拠した3つのモードが収録されています。
ビギナーモードは弾薬と体力が通常の倍に増え、敵の耐久力が半分に設定された初心者向けのモードです。
オリジナルモードは1996年に発売された初代バイオハザードと同等の標準的な難易度で遊べます。
アレンジモードはディレクターズカットで追加された高難度モードで、敵やアイテムの配置が大幅に変更され、カメラ視点の一部変更や恐怖演出の追加、新コスチュームなどが盛り込まれています。
やり込み要素を重視するプレイヤーにとって、アレンジモードは原作を知っていても新鮮に楽しめる内容となっています。
トロフィーがない理由と今後の追加の可能性
トロフィー非対応はカプコンの方針
バイオハザード ディレクターズカットにトロフィーが実装されていないのは、パブリッシャーであるカプコンの判断によるものです。
PS Plusクラシックスの移植やエミュレーション作業を手がけるImplicit Conversions社は、トロフィーの作成と実装を技術的に提供できると公式に表明しています。
同社のCEOであるBill Litshauer氏は、2025年5月の公式ブログにおいて「トロフィーを提供することは可能だが、パブリッシャーが望まない場合は含まれない」と明言しました。
つまり、トロフィーを追加するかどうかの最終判断権はカプコンにあり、ソニーや移植担当企業の問題ではありません。
カプコンからトロフィーを実装しない理由について公式な説明はなされていないものの、コミュニティでは法的確認やQAテストにかかる追加コストが主な要因ではないかと推察されています。
カプコンのPS1クラシック全タイトルに共通する傾向
トロフィー非対応はバイオハザード ディレクターズカットだけの問題ではありません。
カプコンがPS Plusクラシックスに提供しているPS1タイトルは、すべてトロフィーに対応していない状況です。
以下の表で、カプコンのPS1クラシックタイトルにおけるトロフィー対応状況を確認できます。
| タイトル | 配信時期 | トロフィー |
|---|---|---|
| バイオハザード ディレクターズカット | 2022年6月(初回)/2025年1月(復刻) | なし |
| ダイノクライシス | 2024年10月 | なし |
| バイオハザード2(PS1版) | 2025年8月 | なし |
| バイオハザード3(PS1版) | 2025年8月 | なし |
いずれのタイトルにもトロフィーが実装されておらず、カプコンの社内方針として一貫していることがうかがえます。
今後のトロフィー追加はあり得るのか
トロフィーが将来的に追加される可能性はゼロではありませんが、現時点では極めて低いと見られています。
一方で、PS1クラシックスにおいて後からトロフィーが追加された前例は存在します。
Oddworld: Abe’s Oddyseeは当初トロフィーなしで配信された後、アップデートによりトロフィーが追加されました。
またDisney系のタイトルでも、2025年5月に後日パッチでトロフィーが実装された事例があります。
こうした前例を踏まえ、「絶対にあり得ない」と断言はできないものの、カプコンのこれまでの一貫した姿勢を考慮すると、近い将来にトロフィーが追加される見込みは薄いでしょう。
2026年はバイオハザードシリーズの30周年にあたり、最新作「バイオハザード レクイエム」の発売も控えていますが、PS1クラシックへのトロフィー追加に関するアナウンスは一切出ていません。
ファンの間ではchange.orgにおける署名活動も行われていますが、カプコンの対応に変化は見られないのが現状です。
パブリッシャー別に見るPS Plusクラシックスのトロフィー対応状況
PS Plusクラシックスにおけるトロフィーの有無は、ソニーではなく各パブリッシャーの判断に委ねられています。
ソニーのファーストパーティタイトルはほぼ全てのPS1・PS2・PSPクラシックスにトロフィーが実装されており、手厚い対応が取られています。
サードパーティに目を向けると、パブリッシャーごとに対応が大きく異なります。
| パブリッシャー | トロフィー対応 | 主なタイトル例 |
