『ファイアーエムブレム 風花雪月』は、重厚なストーリーとキャラクターの深堀りが魅力の名作シミュレーションRPGです。
しかし、多くのプレイヤーが物語のクライマックスである「支援S」イベントに到達した際、ある一つの衝撃を受けています。
それが「一枚絵(イベントスチル)の作画」に関する違和感です。
「感動的なシーンなのに絵が気になって集中できない」「本編の立ち絵と顔が違いすぎる」といった声が、SNSや掲示板で話題になることも少なくありません。
この記事では、なぜ風花雪月の一枚絵が「ひどい」と言われてしまうのか、その具体的な理由やファンの反応を詳しく解説します。
また、逆に評価の高いイラストや、効率よくすべての一枚絵を回収する方法についても紹介します。
これから支援Sを迎える方も、すでにクリア済みの方も、風花雪月の奥深い(?)一枚絵の世界を一緒に紐解いていきましょう。
FE風花雪月の支援S一枚絵が「ひどい」と言われる3つの理由
多くのプレイヤーが支援Sの一枚絵に対して違和感を抱く背景には、明確な理由が存在します。
ゲーム本編のクオリティが非常に高いからこそ、最後に表示されるイラストとのギャップが際立ってしまうのです。
ここでは、主な3つの要因について解説します。
本編の立ち絵・3Dモデルと画風(塗り)が乖離している
最大の理由は、メインキャラクターデザインを担当した倉花千夏氏の立ち絵や、ゲーム内の3Dモデルと、支援S一枚絵の画風が大きく異なっていることです。
本編の立ち絵はシャープな線とスタイリッシュな塗りが特徴で、多くのファンはそのビジュアルに惹かれてキャラクターに愛着を持っています。
しかし、支援Sの一枚絵は全体的に塗りが厚く、油絵のようなタッチや、逆にアニメ塗りが強調されたものなど、統一感に欠ける部分が見受けられます。
この「絵柄の乖離」が、プレイヤーに「急に別人が出てきた」ような唐突な印象を与えてしまうのです。
デッサン崩壊や「誰これ?」現象に対するユーザーの反応
一部のキャラクターについては、顔のパーツ配置や身体のバランスに違和感があり、「作画崩壊」と指摘されるケースがあります。
特に、瞳の描き方や鼻のラインが本編の印象と異なり、キャラクターの個性が薄れてしまっていると感じるプレイヤーも多いようです。
SNSや掲示板では「感動のシーンなのに笑ってしまった」「誰これ?と思わず画面を見つめ直した」といった率直な感想が飛び交いました。
長時間のプレイを経てキャラクターへの思い入れが最高潮に達したタイミングで表示されるため、期待値とのギャップがこうした反応を大きくしている側面もあります。
男性向けエロゲ・女性向け乙女ゲーのような構図への違和感
一枚絵の構図が、いわゆる「ひと昔前の恋愛シミュレーションゲーム」のような演出になっている点も、違和感の原因の一つです。
男性主人公(ベレト)の場合、主人公の顔が画面外に見切れていたり、目元が前髪で隠れていたりする描写が多く、「ギャルゲーやエロゲの主人公っぽい」と言われることがあります。
また、女性主人公(ベレス)の場合は、壁ドンや顎クイといった極端にロマンチックな構図が採用されていることもあり、硬派な戦記物を期待していた層からは驚きの声が上がりました。
この独特な演出スタイルが、FE風花雪月のシリアスな世界観と噛み合っていないと感じる人が一定数存在するのです。
ネタ枠・作画崩壊?特に話題になったキャラクターの一枚絵
数ある支援Sの中でも、特にプレイヤーの記憶に残り、議論の的となった「伝説の一枚絵」たちが存在します。
ここでは、具体的によく名前が挙がるキャラクターやシーンについて触れていきます。
ディミトリの手やマヌエラの雰囲気など具体的ツッコミ所
青獅子の学級の級長であるディミトリの一枚絵は、感動的なセリフとは裏腹に、主人公に添えられた「手」の描写が話題になりました。
手が非常に大きく、ゴツゴツとした質感で描かれており、「手袋をしているのかと思った」「遠近感が不思議」といったツッコミが入ることがあります。
また、マヌエラ先生の一枚絵は、彼女の大人びた魅力が表現されている一方で、主人公の顔が全く映らず、夜の雰囲気が漂う構図になっています。
これが「完全に事後」「乙女ゲーというより成人向けゲームの雰囲気」と評され、ネタとして愛される要因となりました。
男性主人公(ベレト)相手の時に「作画が濃い」と言われる傾向
男性主人公でプレイした場合、男性キャラクターとのペアエンド(友情エンド含む)における一枚絵の「濃さ」も話題です。
例えば、リンハルトの一枚絵は、なぜか草むらに寝転がる構図で描かれており、その独特な世界観に戸惑うプレイヤーが続出しました。
また、アロイスとの一枚絵は、爽やかな友情を描いたものですが、おじさん二人の距離感が近く、画風も相まって非常に濃厚な印象を与えます。
このように、男性同士の絆を描くシーンにおいて、画風の癖がより強く出る傾向があるようです。
なんJやSNSで語り継がれる「伝説の一枚絵」事例
インターネット上の掲示板「なんJ」やSNSでは、これらの一枚絵がコラージュ素材のように扱われたり、大喜利の題材になったりすることもあります。
特に発売直後は、「どの一枚絵が一番ひどいか」という議論(?)が活発に行われました。
