2005年の発売から長い年月が経った今でも、その洗練されたデザインと携帯性で多くのファンを魅了するゲームボーイミクロ。
しかし、愛用しているからこそ気になるのが、フェイスプレートの傷や汚れではないでしょうか。
「画面の傷が気になってゲームに集中できない」
「気分転換にフェイスプレートを交換したいけれど、純正品が見つからない」
「互換品のフェイスプレートを買っても大丈夫なのか不安」
このように悩んでいる方は非常に多いです。
この記事では、ゲームボーイミクロのフェイスプレートに関する現状の入手事情から、爪楊枝一本でできる交換方法、互換品の品質、そして傷を修復するメンテナンス術までを網羅的に解説します。
大切なゲームボーイミクロを長く快適に使い続けるための、決定版ガイドとしてお役立てください。
ゲームボーイミクロ フェイスプレートの現状と入手方法【純正・互換品】
ゲームボーイミクロの最大の特徴であった「着せ替え」要素ですが、発売から20年近く経過した現在、フェイスプレートの入手環境は大きく変化しています。
まずは、純正品と互換品の市場状況について、正確な情報を把握しておきましょう。
純正フェイスプレートは入手困難?オークションの価格相場と実情
結論から申し上げますと、任天堂純正の新品フェイスプレートを入手することは、現在極めて困難です。
任天堂からの公式販売はすでに終了しており、市場に出回っているのは中古品か、コレクターが保管していたデッドストック品に限られます。
そのため、ヤフオク!やメルカリなどの二次流通市場では価格が高騰しています。
一般的な中古の純正フェイスプレートであっても数千円で取引されることが珍しくありません。
さらに、「ファミコンIIコンVer」や「スーパーロボット大戦Ver」といった非売品・限定品のフェイスプレートに関しては、状態が良いものであれば2万円から5万円を超えるプレミア価格で取引されているのが実情です。
純正品にこだわる場合は、フリマアプリやオークションサイトのアラート機能を活用し、根気強く出品を待つ必要があります。
AmazonやAliExpressで売っている互換品(社外品)の品質レビュー
純正品の入手が難しいため、多くのユーザーにとって現実的な選択肢となるのが、AmazonやAliExpressなどの海外通販サイトで販売されている「互換品(社外品)」です。
これらは数百円から二千円程度と比較的安価に入手できる点が最大のメリットです。
しかし、品質に関しては純正品に及ばない点が多いことを理解しておく必要があります。
多くのユーザーレビューや実際の検証結果によると、透明度に関してはプレイに支障がないレベルのものが増えていますが、プラスチックの成形精度や耐久性にはばらつきが見られます。
特に「フェイスプレートの爪が折れやすい」「湾曲していてうまくはまらない」といった報告も散見されます。
あくまで「消耗品」や「代用品」として割り切って購入することが推奨されます。
買う前に知っておくべき「ボタンが埋まる」不具合と対策
互換フェイスプレートを購入する際に最も注意すべき点は、「プレートの厚み」による操作性の低下です。
多くの互換品は、純正品に比べてプラスチックの素材が厚く作られている傾向があります。
フェイスプレートが厚くなると、その分だけ十字キーやA/Bボタンがプレートの表面よりも奥まった位置関係になってしまいます。
その結果、「ボタンが埋まる」ような状態になり、ボタンの飛び出し量が減少します。
これにより、ボタンが押しにくくなったり、アクションゲームなどの細かい操作がしづらくなったりする弊害が発生します。
対策としては、ボタンの裏側にテープなどを貼って高さを底上げする方法や、フェイスプレートの裏側を削るという加工方法が考えられますが、いずれも手間と技術が必要です。
互換品を選ぶ際は、この「操作性の変化」が起こり得ることを前提に検討してください。
ファミコンIIコンVerなど限定デザインを入手するには
人気の高い「ファミコンIIコンVer」などの限定デザインを入手する方法は、大きく分けて二つあります。
