ドラクエヒーローズ2のストーリーについて、「ひどい」「つまらない」という評判を目にして、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか。
2016年にドラクエ30周年記念作品として発売された本作は、アクション部分では高い評価を得ている一方で、ストーリー面では厳しい意見が少なくありません。
この記事では、ドラクエヒーローズ2のストーリーが批判される具体的な理由から、ゲーム全体の問題点、1作目との比較、購入判断のポイントまで詳しく解説していきます。
購入前に知っておくべき情報を網羅していますので、後悔しないゲーム選びの参考にしてください。
ドラクエヒーローズ2のストーリーがひどいと言われる理由
ドラクエヒーローズ2のストーリーは、多くのプレイヤーから批判を受けています。
王道的なプロットを採用しているものの、シナリオの構成や展開に問題があり、プレイしていて置いてけぼりにされる感覚を覚える人が続出しました。
ここでは、具体的にどのような点が批判されているのかを詳しく見ていきましょう。
起承転結がなく中身がないシナリオ構成
ドラクエヒーローズ2のストーリーは、起承転結の「承」と「転」が欠落していると指摘されています。
物語の粗筋自体は悪くないものの、一つ一つのイベントが掘り下げ不足で、伏線もほとんど張られていません。
重要なアイテムをあっさり入手したり、大きな展開が唐突に訪れたりと、まるで長編映画を乱暴に編集したダイジェスト版を見ているような印象を受けるプレイヤーが多くいました。
「起結」という感じで中身がないという評価は、本作のストーリーを端的に表現しているといえるでしょう。
キャラクターの行動原理が不自然すぎる問題
登場人物たちの行動が不自然で、ご都合主義的な展開が目立ちます。
特に顕著なのが、敵対していたキャラクターとの和解シーンです。
前半のボスである人間の国の王たちは、主人公の説得に一切耳を傾けず戦闘になりますが、倒した途端に手のひらを返したように物分かりが良くなります。
「自分の父親を殺したのはあいつだ」と主張していた人物が、アリバイを示されただけで「騙された、一緒に戦おう」と態度を急変させる展開は、プレイヤーを置いてけぼりにしてしまいました。
ツェザール王子の短絡的な言動への批判
主人公の幼馴染であるツェザール王子は、作中で最も批判を集めたキャラクターの一人です。
ジャイワールの王子である彼は、短気かつ短絡的な性格で、序盤から人の話に耳を傾けません。
父王が暗殺された際、オレンカ王に似た姿を目撃したという薄い根拠だけで、主人公たちを裏切り者と決めつけて本気で殺しにかかってきます。
1000年も争いのなかった世界で、このような些細なきっかけで戦争を始めてしまう展開に、多くのプレイヤーが違和感を覚えました。
さらに問題なのは、ツェザールの成長描写が安定しない点です。
「自身の言動に国や民がかかっていることを忘れてはいけない」と諭されて「肝に銘じる」と返した直後のシーンで、「父の仇なら叩き潰すのみ」と発言して窘められるなど、成長したはずの描写がまったく活かされていません。
ラスボスの動機と目的が意味不明
ラスボスの動機と行動原理が破綻しているという批判も多く寄せられています。
黒幕は「平和を守るためには争いを起こす人間が不要だから、人間を滅ぼす」と主張しますが、作中の設定では1000年もの間、人間と魔物は争いを起こしていません。
しかも、戦争を起こさせたのは黒幕自身であり、自分で戦争をやらせておいて人間に絶望したというのは論理が破綻しています。
世界の王を殺すことも、人間を滅ぼすことも、いつでもできたはずなのに、なぜわざわざ予言通りに動いて戦争を起こさせる必要があったのか、明確な説明がありません。
「驚かせたかっただけ」という印象を受けるプレイヤーが続出しました。
仲間との絆や敵キャラの描写不足
仲間キャラクターとの絆を深める描写が圧倒的に不足しています。
歴代ドラクエシリーズから参戦したキャラクターたちは、出会いのシーン以降ほとんどイベントがなく、なぜ戦いに参加しているのかも「なんとなくついてきた」程度の理由しか示されません。
主人公2人の関係性についても、物語冒頭で幼馴染としての仲の良さを披露した以降は特に重要なシーンがなく、ラストで急に感動的な展開を迎えても、プレイヤーの感情がついていけない状態でした。
敵キャラクターに関しても同様で、「敵の四天王なんて存在感ゼロ」という評価が象徴的です。
唐突に登場して倒されるだけの存在になってしまっています。
ドラクエヒーローズ2のストーリー以外の問題点
ストーリー面の批判が目立つドラクエヒーローズ2ですが、問題点はシナリオだけにとどまりません。
ゲームプレイ全体を通じて、様々な不満の声が上がっています。
購入を検討している方は、これらの点も考慮に入れておく必要があるでしょう。
主人公声優の棒読み演技が気になる
本作の主人公2人は、本職の声優ではなく俳優が担当しています。
