世界中でカルト的な人気を誇るホラーゲーム『Garten of Banban』。
ポップなキャラクターたちが織りなす恐怖と、複雑に絡み合う謎多きストーリーがプレイヤーを魅了し続けています。
最新作チャプター8の公開や前日譚となるチャプター0の登場により、物語はさらに深みを増し、多くの伏線が回収される一方で新たな謎も生まれています。
この記事では、ガーテンオブバンバンの全ストーリーを時系列順に整理し、あらすじから最新のネタバレ考察までを徹底解説します。
行方不明の子供たちの行方、ジバニウム実験の真実、そしてキャラクターたちの悲しき過去を知ることで、この作品の世界観を余すことなく理解できるようになります。
ガーテンオブバンバンのストーリーとは?世界観と目的を解説
物語の舞台「バンバン幼稚園」と行方不明事件の真相
物語の始まりは、多くの子供たちから愛されていた有名施設「バンバン幼稚園」です。
表向きは評判の良い教育施設でしたが、ある日突然、園内にいた子供たち全員が謎の失踪を遂げるという事件が発生しました。
施設は閉鎖され、誰もいない廃墟と化しましたが、そこには子供たちを楽しませていたはずのマスコットキャラクターたちが、異形の怪物となって徘徊しています。
この幼稚園の地下には、地上からは想像もつかないほど広大で深淵な地下施設が広がっており、そこが物語の主要な舞台となります。
主人公の目的は?「子供の捜索」と「地下施設の謎解き」
プレイヤーが操作する主人公は、行方不明になった我が子を探すために単身でバンバン幼稚園へと乗り込んだ親であるとされています。
誰もいないはずの園内に残されたドローンを駆使し、閉ざされた扉を開け、仕掛けを解きながら、子供の手がかりを求めて地下深くへと進んでいきます。
探索を進める中で、主人公はマスコットたちと遭遇し、時に襲われ、時に協力しながら、この施設が隠していた恐ろしい秘密に近づいていくことになります。
単なる人探しでは終わらない、生存をかけた脱出劇と真実の探求が本作の大きな目的です。
物語の鍵を握る物質「ジバニウム」と実験の背景
この一連の事件の元凶となっているのが、「ジバニウム(Givanium)」と呼ばれる架空の物質です。
ジバニウムは生物に生命を与える不思議な力を持っており、幼稚園の地下ではこの物質を用いた非人道的な実験が繰り返されていました。
マスコットキャラクターたちは着ぐるみやロボットではなく、ジバニウムと生物の遺伝子を組み合わせて作られた「生きた実験体」です。
彼らが暴走し、独自の社会や派閥を形成している背景には、研究者たちの歪んだ欲望と、実験によって生まれた悲劇的な運命が深く関わっています。
【時系列順】ガーテンオブバンバン全チャプターあらすじネタバレ解説
チャプター0(前日譚):フランボとバンバンの過去と「かくれんぼ」
物語の時系列で最も古いエピソードにあたるのがチャプター0です。
ここでは、バンバンの色違いのようなキャラクター「フランボ」と、幼い頃のバンバンが登場します。
バンバンはフランボに対し「かくれんぼ」をしようと持ちかけ、彼を巧みに誘導してクローゼットの中に閉じ込めてしまいます。
これは単なる遊びではなく、フランボを歴史の表舞台から消し去り、自分がマスコットの主役(センター)になるための策略でした。
この出来事が、後のチャプターでフランボが「忘れられた存在」として登場する伏線となっています。
チャプター1:幼稚園への潜入とジャンボ・ジョシュの襲撃
主人公は子供を探すため幼稚園のロビーに足を踏み入れます。
そこではピンク色の鳥「オピラ・バード」が執拗に追跡してきますが、何とか逃げ延びて地下へのエレベーターに乗り込みます。
しかし、エレベーターが降下している最中、緑色の巨大な怪物「ジャンボ・ジョシュ」が現れ、エレベーターを破壊してしまいます。
主人公は瓦礫と共にさらに深い階層へと落下し、本格的な地下探索が幕を開けます。
チャプター2:地下深層へ、バンバンファミリーとの遭遇と裏切り
落下した先で主人公は、赤いマスコット「バンバン」と初めて対面します。
彼は友好的に振る舞い、子供を見つける手助けを申し出ますが、その言動にはどこか不穏な空気が漂います。
探索中には、青い蜘蛛のような「ナブナブ」や、白いリボンをつけた「バンバリーナ」といった新たな脅威が立ちはだかります。
最終的にバンバンは何者かに襲われて気絶し、主人公はさらなる深淵へと進むことになります。
チャプター3:スティンガー・フリンの幻覚とナブナリーナの手術
このチャプターでは、クラゲのモンスター「スティンガー・フリン」が物語の中心となります。
彼は強力な幻覚を見せる能力を持っており、主人公は現実と幻覚の区別がつかない不可思議な世界を彷徨うことになります。
また、バンバンの指示により、未完成だったナブナリーナにジバニウムを注入して完成させる手術イベントが発生します。
物語のラストでは、暴走したバンバン(フェラル・バンバン)とジャンボ・ジョシュ、スティンガー・フリンが三つ巴の争いを繰り広げ、床が崩落して全員が落下するという衝撃的な展開を迎えます。
チャプター4:地下王国の崩壊とクイーン・バウンセリアの秘密
舞台は地下深くに存在する「王国」へと移ります。
ここでは「シェリフ・トードスター」と共に、王国の支配者である「クイーン・バウンセリア」に謁見します。