一つ目は、前述の通り高額を覚悟してオークションやフリマアプリで純正品(またはそれが装着された本体)を落札する方法です。
これが最も確実で、コレクション価値も高い方法です。
二つ目は、海外製の互換品(レプリカ)を購入する方法です。
AliExpressなどでは、ファミコンカラーや限定デザインを模した互換フェイスプレートが販売されています。
これらは純正品ではありませんが、見た目の雰囲気だけを楽しみたい場合には安価な代替手段となります。
ただし、ロゴのフォントが異なったり、色味が微妙に違ったりする場合があるため、商品写真をよく確認することが重要です。
道具は爪楊枝だけ!フェイスプレートの外し方と交換手順
ゲームボーイミクロのフェイスプレートは、特別な工具を買わなくても、身近にある道具だけで簡単に交換できるように設計されています。
ここでは、安全かつ確実にフェイスプレートを交換する手順を解説します。
専用工具(イジェクタ)なしで安全に外す裏ワザ
フェイスプレートを外すための専用工具「フェイスプレートイジェクタ」を持っていなくても、どこの家庭にもある「爪楊枝」で代用可能です。
金属製のドライバーやピンセットを使うと、本体の金属ボディやプラスチックの穴を傷つけてしまうリスクがありますが、木製の爪楊枝であればその心配がほとんどありません。
より安全に行うためのコツとして、爪楊枝の先端を少しだけ潰して平らにしておくと、穴の中の部品を捉えやすくなり、滑って周囲を傷つける事故を防げます。
また、プラスチック製の硬めの棒などでも代用可能ですが、サイズと硬さのバランスが良い爪楊枝が最も手軽で推奨されるツールです。
【画像/動画解説】フェイスプレートの取り外し・取り付けステップ
具体的な取り外しと取り付けの手順は以下の通りです。
取り外し手順
- 本体の左側面(十字キー側)にある二つの小さな穴を確認します。
- 爪楊枝をその穴に差し込み、中のツメを押し込みます。
- グッと押し込むと、フェイスプレートの左側がパチッと浮き上がります。
- 浮き上がった左側を持ち上げ、そのままプレート全体をスライドさせるようにして取り外します。
取り付け手順
- 新しいフェイスプレートの右側(A/Bボタン側)にあるツメを、本体右側の溝に引っ掛けます。
- 右側を支点にして、フェイスプレートを本体に合わせるように倒していきます。
- 左側のツメが本体の穴の位置に来るように調整し、上からパチッと音がするまで押し込みます。
無理な力を加えるとツメが折れる原因になるため、位置合わせは慎重に行ってください。
交換時に必須!液晶とプレート間のホコリ混入を防ぐテクニック
フェイスプレート交換における最大の敵は、液晶画面とプレートの間に入り込む「ホコリ」です。
一度ホコリが入ってしまうと、気になってゲームに集中できなくなるため、以下の対策を徹底しましょう。
1. 湿度の高い場所で作業する
お風呂場などは湿気が多く、空気中のホコリが舞いにくいため、交換作業に最適な場所です。
2. ブロアーを使用する
カメラのレンズ清掃などに使うブロアーを用意し、装着直前に液晶面とフェイスプレート裏面のホコリを吹き飛ばします。
3. マスキングテープやセロハンテープを活用する
もしホコリが乗ってしまった場合は、指で触らずに、粘着力の弱いテープでペタペタと吸着して取り除きます。
指で拭うと皮脂汚れが付着し、かえって状況が悪化するため絶対に避けてください。
外装(シェル)ごと交換する場合の難易度と注意点
フェイスプレートだけでなく、本体の金属外装(シェル)ごと交換したいと考える方もいるかもしれません。
しかし、シェルの交換はフェイスプレート交換とは比較にならないほど難易度が高くなります。
まず、分解にはY字ドライバーや精密プラスドライバーが必要です。
さらに、内部の基板やバッテリー、液晶ユニットをすべて取り外し、新しいシェルに移植する作業が求められます。
特にバッテリーコネクタは非常に硬く、断線させるリスクが高い箇所です。
また、海外製の交換用シェルはネジ穴の精度が悪く、加工しないと組み立てられないケースも多々あります。
