『ファイナルファンタジーVII リメイク』および続編の『リバース』をプレイして、セフィロスの言動に違和感を覚えた方は多いのではないでしょうか。
原作を知っている人ほど、「今回のセフィロスは何かが違う」「まるで未来を知っているようだ」と感じるはずです。
なぜ彼はクラウドに「運命に抗え」と語りかけるのでしょうか。
そして、彼の真の目的は何なのでしょうか。
本記事では、作中の描写や公式資料であるアルティマニアの情報などを整理し、セフィロスの謎に迫ります。
「2周目説」や「世界線の統合(リユニオン)」といった重要なキーワードを紐解きながら、物語の核心部分を考察していきます。
これを読めば、複雑に入り組んだリメイクプロジェクトの物語が整理され、次回作への期待がより一層高まるはずです。
FF7リメイク・リバースにおけるセフィロスの真の目的とは?
リメイク版におけるセフィロスは、原作とは明らかに異なる動機で動いているように見受けられます。
彼の真の目的は何なのか、まずはその結論と変化について詳しく解説します。
結論:星の消滅(運命)を回避し、永遠の存在として支配すること
リメイク版におけるセフィロスの究極的な目的は、自身も含めた「星の消滅」という運命を回避することにあると考えられます。
作中でセフィロスは「この星が死のうとしている」「悲鳴もあげず、静かに、ゆっくりと」と語り、さらに「俺は消えたくない」とクラウドに吐露しました。
これは単にメテオで星を傷つけること以上の、もっと根源的な「終末」を予見している発言です。
原作の通りに進めば、セフィロスは倒され、星はいずれ寿命を迎えて消えていく運命にあります。
しかし、彼はその運命を拒絶し、星と一体化することで永遠の存在として君臨し続けようとしているのです。
そのために必要なのが、確定した運命(原作のストーリー)を破壊することであり、クラウドたちに協力を求めたのもそのためだと推測されます。
目的の変化|「メテオによる破壊」から「世界線の統合(リユニオン)」へ
原作でのセフィロスの目的は、黒マテリアを使ってメテオを呼び、星に巨大な傷をつけることでした。
その傷を修復するために集まる膨大なライフストリームを吸収し、神ごとき存在になることが狙いです。
しかし、『リバース』において彼の計画はさらに壮大なものへと変化しています。
それが「世界線の統合(リユニオン)」です。
リメイク版の世界では、運命の壁が破られたことで複数の世界(マルチバース)が生まれています。
セフィロスは、これら分岐した無数の世界を一つに統合し、そのすべてのエネルギーを手中に収めようとしているのです。
単一の星のエネルギーだけでなく、次元を超えたすべての世界の力を束ねることで、彼はかつてない高みへ至ろうとしています。
原作版とリメイク版でセフィロスの目的はどう違うのか?
原作とリメイク版の決定的な違いは、「運命」に対するスタンスです。
原作のセフィロスは、あくまで星のエネルギーを利用して神になることが目的であり、「運命を変える」という概念は持っていませんでした。
一方、リメイク版のセフィロスは、自分自身が敗北し、星がいずれ消滅するという「未来の記憶」を持っているような振る舞いを見せます。
そのため、原作のセフィロスが単純な「破壊者」であるのに対し、リメイク版のセフィロスは「運命の改変者」としての側面が強くなっています。
彼はクラウドを単なる操り人形としてだけでなく、運命を壊すための「共犯者」として利用しようとしている点が大きな違いと言えるでしょう。
セフィロスは2周目?未来の記憶を持っていると言われる3つの根拠
ファンの間で根強く囁かれているのが「リメイクのセフィロスは2周目である」、つまり未来の記憶を持って過去に戻ってきた存在ではないかという説です。
なぜそのように考えられるのか、主な3つの根拠を解説します。
AC(アドベントチルドレン)後の記憶を持っている可能性
リメイク版のセフィロスには、原作終了後の物語である映像作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(AC)』の要素が散見されます。
例えば、戦闘中に見せる「片翼」の姿は原作のゲーム本編には登場せず、ACや『キングダムハーツ』などで描かれた象徴的な姿です。
また、作中の演出でACの冒頭シーンを彷彿とさせる映像が流れることもありました。
さらに、ACでの彼の決め台詞「私は思い出にはならないさ」を意識させるような、「我々の大切な思い出だからな」といった発言も見られます。
これらのことから、ACでクラウドに敗れた後のセフィロスが、ライフストリームを通じて過去(リメイクの世界)に干渉している可能性が高いのです。
原作の未来を知っている?クラウドへの「運命に抗え」という発言
セフィロスは物語の序盤から、まるでこの先に何が起こるかを知っているかのように振る舞います。
特に象徴的なのが、クラウドに対して「運命に抗え」と繰り返し語りかける点です。
もし彼が1周目のセフィロスであれば、自分の計画が成功すると信じているはずであり、運命を変える必要などありません。
しかし、彼は自分が敗北する未来を知っているからこそ、その「確定した運命」を変えようと必死になっているように見えます。