|---|---|---|
| ソニー(ファーストパーティ) | ほぼ全て対応 | 各種クラシックタイトル |
| Disney / LucasArts | 一部対応(後日追加あり) | Upなど |
| カプコン | 全て非対応 | バイオハザードDC、ダイノクライシスなど |
| バンダイナムコ | 全て非対応 | 鉄拳2、鉄拳3、リッジレーサーなど |
注目すべきは、PS2クラシックスのタイトルについては多くの場合トロフィーが実装されている点です。
バイオハザード コード:ベロニカ(PS2版)にはトロフィーが用意されており、カプコンのタイトルでもPS2以降であれば対応しているケースがあります。
PS1タイトル特有の課題として、エミュレーション環境でのトロフィー実装にはパブリッシャーの積極的な協力が不可欠であり、その意思がないパブリッシャーのタイトルは対応されないという構造的な問題があります。
トロフィーを楽しみたいなら:HDリマスターとの比較
バイオハザード HDリマスターにはトロフィーがある
トロフィーを集めながらバイオハザードの原点を楽しみたい場合、バイオハザード HDリマスターが最も適した選択肢です。
HDリマスターにはプラチナトロフィーを含む全45個のトロフィーが用意されています。
トロフィーの難易度は10段階中5程度と評価されており、コンプリートまでの所要時間はおよそ20〜30時間が目安です。
トロフィーの内容は多彩で、3時間以内のタイムアタッククリアや、ナイフだけでのクリア、インクリボンを使わないノーセーブクリア、全マップの探索、全武器の入手など、やり込み要素が豊富に揃っています。
プラチナトロフィーの取得率は全体的に低めとなっており、達成した際の満足感は大きいと多くのプレイヤーが語っています。
ディレクターズカットとHDリマスターの違い
両タイトルは同じバイオハザードの原点を扱いながらも、全く異なるゲーム体験を提供します。
| 比較項目 | ディレクターズカット(復刻版) | HDリマスター |
|---|---|---|
| 価格 | 税込1,000円 | 通常約2,990円(セール時割引あり) |
| グラフィック | PS1のポリゴンをアップレンダリング | 2002年GCリメイクをHD化(大幅に美麗) |
| 操作性 | ラジコン操作のみ | ラジコン操作+モダン操作を選択可能 |
| トロフィー | なし | プラチナ含む全45個 |
| MAP・ストーリー | PS1オリジナル準拠 | 新エリア・新敵・新謎解き大幅追加 |
| ボイス | 有名な棒読み英語ボイス | 新録音の本格的な演技 |
| 特有の追加機能 | 巻き戻し、クイックセーブ | リアルサバイバーモード、透明ゾンビモード |
HDリマスターは2002年にゲームキューブで発売されたフルリメイク版をベースとしており、グラフィック、操作性、ボリュームのすべてにおいてディレクターズカットを上回っています。
一方、ディレクターズカットにはPS1時代ならではの味わいがあり、独特のカメラワークや棒読みボイスなど、ファンの間で愛されている要素が詰まっています。
目的別のおすすめ
トロフィーを収集しながらじっくり遊びたい方にはHDリマスターが断然おすすめです。
シリーズ初体験の方にもHDリマスターが適しており、操作性やグラフィックの面で現代のプレイヤーにも馴染みやすい仕上がりになっています。
PS1時代のオリジナル体験やノスタルジーを味わいたい方には、ディレクターズカットが唯一無二の価値を持ちます。
両方をプレイする場合は、ディレクターズカットを先に体験してからHDリマスターに進むと、リメイクでの変化を存分に楽しめるでしょう。
バイオハザードシリーズの全タイトルでプラチナトロフィーを制覇したい方は、ディレクターズカットやPS1版のバイオハザード2・3がトロフィー非対応であることを事前に把握しておく必要があります。
ディレクターズカットの注意点とデメリット
トロフィーがないことで失われる体験
トロフィーが実装されていないことで、達成感の可視化や記録としての共有が一切できない点は明確なデメリットです。