しかし、道化師の「ビターギグル」が反乱を起こし、女王を笑わせることで封印されていた「いたずらっ子たち(ノーティワンズ)」を解放してしまいます。
王国は崩壊し、主人公たちは暴走する怪物たちから逃げるために、さらに下の階層へと避難を余儀なくされます。
チャプター6:ダダドゥー卿の支配と「忘れられたセクター」の探索
チャプター5を飛ばして始まったこの章では、新たな敵「ダダドゥー卿」が登場します。
彼はノーティワンズを率いて地下世界を支配しようとしており、他のマスコットたちを次々と洗脳していきます。
主人公はトードスターやビターギグルと協力して対抗しようとしますが、圧倒的な戦力差に追い詰められます。
絶体絶命の危機に、バンバンは友であるナブナブを怪物化させて対抗させますが、結果として仲間たちは離散し、主人公は一人エレベーターで逃れることになります。
チャプター7:シティンジョンでの決戦と壁画裏の真実
主人公は外科医「シリンジョン」が支配する街「シティンジョン」に到着します。
当初は敵対していたシリンジョンですが、共通の敵であるダダドゥー卿を倒すために協力関係を結びます。
彼らは洗脳が効かないジャンボ・ジョシュを利用してダダドゥー卿の軍団を壊滅させることに成功します。
しかし、物語の最後で主人公が壁画を剥がすと、バンバンの絵の後ろに隠されていた「青いバンバン(フランボ)」の姿が露わになります。
これを見たシリンジョンは激怒し、主人公を捕らえてしまいます。
チャプター8(最新):刑務所からの脱出とシリンジョンの真の目的
最新作では、主人公はシリンジョンによって刑務所に収監されています。
脱出に成功した主人公は、チャプター0で登場したクローゼットを開け、閉じ込められていたフランボと再会します。
シリンジョンの真の目的は、フランボの体にある「特別なパーツ」を使って、お気に入りの実験体であるバンバンを「完全体」にすることでした。
真実を知ったバンバンとフランボは対立し、激しい戦いの末に二人ともジバニウムのプールへと落下してしまいます。
最後には芸術家のアリクイ「ブラシスタ」が現れ、「ルールは変わった」と不気味な宣告をして幕を閉じます。
ストーリーの核心を握る主要キャラクターの正体と役割
バンバン(Case#6):主人公を導く「悪魔」か味方か
本作のタイトルキャラクターであり、赤い悪魔のような姿をしています。
彼は自分を人間の「ウスマン・アダム博士」だと思い込んでいますが、実際には実験体「Case#6」です。
理知的で協力的に見えますが、時折冷酷な判断を下したり、怒りで我を忘れて凶暴化(フェラル化)したりする不安定な側面を持っています。
フランボ(Case#6C):歴史から消された「真のセンター」
青い体に黄色い髭を持つキャラクターで、バンバンの対となる存在(アンチデビル)です。
本来は彼こそがバンバン幼稚園のメインマスコットになるはずでしたが、バンバンの策略によりその地位を奪われ、存在を隠蔽されていました。
性格は純粋で仲間思いですが、バンバンと同様に強力な戦闘能力を秘めています。
シリンジョン(外科医):ジバニウム実験を主導する黒幕的存在
4本の腕を持つ赤い医療用マスコットで、地下世界の実験や治療を取り仕切っています。
マッドサイエンティスト的な性格で、バンバンを最高傑作として溺愛する一方、他の実験体や人間に対しては冷徹です。
彼の歪んだ愛情と探究心が、地下世界の悲劇を加速させています。
ジャンボ・ジョシュ(Case#1):物語を破壊する圧倒的パワーの持ち主
緑色の巨大な怪物で、知性は低いものの圧倒的な怪力を誇ります。
物語の重要な局面で現れては、敵も味方も関係なく全てを破壊して状況を一変させるトリックスター的な役割を果たします。
洗脳が効かない数少ない存在でもあります。
ダダドゥー卿とノーティワンズ:地下世界を混乱させる反乱分子
ヒルのような姿をした紳士風のキャラクターで、大量の子供たち(ノーティワンズ)を率いています。
かつては王国の一員でしたが、追放された恨みから地下世界の支配を目論み、大混乱を引き起こしました。
ガーテンオブバンバンの重要伏線と謎を徹底考察
主人公の正体は誰?「親」説と「ウスマン・アダム博士」説
主人公は一般的に「行方不明の子供の親」とされていますが、作中ではバンバンから「ウスマン・アダム」と呼ばれる場面が何度かあります。
また、医療用スキャンを受けた際に、人間離れした身体能力や損傷が確認されることから、主人公自身も何らかの実験体である可能性や、博士の記憶を持つ別の存在である可能性が考察されています。
なぜチャプター5が欠番なのか?飛ばされた理由と意味
シリーズはチャプター4の次にチャプター6がリリースされており、チャプター5が存在しません。
これは単なるナンバリングの遊びではなく、「語られなかった空白の期間」や「記憶の欠落」を表現している可能性があります。
あるいは、今後「過去編」としてチャプター5がリリースされ、全ての始まりが明かされるのではないかと予想されています。
壁画に隠されたメッセージと「友達紹介デー」の悲劇
園内の壁画にはマスコットたちが描かれていますが、その配置や描かれているキャラクターには秘密があります。