男主人公ラゼルを森山未來さん、女主人公テレシアを武井咲さんが演じていますが、特にバトルシーンでの演技が棒読み気味だと批判されています。
ムービーシーンや会話シーンではまだ及第点という評価もありますが、戦闘中に頻繁に発する「じわじわたぎってきたぜ!」などのセリフが棒読みに聞こえ、没入感を損なってしまうという声が多いです。
主人公をパーティから外せない仕様のため、常にこの演技を聞き続けなければならない点も、プレイヤーのストレスになっています。
敵が硬すぎて爽快感がない
無双シリーズをベースにしたアクションゲームでありながら、敵を倒す爽快感が薄いという批判が多く寄せられています。
前作と比較して敵の耐久力が大幅に上がっており、雑魚敵ですら1〜2発では倒せません。
中盤以降は特に顕著で、「敵が硬くてイライラする」「無駄に時間ばかりかかる」という声が続出しました。
大量の敵を一掃する無双らしい爽快感を期待してプレイすると、肩透かしを食らう可能性が高いです。
ダメージを与えても敵に変化が感じにくく、ただひたすら硬い敵を削り続ける作業感が強いという評価もあります。
ソロプレイの難易度が異常に高い
本作はマルチプレイ前提で設計されており、ソロプレイでは異様に難易度が高くなっています。
難易度変更機能が存在せず、一人で遊ぶ場合でもマルチプレイ用に調整された敵の体力や数を相手にしなければなりません。
特に序盤のバトルエリア「大峡谷」は、メインパーティ4人と数十人の軍勢で敵の一個師団を正面突破するような設計になっており、ソロプレイヤーを苦しめています。
一応、難易度を下げる救済アイテムは用意されていますが、根本的な解決にはなっておらず、力押しでクリアするしかないという状況は前作から改善されていません。
味方AIが前作より劣化している
ソロプレイの難易度を上げている要因の一つが、味方AIの性能低下です。
前作同様、キャラの行動を個別に指示することはできず、仲間は常に固まって動きます。
攻撃はあまり積極的に行わず、攻撃特技や呪文を使うこともほとんどありません。
MPが満タンなのに、他のキャラクターが瀕死状態でも回復せずに棒立ちしていることすらあります。
前作から大幅に劣化したという評価が多く、攻撃・防御・補助のすべてにおいて動きが悪くなっています。
役割分担が必要なステージでは、このAIの仕様のせいでソロプレイの難易度が跳ね上がってしまいます。
フィールドが広いだけで密度が薄い
前作では拠点からステージへ直接移動していましたが、本作ではフィールドを移動するパートが追加されました。
一見すると探索要素の強化に思えますが、実際にはフィールドが広い割に敵やアイテム、探索要素の密度が薄いという批判を受けています。
宝箱や素材が落ちていることを示す光が目立たず、目当てのモンスターと戦うには同じ場所を行ったり来たりするだけになりがちです。
イベントで進めるようになってもすぐに行き止まりになることも多く、ショートカットはルーラで十分なため、フィールドの存在意義自体を疑問視する声もあります。
無駄な移動時間が前作より大幅に増えており、テンポの悪さにつながっています。
ドラクエヒーローズ1と2はどっちがおすすめ?違いを比較
ドラクエヒーローズシリーズを遊んでみたいと思った時、1作目と2作目のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
両作品にはそれぞれ特徴があり、プレイヤーの好みによって評価が分かれます。
ここでは、主要な違いを比較していきます。
ストーリーの質は1作目の方が評価が高い
ストーリー面では、1作目の方が評価が高い傾向にあります。
1作目は「あの街が危険だ」「今度はこっちだ」「世界樹が大変」といった流動的な展開で、次に何が起こるかワクワクしながらプレイできたという評価があります。
一方、2作目は前述の通り、シナリオの整合性や掘り下げ不足が指摘されており、「1の方が面白かった」という声が多いです。
ただし、どちらもアクションゲームとしてのストーリーであり、本編ドラクエシリーズほどの深みは期待しない方がよいでしょう。
爽快感とテンポは1作目が優勢
アクションゲームとしての爽快感とテンポの良さは、1作目の方が優れているという評価が主流です。
1作目は敵の耐久力が適度で、大量の敵を一掃する無双らしい気持ちよさを味わえました。
2作目では敵が全体的に硬くなり、雑魚敵を倒すのにも時間がかかるようになっています。
また、1作目は拠点からミッションに直接移動できたのに対し、2作目はフィールド移動が追加されたことで、ゲーム全体のテンポが悪くなったという意見もあります。
サクサクと爽快にプレイしたい方には、1作目の方が向いているかもしれません。
ボリュームと探索要素は2作目が充実
ゲームのボリューム面では、2作目が大きく上回っています。
1作目のクリア時間が20〜30時間程度なのに対し、2作目は40〜50時間程度と、ほぼ倍のボリュームがあります。