PSNのプロフィールにプレイ実績が残らないため、トロフィーコレクションを重視するプレイヤーにとってはモチベーションの低下につながりかねません。
バイオハザードシリーズ全作品のプラチナ制覇を目指している場合、ディレクターズカットはその対象に含められないという制約も生じます。
巻き戻し・クイックセーブの功罪
巻き戻し機能とクイックセーブ機能は便利な反面、サバイバルホラーの核心的要素を損なう可能性があります。
オリジナルのバイオハザードでは、限られたインクリボンでセーブする緊張感がゲーム体験の根幹を成していました。
クイックセーブを使えばいつでもセーブできるため、インクリボンの存在意義が事実上なくなってしまうという指摘が多く見られます。
ただし、これらの機能は任意で使用するものであり、使わなければオリジナルと同じ緊張感を味わうことも可能です。
初めてプレイする方は便利機能として活用し、原作経験者はあえて使わずに遊ぶという使い分けが推奨されています。
デュアルショック版との混同に注意
PS5・PS4の復刻版は「ディレクターズカット」であり、「デュアルショック版」とは異なる点に注意が必要です。
デュアルショック版はBGMが全面的に差し替えられており、サウンドの品質についてファンの間で物議を醸した経緯があります。
復刻版に収録されているBGMはオリジナル版と同一のサウンドトラックであり、デュアルショック版の改変BGMは含まれていません。
音楽を気にしてプレイを躊躇していた方は、安心してダウンロードしてよいでしょう。
非公式の実績(RetroAchievements)という代替手段
PlayStation上ではトロフィーを取得できませんが、レトロゲーム向けの非公式実績プラットフォーム「RetroAchievements」には、ファンが作成した実績リストが存在します。
バイオハザード ディレクターズカット用には合計115個の実績が用意されており、公式トロフィーに匹敵する充実した内容です。
ジル編やクリス編のクリアといった基本的な項目から、特定のボスを制限時間内に倒すタイムアタック、回復アイテムなしでのクリア、ナイフのみでのクリア、インクリボンを使わないクリア、3時間以内のクリアなど、やり込み要素が網羅されています。
レベッカを操作するパートに関する実績や、アレンジモード(アドバンスドモード)のクリアなど、細かなイベントごとの達成項目まで設定されているのが特徴です。
ただし、RetroAchievementsはPS5やPS4上では利用できず、対応するエミュレーター環境でのみ機能するという制約があります。
PlayStation上でプレイする場合にはこの実績は一切反映されないため、あくまでも代替手段のひとつとして捉えておくのが適切です。
まとめ:バイオハザード ディレクターズカットのトロフィー完全ガイド
- PS5・PS4向け復刻版のバイオハザード ディレクターズカットには、2026年2月時点でトロフィーが一切実装されていない
- トロフィー非対応はカプコンのパブリッシャーとしての判断であり、技術的には追加可能な状態である
- カプコンのPS1クラシックタイトルはダイノクライシスやバイオハザード2・3を含め全てトロフィーに非対応である
- バンダイナムコも同様にPS1クラシックでトロフィーを実装しておらず、サードパーティ共通の課題となっている
- 後日パッチでトロフィーが追加された他社タイトルの前例はあるものの、カプコンが追加する見込みは現時点で極めて低い
- トロフィーを楽しみたい場合はバイオハザード HDリマスター(プラチナ含む全45個)が最適な代替作品である
- 復刻版の価格は税込1,000円で、PS Plusプレミアム加入者は追加費用なしでプレイ可能である
- 巻き戻しやクイックセーブなどの便利機能は追加されたが、インクリボンの緊張感を損なう可能性がある
- 復刻版のBGMはオリジナル準拠であり、物議を醸したデュアルショック版の差し替えBGMは含まれていない
- 非公式実績プラットフォームRetroAchievementsには115個の実績が存在するが、PlayStation上では利用できない

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