特にバンバンの背後にフランボが隠されていた事実は、組織的な隠蔽工作があったことを示しています。
「友達紹介デー」というイベントの日に事件が起きたとされており、その日に何があったのかが全ての謎を解く鍵となります。
ナブナブやオピラバードが凶暴化した原因と「再利用」の意味
マスコットたちの多くは凶暴化していますが、これはジバニウム実験の副作用や、シリンジョンによる「再利用(リサイクル)」手術の影響と考えられます。
不要になった実験体を解体し、別の個体のパーツとして組み込むという残酷なサイクルが、彼らの精神と肉体を蝕んでいるのです。
最新作チャプター8の結末ネタバレと今後の展開予想
チャプター8の衝撃ラスト:バンバンとフランボの対決と落下
チャプター8のクライマックスでは、互いの存在意義をかけたバンバンとフランボの一騎打ちが描かれました。
シリンジョンの画策により対立させられた二人は、決着がつかないまま大量のジバニウムが満たされたプールへと落下していきました。
彼らが融合して新たな怪物となるのか、あるいは共闘して生還するのか、次回の展開が注目されます。
新たな脅威「回収部隊」とブラシスタの不穏な動き
チャプター8では、「回収部隊」と呼ばれる新たな敵グループが登場しました。
彼らはシリンジョンやさらに上位の存在の命令で動いているようで、主人公を執拗に追跡します。
また、芸術家のアリクイ「ブラシスタ」が物語の表舞台に現れ、新たなゲームマスターのように振る舞い始めました。
彼女が今後のストーリーテラーとなり、より過酷な試練を課してくることが予想されます。
チャプター9「Last Ticket to the Abyss」で完結するのか?
次回作のタイトルは「Last Ticket to the Abyss(深淵への最後の切符)」であることが示唆されています。
「最後」という言葉が含まれていることから、物語がいよいよ完結に向かう可能性があります。
深淵の底で待つ真実とは何なのか、主人公は子供を見つけて地上へ戻れるのか、全ての決着が近づいています。
ガーテンオブバンバンのストーリーを深く楽しむ方法
日本語対応の状況と翻訳のクオリティについて
本作は日本語字幕に対応していますが、機械翻訳特有の不自然な言い回しが含まれることがあります。
最新のチャプター8では日本語吹き替えも実装されましたが、一部のニュアンスを理解するには、ファンによる考察動画や解説記事を併せて参照することをおすすめします。
Steam・Switch・スマホ版でのプレイ環境の違い
PC(Steam)版が最も早く最新チャプターがリリースされます。
Switch版やスマホ版は手軽に遊べる利点がありますが、リリースのタイミングが遅れる場合があるため、最新ストーリーをいち早く知りたい場合はSteam版が推奨されます。
公式グッズやファンメイド動画で世界観を広げる
ぬいぐるみなどの公式グッズが多数展開されており、キャラクターの魅力をより深く味わえます。
また、YouTubeには多くの考察動画やファンメイドのアニメーションが投稿されており、公式ストーリーの隙間を埋めるような独自の解釈を楽しむことも、この作品の醍醐味の一つです。
まとめ:ガーテンオブバンバン ストーリーの完全ガイド
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物語の舞台は子供たちが失踪した「バンバン幼稚園」の地下施設。
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主人公は子供を探す親だが、その正体には「博士説」などの謎がある。
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マスコットたちは「ジバニウム」実験によって生まれた生きた実験体。
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チャプター0でバンバンがフランボを閉じ込めた過去が明らかになった。
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チャプター5は欠番となっており、重要な伏線である可能性がある。
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最新作チャプター8では、バンバンとフランボが対決し落下した。
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シリンジョンの目的はバンバンを完全体にすることだった。
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新たな敵「回収部隊」と「ブラシスタ」が今後の鍵を握る。
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本来の主役はフランボであり、歴史から消されていた。
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次回作で物語が完結するかどうかに注目が集まっている。

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