運命の番人であるフィーラーを倒すようにクラウドを誘導したのも、原作通りの結末を回避するための策だったと考えれば辻褄が合います。
終末の7秒前とは?星が死ぬ未来を予知している理由
『FF7リメイク』のラストシーンで、セフィロスはクラウドに「終末の7秒前」という謎めいた言葉を告げます。
これは、星が寿命を迎え完全に消滅する瞬間の直前を指していると解釈されています。
原作のエンディングから500年後のさらに先、星が終わる未来を知っている視点からの発言です。
彼はその未来において自分が消滅することを恐れており、「まだ間に合う」とクラウドに語りかけました。
この具体的な未来予知こそが、彼が時間を超越した知識を持っている何よりの証拠と言えるでしょう。
一人称が「俺」と「私」で違う理由は?4種類のセフィロスを分類
リメイク版には、実は複数の性質を持ったセフィロスが登場していることが公式資料(アルティマニア)で示唆されています。
特に注目すべきは、一人称が「俺」と「私」で使い分けられている点です。
アルティマニアで判明した4種類のセフィロスの正体
『FF7リメイク アルティマニア』によると、作中に登場するセフィロスは以下の4種類に分類されるようです。
- 幻:クラウドだけにしか見えていない幻覚としてのセフィロス。
- 黒マント:黒マントの男たち(セフィロスコピー)がセフィロスの姿に見えているもの。
- 回想:過去の記憶の中に登場するセフィロス。
- ?:正体不明のセフィロス。
この分類は、彼の存在が単一ではないこと、あるいは複数の手段で干渉してきていることを示しています。
「俺」セフィロスはジェノバの影響を受ける前の本人なのか?
セフィロスの一人称は、かつて英雄と呼ばれていたソルジャー時代は「俺」でしたが、ニブルヘイム事件で狂気に落ちて以降は「私」に変わりました。
「私」という一人称は、彼が人間性を捨て、ジェノバの意志と同化したことを象徴しています。
しかし、リメイク版のラストシーンなど重要な局面で、彼は突如として「俺」という一人称を使います。
これは、ジェノバの支配下にある状態ではなく、セフィロス個人の強い意志や、かつての人間性が表れている可能性を示唆しています。
あるいは、ジェノバの意志を超越し、独自の目的を持って動いている「2周目セフィロス」の証なのかもしれません。
ラストシーンに登場する「?」のセフィロスは何者か
前述の分類で「?」とされたセフィロスは、物語の終盤、「世界の先端」と呼ばれる場所でクラウドの前に現れます。
この時の彼は一人称が「俺」であり、クラウドに対して敵意よりも協力を求めるような態度を取ります。
彼は、原作通りの歴史をなぞろうとする「運命の番人(フィーラー)」とも敵対している様子でした。
この「?」のセフィロスこそが、未来の記憶を持ち、星の消滅を回避しようとしている主体であり、リメイクプロジェクトにおける真の黒幕(トリックスター)であると考えられます。
セフィロスとフィーラー(運命の番人)の複雑な関係
リメイク版から登場した新要素「フィーラー」は、運命を変えようとする者を妨害する存在です。
しかし、セフィロスとフィーラーの関係は単純な敵対関係ではありません。
なぜセフィロスはフィーラーを吸収し操ることができるのか?
物語の終盤、セフィロスはフィーラーを剣で切り裂くだけでなく、吸収して自身の力に変える描写がありました。
また、『リバース』では黒いフィーラーを使役している姿も描かれています。
これは、彼が運命の流れそのものに干渉できる力を手に入れたことを意味します。
本来、フィーラーは星の運命(原作通りのストーリー)を守るための自浄作用のような存在でした。
しかし、セフィロスはその強大な精神力とジェノバの能力によって、フィーラーの概念すらも取り込み、自分の手駒として利用するようになったのです。
黒いフィーラーと白いフィーラーの違いは何を表している?
『リバース』では、フィーラーに「黒」と「白」の2種類が存在することが明らかになりました。
黒いフィーラーはセフィロスの意志に従い、彼の望む形へ運命を改変しようとする勢力です。
一方、白いフィーラーは星本来の意志、あるいはライフストリームの中にいるエアリスの祈りに呼応して動いているように見えます。
この2色のフィーラーの対立は、そのまま「セフィロス vs 星(エアリス)」という、次元を超えた主導権争いを可視化したものと言えます。
運命の壁を越えさせることでセフィロスが得るメリット
リメイク1作目のラストで、セフィロスはクラウドたちを「運命の壁」の中へと誘い込みました。
クラウドたちがフィーラーの親玉を倒すことは、すなわち「原作通りの運命」が消滅することを意味します。
セフィロスにとって、原作通りに進むことは自身の敗北に直結します。
そのため、あえてクラウドたちに運命の番人を倒させ、確定していた「セフィロス敗北の未来」を白紙に戻すことが狙いだったのです。
彼はクラウドたちを利用して、自分にとって都合の良い新しい未来を作り出そうとしたと言えます。
リバースで語られた「世界線の統合」と「リユニオン」の真意
『FF7リバース』では、物語がマルチバース(多元宇宙)へと拡大しました。
ここで語られる「リユニオン」は、従来のジェノバ細胞の結合とは異なる意味を持っています。
ザックス生存世界やエアリス生存世界はどう関わってくるのか?