フィールド探索要素の追加により、「ドラクエをプレイしている」という感覚は2作目の方が強いという評価もあります。
とうぞくのカギで開ける宝箱や、仲間が増えることで行けるようになるエリアなど、RPGらしい探索の楽しみが追加されています。
長く遊べる作品を求めている方には、2作目の方が適しているでしょう。
転職システムとマルチプレイは2作目の強み
システム面での進化は、2作目の大きな強みです。
主人公2人が転職できるようになり、7つの職業と10種類の武器を組み合わせて自分好みのキャラクターを育成できます。
戦士や武闘家といった前衛職から、魔法使いや僧侶といった後衛職まで、幅広いプレイスタイルに対応しています。
また、オンラインマルチプレイが実装され、最大4人での協力プレイが可能になりました。
ストーリーの攻略に詰まった時に他のプレイヤーに助けを求める「お手伝い」機能もあり、初心者でも安心してプレイできる環境が整っています。
| 比較項目 | 1作目 | 2作目 |
|---|---|---|
| ストーリー | 流動的で分かりやすい | 掘り下げ不足との批判あり |
| 爽快感 | 敵が適度な硬さで爽快 | 敵が硬く作業感が強い |
| テンポ | 拠点から直接ミッションへ | フィールド移動でやや遅い |
| ボリューム | 20〜30時間程度 | 40〜50時間程度 |
| 転職システム | なし | あり |
| マルチプレイ | なし | 最大4人で協力可能 |
ドラクエヒーローズ2を買うべき人と買わないほうがいい人
ここまで様々な評判や問題点を見てきましたが、ドラクエヒーローズ2は決してすべての人に向かないゲームというわけではありません。
プレイヤーの好みや環境によって、十分に楽しめる作品でもあります。
購入を検討している方のために、向いている人と向いていない人を整理してみましょう。
アクション好きでマルチ環境があるなら楽しめる
ドラクエヒーローズ2は、以下のような方におすすめできます。
アクションゲームが得意で、多少の難易度の高さを楽しめる方には向いています。
敵が硬いという批判はありますが、補助魔法を活用したり、キャラクターの特性を理解して戦ったりすることで、攻略の達成感を味わえます。
オンラインマルチプレイ環境がある方も、本作を存分に楽しめるでしょう。
マルチプレイ前提で設計されているだけあって、複数人でのプレイは快適で、定型文のみのコミュニケーションなので暴言を吐かれる心配もありません。
歴代ドラクエキャラクターに思い入れがある方にとっても、好きなキャラクターを操作できる喜びは大きいはずです。
アリーナやテリー、マーニャといった人気キャラクターが3Dモデルで動き、ボイス付きで活躍する姿は、ファンにはたまらない魅力となっています。
ストーリー重視やソロ専門なら要注意
一方で、以下のような方は購入前に慎重に検討することをおすすめします。
ストーリーを重視してゲームを選ぶ方には、本作は向いていない可能性が高いです。
前述の通り、シナリオ面での批判は多く、物語を楽しむことを主目的にしていると失望する恐れがあります。
ソロプレイ中心で遊ぶ予定の方も、注意が必要です。
難易度変更ができず、味方AIの性能も低いため、一人で遊ぶには相当な忍耐力が求められます。
特にアクションゲームが苦手な方は、攻略に苦労する場面が多くなるでしょう。
無双シリーズの爽快感を期待している方にも、本作は合わないかもしれません。
敵の硬さや作業感の強さから、「これは無双ではない」という評価もあるほどです。
中古なら安価で試せるのでおすすめ
購入を迷っている方には、中古での購入を検討することをおすすめします。
発売から年月が経っており、中古市場では非常に安価で出回っています。
数百円から千円台で購入できることも多く、気軽に試してみるにはちょうど良い価格帯です。
実際にプレイしてみて合わなければ売却することもできますし、予想以上に楽しめれば儲けものです。
評判だけで判断せず、実際に触れてみることで、自分に合うかどうかを確かめられます。
ストーリーへの期待値を下げて、アクションゲームとして割り切って遊べば、十分に楽しめる可能性はあるでしょう。
ドラクエヒーローズ2の基本情報とスペック
購入を検討するにあたり、ゲームの基本情報を押さえておくことも重要です。
対応機種や発売日、売上本数などのデータを確認しておきましょう。
発売日・対応機種・開発元まとめ
ドラクエヒーローズ2は、ドラゴンクエスト30周年を記念して発売されたアクションRPGです。
正式タイトルは「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」で、発売元はスクウェア・エニックス、開発元はコーエーテクモゲームスのオメガフォースチームが担当しています。
プロデューサーは青海亮太氏、ディレクターは庄知彦氏が務めました。