電子工作の経験がない場合は、フェイスプレートの交換のみに留めておくのが無難です。
傷だらけの画面を復活させる!傷消しと保護のメンテナンス術
長く使っていれば、フェイスプレートに傷がつくのは避けられません。
しかし、多少の傷であれば交換せずに修復したり、目立たなくしたりすることが可能です。
浅い傷は消せる?コンパウンドやPolywatchを使った研磨方法
フェイスプレートの表面についた浅い擦り傷であれば、プラスチック用の研磨剤(コンパウンド)で磨くことで綺麗に消すことができます。
特におすすめなのが、時計の風防磨きとして有名な「Polywatch(ポリウォッチ)」や、模型用のコンパウンドです。
手順
- 柔らかい布に少量の研磨剤をつけます。
- 傷の部分を中心に、小さな円を描くように優しく磨きます。
- 綺麗な布で拭き取り、傷の状態を確認します。これを繰り返します。
ただし、この方法は透明なプラスチック部分の傷には有効ですが、塗装や印刷が施されている部分を磨くと、デザインごと削り落としてしまう危険性があるため注意してください。
あくまで「画面部分の透明プラスチック」の傷消しとして活用しましょう。
深い傷や保護に最適なおすすめ液晶保護フィルム・ガラスフィルム
磨いても消えない深い傷がある場合や、これ以上傷を増やしたくない場合は、高品質な保護フィルムを貼るのが最も効果的です。
特に「傷修復タイプ」や「シリコン粘着層が厚いタイプ」のフィルムを選ぶと、粘着材が傷の凹凸を埋めてくれて、既存の傷を目立たなくさせる効果が期待できます。
「PDA工房」などのメーカーからは、ゲームボーイミクロ専用の高硬度フィルムやブルーライトカットフィルムなど、多種多様な機能性フィルムが販売されています。
また、最近ではガラスフィルムも販売されており、こちらを貼ることでフェイスプレート全体の強度を上げ、新品のような光沢感を取り戻すことも可能です。
交換用フェイスプレートがない場合の「透明プレート」活用法
どうしても純正デザインのプレートが手に入らない場合、「透明(クリア)の互換フェイスプレート」を購入し、保護カバーとして割り切って使うのも一つの手です。
透明なプレートであれば比較的安価に入手しやすく、どのような本体カラーにもマッチします。
傷だらけの純正プレートを使い続けるよりも、新品の透明プレートに交換した方が、画面の視認性は劇的に向上します。
純正プレートは大切に保管し、普段使い用として透明プレートを活用するという使い分けもおすすめです。
世界に一つだけのデザイン!フェイスプレートの自作とカスタム
既製品に満足できない場合は、フェイスプレートを自作してカスタマイズするという楽しみ方があります。
ゲームボーイミクロの構造を活かせば、手軽にオリジナルデザインを作成可能です。
透明(クリア)フェイスプレートと印刷台紙を使った自作の手順
最も手軽で人気のあるカスタム方法は、透明なフェイスプレートを利用して、内側に好きなデザインの紙を挟み込む方法です。
手順
- 透明な互換フェイスプレートを用意します。
- フェイスプレートの形状に合わせたデザインデータをPCで作成し、印刷します。
- 印刷した紙をフェイスプレートの形に合わせて切り抜きます。
- 切り抜いた紙を本体とフェイスプレートの間に挟み込んで装着します。
この方法であれば、フェイスプレート自体を加工することなく、気分に合わせて何度でもデザインを変更することができます。
痛ミクロ作成のコツ:型紙のサイズと綺麗に見せるポイント
好きなアニメキャラクターなどの画像を使った「痛ミクロ」を作る際のポイントは、用紙選びとカットの精度です。
普通のコピー用紙では発色が悪く安っぽく見えてしまうため、写真用の「光沢紙」や「高画質インクジェット紙」を使用することをおすすめします。
また、画面部分(長方形)やA/Bボタン、十字キーの穴を綺麗にくり抜くことがクオリティを左右します。
ハサミではなく、切れ味の良いデザインナイフとカッターマットを使用し、定規を当てて慎重にカットしましょう。