リメイク版の運命分岐によって、本来死ぬはずだったザックスが生き残っている世界線が生まれました。
また、『リバース』の描写からは、エアリスの運命が異なる世界線も存在することが示唆されています。
これらの「もしもの世界」は、不安定ですぐに消滅してしまう儚い存在ですが、セフィロスにとっては重要なリソースです。
彼はこれら無数に生まれた世界線が消えてライフストリームに還る際のエネルギーさえも利用しようとしていると考えられます。
多元世界(マルチバース)を結合してセフィロスは何をしようとしている?
セフィロスが語る「リユニオン」とは、バラバラに分岐した世界線を一つに統合することです。
世界が分かれる際に生じた膨大なエネルギー、そしてそれらが再び結合する際のさらに大きなエネルギー。
これらをすべて掌握することで、彼は星という枠組みを超えた、宇宙規模の超越的存在になろうとしています。
そして、その統合された世界において、唯一無二の支配者として永遠に君臨することが、彼の真の野望なのです。
黒マテリアの役割とクラウドの精神崩壊への誘導
この壮大な計画の鍵となるのが「黒マテリア」です。
本来はメテオを呼ぶためのアイテムですが、リメイク版では世界と世界を繋ぐ、あるいは世界を認識するための鍵としての役割も担っています。
セフィロスはクラウドの精神を追い詰め、正常な判断力を奪うことで、黒マテリアを自分のために使わせようとしています。
クラウドが「リユニオン」と呟きながら黒マテリアを求める様子は、彼がセフィロスの描く世界統合のシナリオに組み込まれてしまっていることを示しています。
次回作(3作目)でセフィロスはどうなる?結末を予想
リメイクプロジェクトは全3部作であり、次作でいよいよ完結します。
ここまで明らかになった目的を踏まえ、どのような結末が待っているのでしょうか。
エアリスは生存している?ライフストリームの中での戦い
『リバース』のエンディングにおいて、エアリスの生死はあいまいに描かれました。
クラウドには彼女が見えていますが、他の仲間には見えていません。
これは、彼女が肉体的には滅びたものの、精神(あるいは別世界線の存在)としてクラウドに寄り添っている可能性があります。
次回作では、物理的な世界での戦いだけでなく、ライフストリームや精神世界といった領域で、エアリスがセフィロスの野望を阻止するために重要な役割を果たすことになるでしょう。
「白」の力を持つ彼女こそが、世界統合を目論むセフィロスへの対抗策となるはずです。
完全なリユニオンは果たされるのか?原作とは異なるラストの可能性
セフィロスの目的が「運命の改変」と「世界の統合」である以上、原作と全く同じ結末(単にセフィロスを倒してメテオを防ぐ)にはならないでしょう。
すべての世界線が一つに収束するのか、あるいはそれぞれの世界が独立して存続するのか。
おそらく、クラウドたちが「運命」でも「セフィロスの支配」でもない、第三の答えを見つける結末になるのではないでしょうか。
『AC』へと繋がる整合性を保ちつつも、セフィロスとの因縁に完全な決着をつける、リメイクならではのラストが期待されます。
まとめ:リメイク版のセフィロスの目的 完全ガイド
リメイク版のセフィロスは、過去の敗北を知る超越的な存在として描かれています。彼の目的を理解することで、物語の深みがより一層増すことでしょう。
- リメイク版セフィロスの真の目的は、星の消滅(運命)を回避し永遠の支配者になることである
- 原作の「メテオによる破壊」から、リバースでは「世界線の統合(リユニオン)」へ目的が変化している
- セフィロスは未来の記憶を持っており、2周目の存在である可能性が高い
- AC(アドベントチルドレン)の要素や「運命に抗え」という発言が2周目説の根拠となっている
- 作中には4種類のセフィロスが登場し、一人称が「俺」と「私」で使い分けられている
- 一人称が「俺」のセフィロスは、ジェノバの影響を超えた本人の意志が強いと考えられる
- セフィロスは運命の番人フィーラーを吸収し、黒いフィーラーを使役している
- 運命の壁を壊させたのは、自身の敗北が確定している原作の運命を白紙にするためである
- ザックス生存などのマルチバース設定は、セフィロスの世界統合計画に深く関わっている
- 次回作では、エアリスや別世界線の力を借りて、次元を超えた決着が描かれると予想される


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