しかし、これらの反応は単なる批判だけではなく、「なんか笑える」「逆に味があって好きになってきた」という、愛のあるイジりとして定着している部分もあります。
結果として、これらの一枚絵はプレイヤーの記憶に深く刻まれ、風花雪月を語る上で欠かせない要素の一つとなっているのです。
逆に「かわいい」「尊い」と高評価な一枚絵・キャラ一覧
すべてのイラストが不評なわけではありません。
中にはキャラクターの新たな魅力を引き出し、プレイヤーから絶賛されている一枚絵も数多く存在します。
ここでは、評価の高いイラストやキャラクターについて紹介します。
エーデルガルトやベルナデッタなど女性陣の評価
女性キャラクターの一枚絵には、本編とのギャップが良い方向に作用している例が多く見られます。
エーデルガルトの一枚絵は、皇帝としての威厳ある姿ではなく、髪を下ろした少女のような姿で描かれており、「かわいい」「この姿が見たかった」と高評価です。
ベルナデッタに関しても、引きこもりがちな彼女が部屋から出て、主人公と向き合っている構図や、成長を感じさせる表情がプレイヤーの心を打ちました。
また、ペトラやシャミアといったキャラクターも、普段のクールさとは違うデレた表情や、幸福感あふれる笑顔が描かれており、満足度が高い傾向にあります。
女主人公(ベレス)視点は比較的安定している?
女主人公(ベレス)でプレイした場合、支援Sの相手となる男性キャラクターの一枚絵は、比較的クオリティが安定していると言われています。
フェリクスの壁ドンや、シルヴァンの抱擁シーンなどは、乙女ゲーム的な文脈で見れば非常に王道で、「ときめいた」という女性プレイヤーの声も多いです。
クロードやドゥドゥーなども、主人公を慈しむような表情が丁寧に描かれており、作画崩壊という指摘は少なめです。
ターゲット層を意識してか、女性主人公視点のイラストは、糖度が高く美しい仕上がりになっていることが多いようです。
ハピやユーリスなどDLC(煤闇の章)追加キャラのクオリティ
本編発売後に追加コンテンツ(DLC)として配信された「煤闇の章」のキャラクターたち(灰狼の学級)の一枚絵は、総じてクオリティが高いと評判です。
ユーリス、ハピ、コンスタンツェ、バルタザールの一枚絵は、本編のキャラクターと比べて画風の違和感が少なく、キャラクターの造形も整っています。
これは、本編の発売から時間が経過し、制作体制が見直されたり、ユーザーからのフィードバックがある程度反映されたりした結果ではないかと推測されます。
DLCキャラクターとのエンディングを目指すことは、綺麗な一枚絵を見るための安全策の一つとも言えるかもしれません。
なぜ画風が違う?一枚絵の絵師(イラストレーター)に関する考察
これほどまでに本編と画風が異なるのはなぜなのでしょうか。
公式からの明言は少ないものの、エンドロールや画風の違いから、いくつかの可能性が考察されています。
メインキャラクターデザインの倉花千夏氏ではない可能性
まず確実視されているのが、支援Sの一枚絵はメインキャラクターデザインを担当した倉花千夏氏の手によるものではないという点です。
倉花氏のイラストは、『うたの☆プリンスさまっ♪』などで知られるように、繊細な線画と透明感のある塗りが特徴です。
対して一枚絵は、線が太く、塗りが厚ぼったいものが多いため、別のイラストレーター、あるいは複数のスタッフが分担して描いている可能性が高いと考えられます。
メインビジュアルとイベントスチルで担当者が異なること自体はゲーム制作において珍しくありませんが、本作ではその差が顕著に出てしまったと言えます。
エンドロールや画風から推測される制作体制と絵師情報
ゲームのエンドロール(スタッフロール)を確認すると、イラストレーション協力として複数の企業名や個人名がクレジットされています。
具体的には、株式会社フォニックスなどの制作会社や、2Dアートワーク担当のスタッフ名が並んでいますが、誰がどの一枚絵を担当したかまでは特定されていません。
画風のバラつきから見て、一人の絵師がすべてを描いたのではなく、複数のイラストレーターに発注されたか、社内の複数スタッフによって制作された可能性があります。
この制作体制の違いが、キャラクターごとのクオリティの差や、本編との統一感の欠如に繋がったと考えられます。
アップデートやDLCで一枚絵の修正・改善はあったのか
発売後、無料アップデートによって一部の衣装やシステムに変更が入ることはありましたが、既存の支援S一枚絵に対する大幅な修正や描き直しは行われていません。
「ひどい」と言われたイラストも、そのままの形で残っています。
ただし、前述の通りDLCで追加されたキャラクターについては、作画のクオリティが向上している傾向にあります。
これは開発側も一枚絵に対するユーザーの反応を認識し、追加コンテンツにおいては品質管理を強化した結果かもしれません。
支援S一枚絵を効率よく回収する方法と指輪の仕様
賛否両論ある一枚絵ですが、やはり一度は自分の目で確かめたいものです。
ここでは、すべての支援Sイベントと一枚絵を効率よく回収するためのテクニックと、重要なアイテム「約束の指輪」の仕様について解説します。
約束の指輪を渡すタイミングはいつ?イベント発生条件
支援Sイベントを発生させるには、ゲーム終盤で「約束の指輪」を渡す相手を選ぶ必要があります。