画面部分は、実際に表示される液晶範囲よりも少し大きめにカットしておくと、表示領域が隠れることなく快適にプレイできます。
塗装やカッティングシートでオリジナルカラーにアレンジする方法
より本格的なカスタムを目指すなら、フェイスプレート自体の塗装に挑戦するのも良いでしょう。
透明なフェイスプレートの「裏側」からスプレー塗装を行うことで、表面はプラスチックの光沢を保ったまま、ムラのない綺麗な色に仕上げることができます(ラジコンのボディ塗装と同じ要領です)。
また、塗装が難しい場合は、車やバイク用の「カッティングシート」や「ラッピングフィルム」をフェイスプレートの表面に貼る方法もあります。
カーボン調や木目調など、塗装では表現できない質感を手軽に出せるのが魅力です。
ドライヤーで温めながら伸ばして貼ることで、曲面にも綺麗に追従させることができます。
ゲームボーイミクロ フェイスプレートに関するよくある質問(Q&A)
最後に、フェイスプレート交換についてよくある質問とその回答をまとめました。
フェイスプレートを交換すると操作性は変わりますか?
はい、変わる可能性があります。
特に互換品のフェイスプレートを使用した場合、純正品よりも厚みがあることが多く、ボタンの押し込みが浅く感じられたり、十字キーの操作感が硬くなったりすることがあります。
快適な操作性を最優先する場合は、傷があっても純正プレートを使い続けるか、研磨して補修することをおすすめします。
互換プレート装着時に浮きや隙間ができる時の対処法は?
互換プレートは成形精度が甘く、装着しても浮いてしまったり、パチッとはまらなかったりすることがあります。
対処法として、プレートのツメ部分を紙やすりで少し削って調整する方法がありますが、削りすぎると固定できなくなるため、微調整が必要です。
また、多少の浮きであれば、両面テープ等で固定するよりも、そのまま使用した方がメンテナンス性を損ないません。
プレイ中に外れてしまうほどでなければ、許容範囲として使うのが一般的です。
持ち運び時に傷をつけないためのおすすめケース・ポーチは?
純正のポーチ(巾着袋)は薄手で保護能力が低いため、持ち運びには別途ケースを用意するのが賢明です。
専用品は高騰していますが、100円ショップなどで売られている「コンパクトデジタルカメラ用ケース」や「イヤホンケース」「加熱式タバコ用ケース」などがサイズ的に丁度良く、代用として非常に優秀です。
内側が起毛素材になっているものを選べば、フェイスプレートへの傷つきをより確実に防ぐことができます。
まとめ:ゲームボーイミクロフェイスプレート交換ガイド
本記事では、ゲームボーイミクロのフェイスプレートについて、入手方法から交換手順、カスタムまで幅広く解説しました。
重要なポイントは以下の通りです。
- 純正フェイスプレートの新品入手は困難であり、中古市場でも価格が高騰している。
- AmazonやAliExpressなどの互換品は安価だが、厚みがありボタン操作性が落ちる場合がある。
- フェイスプレートの交換は専用工具がなくても「爪楊枝」一本で簡単に行える。
- 交換作業時は、湿気の多い場所で行うなどホコリ混入対策が必須である。
- 画面の浅い傷は「Polywatch」などのコンパウンドで研磨して修復できる。
- 深い傷には、傷修復タイプの保護フィルムやガラスフィルムを貼るのが効果的である。
- 透明なフェイスプレートと印刷した紙を使えば、自作デザインへの着せ替えも楽しめる。
- 互換品は個体差があるため、調整が必要な場合や、あくまで代用品と割り切る姿勢も必要である。
- 持ち運びには、デジカメケースなどを代用して傷から守ることが大切である。
- 自分のプレイスタイルに合わせて、交換するかメンテナンスするか最適な方法を選ぶべきである。
この記事を参考に、あなたのゲームボーイミクロを美しく蘇らせ、最高のゲームライフを楽しんでください。

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