スメールの魔神任務、みなさんはプレイしましたか?
個人的には「最高だったな」という感想なのですが、とはいえストーリーが複雑で「結局、マハールッカデヴァタはどうなったの?」と疑問に思う人もいるかもです。
スメールの物語には、「世界樹」や「禁忌の知識」といった、原神の世界観に関わる重要な設定が盛りだくさんですからね。
そこで本記事では、スメールの歴史やナヒダの決断、そして「世界樹による歴史改変」の仕組みについて深掘りして解説します。
ここを理解しておくと、今後のテイワットの秘密に迫るヒントが見えてくるかなと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
スメールの歴史と「世界樹(イルミンスル)」の役割
まずはスメールの基本設定からですね。
スメールを理解する上で、もっとも大切なのが「世界樹(イルミンスル)」です。
結論として、世界樹は「巨大なデータベース」だと思ってOKです。
世界樹とは何か?テイワットの記憶の保管庫
世界樹(イルミンスル)は、テイワット大陸の地脈の中心にある、逆さまに生えた巨大な木のことですね。
この世界で起こったすべての出来事や、人々の記憶、知識といったデータは、すべて地脈を通ってこの世界樹に保存されています。
スメールの学者たちが瞑想して知識を得ようとするのは、要するに「世界樹というデータベースにアクセスして、情報をダウンロードしている」という感じです。
そして草神であるマハールッカデヴァタやナヒダは、この世界樹の管理者(アドミニストレーター)であり、意識が直接つながっているため「知恵の神」と呼ばれているわけです。
アーカーシャシステムと夢の搾取の真実
教令院が管理していた「アーカーシャシステム」についても解説します。
もともとはマハールッカデヴァタが知識共有のために作ったものですが、賢者たちはこれを悪用していました。
具体的には「人々の夢を搾取していた」という点ですね。
なぜ夢を奪う必要があったのかというと、夢が人間の脳における「外部メモリ」のような役割を果たしていたからです。
アーカーシャは人々の脳をクラウド化して、演算能力を統合するために、夢というリソース(エネルギー)を徴収していたんですね。
「スメール人は夢を見ない」と言われていましたが、実際には「アーカーシャによって処理プロセス(夢)が奪われていただけ」というのが真実です。
「禁忌の知識」とスメールを蝕む汚染の正体
次に、物語の核心である「禁忌の知識」についてです。
スメールの雨林や砂漠を蝕んでいた「死域」や「魔鱗病」の原因は、すべてここにあります。
キングデシェレトとマハールッカデヴァタの犠牲
かつて砂漠を支配していたキングデシェレト(アフマル)は、高度な文明を持っていましたが、世界の真理に触れようとして「禁忌の知識」を持ち込んでしまいました。
禁忌の知識とは、テイワットの外側、つまり「深淵(アビス)」由来の知識のこと。
この世界にとっては「猛毒」であり、パソコンでいうところの「コンピューターウイルス」みたいなものです。
これにより魔鱗病が蔓延し、大地は荒廃しました。
キングデシェレトは自己犠牲を選び、当時の草神マハールッカデヴァタも、禁忌の知識を抑え込むために力を使い果たしました。
その結果、彼女は幼子の姿(ナヒダのような姿)になってしまったわけです。
魔鱗病と死域の原因となった「深淵」の知識
「禁忌の知識」は世界樹にとっても毒なので、世界樹そのものが「病気」になってしまいます。
世界樹が病むと、そこにつながる地脈や自然環境、さらには人々の精神までおかしくなります。
スメール各地の「死域」は世界樹の病巣ですし、魔鱗病は人体が内側から汚染される病気でした。
いくら治療しても治らなかった理由は、根本原因である「世界樹のデータベース」に、禁忌の知識というウイルスが深く根付いていたからですね。
マハールッカデヴァタとナヒダ(クラクサナリデビ)の関係
魔神任務のクライマックスで明かされた、二人の草神の関係性。
ここが一番の感動ポイントであり、最重要パートですね。
世界樹の化身としての繋がりと輪廻
結論として、ナヒダはマハールッカデヴァタが創り出した「輪廻」のような存在です。
ナヒダは、世界樹の最も純粋な枝から生まれました。
本質的には同じ世界樹から生まれた存在なので、マハールッカデヴァタはナヒダの母親でもあり、過去の自分自身とも言えます。
しかし、500年前のカーンルイアの災厄で、マハールッカデヴァタは再び禁忌の知識を抑え込もうとして、自分自身も汚染されてしまいました。
ここが問題でして、管理者である彼女自身がウイルス感染している限り、世界樹の病気は治りません。
「世界が私を忘れて」という願いの真意
旅人に語りかけていた「世界が私を忘れて」という言葉。
これは「忘れられるのが寂しい」という意味ではなく、「私の存在を完全に削除してほしい」という願いでした。
汚染されたマハールッカデヴァタがいる限り、世界樹は治りません。
世界を救う唯一の方法は、彼女のデータを世界樹(テイワットの歴史)から完全にアンインストールすることでした。
でも、自分自身で自分を削除することはできない(パラドックスになる)ので、彼女は汚染されていないナヒダを創り、その時を待っていたのです。
ナヒダがマハールッカデヴァタを消去した瞬間、魔鱗病や死域の問題は根本から解決されました。これが真相です。
世界樹の改変がもたらした「忘却」と歴史の書き換え
マハールッカデヴァタの消去によって起きた「世界樹の改変」。
これには明確なルールがあります。
散兵(スカラマシュ)と放浪者の変化から見る改変のルール
間章でのスカラマシュ(散兵)の物語でも語られましたが、結論として「起こった事実そのものは消せない」です。
世界樹の改変は、あくまで「情報の書き換え」であり、過去に戻ってやり直すタイムマシンではありません。
マハールッカデヴァタが消えても、彼女がやった偉業は残ります。
ただ、その功績が「最初からナヒダ(クラクサナリデビ)がやったこと」として、人々の記憶や記録が書き換わるだけです。
スカラマシュの場合も同じで、彼が歴史から消えようとしても、被害者の死や苦しみは無くなりません。
原因が「別の人物の仕業」や「事故」などに置き換わって、歴史の辻褄が合わされる感じです。
要するに、結果は変えずに「原因と過程の整合性を修正する処理」ですね。
旅人だけが記憶を保持できる理由とは
では、なぜ旅人だけが本当の記憶を覚えているのか。
理由はシンプルで、旅人が「降臨者(テイワット外部の存在)」だからです。
世界樹はあくまで「テイワット大陸内部」のデータを管理するシステムです。
なので、外部ストレージである旅人の記憶には干渉できません。
ナヒダは童話という暗号を残すことで「何かが変わった」とは認識できましたが、完全に覚えていられたのは旅人だけでした。
旅人はこの世界の真実を記録する「バックアップ」のような役割を持っていますね。
まとめ:スメールの物語が示すテイワットの根幹設定
記事のポイントをまとめます。
- 世界樹(イルミンスル)は、テイワットの記憶を保存するデータベース
- 禁忌の知識は、世界樹を壊すウイルス(深淵由来)
- マハールッカデヴァタは、世界を救うために自らを削除した
- 歴史改変は、事実は変えずに「情報の辻褄」を合わせる処理
- 旅人は外部の存在なので、改変の影響を受けない
こんな感じです。
「世界から忘れ去られる」というのは悲しい結末に見えますが、スメールにおいては希望の選択だったわけですね。
このあたりの設定を理解しておくと、これからの原神がもっと楽しめるはずです。
今回は以上です。


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