この指輪を渡す相手を選べるタイミングは、ルートによって若干異なりますが、基本的には「最後の戦いの直前」に発生する散策パートやお知らせで選択します。
具体的には、名簿から支援レベルがAまで上がっており、かつハートマークがついているキャラクターを選択できるようになります。
ここで選んだ相手と、ラスボス撃破後のエンディングで支援S会話が発生し、一枚絵が表示される仕組みです。
なお、第一部でジェラルトの部屋に行き、指輪を入手しておくイベントを忘れると支援Sが発生しない場合があるため、必ず回収しておきましょう。
直前のセーブデータを活用して複数キャラを回収する手順
支援Sを回収するために、周回プレイを何十回も繰り返す必要はありません。
「指輪を渡す相手を選ぶ直前」のセーブデータを一つ残しておくことで、効率的に回収が可能です。
手順は以下の通りです。
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最終決戦前の散策パートで、指輪を渡す相手を選ぶ直前にセーブする(これをベースデータとする)。
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好きなキャラを選んで指輪を渡す。
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そのままラスボスを倒し、エンディングを迎えて支援S(一枚絵)を見る。
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クリアデータを保存せず(あるいは別枠に保存し)、ベースデータをロードする。
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別のキャラを選んで指輪を渡し、再度ラスボスを倒す。
この方法を使えば、ラスボス戦を繰り返すだけで、そのルートで支援S可能なキャラクター全員分の一枚絵を回収できます。
難易度を「ノーマル・カジュアル」にしておけば、ラスボス戦も短時間で終わらせることができるため、収集作業が捗ります。
指輪を「誰も選ばない」選択肢とソロエンドについて
指輪を渡す相手選択画面では、「誰にも渡さない」あるいは該当する選択肢を選ぶことも可能です。
この場合、支援Sイベントは発生せず、主人公の「ソロエンド」と呼ばれる後日談が流れます。
ソロエンドでは一枚絵は表示されませんが、主人公がその後どのような人生を歩んだかが語られます。
一枚絵の回収とは異なりますが、物語のバリエーションの一つとして、一度は見ておくとよいでしょう。
まとめ:風花雪月 一枚絵 ひどいの評判と回収ガイド
本記事では、『FE風花雪月』の支援S一枚絵が議論を呼んでいる理由や、その楽しみ方について解説しました。
記事のポイントをまとめます。
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一枚絵が「ひどい」と言われる主な理由は、本編の立ち絵との画風の乖離にある
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デッサンの違和感や、乙女ゲー・エロゲのような構図がミスマッチだと指摘されている
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ディミトリの手やマヌエラの構図など、具体的なネタとして愛されている絵もある
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逆にエーデルガルトやベルナデッタ、DLCキャラなどは「かわいい」と高評価
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絵師は倉花千夏氏ではなく、複数の協力会社やスタッフによる制作の可能性がある
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一枚絵自体の修正は行われていないが、DLCキャラの作画は安定している
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支援S回収には、最終決戦直前のセーブデータを活用するのが効率的
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指輪イベントを発生させるには、第一部での指輪入手イベントを忘れないことが重要
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一枚絵の賛否はあるが、支援S会話のテキストとフルボイスの演技は極めて質が高い
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画風の違和感も含めて、風花雪月の思い出として楽しむのがおすすめ
一枚絵に対する評価は人それぞれですが、キャラクターたちが最後に紡ぐ言葉や、そこに至るまでの物語が素晴らしいことに変わりはありません。
ぜひご自身の目で、推しキャラクターとの結末を見届けてみてください。

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