音楽は従来のドラクエシリーズ同様、すぎやまこういち氏が担当しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり |
| ジャンル | アクションRPG |
| 発売元 | スクウェア・エニックス |
| 開発元 | コーエーテクモゲームス |
| PS4/PS3/PSVita版発売日 | 2016年5月27日 |
| Nintendo Switch版発売日 | 2017年3月3日 |
| Windows版発売日 | 2017年4月25日 |
各プラットフォーム別の売上本数
日本国内での売上本数は、プラットフォームによって大きく異なります。
PS4版が約25万9千本で最も多く、次いでPSVita版が約21万5千本、PS3版が約10万9千本となっています。
Nintendo Switch版は1と2のセット販売のみで、約4万6千本でした。
参考として、前作「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」は累計100万本を突破しており、2作目は前作ほどの売上には至りませんでした。
| プラットフォーム | 売上本数 |
|---|---|
| PS4 | 約25万9,000本 |
| PSVita | 約21万5,600本 |
| PS3 | 約10万9,300本 |
| Nintendo Switch | 約4万6,800本 |
PS4版とSwitch版どちらを選ぶべきか
現在購入する場合、PS4版とNintendo Switch版が主な選択肢となります。
PS4版は画面解像度がフルHD(1920×1080)、フレームレートが60fpsで、グラフィックや操作性の面で最も快適にプレイできます。
遅延や画面酔いの心配も少なく、じっくりと腰を据えてプレイしたい方にはPS4版がおすすめです。
Nintendo Switch版は、1作目と2作目がセットになった「ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch」として販売されています。
携帯モードで外出先でも遊べる手軽さが魅力ですが、解像度やフレームレートはPS4版に劣ります。
また、Switch版には追加要素として、ドラクエIVからライアンが参戦し、破壊神シドーとのバトルが収録されています。
両作品を遊びたい方や、携帯モードを重視する方にはSwitch版が適しているでしょう。
ドラクエヒーローズ3の発売予定はある?続編の可能性
ドラクエヒーローズ2を楽しんだ方、あるいはこれからプレイする方の中には、続編の存在が気になる方もいるでしょう。
ドラクエヒーローズ3の可能性について、現時点で分かっている情報をまとめます。
2026年現在で公式発表はなし
2026年2月時点で、ドラクエヒーローズ3に関する公式発表は一切ありません。
スクウェア・エニックスからも、コーエーテクモゲームスからも、続編の開発や発売に関するアナウンスは出ていない状況です。
2作目の発売から約10年が経過しており、現時点での続編の可能性は低いと考えられています。
ファンの間では「スクエニとコーエーの仕込み作品がヒーローズ3ではないか」という憶測も一時期ありましたが、確証のある情報ではありません。
プロデューサーの過去発言と今後の展望
2016年に行われたインタビューで、プロデューサーの青海亮太氏は続編について言及しています。
「みなさんからの続編の要望が強いかどうかにかかっている」という発言があり、ファンの声次第では続編制作の可能性があることを示唆していました。
しかし、その後の約10年間で具体的な動きはなく、スクウェア・エニックスはドラクエ本編やリメイク作品の開発に注力している状況です。
一部のファンはSNS上で「#DQH3」などのハッシュタグを使って続編を要望していますが、公式からの反応はありません。
もしシリーズが復活するとすれば、次世代機向けのタイトルとして一新される可能性が高いでしょう。
現時点では期待しすぎず、既存の2作品を楽しむのが賢明といえます。
まとめ:ドラクエヒーローズ2のストーリー評価と購入判断
- ストーリーは起承転結の欠如や掘り下げ不足で「ひどい」との評価が多い
- ツェザール王子の短絡的な言動やラスボスの意味不明な動機が批判の的
- 仲間キャラや敵キャラの描写が薄く、感情移入しにくい作りになっている
- 主人公声優の棒読み演技が没入感を損なうという指摘がある
- 敵が硬すぎて無双らしい爽快感が薄れている
- ソロプレイは難易度が高く、味方AIの性能低下も問題
- 1作目と比較してストーリーと爽快感は劣るがボリュームは充実
- 転職システムとマルチプレイは2作目ならではの強み
- アクション好きでマルチ環境があれば十分楽しめる可能性がある
- 中古なら安価で購入できるため、気軽に試してみる価値はある

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